太田述正コラム#9666(2018.2.25)
<皆さんとディスカッション(続x3629)>

<太田>(ツイッターより)

「高木菜が金で初代女王に マススタート…」
https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20180225/k00/00m/050/122000c
「…カーリング 日本女子が銅 男女通じて初のメダル…」
https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20180225/k00/00m/050/156000c
お目出度い限り。
でも金は圧倒的に女性優位だね。
やっぱ、小さい時から高齢時まで、日本の女性達は男性差別社会を謳歌して元気溌剌ってことだよな。

<太田>

関連記事だ。

<終わりよければ全てよし。↓>
「高木菜那、最後に大仕事…妹・美帆の活躍が脚光・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2018/skate/20180225-OYT1T50044.html?from=ytop_main6
<こういう発言をする最低の選手もいるのね。↓>
「高木菜に抜かれ「ベストの選手勝つとは限らず」・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2018/skate/20180224-OYT1T50129.html?from=ytop_main7
<スポニチ、「惨敗」はないだろ。↓>
「カーリング女子 韓国は地元での金ならず 大差でスウェーデンに惨敗・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14350840/

<太田>(ツイッターより)

「BBC…は「…最終投で、スキップのミュアヘッドは同点で延長に持ち込むか、英国に銅メダルをもたらす2点を狙ういずれのチャンスもあった。しかし、スコットランド人は選択ミスを犯した。そして、日本は最後のポイントを手にした」と言及…」
http://news.livedoor.com/article/detail/14350781/
この言及に怒り、ス、分離独立へ?

<komuro>

≫僕(69歳)は一体どっちにすりゃいいのさ。なお、「最長寿命は115歳ぐらいが限界」(上掲)だって。≪(コラム#9664。太田)

太田さんはきっと、あと50年生きるつもりなんだろうね。
私の中では、長生きする人はたくさんの家族に囲まれている風景が浮かぶんですよ。でも太田さん今は独身だし,,,。

⇒私、普通に健康に気を使ってるだけなんですが・・。
さて、何度か紹介しているように、「寿命の長さに最も大きな影響を与えている<のは、>・・・社会的なネットワーク<の>多<さ>」
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20160715/med/00m/010/003000c
ですが、私は、ネットを通じて、現在でも、常に、2000人くらいの人と繋がっていて、一昨年突然入院した時だって、その日のうちに大勢の方々が心配してくれました。
といった状況なので、ご心配いただくのは大変ありがたいけれど、ま、大丈夫じゃないでしょうか。
ちなみに、「囲まれている」を「同居する」と仮に置き換えるとすると、そのメリットは、子に関しては(幸福度という点では)時代と共に、急速に減衰してきています。
http://www2.tmig.or.jp/jahead/contents/topics06.html
また、配偶者の有無については、長寿との関係がデータとして存在し、男性の場合こそプラスですが、女性の場合はプラマイゼロ、のようですね。
https://p-dress.jp/articles/5567 (太田)

ところで世界最長寿として一時期話題となった泉重千代さんは、年齢の信憑性からギネスから消されていたんですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%89%E9%87%8D%E5%8D%83%E4%BB%A3

≫藤井六段、出来悪AIとさえ言えないほどの悪手を連発するも…悲痛、かつ、白けた思いで観戦を終えた。≪(同上)

太田さんはきっと、(SF小説や映画にあるような)AIを信奉する新興宗教の信者になるんだろう。
私の勝手な想像だと、進化したAIが非人間主義になるんじゃないかと危惧しています。

⇒AIに人間主義をインプットするよう義務付ければいいのでは?
ただ、どうやってそれを担保するかがむつかしそうですね。(太田)

私自身は、藤井六段にはAIが選ばないような将棋を指す人間的勝負士になることを期待していて、時には(AIは絶対指さない)二歩の反則をするかもしれないけど、その様子も含めて私は将棋観戦を楽しんでいます。

⇒私と根本的に発想が違うようですね。
私が、電王戦
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%86%E6%A3%8B%E9%9B%BB%E7%8E%8B%E6%88%A6
への棋士の参戦は自殺行為だ、と前から指摘していた(コラム#省略)ことを思い出してください。
そのココロは、将棋ソフトの棋力は早晩棋士の棋力を凌駕し、そうなった暁には棋士という職業はなくなるだろうに、どうして、将棋ソフト開発競争を促進するような自殺行為を棋士が行うのか、でした。
どうして、そう思ったか、ですが、将棋ソフトのボナンザがフリーソフトとして使えるようになった頃、何局か指してみたところ、序盤で一手でも悪手を指せば、そこを突いてきてあっけなく勝負がついてしまい、強い棋力の人間とは違って、弱い相手を遊ばせてくれる部分が皆無であったことから、私の棋力向上心が奪われた、という記憶があったからです。
これじゃあ、将棋ソフトが最強棋士の棋力を凌駕するようになった暁には、誰も、空しくて、棋士になろうなんて思わなくなるだろうな、とね。

(それこそ、根拠レス、典拠レス、なハナシじゃないか、との誹りは甘んじて受けます。
とまれ、ここが、肉体スポーツと、将棋のような頭脳スポーツの決定的な違いだ、と私は思っています。
そもそも、(財)プロスポーツ協会加盟団体だけでも15もある肉体スポーツ
http://www.jpsa.jp/member.html
と違って、頭脳スポーツのまともなプロって、日本では、将棋と囲碁くらいしかない点がそのことを、既に示唆しています。
棋士は、解説者としては、早くも、その存在意義がなくなりつつあります。
解説者の役割は、次第に、将棋ソフトが示す最善手や形成判断の解説・・メタ解説!・・が中心になりつつあるところ、解説不能なケースが続出しており、早晩、将棋ソフトに解説機能が付加され、将棋ソフトへの聞き手・・これは、アマチュアの高段者/女流、クラスで十分・・さえおれば足りるようになることでしょう。)

藤井六段は、彼が、棋士になりたいと杉本七段の門を叩いた頃までは、まだ、将棋ソフトの棋力がそこまでの水準に達していなかったので、将棋ソフトも活用したからこそ目覚ましい棋力向上を果たしつつも、彼の棋力向上心が奪われることがなかった、と、私は見ています。
それ以来、現在まで、現在の棋士達の頂点に上り詰める、というゲームを彼自身は楽しんでいると思われますが、その目標を達成した瞬間、将棋ソフトとの対局では、もはや手も足も出ないという現実に再直面させられ、棋士生活を続けて行く気力が萎える、と私は予想しています。
また、彼に続く、藤井級ないしそれを凌駕する人材は、以上申し上げた理由から出てくることはないでしょうね。
現在の藤井フィーバーは、棋士という職業が終焉を迎える前の超新星爆発のようなものだ、というのが私の見方です。
私が、藤井四、五、六段の対局(だけ)をほぼ全部観戦してきているのは、この超新星爆発的な社会現象を、その終焉までリアルタイムで見届けたい、という気持ちからです。(太田)

そんな太田さんにオススメなのが、コンピューター同士の対戦です。
せっかくK.Kさん指導のもとに組み上げたハイスペックX299PCがあるのだから、最強ソフトをインストールして先手・後手ともコンピューターにして対戦させれば良いだけですよ。

⇒それこそ、特殊な趣味の世界の話であり、人間が参加していなかった頃の電王戦が大して人気なかった(典拠省略)ことを想起すれば、その類のことに余り興味をそそられない私を御理解いただけると思います。。
話は変りますが、状況が似ているはずの日本の囲碁界で、若手が台頭していないのはどうしてなんですかね。
将棋ソフトと違って、(誰でも簡単に使うことができるところの、)パソコンに乗る囲碁ソフト、まだ、あんまり強くないのかなあ。(太田)

<太田>

それでは、その他の記事の紹介です。

こんだけ長く日本の宗主国を続けてて、写真にせよ、記事内容にせよ、不正確さがかほども多いのには呆れる。途中で読むの止めた。↓

19 Things Not to Do in Japan・・・
https://www.destinationtips.com/destinations/19-things-not-to-do-in-japan/?utm_source=google&utm_medium=adwords&utm_content=300×250+news+weather+conv&utm_campaign=ADW004-DST-4572-japan&utm_term=foreignpolicy.com-202475673052–news&mmp=foreignpolicy.com&gclid=EAIaIQobChMIqqS526LA2QIVUaW9Ch2PeQLUEAEYASAAEgKyM_D_BwE

タイトルや長さの割には面白くない記事だね。↓

「【平昌から 倭人の眼】日本への複雑な思いと称賛 面白くなくても認めざるを得ない韓国・・・」
http://www.sankei.com/premium/news/180225/prm1802250014-n1.html

セクハラ、パワハラの巣窟、空自、健在。
ただ、それにしても高額だね。↓

「元空自隊員の敗訴確定 セクハラで880万円賠償・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASL2S5WGCL2SUTIL01X.html?iref=comtop_list_nat_n05
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

<人民網より。
破格の待遇だな。吉田ドクトリンの本拠、外務省篭絡戦略か。↓>
「楊潔<チ>国務委員(中共中央政治局委員)が日本の谷内正太郎国家安全保障局長と23日に北京で会談・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0224/c94474-9429673.html
<日中交流人士モノ2篇。↓>
「中日の各界代表者たち、中日関係の更なる改善と発展を呼びかけ・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0224/c94474-9429740.html
「日本人女性研究者が人材ビザ取得、「人生の価値実現の舞台をくれた中国」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0224/c94473-9429798.html
https://www.theguardian.com/sport/ng-interactive/2018/feb/09/winter-olympics-latest-medal-table-for-pyeongchang-2018

<こんなことでも日本に見倣えってか。↓>
「中国の「一人暮らしの若者」が促進する「孤独経済」、日本を超える可能性・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0224/c94473-9429747.html
<ここからはサーチナより。
プッ。↓>
「・・・今日頭条はこのほど、なぜ奈良公園の鹿は中国人ばかり噛み付くのかと疑問を投げかけ、そこには明確な理由があるはずだと伝えている。
奈良公園には修学旅行生から一般の観光客まで、日本人も数多く訪れるほか、中国人以外の外国人旅行客だってもちろん多く訪れるわけだが、なぜ中国人ばかりが鹿に噛まれるのだろうか。記事は、「日本国内では奈良公園の鹿に噛まれる被害がたびたび報じられている」と伝えたうえで、その被害者の大半が中国人だと紹介した。
続けて、中国人に限ったことではないが、鹿に噛まれる人の多くは鹿と写真を撮りたいがために、鹿をエサで誘導しつつも、なかなかエサをあげようとせず、それに鹿がイライラしてしまい、最終的に噛み付くという見方があることを紹介した。確かに奈良公園の公式サイトには「エサはすぐに与えてください。焦らすと怒ります」と書かれている。
旅行で日本を訪れている以上、日本ならではの写真を撮りたいという気持ちは良くわかるが、良い写真を撮りたいがために鹿を焦らし、最終的に噛まれてしまっては元も子もないだろう。記事は「中国人旅行客は海外では自らを厳しく律し、自分の身を自分で守ると同時に中国の名声に傷がつかないよう慎重に行動すべきだ」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1654085
<習ちゃんの日本の将来をご心配の現れ。↓>
「・・・<日本は>「若い日本人にとっては希望を持ちにくい国」となっているのも事実だと指摘。旅行で訪れるだけならば日本の良い点が数多く見えてくるが、実際に日本で暮らしてみると日本が数多くの問題に直面していることも分かってくると伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1654090
<日系車に敬意を抱いた定番的客観記事。↓>
「日系車、ドイツ系車、国産車の優劣を比べてみた 国産車が優れているのは・・・」
http://news.searchina.net/id/1654091
<ここからは今日頭条記事以外の引用。
定番・・だったかしら?↓>
「・・・中国メディアの百度百家は・・・「日本を旅行した中国人たちにとって最も印象に残っていること」に関する記事を掲載した。
記事の中国人筆者によれば、「身近な人たちの多くが、日本は毎年でも行きたい」と感想を漏らしているそうで、「こんな小さな国のどこに魅力があるのか」と不思議に思っていたそうだが、その大きな要因に「ほほえみ」があるという答えに行きついたとしている。
中国では買い物などの際に店員のほほえみを見かけることは多くない。たとえ店を訪れた客であっても店員の「知らない人を見る目」は厳しい場合が多いと言える。しかし記事は、「日本では微笑みがどこでも見られる」と指摘。ショッピングやレストラン、さらには道を尋ねるときでも、出会う日本人はみんな微笑んでいると伝えた。それは「春風のような」さわやかなほほえみで、うっかりすると必要ないものまで買ってしまうほどだとその魅力を伝えた。
お店でのほほえみは、ビジネススマイルに過ぎないという指摘があるのも事実だ。記事は、ビジネススマイルゆえに日本人の心は「抑圧」されていて、それゆえ恐れ
や苦痛、緊張を感じた時でも「ほほえむ」ことで真の感情を隠す傾向があると指摘。とはいえ、サービス業における「ほほえみ」が内心からのものではないとしても、そのサービスの質の高さは間違いないものであり、「日本人は尊敬されるべき」と述べている。中国の店ではどれだけお金を落とすかではっきりとした対応の違いを見せつけられるが、日本ではどの客に対しても「大金持ちと同じ」サービスを提供するため、やはり悪い気はしないのだろう。
・・・この中国人筆者は個人的には「大阪が好き」だという。」
http://news.searchina.net/id/1654086?page=1
<定番。↓>
「モノを売るだけではやっていけない今の時代、必要になるのは日本のような細やかなサービスだ!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1654088
<気持ちは分かるが。↓>
「樹氷に落書きしたのは中国人じゃなかった!「疑いが晴れたのは良かったが、無実なのに罵られた」・・・中国メディアの海外網・・・」
http://news.searchina.net/id/1654092?page=1
<ガス抜きに近いな。↓>
「・・・中国メディアの快資訊はこのほど、「日本人にはルールしか見えていない」と主張する記事を掲載した。
記事はまず、日本人はいつどんな時でもルールに従っていると紹介。時間を守る、列に並ぶなど、子どものころからルールを守るように教えられている日本人は、それが習慣なのだろうと述べた。日本人のマナーの高さは認めて称賛しつつも、ルールを重視しすぎるあまり、ひずみも出てくるのではないかと疑問を呈している。
たとえば、日本の会社では、遅刻というルール違反をすると上司に叱られ、同僚から白い目で見られるが、「どんな理由で遅刻したかは重要視されない傾向にある」と指摘。表面的な目に見える部分しか見ないのだと分析した。また、日本人は「生命が危険にさらされている時」ですら列を作ると指摘。緊急物資を受け取るにも列を作るが、たとえ緊急に必要な人がいても、「日本人は先に渡すことはしないだろう」と主張した。
それで記事は、ルールを守るのは良いことであり、そこから恩恵を受けることも多いが、それゆえに日本人には人情味に欠けると主張。ルールを守らないことは恥ずかしいことになるため、日本人は面子を気にしすぎであり、見える部分にばかり気を取られているためだと結論づけた。」
http://news.searchina.net/id/1654087

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<山本>

wordpress覚え書き

ohtan.net/blog/
/blog/フォルダにWordpress入れる

WordPress立ち上げ
パーマリンク設定 数字ベース/archives/%post_id%

個別記事が表示されない
.htaccess 書き込み

# BEGIN WordPress

RewriteEngine On
RewriteBase /blog/
RewriteRule ^index\.php$ – [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /blog/index.php [L]

# END WordPress

————————————

# 現 .htaccess 中身

# BEGIN WordPress

RewriteEngine On
RewriteBase /blog/
RewriteRule ^index\.php$ – [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /blog/index.php [L]

# END WordPress

#SNI SSL

SetEnvIf REDIRECT_HTTPS (.*) HTTPS=$1

RewriteEngine on
RewriteCond %{ENV:HTTPS} !on
RewriteRule .* https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

#独自SSL(IPアドレスベース)

#
#RewriteEngine on
#RewriteCond %{ENV:HTTPS} !on
#RewriteRule .* https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
#

#WordPress

#RewriteEngine on
#RewriteCond %{HTTPS} off
#RewriteRule ^(.*)$ https://www.ohtan.net/$1 [R=301,L]

# www有り無し

RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^ohtan\.net
RewriteRule (.*) https://www.ohtan.net/$1 [R=301,L]

# index.html有り無し

RewriteEngine on
RewriteCond %{THE_REQUEST} ^.*/index.html
RewriteRule ^(.*)index.html$ https://www.ohtan.net/$1 [R=301,L]wordpress

<太田>

お手上げです。

<山本>(重要!!!!(太田))

太田述正ブログは移転しました → https://www.ohtan.net/blog/
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太田述正コラム#9667(2018.2.25)
<眞壁仁『徳川後期の学問と政治』を読む(その10)>

→非公開