太田 述正 Web Forum
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タイトル Re^2: 戦闘機論争を纏めて見ました
投稿日: 2007/06/14(Thu) 05:09
投稿者JSF

> 保管機を含めなくても、日本はやはり劣勢のような感じがしますが、ここで意外な伏兵の登場です。そうです。太田氏が同書で保有数の多さをバカにしたP-3Cです。英国にニムロッドを加えるのであれば、日本にもその必要があります。実際、ミリタリーバランスではP-3Cは戦闘用航空機に認定されています。

なぜ、ニムロッドやP-3Cを入れなければならないのですか。太田氏は著書で「戦闘機」と言っています。そして戦闘機と戦闘用航空機は意味が違います。

http://homepage2.nifty.com/hnishy/militerms.html
>combatは戦闘でaircraftは飛行機だからcombat aircraftを「戦闘機」と訳してしまう人がいるが誤り。「戦闘機」はfighterの訳語で、敵航空機の撃墜を主任務とするものだけを言う。combat aircraftはもっと範囲が広く、なんらかの武装のある航空機をすべて含み、「戦闘用航空機」と訳す。
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それに、ニムロッドがサイドワインダーを装備できるからといって戦闘機扱いすることに意味があるとは思えません。あれはフォークランド紛争でお互いの哨戒機同士が遭遇して、双方とも武装が無いから睨めっこして帰ってきた事例への対応策に過ぎませんから。


> 対潜哨戒機を含めるのはおかしいというのであれば、それをそれぞれ差し引くと英国346機に対して日本約280機となり、日本は英国の約8割の戦闘用航空機を運用していることになります。2000-1年版を用いても同じような比率になるのではないでしょうか。


では太田氏は著書を書き直す時にそのようにすべきですね。ブログの記事の主張もそのように変える。

この辺が落とし所です。

日英の中距離AAM装備可能機の数に触れて、総合的な空戦能力差に触れておけば尚良いです。


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