太田述正コラム#9762(2018.4.14)
<皆さんとディスカッション(続x3677)>

<太田>(ツイッターより)

 攻撃するんなら、前回のを超える大規模なものにする必要があるが、シリアの元宗主国の仏とは違って、米英は、化学兵器を使ったのがアサド政権だという確証が得られてないんだね。
 また、シリアの空軍基地中、およそ半分くらいに露軍がいるんだな。
https://www.theguardian.com/world/2018/apr/12/syria-deconfliction-hotline-in-use-by-russia-and-us-says-kremlin
 でも攻撃まで時間の問題だろ。

 米英仏が連携しつつ、化学兵器関連諸施設への攻撃を標榜し、対シリア攻撃開始。
 既にダマスカス付近での爆発が報じられる。
 マティス米国防長官は一貫して攻撃に抵抗。
 トランプは不快感を抱いている。
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-43762251
https://edition.cnn.com/politics/live-news/us-trump-syria
 米英仏の「文民」達は国際法違反の戦争好き揃いだ。

<ZV6SYqz2>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫天下りと引き換えに言論の自由を奪われることなど気にしないキャリア官僚達が殆どであることも・・。・・・何度も繰り返すが、一体何が楽しくて彼らは生きてる?≪(コラム#9760。太田)

 億単位の金と、虚構でも地位と名誉が手に入る天下りを蹴飛ばした太田さんが凄すぎるだけな気も。

<ggKoLzcY>(同上)

 中国が仕掛けて来たのだろうか?↓

 「中国が日本に「鉄鋼」で連携要請・・・」
https://this.kiji.is/357571274328884321?c=39546741839462401

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 うみはキミだよ。
 それが分からないこそ、キミはうみなんだよ。↓

 「加計問題:柳瀬氏、来週にも招致 首相「うみを出し切る」・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180414/k00/00m/010/134000c

 お母さんをごらん。それだけは止めようね。↓

 「慎重になる愛子さまの大学選び 海外名門校進学の可能性も・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14577130/

 日本周辺は一層平和に。
 自衛隊廃止の秋来たる。↓

 「空自–緊急発進 昨年度は904回 前年度より264回減・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180414/ddm/041/010/061000c

 安部チャンがトランプとオトモダチかどうかが今度の首脳会談で分かるとさ。
 もう分かってるっての!↓

 ‘Is This Still a Buddy Movie?’ Trump and Japan’s Leader Will Soon Find Out・・・
https://www.nytimes.com/2018/04/13/world/asia/trump-japan.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world&region=stream&module=stream_unit&version=latest&contentPlacement=6&pgtype=sectionfront

 京都精華大学学長に黒人ってんで、これ↓
https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/okan07
読んだら面白かったなー。↓
https://www.nytimes.com/2018/04/13/world/asia/japan-african-university-president-sacko.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world&region=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=8&pgtype=sectionfront

 そんなこと書くより、先の大戦時の、対日戦略爆撃や原爆投下に対する米国のキリスト教諸派の姿勢を検証した方が、もっと意義があるぜ。↓

 「満州天理村「生琉里」の記憶―天理教と七三一部隊 [著]エィミー・ツジモト・・・」
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2018040700010.html?iref=comtop_list_cul_b01

 朝鮮日報に言われちゃってるぞ。↓

 「「胸触っていい?」「ホテル行こう」セクハラ事務次官を問責しない日本・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/04/14/2018041400519.html

 漢人(客家)系南ア/米国人外科医師/起業家のパトリック・スン・シオン(Patrick Soon-Shiong)
https://en.wikipedia.org/wiki/Patrick_Soon-Shiong
がロサンゼルスタイムスの新オーナーに。↓
https://www.nytimes.com/2018/04/13/us/los-angeles-times-patrick-soon-shiong.html?hp&action=click&pgtype=Homepage&clickSource=story-heading&module=second-column-region&region=top-news&WT.nav=top-news

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 日本行けキャンペーンに水を差してくれるな?↓>
 「日本は財政難?「出国税」全面導入へ・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0413/c94475-9449313.html
 <「客観」記事。↓>
 「日本人は「マスク依存症」?その「病因」とは?・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0413/c94689-9449180.html
 <日清食品に声援。↓>
 「日清食品がはじく中国事業での劣勢挽回のそろばん・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0413/c94476-9449129.html
 <ここからは、サーチナより。
 使いまわし記事。↓>
 「岡田武史氏が語った中国サッカーの問題点、これはまさに「金言」だ・・・」
http://news.searchina.net/id/1657345?page=1
 <ここからは、今日頭条記事以外の引用。
 残念そうな口吻。↓>
 「中国メディアの百家号は・・・日本は世界有数の先進国であり、経済水準も科学技術力も世界トップレベルであるというのに、なぜ大型旅客機を生産できないのかと疑問を投げかけ、その理由を考察する記事を掲載した。
 記事は、「日本から大型旅客機が生まれたという話はこれまで一度も耳にしたことがない」と伝えつつ、日本は大型旅客機を「作れないのか、それとも作らないだけなのか」と主張。日本は経済強国であり、製造業も発展しているのだから、大型旅客機を生産していてもまったく不思議ではないはずだとし、それでも日本の航空産業が世界有数の水準でないことが不思議なのだと論じた。
 これについて、「日本から大型旅客機が生まれないのには理由がある」と伝え、まず歴史的要因を挙げた。太平洋戦争で負けた日本はGHQによって飛行機の研究や生産を禁止された経緯があることを紹介し、それゆえ科学技術力が高い日本だが「大型旅客機を生産するだけの『蓄積』がないのだ」と論じた。
 また、現代の大型旅客機市場はボーイングとエアバスによって寡占状態にあるとし、参入の余地が残っていないうえ「仮に日本が同市場に参入しようとしても両社との競争に勝てるとは思えない」と指摘。日本は大型旅客機を生産する能力がないわけではないものの、「それでも生産しようとしないのは、必要性がないからであり、同時に商機がないと判断しているためだ」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1657299?page=1
 <なるへそ。↓>
 「・・・中国メディアの央広網はこのほど、中国人女性が高速鉄道の車内で「声が大きい」とクレームを受けたトラブルについて「迷惑行為」であると伝えつつ、日本をはじめ世界各国ではどのようにして鉄道利用客の乗車中における「迷惑行為」に対処しているのだろうかと問いかける記事を掲載した。
 記事は、鉄道利用客による迷惑行為の対処方法は国によって違いがあることを紹介し、たとえばオーストラリアやロシアでは他の乗客が制止し、たしなめることが多いと紹介する一方、日本は少々違っていると紹介。他人に迷惑をかけることを避ける風潮のある日本では、地下鉄の車内でも「携帯電話での通話すら嫌われる」風潮があり、道徳によって迷惑行為の発生を抑制していると指摘した。
 さらに、日本では幼少のころから道徳についての教育が行われており、公共の場では声を小さくし、特に電車や地下鉄などの車内で騒がないよう教えられていると紹介、それゆえ「迷惑行為」は少ないことを伝えた。しかし、それでも迷惑行為の発生はゼロではないとし、もし、鉄道車内で大声で騒ぐなどの迷惑行為に直面した場合の日本人は「無視する」のが一般的だが、あまりにひどい場合は鉄道の運行会社に連絡し、対処してもらうのが通常だと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1657346?page=1
 <定番。↓>
 「日本の駅弁は「種類」と「美味しさ」を両立させるなんてすごい!・・・香港メディアの鳳凰網・・・」
http://news.searchina.net/id/1657347?page=1
 <「客観」記事。でも、どうして、男女とも日本が1位なんだろね。↓>
 「・・・中国メディア・東方網は・・・ロボットや人工知能(AI)による失業率が最も高いのは日本であるとする記事を掲載した。
 記事は、「昨年7月の世界女性ベンチャー大会にて、中国企業・アリババのジャック・マーCEOが『AIの時代、男性はよりロボットに取って代わられることになる』と発言した。この話を聞いて、私たちにチャンスが巡って来ると思った女性も多いのではないだろうか。しかし、最近の海外での研究では、そうはならないことが示された」とした。
 そのうえで、Website Builder Expert (WBE)が発表した、経済協力開発機構(OECD)加盟国における「自動化による失業率ワースト10」ランキングを紹介している。
 ランキングは男女別になっており、男性は1位が日本、2位がメキシコ、3位がチリだ。4位以下はトルコ、韓国、スロバキア、ハンガリー、ラトビア、ポーランド、イタリアという結果になった。また、女性では日本がやはり1位で、以下チリ、トルコ、メキシコ、スロバキア、韓国、チェコ、ハンガリー、イタリア、ドイツの順になっている。
 記事は、「いずれのランキングでも日本が1位だ。そして、自動化率は女性が63%、男性が65%とのことで、ロボットやAIによる自動化が女性に性別上の優位をもたらす傾向は基本的に見られない。さらに、日本では事務作業に従事している女性が多いが、事務作業こそ将来自動化レベルが高くなる分野。むしろ女性が大きな失業のリスクに直面する可能性もありそうだ」と伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1657308?page=1
 <前にも同趣旨の記事があったが、ガス抜き気味の「客観」記事。↓>
 「・・・中国メディアの上観は・・・「中国人が抱く日本に対する疑問」について紹介する記事を掲載し、中国人が日本について抱く疑問とその真相について紹介している。
 記事はまず、日本人といえば、あらゆる場所で礼節を守り、非常に礼儀正しい国民性であると多くの中国人が思っていることを紹介。だが、日本人にとって「マナー」は一種の教養で、すべての日本人があらゆる場面で礼儀正しいわけではないことを指摘し、こうした二面性が存在することは中国人にとって「大いなる疑問」であると強調した。たとえば、大学生は授業中に真面目に講義を聞いていなくても、就職活動で面接官の前に立てば非常に礼儀正しく振る舞うことを例に挙げた。
 続けて、日本では就職してからの新入社員研修で、会社について理解することのほかに様々な礼儀について学ぶことを紹介。たとえば、「お辞儀」には種類があって「会釈は15度ほど」「敬礼は30度ほど」「最敬礼は45度ほど」の角度をつけることや、お辞儀する際の手の位置や動きなどについても学ぶことを紹介し、日本人の礼儀は心からのものではなく、あくまでも形式であることも「中国人が抱く日本に対する疑問」の1つなのだと主張した。
 他にも、中国人が日本に対して抱く疑問として「本音と建前」があることを挙げた。中国では人格に裏表がないことが美徳とみなされると指摘する一方、日本人は「本音と建前」を使い分けるため、どれが本音で何が建前なのか分かりにくいと指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1657344?page=1
 <これもそう。↓>
 「日本のEEZ内に莫大なレアアースが! だが「現実は残酷だぞ」・・・中国メディアの環球網・・・」
http://news.searchina.net/id/1657348?page=1
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 一人題名のない音楽会です。
 昨日、公開したコラム#9549に「歌、や、ピアノ以外の諸楽器では、素人が良い音を出すこと自体が容易ではない上に、アンサンブルにしないと、基本的に(和音が出せないので)単調になってしまいます。」と記していたことを思い出し、急遽、2週にわたって、「ピアノの可能性」と銘打ったシリーズをお届けすることにしました。
 ピアノ単独で、どれだけ豊饒な音楽世界を表現することができるか、感得していただければ幸いです。
 一回目は、日本にひっかけてみました。
 なお、アニメの、「なると」、「犬夜叉」、のそれぞれのテーマ曲も世界的に人気があるようですが、どちらも私の好みに余り合わないので取り上げませんでした。

ルパン三世のテーマ(注a) 作曲:大野雄二(注b) 編曲・ピアノ:ジェイコブ・コーラー(Jacob Koller)
https://www.youtube.com/watch?v=A37wa2PL9Ps
LIVE ver. “Lupin the third”
https://www.youtube.com/watch?v=3pzkA_Ac79M

(注a)1977年。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%B3%E4%B8%89%E4%B8%96%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E
(注b)1941年~。「慶應義塾高等学校・慶應義塾大学法学部の同級生には石坂浩二」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%87%8E%E9%9B%84%E4%BA%8C

Super Mario Brothers 作曲:近藤浩治(注c) 編曲・ピアノ:Nicole Pesce
https://www.youtube.com/watch?v=WAzVR1Wa5U4
Super Mario Bros. NES Medley 指揮:Jocelyn Leblanc オケ:Orchestre de Jeux Vidéo
https://www.youtube.com/watch?v=kVLYAlprXEY

(注c)1961年~。「大阪芸術大学芸術学部芸術計画学科卒業後、1984年4月に任天堂に入社した。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E8%97%A4%E6%B5%A9%E6%B2%BB

超絶技巧「クシコスポスト」(Transcendental “Csikos Post”)(注d) ピアノ:?(日本人)
https://www.youtube.com/watch?v=nphL9KOUPsc
Hermann Necke – Csikos Post (Mail Coach) 郵遞馬車
https://www.youtube.com/watch?v=T1kxZK_Cdjw

(注d)ドイツの作曲家ヘルマン・ネッケが作曲した楽曲である。・・・原題の “csikós”(チコーシュ)はハンガリー語で「馬に乗る人」を、”Post”(ポスト)はドイツ語で「郵便」をそれぞれ意味・・・原曲はピアノ曲とされる。長らく日本以外ではほとんど知られていない曲であったが、近年では『ヨッシーのクッキー』や『ダウンタウン熱血行進曲』などの日本製ゲームソフトでよく使用されているために徐々に知られるようになっている」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88
 ヘルマン・ネッケ(Hermann Necke。1850~1912年)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%B1

ラフマニノフピアノ協奏曲第2番 ピアノ:?日本人
https://www.youtube.com/watch?v=zu7nwB_zHXM
(この原曲は、ご紹介するまでもないでしょう。)
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太田述正コラム#9763(2018.4.14)
<眞壁仁『徳川後期の学問と政治』を読む(その37)>

→非公開