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法と経済学

66 名無し@安全保障 2022/05/28(土) 22:23:25 ID:IkIS3yjM
>帝国海軍ダメ論は太田日本通史の落穂拾いの対象となる可能性が高いわけですが、

同じように「陸軍幼年学校が存在したのに、なぜ海軍幼年学校は設立されなかったのかを論述した文献はないか」という項目で、調べられていますが
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000308989

中々対象となる文献ないようですね、そもそも陸軍幼年学校を扱った文献が極端に少なく、例えば「陸軍幼年学校体制の研究 エリート養成と軍事・教育・政治」野邑 理栄子 (著)は数少ない文献の一つですが海軍との比較はまるでなく唯一目新しいのは「児玉源太郎の『欧洲巡廻報告書』に基づき否定し、陸軍幼年学校の構想が児玉の発想によるものだとし、背景に民権的・反政府的な「悪風習」を排除した教育を幼少より施すことで軍人精神教育の強化・徹底をはかろうとしたのだという。」の点でしょうかね。まさしく縄文敵弥生人をつくろうとした。
いずれにしても陸幼の研究がほぼされていない以上海軍に幼年学校がない理由が謎のままになりそう...

→「陸軍幼年学校体制の研究 エリート養成と軍事・教育・政治」書評https://honto.jp/netstore/pd-book_02624747.html


(『軍隊教育と国民教育 帝国陸海軍軍学校の研究』(高野邦夫/著 つなん出版 2010)の第二部「陸軍の教育」のp.196に「なぜ、幼年学校を設けたかの理由であるが、これは幕末以来、幕府をはじめ西南雄藩がつきあっていた当時の陸軍強国のフランス、ロシア、プロシア(オーストリア)の制度にならったものだといわれている。」と記載されている。一方、第三部「海軍の教育」のp.361-362には「戦力的にも陸軍が圧倒的に人力にたよっているのに対して、海軍は高度の科学・技術文明の所産である艦艇や飛行機なしには存在・活動し得ないので、人員も“少数精鋭主義”の名の下に平時はギリギリの人数でやっていかざるを得なかったのである。」等、陸軍と海軍の違いについての記述はあるが、幼年学校を設置しなかった理由は確認できなかった。
なお、海軍の教育としては、『図説総覧 海軍史事典』(小池猪一/編著 国書刊行会 1985)第四部「海軍教育制度沿革史」(七)「海軍特別年少兵制度」のp.229に「長期にわたり且つ特別な教育を行うという海軍にとって画期的な教育制度」として設けられた「海軍特別年少兵制度」についての記載があり、志願者応募年齢は十四歳以上であった。

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