太田述正コラム#9682(2018.3.5)
<皆さんとディスカッション(続x3637)>

<太田>

 一昨日、ブログに、コラム#9469(2017.11.18)「石野裕子『物語 フィンランドの歴史』を読む(その12)」をアップするのを忘れていたので、本日朝、ブログにアップしておきました。
 まぐまぐ(パソコン用、携帯用)に関しては、アップしたことに伴うログ群がメールソフト(Thunderbird)上に存在しているので、アップしたはずなのですが、久しぶりにまぐまぐの読者用画面にアクセスしたところ、リニューアルされていて、バックナンバーを表示させる方法が分からず・・トホホ・・、本当にアップされているのか、確認できませんでした。
 また、昨日は、コラム#9471(2017.11.19)「石野裕子『物語 フィンランドの歴史』を読む(その13)」を、ブログにも、まぐまぐにも、アップするのを忘れてしまいました。
 そこで、このコラムについても、本日朝、ブログとまぐまぐにアップしておきましたが、結局、過去の未公開コラムの公開は、一日分後ろ倒しになってしまった、ということになります。
 過去の未公開コラムの公開を、基本的に、必ず一日一回やることにしているところ、それが行われない時は、一言、注意喚起をしていただければ幸いです。
——————————————————————————-

<太田>(ツイッターより)

 「調理法と動物愛護をめぐるバカげた話…」
http://blogos.com/article/281461/
 スイスでの甲殻類の殺し方規制の動きから始め、最後を禅宗の五観の偈で締め括っている。
 こういう、人間(じんかん)主義的世界観を抱く、気鋭のまともな評論家がいるのなら、まだ、日本も捨てたもんじゃない、と気力が湧いてくるな。

 「F2後継機の国産断念へ 防衛省…」
https://digital.asahi.com/articles/ASL3443MHL34UTFK004.html?rm=334
 宗主国米国の命令でF2がインチキ国産にさせられた時点で、三菱重工、すなわち日本のハイエンド航空機産業、ひいては日本のハイテク完成品産業、の将来は閉ざされたってことだったのさ。
 堀越二郎らが、あの世で、呆れ、かつ、泣いとるでー。

<Toshi>(同上)

 川西の菊原静男しかり。
 太田さんのツイートを見て調べてみましたが、往年の名機T-2もF-1も2006年に全機が引退していたのですね。
 吉田ドクトリンの影は工業世界にも重くのしかかっていますね。

<豊丘時竹>(2018.3.4)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20180304

 –すべては国賊・逆臣自民党(政府)に起因する–

 自民党(政府)は、「国賊・逆臣自民党(政府)は、宗主国の米国サマに併合され、その1州(数州?)にさせていただくために」日夜努力をされておられる、と太田述正コラムは述べているのである。その結果が、官僚の劣化である、と述べている。しかし、東京地検特捜部は劣化ではなく、ますます宗主国の為に優秀化してきているのではなかろうか。
URL;https:www.ohtan.net/blog/archives/10025

<太田>

 倒錯の世界だな。こっちこそ、検察幹部にあきれてんだけど・・。↓

 「【リニア入札談合】復興需要背景になれ合い? 談合決別宣言も、震災以降“体質”逆戻り–リニア談合 検察幹部があきれ・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14383528/

 (まことにもって失礼ながら、)どんぐりコロコロ。↓

 「名人戦–豊島が2回戦に A級順位戦プレーオフ・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180305/k00/00m/040/147000c

 実に心強い。↓

 「恐るべき大器晩成「北条早雲のすごい生き様」 50歳過ぎて無名の武人から戦国武将に急成長・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E6%81%90%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E5%A4%A7%E5%99%A8%E6%99%A9%E6%88%90%EF%BD%A2%E5%8C%97%E6%9D%A1%E6%97%A9%E9%9B%B2%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%84%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%A7%98%EF%BD%A3-50%E6%AD%B3%E9%81%8E%E3%81%8E%E3%81%A6%E7%84%A1%E5%90%8D%E3%81%AE%E6%AD%A6%E4%BA%BA%E3%81%8B%E3%82%89%E6%88%A6%E5%9B%BD%E6%AD%A6%E5%B0%86%E3%81%AB%E6%80%A5%E6%88%90%E9%95%B7/ar-BBJNO8z?li=BBdCoP0&ocid=ientp#page=2

 そんなことより、米+拡大英国に米軍の事実上の占領下に置かれてる、我々の日本から「大量の情報が」「米+拡大英国に」「「自動送信」されてい」るんだけど・・。↓

 「中国が建てたアフリカ連合本部から大量の情報が上海に「自動送信」されていた!・・・」
http://www.sankei.com/premium/news/180305/prm1803050008-n1.html

 米国の走り使い、ご苦労さん。↓

 「韓国特使、5日に訪朝 国家安保室長ら10人・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018030401001463.html
 <だって、当事者じゃないもーん。一貫して北の核の脅威下にありながら屁の河童だったんだからな。(日本と同じだけど。)↓>
 「特使派遣で米朝対話の「仲介」を試みる韓国に米政界から不満の声–「北朝鮮核問題の当事者なのに、非核化の意志があるのか疑問」–「韓国は北朝鮮の脅威を甘く見過ぎている」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/03/04/2018030401862.html
 <とにかく、トランプ旦那が、今言ってることを熟読してみ。↓>
 ・・・The Trump administration has publicly insisted that North Korea give up its nuclear weapons program before talks could begin, a demand Pyongyang on Sunday dismissed as “preposterous.”
 In his comments, however, Trump hinted he may be considering other options, saying “maybe positive things are happening” and “we will be meeting, and we’ll see if anything positive happens.”・・・
http://www.latimes.com/politics/la-fg-trump-northkorea-20180304-story.html

 習ちゃんの終身国家主席化は、レーニン主義への回帰でも支那帝政への回帰でもなく、日本の天皇制導入の第一歩なんだけどね。↓
 
 ・・・China returning to a more Leninist system・・・
https://www.nytimes.com/2018/03/04/world/europe/europe-china-xi-trump-trade.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world&region=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=1&pgtype=sectionfront
 ・・・“‘President for life,’ is of course, very much in the imperial tradition and this may give the notion a certain historical resonance in China・・・
https://www.nytimes.com/2018/03/04/world/asia/donald-trump-xi-jinping-term-limits.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world&region=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=1&pgtype=sectionfront

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <定番。↓>
 「独特のトイレ文化を持つ日本、人に優しい設計は「世界一」だ・・・」
http://news.searchina.net/id/1654574?page=1
 <中に登場する三題噺は全て定番。↓>
 「日本と中国で「真逆」なものを3つ挙げてみた!・・・」
http://news.searchina.net/id/1654579
 <新しい話はちょっとだが、力が入っている。
 (でも、この東京ってどこや? 八王子あたりか? それとも?↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の一軒家がたったの4000万円台で買える?」と題して、日本の戸建てがいかにお得か伝える記事を掲載した。安いうえに「細部にまでこだわった内装」まで付いていて、感動してしまうという。
 記事が紹介しているのは、東京にある3階建ての一戸建てだ。バルコニーと車庫付きの4LDKで、もし中国の大都市で購入しようとしたら億単位になるであろうが、「なんとたったの4580万円!」といかにお得であるかを伝えた。
 価格の「安さ」もさることながら、「内装もすばらしい」という。住む人のことを考えた細やかな設計が随所に見られると紹介。実用的でない設計や、プロ意識の感じられない適当な工事が多い中国の内装事情からすると、なんともうらやましい話に違いない。
 まず、家族の集まるリビングは、吹き抜けになっていて明るく広々としていると紹介。床暖房、ダイニングキッチンなど中国にはあまり見られない設計もあり、キッチンには食器洗い乾燥機、魚焼きグリルもついていて、子ども用セーフティグッズ、給湯器リモコンまであって至れり尽くせりだと伝えた。
 水まわりでは、「中国人のあこがれ」である独立したトイレと風呂、脱衣所があり、温水洗浄便座や温度調節ができる洗面所を紹介。また、トイレと浴室にしかカギがついていないことは意外だったようだ。家族しかいない家の中では、あえて部屋にカギを付けないようにしているという。これには、子どもたちが部屋にこもってしまうのを防ぐ目的もあると紹介している。
 他にも、広くとった駐車スペース、カメラ付きインターホン、防火材質、日照時間を確保するための工夫などを紹介し、「住みやすさ」にこだわった日本の家に感動した様子だ」
http://news.searchina.net/id/1654575?page=1
 <そう言えばそうだったな。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本のある場所にいろいろな企業や団体が立てたユニークな「お墓」があることを紹介する記事を掲載した。
 記事は「和歌山県にある高野山は日本仏教の名山の1つだ。そこにはお寺があるほかに、多くの墓地も存在する。現地に行ってみると、なんと多くの大企業が従業員などのために『お墓』を建造していることに気付くのである」と紹介した。
 そして、企業が建てた「お墓」の一例を紹介。「空に向かって真っすぐに飛んでいきそうなロケットの模型が立っており、台座には慰霊碑と書かれている。これは航空宇宙産業に携わっている新明和工業の石碑だ」とした。また、UCC上島珈琲の「お墓」では、コーヒーカップの石像が墓標になっていること、中国でもおなじみのヤクルトもそのボトルを模した石碑を建てていることを伝えている。
 記事は、「話によると、日本企業はすでに亡くなった従業員のために墓地を建造しているとのことで、企業の福利制度が手厚いことを示すためだという。従業員はたとえ亡くなったとしても引き続き会社からのケアが受けられるのだ」と解説した。
 記事を読んだ中国のネットユーザーからは「なんと言っていいか分からない」、「これは墓地での広告的な意味があるのでは、「その国における1人1人の価値を示している。生まれてから死ぬまで大切にされている感じだ」、「死んでも放さない、と言うふうに思えてしまう」といった感想も見られた。」
http://news.searchina.net/id/1654576
 <最後のくだりを除き、目新しい。↓>
 「・・・今日頭条は・・・中国で日系車は高く評価されているにもかかわらず、なぜタクシーとして採用されないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。
 記事は、日系車は中国において「故障が少なく、燃費が良い」と評価されていることを強調する一方で、中国の路上で見かけるタクシーはジェッタやサンタナなどVWの車ばかりだと指摘。一部の都市ではフランスメーカーのシトロエンや現代自動車もタクシーとして採用されていることもあるが、VWがタクシー車として人気なのは中国全土で同様であると論じた。
 これについて、日系車が高く評価されているにもかかわらず、タクシーとして採用されないのは「車体価格」が理由の1つだとし、タクシー会社が自動車メーカーから車を調達するうえでは車体価格が重要な要素となるとし、それゆえあまり高額な車はタクシーとしては採用されないと指摘。日系車は維持費こそ安いものの、車体価格という点ではドイツやフランスメーカーとの競争に敵わないのではないかと論じた。
 続けて、中国の地方政府は各地域で地元のメーカーを優遇する政策を取っているとし、上海のタクシーは上海汽車の車が優遇され、北京であれば北京現代が優遇されることになると指摘。こうした点も中国の大都市で日系車がタクシーとして採用されない要因の1つであると伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1654604?page=1
 <とりとめのないハナシではあるが・・。
 引用してないが、「江湖」に関しては、問と答にスレ違いがあるのでは?↓>
 「なぜそんなことを聞く!? 中国人が日本人に言われてびっくりしたこと・・・」
http://news.searchina.net/id/1654577?page=1
 <中身は女子プロレスラーのハナシ。↓>
 「「おしとやか」だけが日本の女性ではない! 彼女たちの強さを見よ!・・・」
http://news.searchina.net/id/1654580?page=1
 <客観記事。なるほど。↓>
 「・・・中国では日本のように子どもに気軽にスポーツをやらせるようなことは少なく、プロになれる素質がなければ最初からスポーツはやらせないという親が多い。プロになれる素質があって、そして親に財力があってこそ、中国の子どもたちはサッカーをすることができるのであり、その意味では確かに、<サッカーは、>「裕福な家庭の子だけができるスポーツ」と言えるだろう。」
http://news.searchina.net/id/1654615?page=1
 <「客観」記事。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は、ミャンマーの貿易管理局の関係者の話として「中国メーカーのバイクは価格競争力が高く、ミャンマー国民の誰もが買うことができる価格であるため、人気が高まっている」と伝え、中国バイクの輸入量がミャンマーでは増加していることを紹介。
 さらに、ミャンマーで特に人気が高い中国メーカーのバイクは「KENBO」というメーカーの製品だという。・・・
 ・・・だが、記事には中国人ネットユーザーから複数のコメントが寄せられていて、「中国メーカーのバイクなんて買ってから半年で後悔することになるぞ」といった声があ<った。>」
http://news.searchina.net/id/1654621
 <ここからは、今日頭条記事以外の引用。
 定番。↓>
 「どんなに高くても、見たらきっと食べたくなる日本の駅弁・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1654582?page=1
—————————————————————————————-

太田述正コラム#9684(2018.3.6)
<皆さんとディスカッション(続x3638)>

→非公開