太田述正コラム#1583(2006.12.22)
<読者の声(続)>

<有料会員α>
 突然「バグってハニー通信」なるものが配信されて、驚きました。コラム執筆者を得られたのは喜ばしいことと思いますが、太田さんのコラムを読みたくてお金を払った者としては、全く違う文体で、名前さえわからない人のコラムが配信されてくることには今のところ違和感を覚えます。
 バグってハニー氏が掲示板でそのような名前を使用するのは氏のご勝手ですが、そもそも登録商標と思われるもの(ハドソン社が販売していたファミコンゲームの名称。その後テレビアニメにもなった。)を自身の名称として使用し、コラムを執筆するのはふざけすぎと思います。
 太田さんは掲示板への書き込みも本名で行うように呼びかけていたことがありましたが、その姿勢は捨てられたということでしょうか?
 とりあえず、気になっていましたのでご連絡まで。
 太田述正コラムの今後のますますの成功をお祈りしています。

<太田>
 なるほど、という問題提起ですが、次のように考えていただけたら、と思います。 
一日2回弱の配信、というのは例外であって、その約半分、月平均28回、というのが配信の最低コミットメントであることは、何度か申し上げています。
 それを超える配信は、いわばおまけであって、そのおまけ分に私以外の人のコラムが入る場合がある、ということです。 
 もともと、私のコラムは守備範囲が極めて広いだけに、有料読者ですら、必ずしも全コラムを精読されている、とは思えません。 
 私のコラム同様、バグってハニーさんのコラムも、お気に召さなければ、読み流していただければ、と思います。 
 次に匿名を認めた理由です。 
 本名で、というのが原則ですが、個々にやむをえない事情がある時は、本名や連絡先(住所・電話番号等)がはっきりしていれば、認めることがある、ということです。 
 バグってハニーさんの場合、研究者の卵であり、研究成果を出すために24時間をすべて投入しなければならない立場であり、だからこそコラムの執筆も基本的に職場で行わざるを得ないことから、匿名にせざるをえない、という事情があり、やむをえない、と認めたものです。 
 なぜバグってハニーさんにコラムを執筆してもらうことにしたのか、については、これまでの彼の投稿内容から判断して、コラム執筆者としてふさわしい、と考えたからであり、それが太田述正コラムに彩りを添える、と信じたからです。 

<島田>
 ジェームス・バグハニ とか 花輪治虫とかそれらしい芸名にすればよろしいのではないかと。

<太田>
 バグってハニーさんからは、「誠に勝手ながら明日から家族旅行でフロリダに行くことになっていまして一週間お休みを頂きます。・・ということで太田コラムの行く末を見届けることはかないませんが、まあ季節はクリスマスですし奇跡を期待しています」というメールをもらっています。
 彼が次の書こうとしているのは、米国防省の謎の科学者集団についてです。乞うご期待。
 また、私の要請に応えて、米スレート誌に連載されている旧約聖書論を解説するコラムも書いてもらえそうです。
 ところで、前々から呼びかけているのですが、欧州や東南アジア在住の方で、コラムを書いていただける方はいらっしゃらないものでしょうか。会費免除で有料会員扱いにしますよ。

<有料会員β>
 何時も新しい視点を頂き有難うございます。
 次の件についてご配慮を頂きたくよろしくお願い致します。

1.今期の料金を支払いたいのですが前期の口座他を失念してしまいしました。何時でもOKと思っていると年末になると諸事立て込みつい忘れてしまいます。口座他はH/Pに常設して頂くと新入の会員でもOKだと思うのすがどうでしょう。とりあえず12月の口座他を教えてください。

2.米国に行っている友人の話などを聞くとかの国の福音主義者の立ち振る舞いはわが国にさる団体以上に隠然たる力をもっており、何人と言えども彼らの視線を無視できないようです。(ブッシュの演説のある語句を聖書の言葉に置き換えたら「牧師の説教になるかどうかを彼らは監視している」とのことです。私はキリストが批判した「ユダヤ主義」の再来が、まだ歴史の透過を十分受けていないあの若い国で起きているのか、と思って居ります。
先日の読売の記事でドイツのシュレーダーが「宗教への熱心は個人ではいいが、それを前面に出す政治家は如何なものか」と批判していましたが)日本では宗教の話、と関心はありませんが米国国情を判断する時に欠かせないポイントだと思い先生の俎上に載せて欲しいとお願い致します。

3.ここ一年公的・私的に繁忙を極め先生のメールを十分咀嚼できない状況で、失礼と思って居ります。(他の情報もそうですが)こういう会員もいることを知って目先の変化に一喜一憂されませんようお願い致します。                                       

<太田>
 3について。激励をいただき、ありがとうございます。
 2について。これまでかなり書いてきたつもりです。そういえば、バックナンバーをお求めになっておられませんでしたね。
 よろしければ、バックナンバーお送りするので、適宜検索をかけて、読み返してご覧になったらいかがでしょうか。
 1について。振込先の口座番号をオープンにしていないのは、私のプライバシー保護のためですが、尻に火がついてきていることもあり、既存の有料読者の方々に対しては、この際、三つともお知らせすることにしましょう。