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タイトル戦闘機論争
記事No714
投稿日: 2007/06/13(Wed) 07:10
投稿者バグってハニー
こちらの決着はまだまだつかなさそうですね。差し出がましい行為ですが...。

これは私の勘ですが、なんとなく太田氏が言う「戦闘機」とはFighterに対応する日本語ではなく、ミリタリーバランスが言う戦闘用航空機(Combat aircraft)のような気がします。大急ぎで著書をまとめたのと紙面に限りがあったせいで言葉をつづめちゃったのでしょうか...。

2002-3年版では戦闘用航空機は空自約280機に対してRAF332機と英国のほうが上回っています。

ただ、ミリタリーバランスに即して議論しろ、というのであれば戦闘機に関してもミリタリーバランスの定義に従うべきではないでしょうか。そうすれば、誰かの主観によらずに話をすっきりさせられると思います。

2002-3年版では戦闘機(FTR)は
空自9飛行中隊
内訳はF-15J 約130機からなる7飛行中隊とF-4EJ 約50機からなる2飛行中隊となっています。

一方のRAFは
FTR 5 sqn with Tornado F-3 (4 by Jan 2003) plus 1 flt in the Falklands
となっています。トーネードF-3からなる5飛行中隊とフォークランドの1フリートとなっています。(括弧書きは2003年一月までに4飛行中隊を整備したという意味でしょうか?スクアドロンとフリートの違いも誰か教えてください。)

FTRの項にはF-3を何機持っているかは書いてないのですが、もう少し下に行くとトーネードは計206機とされ、その内訳はGR-1または4 112機、F-3 94機、さらに括弧書きでGR 75機とF-3 20機が保管中となっています。

ということは空自が130+50=180機であるのに対してRAFは94機、保管機を入れても114機にしかならず、戦闘機の機数比較は太田氏の著作の二年後には日英の優劣が逆転しているということになります。

こんな感じでいいんですか?

タイトルRe: 戦闘機論争
記事No719
投稿日: 2007/06/13(Wed) 13:44
投稿者極東の名無し三等兵
むしろ問題は、ミリバラに依存しすぎと言うか、ろくにクロスチェックもしないまま書いたのが、最大の間違いかと……
挙句の果ては、武装の無いホークT1まで戦闘機に計上したあげく、
「T1は改修すればミサイル撃てるから、間違いじゃない」ていうんだから……

複数の資料で確認した上で書けば最良だったんでしょうけど。
この分だと、BVRとか、トーネード戦闘機型と攻撃機型の区別とか、まったく考えてないんだろうなぁ……

あと上、F-15Jのほかに、アグレッサーのF-15DJが40機程度

タイトルRe^2: 戦闘機論争
記事No720
投稿日: 2007/06/13(Wed) 14:27
投稿者太田 述正
> あと上、F-15Jのほかに、アグレッサーのF-15DJが40機程度

ミリバラ2000〜2001に乗っかってる10機程度は、300機の中にカウントしています。

タイトルRe^3: 戦闘機論争
記事No724
投稿日: 2007/06/13(Wed) 15:54
投稿者極東の名無し三等兵
98年度末の時点で、41機のF-15DJがいたわけですが、
(典拠:自衛隊装備年鑑1999)
10機は数えたということは、残りの30機はどこいっちゃんだんでしょうね?

同様に、F-4EJ/EJ改があわせて105機、F-1が52機居る事になってますが、これも差分はどうしたのだろう?


……ミリバラは思った以上に穴があるみたいだな。
ホークを非武装型まで戦闘用航空機に計上したり、
日本機の情報が、日本の公式情報と違ったり、
膨大な情報を扱う上では仕方ないのかもしれないが、細かい情報をかなり端折ってるな。
これ、初心者が見たら、読み間違いをするだろうなぁ。

タイトルRe^4: 戦闘機論争
記事No725
投稿日: 2007/06/13(Wed) 16:23
投稿者太田 述正
> 98年度末の時点で、41機のF-15DJがいたわけですが、
> (典拠:自衛隊装備年鑑1999)
> 10機は数えたということは、残りの30機はどこいっちゃんだんでしょうね?
>
> 同様に、F-4EJ/EJ改があわせて105機、F-1が52機居る事になってますが、これも差分はどうしたのだろう?

 以下は一般論です。
 どこの国でも、現有機数等の現有勢力、特に部隊別(例えば aggressor squadron)の現有勢力の公表は避けようとするのに対し、ミリバラはある時点での、特定の国の現有勢力全体、あるいはその国の特定の部隊における現有勢力を推定して記述することから、ミリバラの数値は、当該国の消息通の「常識」とほぼ一致する場合もあれば、ずれる場合もありえます。
 ほとんど何も公表しない国すらあるのです。
 また、各国が公表する数値はしばしば契約ベースの数値である点にも注意が必要です。
 このほか、保管(モスボール)されている装備の取り扱いや、戦闘用航空機と見るかどうか等でミリバラと当該国の判断が食い違うことはザラです。

タイトルRe^5: 戦闘機論争
記事No726
投稿日: 2007/06/13(Wed) 17:09
投稿者極東の名無し三等兵
返信ありがとうございます。さて、

>  ほとんど何も公表しない国すらあるのです。
>  また、各国が公表する数値はしばしば契約ベースの数値である点にも注意が必要です。
>  このほか、保管(モスボール)されている装備の取り扱いや、戦闘用航空機と見るかどうか等でミリバラと当該国の判断が食い違うことはザラです。

それは知ってますよ。
確かに、北朝鮮のような何も公開していない国は、情報筋によって戦力推定にずれがあるのは、納得がいきます。
でも、自衛隊は、保有する戦力に関してはほとんど公表してます。
装備年鑑を買うなり、防衛白書を読むなりすれば、保有数などに関しては、ほとんど公表してしまっているのがわかります。


不思議で仕方が無いのは、「該国の判断が食い違うことはザラ」と知っているにもかかわらず、「なぜミリバラの数字を使ったのか?」という点です。
適時カウントしたというワリには、その資料名が出てないので、後からチェックすることができませんし、そもそもクロスチェックした形跡もなかったです。

タイトルRe^6: 戦闘機論争
記事No727
投稿日: 2007/06/13(Wed) 17:49
投稿者太田 述正
 AとBを比較するときに、Aのデータの典拠とBのデータの典拠が違うこと自体好ましくありません。
 それどころか、私自身自衛隊については、当然良く知っており、私自身が「典拠」たりえたにもかかわらず、私は、あえてミリバラのデータに手を加えることはしませんでした。
 また、ミリバラは、この種データについては、(コンパクトにまとまっているものとしては)世界最高の権威として国際的に認められています。
 蛇足ながら、当時、私には時間がほとんどなく、英国について、ミリバラ以外の資料にあたることなど不可能でした。そもそも仙台防衛施設局には、この種データなんて全くなかったのですからね。
 

タイトルRe^7: 戦闘機論争
記事No728
投稿日: 2007/06/13(Wed) 18:09
投稿者にわか太田ウォッチャー
結局、ろくに資料を当たる事なしに一つの資料だけを頼り本を書いた、ってことですね。

文献なんぞ探せばいくらでも出てくる。
それを怠っておいて開き直る太田氏に感動しました。

タイトルRe^8: 戦闘機論争
記事No729
投稿日: 2007/06/13(Wed) 18:12
投稿者にわか太田ウォッチャー
ついでに

間違いを指摘されてもそれを認めず、自己の正当性を主張する太田氏の態度にも感銘を受けました。

これは励ましの言葉です。

タイトルRe^9: 戦闘機論争
記事No730
投稿日: 2007/06/13(Wed) 18:28
投稿者太田 述正
 いやとんでもない。
 皆さんが話題にしていただいたおかげで、拙著が重版を重ねるようなことになった暁には、攻撃ヘリのところも、戦闘機のところも改訂させていただくことになるでしょう。
 幸い、日英比較の全体のトーンには影響はなさそうです。
 様々なご指摘、まことにありがとうございました。
 

タイトル戦闘機論争
記事No732
投稿日: 2007/06/13(Wed) 23:08
投稿者極東の名無し三等兵
返信ありがとうございます。さて……

つまり、権威を根拠に単一の情報源にのみ依存し、情報の精査をせず、(複数の情報源をチェックして誤りが無いか調べるといったような)クロスチェックもしなかった、ということですか?

で、結果として、レーダーも無くミサイルも撃てないホークT1練習機を、何の疑問も無く戦闘機に計上しちゃったと。
……まずくないですか?
少なくとも、クロスチェックしていれば避けられた事だと思います。


>  蛇足ながら、当時、私には時間がほとんどなく、英国について、ミリバラ以外の資料にあたることなど不可能でした。そもそも仙台防衛施設局には、この種データなんて全くなかったのですからね。

それは言い訳ですよ。
時間が無かったり、情報が無かったら、いい加減に書いて許されるわけではありますまい。

タイトルRe: 戦闘機論争
記事No733
投稿日: 2007/06/13(Wed) 23:45
投稿者太田 述正
 ミリバラだけに拠ったことには何の問題もなかったと考えています。
 前も申し上げたように、AとBを比較する時は、それぞれのデータについて、同じ典拠を用いるべきだからです。
 残念だったのは、当然のことですが、アシスタントを全く使えなかったことと、あの箇所について言えば、自衛官によるチェックを陸上自衛官お一人にしか頼めなかったことです。
 これは、完全な私事であり、秘密を厳守する必要があり、かつムチャクチャ急がなければならなかったためです。

 なお、拙著がお手元にあるのかどうか存じ上げませんが、拙著はかなり広範な分野をカバーしており、私の直接の見聞に基づいて執筆した箇所以外の(軍事以外の)箇所は、学術書並みの典拠が付されていることはご存知ですよね。
 

タイトルRe^2: 戦闘機論争
記事No734
投稿日: 2007/06/14(Thu) 00:04
投稿者名無し三等兵
>  ミリバラだけに拠ったことには何の問題もなかったと考えています。
>  前も申し上げたように、AとBを比較する時は、それぞれのデータについて、同じ典拠を用いるべきだからです。

・・・普通、世の中の本出してる人たちは
同じ典拠を 「 基 本 に 」 、別の資料でのクロスチェックで補完・修正するもんですが・・・
たった一つの資料に全てをゆだねるというのは
どう考えても研究者のとるべき態度ではありません。

タイトルRe^3: 戦闘機論争
記事No744
投稿日: 2007/06/14(Thu) 08:40
投稿者太田 述正
 典拠の信頼性を見極める能力も、「研究者」に求められる重要な能力の一つです。

タイトルRe^2: 戦闘機論争
記事No737
投稿日: 2007/06/14(Thu) 00:32
投稿者購読者
>  なお、拙著がお手元にあるのかどうか存じ上げませんが、拙著はかなり広範な分野をカバーしており、私の直接の見聞に基づいて執筆した箇所以外の(軍事以外の)箇所は、学術書並みの典拠が付されていることはご存知ですよね。
>  

手元に太田様の著書はございますが
一連のやりとり(議論とは思っておりません)を見て、
太田様のソースの使い方には問題が有ると言うことが分かりましたので、
これ以降そういう前提で著書を拝見したいと思います。

典拠を並べるだけなら、誰でも出来ますからね。

タイトルRe^3: 戦闘機論争
記事No740
投稿日: 2007/06/14(Thu) 04:49
投稿者JSF
> 典拠を並べるだけなら、誰でも出来ますからね。

作家の林信吾さんも巻末の参考資料だけは充実していました。

タイトルRe^3: 戦闘機論争
記事No743
投稿日: 2007/06/14(Thu) 08:27
投稿者太田 述正
 論より証拠。
 既公開の私のコラムを、添付してある典拠とご自分で付き合わせて御覧なさい。
 英文がにがてなら、余り多くないけど、日本文の典拠だけで、或いは大部分が日本文の典拠で書いたコラムもありますよ。
 議論は、何事も典拠つきでやる努力をしてくださいね。

タイトルRe^4: 戦闘機論争
記事No745
投稿日: 2007/06/14(Thu) 11:23
投稿者傍観してましたが
この期に及んで言い訳・開き直り・自著賛辞のオンパレードとは大したもんですね。太田さん、「拙著」って単語に何で「拙」ってつけるのかわかってます?

最初に疑問を呈されたときに

>残念だったのは、当然のことですが、アシスタントを全く使えなかったことと、あの箇所について言えば、自衛官によるチェックを陸上自衛官お一人にしか頼めなかったことです。

という話をして、素直にチェック不足を詫びれば済んだ話なのでは?
見識不相応にプライドだけ高いとタイヘンですね。
私は「極東の名無し三等兵」さんの

>時間が無かったり、情報が無かったら、いい加減に書いて許されるわけではありますまい。

に激しく同意です。

タイトルRe^5: 戦闘機論争
記事No746
投稿日: 2007/06/14(Thu) 11:33
投稿者DD
完全武装の特殊部隊員も、竹槍を装備した民兵も
「相手兵士に対する殺傷能力がある」といった点で見れば
同様にカウントしているのとさして変わりませんね。

AAMの搭載可否で戦力が決まるならB-767に積めるだけAAMを積んだら
最強の戦闘用航空機に変身です。
数だけの比較表など何の役にも立たないものなのですから
そう論争になる必要などないと思いますが・・・

タイトルRe^6: 戦闘機論争
記事No749
投稿日: 2007/06/14(Thu) 12:53
投稿者太田 述正
 それは、ミリバラ、つまりはIISSによる「戦闘機」の定義批判ですね。
 いくら会員だとは言え、私はそんな批判があったとIISSに伝える立場にないので、ぜひ、自分で英文書いてIISSにメール出してね。

タイトルRe^7: 戦闘機論争
記事No756
投稿日: 2007/06/14(Thu) 16:12
投稿者極東の名無し三等兵
返信ありがとうございます。さて、

> それは、ミリバラ、つまりはIISSによる「戦闘機」の定義批判ですね。

これについて提案があります。
「防衛庁再生宣言」の、該当箇所について。

・「日本の戦闘機の数は,英国の2.5分の1しかない」と書く前に、太田氏の言う「戦闘機」の定義を明確にしておく。
・あるいは「戦闘機(Combat aircraft)」と書いて、何の訳語であるかハッキリさせる。

などといったことをしていれば、今回のような事態は避けられたと思うのです。
「戦闘機」だけでは、「fighterの訳語(すなわち、純粋な制空戦闘機)」であると読む人が出るのも、無理からぬことだと思います。

タイトルRe^8: 戦闘機論争
記事No757
投稿日: 2007/06/14(Thu) 16:52
投稿者太田 述正
 お説ごもっとも。

 で終わってもいいのですが、拙著は、軍事愛好家の皆さんだけを対象にしたものではない・・というか、皆さんのことなど全く念頭になくて書いた。だからこそ、皆さんの方も拙著の存在に気づいたのはつい最近だったわけでしょ・・、そうである以上、一旦定義をつけ始めると、軍事に詳しくない読者に完全に理解してもらうためには、その定義の中にある軍事用語にすべて定義をつけなければならず、定義だけで1〜2頁になりそうな予感がします。
 しかし、今度は、そんな頁を目にしただけで、もうその章は読むのを止める人が出てきそうですね。
 ウーム。話は簡単ではなさそうです。

タイトルこれに関しては、もう終盤ですね。
記事No759
投稿日: 2007/06/14(Thu) 17:38
投稿者極東の名無し三等兵
返信ありがとうございます。さて、

> そんな頁を目にしただけで、もうその章は読むのを止める人が出てきそうですね。

読みやすさを求めるか、正確さを求めるかってところですね。

文中では定義には触れずに「戦闘機※」とでもやっておいて、章末でまとめて定義づけをしておく。
とやれば、興味の無い人は上手く読み飛ばしてくれます。
これは文系の文章でよく目にする方式です。

逆に「戦闘機(Combat aircraft)」という訳語に英語を付記するような書き方は、理系の専門書でよく目にする方法で、こっちはページ数を喰わない割りに、多くの意味を込められて便利です。

まあ、参考までに。
結局のところ、書く人の腕の見せ所なんでしょうなぁ。


さて、それなりの意見の交換も出来たし、一定の合意に達したようなので、このツリーでの議論は、この辺でお終いにしようと思うのですが、どうでしょうか?

本当は機種別の空中戦能力の比較もやりたかったのですが、それは別のツリーでJSF氏がやると思うので、そっちでちょこちょこ参加させてもらいます。

タイトルRe^4: 戦闘機論争
記事No747
投稿日: 2007/06/14(Thu) 12:15
投稿者購読者
読解力が無い人だなぁ

典拠そのものの内容を検証しないまま、または読み取る能力が
無いまま羅列しているだけ、と私は解釈しているのですよ。

つまり、太田様の典拠を示した論は、その典拠の内容についての
解釈に問題がある可能性が高いため、論を正とするかどうかは、
読者自分自身がその提示された典拠を精査し、典拠そのものの
出所などに基づく正当性のほかに、太田様が典拠に記載された
情報を正しく読み取れているかどうか、いちいち検証しなければ
太田様の論を信用に足ると判断できない、と言っているのです。

議論は典拠つきでやるのは当たり前です。
問題は典拠から情報を正しく抽出する能力があるかどうか、です。

英語云々は余計なお世話です。
普通に大学を卒業すれば、10年英語教育を受けるのですから、
その気になれば大抵の人は英文くらい読めますから。

タイトルRe^5: 戦闘機論争
記事No748
投稿日: 2007/06/14(Thu) 12:33
投稿者太田 述正
> 議論は典拠つきでやるのは当たり前です。

 それが分かっただけでも、拙著を読んだり、私のコラムを読んだり、この掲示板上でのやりとりを読んだりした成果です。

 ガゼルは武装していないし、再武装する運用構想を英軍がもっているかなど関係ない、という皆さん方の主張が、典拠なしで行われたために、生産的な議論ができなかったでしょ。
 ミリバラという(他人に貸し出していた)典拠を私が入手することによってすぐ、問題が瞬時に片付いたですよね。
 (もちろん、ミリバラの当該部分の記述が間違いだと主張するのは、典拠つきなら自由でっせ。)
 反証可能性のある書き方や議論の仕方をしている人の本やコラムや議論は、それだけでもフォローする価値があるのです。
 一方、そうでない本やコラムや議論は、ゴミです。
 ゴミをただちに棄てずに、気長に皆さんに対応してさしあげたおかげで、ついに皆さんのうち何人かが生産的な議論を始めたし、それ以外の人々の中にも、典拠つきの議論の意義がお分かりになった方が出てきた。
 こんなにうれしいことはありません。

タイトルRe^6: 戦闘機論争
記事No750
投稿日: 2007/06/14(Thu) 13:38
投稿者購読者
誤読されておられます。

議論には典拠が必要という事自体は、あなたに教えていただいたわけでは有りません、誤解無き様。
高等教育を受ければ、その程度のことは当たり前です。
論文の一つや二つ、高等教育を受ければ誰でも書きますからね。

典拠を提示するという行為は誰でも出来ます。論文ならばやって当たり前。むしろ無いほうがおかしい。
もちろん典拠を示すという行為の正確さについては個人の能力に
起因する差があると思われますが、これは単なる事務的能力で
あり、論理的思考の結果たる論の内容の正当性とは関係が有りません。

今回の件で、太田様の論文には、提示された典拠の正当性を
検証する能力及び典拠から正確に論を導き出す前提を構築する
能力に疑問を感じた、と私の個人的印象を申し述べたに過ぎません。

以上

タイトルRe^7: 戦闘機論争
記事No751
投稿日: 2007/06/14(Thu) 14:16
投稿者太田 述正
> 議論には典拠が必要という事自体は、あなたに教えていただいたわけでは有りません、誤解無き様。

 いや、まだ「教え方」が不十分だったようです。

> 高等教育を受ければ、その程度のことは当たり前です。
> 論文の一つや二つ、高等教育を受ければ誰でも書きますからね。

 は、少なくとも日本に関しては間違いです。
 日本の法学部(学部)の学生は、答案を書いたことはあっても、論文は一切書かないまま卒業します。(どのコラムかはご自分で調べて欲しいけれど、過去に何度もこの話はコラムに書いています。)
 典拠を踏まえずに、思いつきで書くからそんなことになるのです。
 もう少し、私のコラムや議論で勉強してください。
 典拠つきの書き方、議論の仕方が身につくまで頑張りましょう。
 

タイトルRe^8: 戦闘機論争
記事No752
投稿日: 2007/06/14(Thu) 15:29
投稿者購読者
高等教育機関と名乗ることと、
高等教育機関に相当する内容を持つ教育機関は別物です。

高等教育機関による高等教育を受けた、という時点で後者を指します。
論の説明が不十分だったことは認めます。

卒業までに論文ひとつ書かないで卒業できる教育機関は、高等教育
期間とはいえないと私個人は思っておりましたし、今でも思っております。
そのような特殊(多寡に関係なく)事例は考慮に入れておりませんでした。

失礼いたしました。


残念ながら別の方法で勉強させていただきます。
太田様の論文では困難と思われますので。

タイトルRe^9: 戦闘機論争
記事No755
投稿日: 2007/06/14(Thu) 16:03
投稿者太田 述正
 見所があったのに残念です。
 一層のご研鑽を祈念しております。
 また、いつでもどうぞ。