太田述正コラム#13211(2022.12.31)
<皆さんとディスカッション(続x5399)>

<2KeOSBOU>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 「「先進国になった」韓国、じつは「アジアで一位」になった“意外なランキング”と、そのウラで直面する「新しい深刻問題」…!・・・」
https://gendai.media/articles/-/103900?imp=0
 こりゃ、不動産が半値になっても出生率は上がらないわ。
 職に女性の割当があって、男には徴兵制があるから、男にはきついわ。
 学校の先生は女性天国と化してるから、女性は結婚しなくて余裕だろうね。
しかし、ここまで女性教師だらけだと、個人的偏見かもしれないが、男の生育には良くないのではないかと愚考する。
 最近、韓国軍の徴兵の映像を見たが、昔のエグいイメージが皆無で、ダメ生徒のオンパレードのように見えたが、もしかして受験とこの環境のせいなのかと思った。
 それにしても極端に走る韓国らしいですね。

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

 ウクライナ問題。↓

 <イワンの馬鹿。↓>
 「損失3000両!? ウクライナに“やられた”ロシア戦車3選 最新型も投げ出す→ウ軍が再利用・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/57330f20a770e847337a5fecb59ddfde4380293f
 <イワンの浅知恵。↓>
 「ロシア軍、年明けに動員再開か 劣勢で「第2弾」 ウクライナ高官・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccd2cf3fe3d4089dc1899088cfa3cb4e51453b68

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 ナンマンダブ。↓

 Arata Isozaki, architect who melded styles of Japan and West, dies at 91・・・
https://www.washingtonpost.com/obituaries/2022/12/30/arata-isozaki-architect-japan-dies/

 猿のセンズリであるところのNYタイムスの対日人種主義記事。↓

 In the Pacific, Outcry Over Japan’s Plan to Release Fukushima Wastewater–The proposal has angered many of Japan’s neighbors, particularly those with the most direct experience of unexpected exposure to dangerous levels of radiation.・・・
https://www.nytimes.com/2022/12/30/world/asia/japan-fukushima-wastewater-pacific-radiation.html

 こちらは、好記事。↓

 Free Lift Passes, Anyone? Japan’s Ski Mecca Is Desperate for Workers.–Japan reopened its borders just in time for the winter season. The Niseko area is straining to meet the pent-up demand・・・
https://www.nytimes.com/2022/12/29/world/asia/japan-niseko.html

 この筆者は、少なくとも借り物の知識、考え方でよしとはしていない。
 そのことは評価したい。
 (しかし、小室は、私と違って、日本の資本主義がいかなるもので、どうして機能しているのかを積極的に世界に向けて説明しようとはしなかった。)↓

 「・・・日本「資本主義」は、欧米における資本主義とは根本的に異なる。ゆえに、そこにおいて貫徹し作動する法則も異なったものとなることはいうまでもない。欧米における資本主義をモデル化した経済学の有効性がごく限られたものとならざるをえないのもこの理由によるのである。しかも、現実における「資本主義」経済は、古典時代のそれとは重要な多くの点において異なったものとなってしまっている。したがって、現在(1976年当時)の日本においては、二重の意味において経済学の有効性は限界を持つことになってしまった。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b72b33bdd7c4d18899f9a806aa6b303d8e77c565

 ()内を除き、上と同じ。↓

 <要するに、老荘は漢人(縄文人)で孔孟は騎馬民族系(弥生人)、だったっちゅうこと。↓>
 「・・・「人生の模範を乱世や逆境に生きた人物に求め」る儒教では、結局そうした事態つまり戦争が続くことを「奨励」しているも同然ではないか。だから老子は二千年以上も前に「国家昏乱して忠臣有り」と言った。敷衍すれば「忠臣がもてはやされるのは、国家が乱れているとき(人民が不幸なとき)ではないか。だからそれを理想とする儒教は間違っている」ということだ。
 老子は「六親和せずして孝慈有り」とも言った。前に私はこの「実例」として戯曲家ウィリアム・シェークスピアの『リア王』(黒澤明監督作品の『乱』はこの作品の翻案)を出したが、あのドラマにおいてリア王の末娘コーディリアは親孝行の手本である。中国では昔、これを「孝子」と呼んだ。コーディリアは確かに孝子の鑑だ。しかし、なぜその「区別」がついたのかと言えば、ファミリー全体が不幸になったからである。
 <老荘思想が「いいに決まっている」と思い込んでいるのは筆者(井沢)が縄文人だから。↓>
 これもそうならないほうがいいに決まっている。だから「そもそも家族が不和にならないと孝子は区別できない。しかし、そんなことにならないのが一番いいのだから、孝子を模範とする(暗にその出現を期待している)儒教は間違っている」と、老子は述べたのだ。・・・

 こうした「毒素」を除去できなかった場合、その国家はどういう状態になるか考えていただきたい。まず、平和よりも戦争を求める国家になるはずだ。なぜなら、戦争になってこそ「本当の忠臣は誰か」が明確になるからだ。そして、そうした人物を鑑とし理想とするから国際紛争の解決においても、平和的あるいは協調的な外交より、こうした人物を輩出する環境すなわち戦争を指向していくという国家になっていく。
 当然のことだが、そうした国家では戦争を推進する軍部がもてはやされ、平和を指向する政党は軽んじられる。
 <西園寺公望の時代の日本もまたそうだった。>・・・
 <筆者とは違った意味でその通り。つまり、日本じゃあ、先の大戦の終戦まで、縄文的弥生人に敬意を払う伝統が続いていたからさ。↓>
 <さて、>これから述べることは日本だけの問題点だ。なぜなら、それは日本の伝統的宗教思想と合体した日本的朱子学の持つ「毒素」の問題だから、純粋な儒教あるいは朱子学だけの中国・朝鮮には存在しない問題なのである。・・・
 浅野内匠頭<が、>・・・本当に名君だったら一時の怒りに我を忘れて傷害事件を起こして藩を潰し、多くの家臣と家族を路頭に迷わせたりはしない。
 では、なぜ日本人は浅野を名君だと「思いたがる」のか? それ<は>・・・、怨霊信仰があるからである。浅野は無念の死を遂げた。その無念の死を遂げた人間を愚か者呼ばわりすることは、怨霊信仰の原則に反する。むしろまったく反対のこと、つまり浅野は名君だと言って「鎮魂」しなければならない。しかし、ここでおおいなる矛盾が生まれる。
 浅野が一時の短慮で自分の家を潰したのはまったくの事実である。しかしそれでも「名君」としたいなら、「名君だったのだが自制心を超えるほどのイジメを加えた『極悪人』がいた」と強弁するしかない。・・・
 日本人は怨霊信仰の影響で「正成は最高の忠臣だから、後醍醐天皇は名君であった」と言いたがる。だが、実際にはそうでは無い。では、どうすればよいか? 吉良義央のような「極悪人を製造」することだ。それが足利尊氏であり、室町将軍家であり、その足利にバックアップされた北朝なのだ。・・・
 <もちろん間違いであるわけだが、筆者の次号での説明を聞いてみたい。↓>
  西園寺公望は、こうした思想的潮流を阻もうとしたのである。
 しかし失敗した。」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E9%80%86%E8%AA%AC%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8F%B2-%E8%A5%BF%E5%9C%92%E5%AF%BA%E3%81%8C%E9%98%BB%E3%82%82%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%9A%84%E6%9C%B1%E5%AD%90%E5%AD%A6%E3%81%8C%E3%82%82%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%99-%E6%80%9D%E6%83%B3%E7%9A%84%E6%BD%AE%E6%B5%81/ar-AA15Oi7S?cvid=d563ff0f2c124c22bfbfbfce150563ab

 日・文カルト問題。↓

 <日本政府に「頼んだ」のが、中共なのか韓国なのか、それが知りたい。↓>
 「中国、脱北者を日本に引き渡し 異例対応、日本人妻の孫・・・」
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6449242
 <さして高くもない日本を引き合いに出すなー。↓>
 「11月の訪韓観光客約46万人 日本人は前年比3746%増・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/12/30/2022123080152.html

 教義宗教は、全て、人類にとって癌だわ。↓

 「・・・イスラム教徒は豚は不浄として食べないが、牛は食べる。一方、ヒンドゥー教では牛は神聖視され、道路を悠然と闊歩する姿もよく見られる。  
 ヒンドゥー教徒は19世紀の頃から牛の保護運動を展開してきた。  
 そして近年、牛のと殺と牛肉の販売を禁ずる法律を<インドの>各州が続々と施行。最高裁が牛肉禁止法は無効との判断を出した後も、「食用、取引はよしとしても、と殺は禁止」といった法律が存続している。  過激派ヒンドゥー教徒が、牛肉を扱うイスラム教徒を暴行する事件も頻発している。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bcd7005de665ebefd95f37ff80fb7487763f4bb

 アルジェリアの最近の状況も、脱宗教(イスラム教)化の動きが逆転したこと
https://en.wikipedia.org/wiki/Algeria#Religion
と私見では関係ありそうだな。↓

 Algeria Cracks Down on Last Remaining Independent Media Outlet–The country has effectively closed down one of the last places in Algeria for freewheeling political debate, which carried on even as the military-backed regime that leads the country grew increasingly authoritarian.・・・
https://www.nytimes.com/2022/12/29/world/middleeast/algeria-free-media-radio-m.html

 おもろいなあ。↓

 「・・・2022年に科学でわかったこと・・・
 手術後に合併症などの“異変”が起きた確率を調べると、「男性外科医×女性患者」の組み合わせが最も多い・・・
 楽曲などのメロディータイプで目覚めると眠気を感じにくく、逆に警告音で目覚めると脳の活動が混乱する・・・
 魚は計算できる生き物だった・・・
 起業家の顔にはある特徴が見られることがわかりました。それは、頬骨が隆起して左右対称であること。・・・<但し、>起業家に近い顔の持ち主だからといって、必ずしも起業して成功するとは限らない・・・
 友人同士は同じような匂いを持つ・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%B8%81%E3%81%AF%E5%8C%82%E3%81%84%E3%81%A8%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%81%99%E3%82%8B-2022%E5%B9%B4%E3%81%AB%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8/ar-AA15P4iE?ocid=msedgntp&cvid=6773c60b37db469e93c6597b5ceba808

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <広義の饅頭怖い記事。↓>
 「2022年の日中関係、新たな問題生じ「深刻な試練を迎えている」と中国専門家・・・中国網・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b906843-s25-c100-d0059.html

 一人題名のない音楽会です。
 私が「発見」した、クラシック佳作を2曲ご紹介します。

Henryk Wieniawski(コラム#9454、12286、13135) Op.20 Fantaisie brillante Faust for violin and orchestra(注α)(1865年) ヴァイオリン:Leonid Kogan 指揮:Evgeny Svetlanov オケ:The USSR Symphony Orchestra, Vladimir Degty 16.49分
https://www.youtube.com/watch?v=ES8Xf09YmxY

(注α)’The Faust theme was very popular in the 19th century. Composers used it in operas, vocal-instrumental and orchestra pieces, as well as in songs. Gounod’s opera based on this theme enjoyed particular popularity in Wieniawski’s times. Staged for the first time in Paris in 1859, it remained on the bill of the Théâtre Lyrique until 1869. It was also performed on numerous occasions at opera theatres in other European cities. Arias from the opera were widely known, and some of them even entered popular repertoire. At the time of the composition of Wieniawski’s Fantaisie, Gounod’s opera was at the peak of its popularity.’
https://www.wieniawski.com/fantaisie_brillante_op_20.html

Antonin Dvorak Othello Overture Op.93(注β)(1892年) 指揮:Vladimir Ashkenazy オケ:Vladimir Ashkenazy 14.31分
https://www.youtube.com/watch?v=gJbMBDWM_0U

(注β)「弱音器付きの弦楽器の合奏で序奏が始まるのですが、それはデズデモーナを絞殺したオセロの祈りをイメージしたものだと言われいます。
 さらに、この3部作に中心主題である「自然をあらわす主題」が半音階的に歪に変形されて登場するのは、嫉妬が自然の秩序を破壊するというドヴォルザークの人生哲学の反映であったとのことです。
 やがて、嫉妬の動機が姿を現すと音楽全体に暗い情熱のようなものが満ちていくのですが、それとは対照的なデズデモーナの優しさをあらわすような第2主題が劇的な対比を生み出します。」
http://www.yung.jp/yungdb/op_m.php?id=3984
 「『自然と生命と愛』・・・は、アントニン・ドヴォルザークが作曲した演奏会用序曲の3部作。『自然の中で』・・・作品91(B168)、『謝肉祭』・・・作品92(B169)、『オセロ』・・・作品93(B170)の3曲からなり、いずれも序曲とされているものの、3曲まとめて演奏することを意図して作曲されており、一種の組曲と見ることもできる。」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%81%A8%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%A8%E6%84%9B

<太田>

一、ケーブル

 この前のオフ会の時に、サンワサプライの無線マウスのケーブルがどこかに紛れ込んでしまい、本日も家探しをしたが発見できなかった。
 Logicoolの無線マウスのケーブルが転用できることを確認してあったので、それを転用して充電をすればいいと思っていたのだが、本日、転用できないことに気付き、慌てたけれど、それは、たまたま本日、ケーブルを転用しようと思ったのが、エルゴノミック・マウスだったからだと、慌てまくってから気付いた。
 要は、普通のLogicoolの無線マウスのケーブルを転用すればよいのだ。
 (ビデオカメラ用のケーブルもダメだった。なお、この過程で、CanonTS5430にぴったりのケーブルを発見した!)
 それにしても、USBケーブルの種類が多過ぎる!

二、筆まめ

 本日、X299以外のパソコンで、筆まめがどうなってるのかを確かめようとしたら、作業用画面が出るではないか。
 そこで、改めてX299の筆まめを開けたところ、こちらもちゃんと作業用画面だ出た。
 一体、あれは何だったのかと拍子抜けした。
 で、その時できなかった、一覧印刷を、さっそく行った。
 もちろん、Alexa経由でTS5430の電源を入れた。
 ちと小首をかしげたのは、用紙を自動選択にしてあったところ、後ろトレイへの入紙を促されたことだ。
 というわけで、プリンターに一度も手を触れず印刷できなかったのは残念だった。