太田述正コラム#13257(2023.1.22)
<皆さんとディスカッション(続x5421)>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

 ウクライナ問題。↓

 <どうするショルツ?↓>
 Ukraine live briefing: Baltic states urge Germany to provide tanks ‘now’ after no deal reached・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2023/01/21/russia-ukraine-war-latest-updates/
 <どうするバイデン?↓>
 「・・・バイデン政権は19日にウクライナに対する25億ドル(約3200億円)の追加軍事支援を発表したが、ウクライナが求めているM1エイブラムスや300キロ・メートルの長射程を持つ地対地ミサイル「ATACMS」、戦闘機など攻撃力の強い兵器は供与しない方針を貫いている。
 米政府はエイブラムスを供与しない理由として維持・管理の困難さを挙げ、ATACMSは「性能が過剰だ」(国防総省高官)と説明する。オースティン国防長官は20日の記者会見で「我々が考えているのは、信頼できる戦闘能力を提供することだけだ」と強調した。
 ただ実際は、米国が戦車や長射程兵器を供与し、ロシア領内の攻撃に使われた場合、米露間の緊張が過度に高まることへの懸念が大きい。米国が恐れるロシアの核兵器使用の脅威が高まりかねないからだ。・・・
  共和党のマイケル・マコール下院外交委員長とマイク・ロジャース下院軍事委員長は18日に連名で声明を出し、独製戦車レオパルトの供与に二の足を踏むドイツと、米軍の主力戦車M1エイブラムスの供与に踏み切らないバイデン政権を批判した。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/51eb8b6a565494ce23b0f7ef74a4714db319e2df
 <こちらも戦車の話題。↓>
 「ロシアもう後がない? ついに最新戦車T-14をウクライナ至近へ配備した理由 ハッタリなのか?・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/97f9b65cde2f98b34f97b45db1e91bddad974497

 日・文カルト問題。↓

 <中身ゼロ記事。↓>
 「韓国「慰安婦裁判」で、ついに「懲役5年」…! 慰安婦裁判の“ヤバすぎる中身”と、慰安婦問題の「足を引っ張った人たち」の正体…!・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E9%9F%93%E5%9B%BD-%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6%E8%A3%81%E5%88%A4-%E3%81%A7-%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%AB-%E6%87%B2%E5%BD%B95%E5%B9%B4-%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6%E8%A3%81%E5%88%A4%E3%81%AE-%E3%83%A4%E3%83%90%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B%E4%B8%AD%E8%BA%AB-%E3%81%A8-%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE-%E8%B6%B3%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%A3%E5%BC%B5%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1-%E3%81%AE%E6%AD%A3%E4%BD%93/ar-AA16B5hG?cvid=bb92ec287c244b9ab467b0cb4aa86a3d&ocid=winp2fptaskbarhover

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 昨日に引き続き、囲碁将棋チャンネルで王将戦をたまにチラ見鑑賞中。
 持ち時間がふんだんにある棋戦では、藤井五冠でも、この手に限らないが、AIと格段の棋力差があることが歴然として、興覚めこの上なしって感じになっちまうね。↓

 「藤井聡太王将ピンチ!?解説「人間には無理…」AIだけが知っていた幻の受け△3二角を徹底解説!・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=hoFsTcExdlI

 おめでとう!↓

 「日本代表が2007年以来の優勝 仏で開催の洋菓子のワールドカップ・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/23575762/

 初耳。↓

 「・・・家康ははたして、初陣でどんな戦いぶりを見せたのか。江戸時代初期に旗本の大久保忠教が著した『三河物語』には次のようにある。
「寺部の城へと押しよせると、城の外郭を破って、放火して岡崎城へと戻った。次に梅ヶ坪城にも攻め寄せた。敵は城から討って出て、攻撃を防ごうと戦ったが、どうして太刀打ちできようか」
躍動する家康の姿が生き生きと描写されている。その後は、相手が退却したすきをねらって、敵軍を外構えへと追い込んでいき、二の丸と三の丸を焼き払い、大打撃を与えてから退却。勢いに乗る家康は、さらに攻撃を展開していく。
 「広瀬城、挙母の城へ押しよせると、多くの人を殺し、構を壊して、放火して兵を引く。また岡崎城へと戻り、しばらくして駿河へと帰った」
 これには家臣たちも大喜びだったらしい。祖父の松平清康を引き合いに出して「清康の威勢にそっくりだ」と言いながら、涙を流して喜び合ったという。
 上記の『三河物語』の内容がどこまで実際の出来事に即しているかは定かではないが、『徳川実紀』でも同じような戦い方が記載されている。「敵はこの城1つに限るわけではない。あちこちの支城から後詰されると、大変な事態となる。まず、枝葉を刈り取ってから、根本を断つべきだ」(『徳川実紀』)と、城下を放火して引き上げるという作戦の狙いが、より明確に描写されている。・・・」
https://toyokeizai.net/articles/-/645286?utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related

 同じく。↓

「・・・信長は、今川義元の軍勢の来襲を受けて、善照寺砦に陣取った。元康が兵糧入れに成功した大高城とは、目と鼻の先だ。 かくて、信長と元康は、1560(永禄3)年に1キロメートル以内の近距離で敵対することになったのである。両者が「清須同盟」と呼ばれる攻守同盟を結んで、「昨日の敵は今日の友」という関係になるのは、この2年後(1562・・・年)、元康21歳、信長29歳のときの出来事になる。そのとき、信長が家康にいった次のような言葉が印象的である。 「われらが力を合わせれば、天下統一は難しいことではない。覚えておかねばならぬのは、平清盛と源義朝は、勅諚によって天下泰平になったにもかかわらず、雌雄を争って、どちらも滅びる結果を招いたということだ。のちの新田義貞と足利尊氏についても同様だ」 」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8838478ebfa3a8fb3443bcf30c715d8d367e1786

  ここまでは知らなかったな。↓

 「・・・「捨て城ならば拾わん」  捨ててある城ならばもらおう――。様子を見たことで、家康は、最もスムーズな方法で岡崎城に返り咲くことができたのである。様子を見るべく大樹寺に入ってからわずか3日後、・・・1560・・・年5月23日のことだった。  家康が人質として岡崎城から駿府へと送られたのが、・・・1549・・・年11月。実に10年半ぶりの帰還となった。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3583ddaaea91c2171197c19c317e8b7208def720

 同じく。↓

 「・・・1588年7月8日付の義姫宛て最上義光書状(『伊達家文書』)です。その中で義光は、「今度は、そなたまで出てきて取り成しをされた。戦いあっている諸口に停戦するよう連絡しよう。われら一代の恥であり、恥辱には思うが、そなたのため、そこを我慢することにしよう」といい、義姫の要求する停戦に応ずるという返事をしているのです。  義光がいうように、当時の武将としては、女性の口入(くにゅう、口出し)によって戦いを中止することは「一代の恥であり、恥辱」だったかもしれません。しかし、義姫が間に入ったから、義光と政宗の合戦は回避できたのです。  なお、『伊達家文書』には、義姫が実家の兄義光に伊達家の情報をひそかに届けていたことをうかがわせる記述もあります。義姫の侍女少納言という女性が最上義光に政宗からの手紙を「そとそと」見せたというものです。「そとそと」は、「そっと、そっと」でしょう。この少納言という女性は、単に義姫の侍女というだけでなく、政宗の乳母だった女性でもあるので、政宗も彼女にはかなり私的な情報も漏らしていたのではないかと思われます。  義姫は、このように、婚家で得た情報で、実家に関わりそうなことは、それこそ、「そっと、そっと」義光に漏らしていたのではないでしょうか。政略結婚で嫁いでいった女性に課せられたと思われる一つの役割を、立派に果たしていたことがうかがわれます。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c610f168ecf3dbbf5b667f7a38022b5680f26d6

 日・文カルト問題。↓

 <見出しと中身が全然ちゃうじゃん。↓>
 「「朝鮮の山林緑化を始めた日帝、中日戦争が始まるや乱伐」・・・
 韓国近代史研究者のチェ・ビョンテク公州教育大学教授は「健全だった朝鮮の山林を日帝が荒廃させたという主張は事実とは異なる」と語った。・・・
  1910年に朝鮮総督府が調査した「朝鮮林野分布図」によると、韓半島全体の林野の68%は木が全くないか、ほとんどないはげ山だった。漢陽都城の近辺には木がきちんと残っている山がなかった。・・・
 朝鮮王朝後期、なぜ山林は急速に荒廃したのだろうか。チェ教授は火田(焼き畑)、山田(山間部の農地。山畑)開墾の急増、オンドルの普及に伴う燃料用の薪や、塩生産の燃料需要の増大、兵船・漕運船(税として集めた穀物などを運ぶ船)建造用の木材需要を挙げた。「船1隻を造るのに要る木材を推算した研究によると、樹齢60-80年のマツの木150本が必要になる。朝鮮王朝後期には毎年1000隻ほどの船を新たに造らなければならなかったので、およそ15万本のマツの木が伐採された」とチェ教授は語る。
 朝鮮王朝時代には、体系的な造林計画や代替燃料の開発といった林業政策はなかった。「入山禁止」区域を作って王室・国家の需要を充当し、利権を売り渡すことに注力するばかりだった。」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/01/19/2023011980185.html
 <後一声。↓>
 「・・・ 高宗と大韓帝国に対する歴史的評価ほど、学界で見解が全く食い違っている争点も珍しい。一方では、近代化と自主国家を心から願った名君と描写する。「大韓帝国は無能だから滅びたのではなく、高宗の近代化事業を撲滅しようとした日帝の計略の犠牲になった」(李泰鎮〈イ・テジン〉ソウル大学名誉教授)という主張が代表的だ。だが、亡国の責任がある暗君あるいは昏君だという批判も根強い。「高宗には王政を克服しようとする意識が足りなかった。大韓帝国では売官売職が横行し、腐敗で汚れていた」(キム・ジェホ全南大学教授)といった評価がこちらに属する。
 名君であるか暗君であるか、判じるだけの能力はないし、そういう立場にもない。だがここには、悲しき事実がもう一つある。なんと現在の政府機関内でも意見は食い違っている、という点だ。今回の公演を主催した国立国楽院では「自主国家を心から願っていた大韓帝国の最後の宮中宴会」という歴史的意味を付与した。逆に、当時の宮中宴会の手順や儀式を記録した「進宴儀軌」を所蔵している国立中央博物館のホームページは、こんな記述で終わる。「1902年の2度にわたる宴会で、大韓帝国の年間予算の9%に当たる費用が使われた。盛大な記念の宴による業務の空白と莫大(ばくだい)な費用はそのまま民に転嫁され、以後の近代化のための改革も実効を得られぬまま、国運は傾いていった」
 冷酷な国際秩序を度外視したまま王室の安寧を祈ることがどれほどむなしいかを示す、これこそ「壬寅進宴」の歴史的意味ではないだろうか。そういう意味では「反面教師」の教訓を想起させる舞台になった。今、韓半島を取り巻く状況はおよそ120年前とどれほど違うのだろうか。」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/01/19/2023011980184.html

 ゲップ。↓

 「運動は最強の“うつ予防薬”であり、記憶力、創造力、注意力、そして集中力を高める――。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E9%81%8B%E5%8B%95%E3%81%8C%E8%84%B3%E3%82%92%E9%8D%9B%E3%81%88-%E3%81%86%E3%81%A4%E9%80%80%E3%81%91-%E9%9B%86%E4%B8%AD%E5%8A%9B%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%8B%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%AA-%E9%81%8B%E5%8B%95%E8%84%B3-%E8%91%97%E8%80%85%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B7%E3%83%A5-%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E6%B0%8F%E3%81%8C%E6%98%8E%E3%81%8B%E3%81%99/ar-AA16AqFw?ocid=winp2fptaskbarhover&cvid=ef2ad1a559af414f8244e5e271e07fac

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 今までも江蘇省代表だったのかしら?↓>
 「第14期全人代の江蘇省代表に習近平氏を満票で選出・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2023/0120/c94474-10198726.html
 <ここからは、レコードチャイナより。
 哲学的エッセー。↓>
 「日本で出会った目の不自由な人に同行してみたら…―在日中国人・・・華字メディアの日本華僑報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b907977-s25-c30-d0052.html
 <ですねえ。↓>
 「・・・アナリストからは「ボリューム面で中国と日本のアフリカ支援は異なっており、中国が重量級なのに対して日本は軽量級だ。しかし、日本は品質、価値観、信頼性、誠意を通じて影響力を高めることができる。日本は、政治的な影響力を強めて、アフリカ大陸の擁護者となる必要がある」という意見も出ていると紹介した。・・・仏メディア・・・RFI・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b908000-s25-c100-d0193.html
 <ほんのちょっとだけイイ話。↓>
 「「日本に行くなら帰って来なくていいわよ」=そう言っていた母が自分から…―中国人学生・・・日本僑報社・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b908027-s10-c30-d0052.html

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太田述正コラム#13258(2023.1.22)
<増田知子等『近代日本の『人事興信録』(人事興信所)の研究』を読む(その16)>

→非公開