太田述正コラム#10374(2019.2.14)
<皆さんとディスカッション(続x3983)>

<太田>(ツイッターより)

 「…フランス社会においては、女性の地位が著しく低かった。…
既婚女性が自分名義の銀行口座を自由に開設できるようになったのは、なんと1965年になってからである。…」
https://mainichi.jp/classic/articles/20190213/org/00m/200/001000d
 これが典型的女性差別社会。
 なお、私の言う階級社会たる欧州文明諸社会の何たるかもこれ読むと分かるよ。

<太田>

 関連記事だ。
 既に、シリコンバレー以外じゃ、人は集まらなくなってるんじゃねーの。↓

  「「引き継ぎ」を当然とする日本と、「引き継ぎ」は有り得ない米国の例から考える根本思想の違い・・・
 アメリカがこれだけ働く側にとっては相当きついシステムを構築しているにも関わらず、アメリカにはどんどん人が集まる訳で、こういう問答無用型(?)弱肉強食型(?)適者生存(?)のシステムを皆が受け入れているというのはどうしてなんでしょうね。・・・」
https://blogos.com/article/357560/

<豊丘時竹>(2019.2.13)http://toyotoki11.hatenablog.com/entry/2019/02/13/144137

 –人間関係の「広さ」が老年期の健康に影響する–

 ・・・老年期のことだけを赤色の文字とし<てコラムを紹介し>たのは、自分の年代だけ強調したのである。
 人間関係の広さとは、友人知己の多いことを言っているのだと思った。
 友人知己が多いほど、健康でいられるのだろう。同窓会などに大いに出席した方がいいのかもしれない。・・・
URL;https://www.ohtan.net/blog/archives/12370

<N2DX6axI>

 息子が自衛官候補生
< https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E8%A1%9B%E5%AE%98%E5%80%99%E8%A3%9C%E7%94%9F >
に受かり入隊することになりました。

<太田>

 元防衛庁の募集担当課長として、自衛隊に入隊していただいたことに御礼を申し上げます。

<太田>

 USさん、八幡市用資料作成のための解説中、杉山構想が露見しなかった理由についてですが、解説案よりも先にスライド案ができてしまったので、お送りしておきます。
 枝分かれチャートにしていただければ、と思います。

               記

           杉山構想非露見の理由

 史実の隠蔽—–関係者達の死亡・沈黙—–杉山の自死
                   —–残りの関係者達中の主要人物達の刑死
                   —–その残りの関係者達の沈黙
—–記録の廃棄・歪曲   —–全中央官庁の資料群廃棄
                   —–歪曲(杉山メモ・木戸幸一日記)
 陸軍首脳達以外の同時代選良達の限界 —–軍事に無知
                   —–知力の隔絶–官僚(岸信介・吉田茂)
                          –政治家(近衛文麿)
                          –学者(丸山眞男)
戦後の戦前史研究者達の限界 —–知力の隔絶
                   —–行政官経験の乏しさ
                   —–国際感覚の乏しさ
                   —–軍事に無知

 ※江藤淳説は誤り

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 統計不正もまた、安倍チャンのせいだったか。↓

 「首相秘書官が問題意識伝達 勤労統計 厚労省へ調査法変更前・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201902/CK2019021402000154.html
 「中江・元首相秘書官、厚労省からの報告「コメント控える」・・・」
https://blogos.com/article/357793/

 あったり前だろ。
 日本じゃあ、江戸時代から、町民達が治安面でお上の「手先」になってきたの。
 大体からして、個人的好き嫌いは別にして、どんな文化にもメリットとデメリットがあるんであって、デメリットの方ばかりを並べ立てるっての非科学的極まるぜ。
 ヤメ検にロクなのいないところを見ると、検察における検事教育に問題がありそうだな。↓

 「西川社長ら日産経営陣は、なぜ「検察の手先」となるのか・・・」
https://blogos.com/article/357664/
 <ここでも郷原ヤメ検登場。↓>
 Carlos Ghosn and Japan’s ‘hostage justice’ system・・・
 <記者はちゃんとメリットも挙げているが、最後のくだりはウソじゃん。↓>
 Living in Japan it’s easy to become complacent about crime – there is so little of it. Japan’s incredibly low crime rate is often attributed to a homogeneous culture, small income gap and full employment, but it’s also true to say that many people are just terrified of being arrested. ・・・
 <ここも、目配りが効いている。↓>
 Japanese prosecutors indict at a much lower rate than in the US. In other words, they only indict when they are sure they can win. In 2015, the prosecution rate was 33.4%, official figures show. ・・・
 <これには驚いた。日本の一事不再理と違って英米(加・豪は違う!)じゃ、一審で無罪だったら検察は上訴できないのね。いかに、犯罪が多いかがこっからも分かる。↓>
 ・・・there is one more sting in the tail of Japan’s justice system – there is no double jeopardy. ・・・
https://www.bbc.com/news/world-asia-47113189
 <モチ、ヤメ検、無能だから馘首されたんよ。↓>
 「ゴーン前会長の弁護人2人が辞任 元特捜部長の大鶴氏ら・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/16015408/
 <そう。要するに無能ゴーンが無能大鶴を切ったってことよ。↓>
 「・・・ゴーン被告の経営再建の手法は、2000年代前半までは順調に効果を示しているように見えた。しかし、その後は徐々に時代に合わなくなっていった。・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/20190207-OYT8T50102/
 <とにかく、あらゆることが遅い!→>
 「・・・ルノー・・・は・・・ゴーン前会長に対する3000万ユーロ(3400万ドル)もの退職金の撤回を決定する見通し。
 ルノーは、筆頭株主であるフランス政府が指示した提案に基づきゴーン被告に付与された業績連動株、2600万ユーロ相当を取り消すほか、400万─500万ユーロの2年間の競業禁止契約も撤回する公算。・・・」
https://blogos.com/article/357671/
 <こっちの記事の方が詳しいね。↓>
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%B3%E8%A2%AB%E5%91%8A%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%AB%98%E9%A1%8D%E5%A0%B1%E9%85%AC%E3%81%AA%E3%81%97-%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BC%E5%8F%96%E7%B7%A0%E5%BD%B9%E4%BC%9A%E3%81%8C%E7%99%BA%E8%A1%A8/ar-BBTyhKh?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp
 <ゴーン、仏でも不人気で、黄ベスト運動の連中も取り上げてて、ゴーン不人気、一層募っているのね。↓>
 Japanese ‘attack’ exposes French unease over Ghosn・・・
https://www.ft.com/content/33ea99b2-2deb-11e9-ba00-0251022932c8
 <さもあらん。↓
 「日産・ルノー統合案、仏政府が昨春に直接協議も物別れ・・・」
https://diamond.jp/articles/-/193908?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor

 だっからー、どーして虐待したのか教えてー。↓

 「床にたたきつけ傷害疑い 小4女児死亡、父をきょう再逮捕・・・」
https://www.sankei.com/affairs/news/190214/afr1902140002-n1.html

 日本フェチは結構だが、こりゃ余計なお世話だ、ほっといて。↓

 Gay couples sue Japan over right to get married・・・
https://www.bbc.com/news/world-asia-47221934

 アンソニー・ホプキンスが、自作ワルツ(コラム#10364)が世に出るまでを語っている。↓

 Anthony Hopkins about his waltz and the cooperation with André Rieu・・・
https://www.youtube.com/watch?v=WoshdPpQST0
 <このワルツを含む、彼の作品集だが、やっぱ、ワルツ以外はダメねえ。↓>
https://www.youtube.com/watch?v=-umHvslii_o

 WSJ、もっと事態を直視しなさい。
 欧州の衰退じゃなく、欧米の衰退なんだよ。↓

 「過去100年間に起きた最も重大な歴史的変化、つまり世界を動かす一勢力としての欧州の衰退・・・2017年のユーロ圏の域内総生産は、2009年の水準を下回った。・・・同じ期間に他地域の国々の国内総生産(GDP)は、中国が139%、インドが96%、米国が34%増加した。・・・」
https://diamond.jp/articles/-/193912?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor

 彼ら自身のために朝鮮亜文明を捨てるように仕向けてあげるには、一体、どうしたらよかんべ?↓

 「米国の韓日仲裁努力に消極的な韓国与党、日本の対米ロビーを疑う声も–米上下院仲裁、異例の超党派同時発議「3カ国の協力必須」–韓国国会議長は「謝罪する事案ではない」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/02/14/2019021480010.html
 The $89,000 Verdict Tearing Japan and South Korea Apart・・・
https://www.nytimes.com/2019/02/13/world/asia/south-korea-slave-forced-labor-japan-world-war-two.html

 習ちゃん、ご苦労さんっす。
 早く、イスラム教徒に対する脱マインドコントロール法の決定版を開発してね。
 そうすりゃ、「敬虔な」ユダヤ人やキリスト教徒に対する脱マインドコントロール法も見つかるだろうに。↓

 「ウイグル収容所の証言 中国化強要 24時間尋問、全裸検査・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201902/CK2019021402000140.html

 南北朝鮮の歴史認識の違いも解決不能?↓

 「北朝鮮は、独立運動で最も重要だったのは3.1運動ではなく、金日成主席の抗日武装闘争だったと評価している・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/16015052/
 <韓国がこんなに北朝鮮に協力してるというのにね。↓>
 「レーダー照射:中国のGPSを搭載していた可能性・・・」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55449?utm_source=editor&utm_medium=mail&utm_campaign=link&utm_content=top

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 ご心配に謝謝。↓>
 「日本女子水泳の天才少女・池江璃花子選手が白血病公表 今後は治療に専念・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0213/c94475-9546028.html
 <同じく。↓>
 「日本の「実感のない経済回復」はなぜ・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0213/c94476-9545868.html
 <ここからは、サーチナより。
 頑張れー。↓>
 「・・・今日頭条は・・・中国人が日本人のように「自国メーカーの車を購入して、自国ブランドを支援する」ことができないのは、中国車の競争力が低いためであり、中国車の競争力が低いのは自動車産業の歴史に起因するものであると論じた。」
http://news.searchina.net/id/1675584?page=1
 <どの国でも多かれ少なかれそうだぜ。↓>
 「日本は「自国の農産物を輸出したいが、他国から輸入したくないと思っている」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1675586?page=1
 <新しい話題。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・「経済が発展しているにもかかわらず、どうして日本の若い人は中国の若者のように派手にお金を使わないのか」とする記事を掲載した。
 記事は、「先進国の話をするうえで、日本に言及しない訳にはいかない。戦後の日本経済は人びとを驚愕させる速度で発展を遂げ、国民の生活水準も大きく高まった」とし、現在では米国、中国に次ぐ世界第3の経済大国になっていると紹介した。
 そして、「これほど発展している日本では、さぞや大胆なお金の使われ方がしていることだろうと考える人も少なくない。しかし、日本に実際住んでみると、日本の若者は勝手気ままにお金を使おうとはしない。たとえ家が裕福であっても、お金を使う時には深慮熟考を重ねたうえで、使うべきところにお金を使うのである」としている。
 そのうえで、日本の若者がお金の消費に慎重な姿勢を持っている理由として「日本では、社会人になると親から経済的な支援を受けなくなり、あらゆる支出を自分の収入から賄わなければならなくなる」と解説。このために、多くの日本の若い社会人はやたらにお金を使おうとしないのだと説明した。
 さらに、お金の使い方に対して慎重になることで蓄積する貯金は将来の結婚資金や、育児、教育の資金として用いるとし、「日本の若い人と中国の若者では消費観が違うと言わざるを得ない。中国では自ら働いて収入を持つ若者の多くがなおも親に生活を頼る一方で、自分で稼いだお金を派手に使ってしまうという『悪習』があるのだ」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1675602?page=1
 <これもだ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・2007年から日本の制度が改正され、離婚の際「専業主婦は婚姻期間中の夫の厚生年金記録を分割できる」ようになったと指摘。これまで家庭で物静かに夫に服して来たかに見えた日本人女性が、改正を受けて「これ以上我慢する必要はないと、熟年離婚に踏み切る人が急増した」ことを明らかにした。統計を見ても、「1975年の退職に伴う離婚は6810件だったのが、2012年には3万8553件と6倍にまで増加している」と指摘。つまり、「日本人女性は物静かさは自分と子どもの生活の為にしてきた我慢であって、本心は違う」と主張した。
 これに対し、中国人女性は「日本人女性のように家庭の事を一切任せられるという安心感はないが、結婚して子どもを産んでも仕事を続け、両立を保っている」と称賛した。日中では専業主婦に対する見方が大きく異なり、中国では自分の収入が無い女性は、どんなに子どもの世話や家計の切盛りを良くしていても、「ただ飯を食べている」と言われ、技能や労力を評価されることは無いと指摘。ゆえに「中国人女性は困難に耐え、労苦をいとわず、長年それを当たり前のことと捉えて黙々と行っている」と主張した。」
http://news.searchina.net/id/1675603?page=1
 <これもまたそう。↓>
 「居酒屋の厨房でアルバイト「サラダですら綺麗に盛り付けることを要求された」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1675622?page=1
 <意外に目新しい話題?↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は、日本では家庭の経済事情にかかわらず、子ども達が毎月決まった額のお小遣いの範囲内でやりくりすることを学ばせ、正しい金銭感覚を身に着けさせ、お金の大切さについて教えるため、中国のように「上限なく欲しいだけあげる」ことはしないと強調した。」
http://news.searchina.net/id/1675591?page=1
 <定番だが目新しい話題も。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・日本の地下鉄では乗客の落とし物について、単に保管するだけではなく、・・・東京メトロの担当者が「弁当箱は作業員が洗っている。汚れた服については、他の遺失物が汚れるのを防ぐために作業員が拭き取るなど簡単なクリーニングをする」としたほか、遺失物に連絡先が書いてあれば郵便などで通知をすること、遺失物を取りにくる目的で地下鉄に乗車したことが確認できれば、その運賃を返還することを明らかにしたと伝えた。
 記事は、「日本人は幼稚園のころから道徳教育を受け、特に『自分の物ではないものを勝手に持って行ってはいけない。物を拾ったら進んで警察に届けること』と教育されるのだ」とし、日本人の「ネコババをしない」精神が遺失物の高い返却率を支えていることを紹介するとともに、仮に他人の物を拝借した場合には厳しく罰せられ、就職やローンなどに影響を及ぼすほど社会的な信用を大きく失うことになると説明している。」
http://news.searchina.net/id/1675592?page=1
 <これもだ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・この長期休暇に日本を訪問し、日本を「地味だがすごい国だ」と驚き、恐ろしくなったという中国人による記事を紹介した。初めての日本で感じたという第一印象を3つ紹介している。
 記事の中国人筆者はまず、日本について、「一度足を踏み入れたら絶対に好きになってしまう魅惑的な国だ」と主張。関西に行ったという筆者は、日本の第一印象を「きれいで清潔な国」と伝えている。空も道路もきれいで、どの車もピカピカなのは、日本人が「克己心の非常に強い民族」だからだと分析している。
 日本の2つ目の印象は「秩序正しく静かなこと」。タクシーでの移動が多かったため、日本人の運転が非常に礼儀正しいと感じたという。車間距離をきちんと取り、追い越しや割り込みがほとんど見られないと感心しているが、中国ではこうした危険な運転は日常的にみられ、車間距離を取って安全運転をしようとすると割り込まれてしまうのが現状だ。
 距離を取っているのは車だけではない。筆者はさらに、「店員も礼儀正しく、客との距離を保っている」と紹介。そのため、客は自分のペースで買い物を楽しむことができ、店員を探せばすぐに来てくれて、それでいて媚びるわけでもない、と絶妙な距離感であることを指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1675607?page=1
 <これもまたそう。↓>
 「日本人が刺身や寿司にワサビを付けるのは、・・・ワサビには殺菌効果があり、刺身や寿司と一緒に食べることで最近の繁殖を防ぐことができると説明。また、単に殺菌効果があるから一緒に食べるのではなく、ワサビ本来の持つ鼻に抜けるようなツンとした辛さが、魚肉の生臭みを消す上でこれ以上ないほどの効果を発揮するのだと解説している。・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1675626?page=1
 <定番。↓>
 「あんなに可愛い奈良の鹿、なぜ人間を襲うのだろう?・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1675597?page=1
 <これもだ。↓>
 「日本の幼児教育は「子どもの『一生の幸福』まで考えている」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1675627?page=1
 <少し前の記事の使いまわし。↓>
 「数年前まで「中国一」だった高層ビル、日本人が設計したものだった!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1675606?page=1
 <謝謝。↓>
 「白血病を告白した池江璃花子に中国メディア「負けることが嫌いな彼女、きっと病魔を克服できる!」・・・香港と中国本土に拠点を持つ華字メディア亜太日報・・・」
http://news.searchina.net/id/1675612?page=1
 <よかったね。↓>
 「旧正月に訪日した中国人、日本ならではの「コト消費」を存分に堪能・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1675619?page=1