太田述正コラム#13663(2023.8.13)
<皆さんとディスカッション(続x5622)>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

 ウクライナ問題。↓

 <ロシアはクリミアを含む東南部を諦め東北部で若干なりとも前進しようとしている。
 いずれにせよ、ウクライナによるその東南部奪還はそう遠くなさそう。↓>
 「・・・ウクライナ軍の参謀本部は、ザポロジエ州ロボティネ付近で前進し、陣地を固めていると発表。オリヒウとロボティネ間は十数キロで、周辺で激しい戦闘が続いているもようだ。  英国防省は、ロシア軍が空挺部隊を南部ヘルソン州からオリヒウ周辺に再配置したとみられると分析。ドニエプル川東岸のロシア軍の防衛力が弱まるだろうとした。 ・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/91280c095c15066ab28b315e77b296277a1945a7
 Ukraine Makes ‘Tactically Significant’ Advances Amid Three Sector Push—ISW・・・
https://www.newsweek.com/russia-ukraine-isw-advances-three-sector-push-1819303
 Ukraine Makes ‘Tactically Significant’ Progress in Its Counteroffensive–Troops advanced 10 to 12 miles along two main lines of attack in Kyiv’s drive to reach the southern coast and sever Russian supply lines, while explosions echoed at the vital Kerch Strait Bridge.・・・
https://www.nytimes.com/2023/08/12/world/europe/russia-ukraine-war.html

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 コワ。↓

 「瑠奈容疑者と男性トラブル当日のダンスクラブに、父親の修容疑者の姿…車で送るなどし、事件前から男性と“面識あった”とみて捜査・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cac4245585d5f223f73008d8e6b960ebccf0a270
 <キモ。↓>
 「・・・修容疑者のブログ「以前から探していた親ばかグッズを拾った。録音可能なICレコーダー付きのコンパクトフォトスタンド。娘をなだめすかせてメッセージを入れてもらい常に携帯している」 「再度問われる、『人間を殺してなにが悪い』と。悪いなどと一言も言っていない。殺した時点であなたは『人間』ではなく『ヒト』という獣になるんだよ」「では肉親を殺されたら?」その時点で相手は「私にとって」獣です。 獣には獣としてそれなりに応じてあげるのが礼儀ってもんです」 瑠奈容疑者と被害男性のトラブルは、修容疑者にとって「娘を殺された」のと同じだったのでしょうか。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbdaf048b66e632304e81d0e658f484368bd0427

 レバノン人のゴーンのレベルまで落ちぶれたイギリス司法。↓

 「東京都渋谷区の宝石店で8年前に起こった強盗事件をめぐり、英国の裁判所は11日、強盗致傷容疑などで国際手配された英国籍の男の引き渡しを認めないとする判決を言い渡した。日本に引き渡された場合、男の人権が侵害される恐れがあることを理由に挙げた。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/71ab1153e94c980be180c81f4c54761af77301c5

 えらい!↓

 「「人と見た目が違っても、私は私を生きるから」 トリーチャー・コリンズ症候群の女性 思いをまとめ本を出版・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/269773
 「財務官訪問が映したウクライナの今 現地へ鉄道15時間・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA096PJ0Z00C23A8000000/

 やっぱ母と子ではあったんだねえ。↓

 「・・・石渡宮相は別の感慨にとらわれていた。それはよくここまで無事に到達したものだという喜びでありおどろきであった。8月12日にとつぜん天皇が皇太后に会いたいといわれたことを、宮相は胸を熱くしながら思いだすのである。
 「皇太后様にお目にかかるのも、最後になるかもしれぬ」
 そのとき天皇はいった、「自分はいま和平を結ぼうと思って骨を折っているが、これが成功するかどうかわからない。だから、あるいは皇太后様にお目にかかれるのも、こんどが最後になるかもしれぬ。一目お会いしてお別れを申上げたい」――天皇にすら、和平実現に真の確信はなかったのであろう。軍の強い動きによって最悪の事態に直面するかもしれぬことをおそれた、決死のご覚悟といってもよい。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/507ab35b5d534247c9194b27f0a0552361f56402
 <なんで、第一総軍司令官(杉山元)が入っとらんの?↓>
 「・・・陸相官邸に帰った阿南陸相を待っていたのは、さきほどいちど見せられた兵力動員計画であった。それはまさにクーデター計画なのである。 (1)使用兵力―東部軍及び近衛師団 (2)使用方針―宮城と和平派要人とを遮断す。その他、木戸、鈴木、東郷、米内等の和平派要人を兵力を以て隔離す。ついで戒厳に移る (3)目的―国体護持に関する我方条件に対する確証を取付けるまでは降伏せず、交渉を継続する (4)方法―陸軍大臣の行なう警備上の応急局地出兵権を以て発動す  ただし「右の実行には、大臣、総長、東部軍司令官、近衛師団長の四者が一致することを条件とする」とあった。・・・
 軍事課長荒尾興功(あらおおきかつ)大佐・・・は、この一派の長として陸相との連絡に任じ、計画の実施には「四将軍の一致を要す」という条件をつけて、ひそかに暴発を警戒したのである。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dd8bb4fae80a5e1c6a5c8d7de41ff1b8970727d
 <「大罪」=帝国陸海軍の無条件降伏で終ることを知りながら天皇以下大多数の日本人を騙して戦争を起こしたこと、であって、もちろん、戦争に負けたことではありえなかった。勝ったのだから。↓>
 「・・・阿南陸相自刃、森師団長殉職により、全陸軍は喪に服したように、徹底抗戦の夢をすてた。将兵の心のうちにのこっていたあきらめきれないなにものかが断ちきられた。その死は無言の教示を垂れた。陸相の感じた「大罪」は、全陸軍のものであった。そして、椎崎、畑中、古賀ら青年将校の死が、一時の狷介な精神から発した暴挙、あるいは行動を反省する機会を、多くの将兵にあたえた。国体護持を完全ならしめるために本土決戦をとなえた全陸軍軍人は、その国体護持を完全ならしめるために、生きのびて国家再建に邁進すべきであろうと説く一連の運動が、そこに生れてきていた。・・・」
https://bunshun.jp/articles/-/64680?utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink

 先の大戦で日本に敗北したドイツやロシアにとっては悲劇、日本にとってはそうじゃないのー。↓

 「・・・特攻隊員の戦死者は海軍が4146人、陸軍が2225人の計6371人に上る。・・・」
 第2次大戦ではドイツ軍やソ連軍も自爆攻撃を実施した。・・・東京国際大の村井友秀・特命教授(軍事史)・・・は「戦時中に武器や燃料が不足すれば特攻が選択肢になり、再び悲劇が起きかねない。そうさせないためにも、歴史に学ぶことが必要だ」と語る。」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230811-OYT1T50056/

 話し合いができない相手があるし、そもそも、話し合いで解決の道を探ることが不可能なことがあるのー。↓

 「・・・岩木遺族会長の舘浦善清(よしきよ)さん(82)・・・は「戦争は駄目だ。そうなる前に話し合いで解決の道を探るべきだ」と力を込めた。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/21d01cdbc564d393c11c9b3c300a1556b366ab73

 そ、ウクライナ国民やビルマの反体制派、そして、タリバン/IS、に訴えてごらんー。↓

 「北海道白糠(しらぬか)町の中河一雄さん(101)は、連合艦隊が事実上壊滅したフィリピン・レイテ沖海戦の生き残りだ。・・・
 ロシア侵略に危機感・・・
 「死んでもいいと思って戦地に行ったが、いざ最期だと思ったら本当に怖かった。戦争とは惨めで、愚かなものだ」と訴える。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a72c6ce36fa88be7a54c8078f032758ff24d7d4

 永山某じゃないが、そんな大日本帝国評価は無知の涙ってやつなのー。↓

 「日本が太平洋戦争開戦に至る過程は、ナチスドイツによるポーランド・ソビエトへの侵攻とはかなり異なっているように見える。ヒトラーの明確な決断が開戦に結びついた後者に対して、大日本帝国が対米戦に踏み切った過程は、主体的に戦争に積極的な人物が見当たらない。・・・
 <そんな「事態」もなかったのー。↓>
 日中戦争の間に露呈してしまったのは、政戦両略の分裂と呼ばれる事態です。・・・
 実は、大本営政府連絡会議は、以前にも開かれたことがあります。日中戦争初期、第1次近衛内閣の時ですが、ドイツのトラウトマン駐華大使を仲介に日中和平工作をやろうとしました。その時、もう交渉に脈がないと打ち切りを主張したのが、政府、つまり近衛首相や米内光政海相、広田弘毅(こうき)外相でした。  継続を主張したのが参謀本部で、多田駿(はやお)参謀次長(総長が宮様だったので、参謀本部の実質的なトップ)が頑張ったわけですが、政府に押さえ込まれてしまいます。その結果、日本政府は蒋介石政府否認の声明を発し、戦争終結への道を自ら閉ざしてしまいました。
 <杉山メモそのものがメーキングなのー。↓>
 このように、大本営政府連絡会議で統帥部が政府にコントロールされた先例ができてしまったので、参謀本部は連絡会議の再開を非常にいやがりました。このため、当初は会議ではなくて懇談会と呼称したのです。参謀本部がいかに警戒していたかが窺えます。『杉山メモ(大本営政府連絡懇談会・連絡会議の議事録)』冒頭には、懇談会は連絡会議と「若干趣を異にし」「軽易に政府と統帥部との連絡懇談を行はんとするもの」と連絡会議との性格の違いを強調しますが、「軽易」と言いつつその決定は閣議決定以上の効力を持ち、御前会議とともに重要国策を決定するとしています。非常に不思議なのですが、これには法的根拠が全くない。そもそも御前会議も法的な規定がなく、何か会議を天皇の前で開けば御前会議ということです。ですから閣僚と統帥部の会議に天皇が列席すれば御前会議になるわけですが、法制上の縛りは何もない。いくら『杉山メモ』に閣議決定以上の効力を持つと書いてあっても、会の後に杉山元(はじめ)参謀総長が参謀本部に帰って下僚に口述筆記させた議事録に法的効力がある筈はありません。ですから、懇談会の決定が法的効力を持つには、改めて閣議を開いて決めないと憲法違反になる。問題は、閣議には統帥事項を諮らないので、隠してぼかしている。こんなやり方で、なんとか辻褄を合わせようとしたのです。
 <国策は、杉山計画という形で決まっているにもかかわらず、それを秘匿するためなのー。↓>
 なぜ曖昧な両論併記の国策が成立するのか。分裂した指導体制の中で、さまざまな政治アクターがさまざまなことを主張します。全てのアクターが拒否権をもっている状況で、それを行使されないためには、玉虫色の決定をするしかない。その目的は、天皇の前で自分たちが一致していることを表現することでした(一致していないと裁可されないため)。その結果、できあがった国策は、さまざまな矛盾した内容を併記した、何が決まったのか分からない文章になります(両論併記)し、決定的対立を惹起しかねない問題は外されます(非〔避〕決定)。いったん国策が決まれば、それを根拠に自分たちの政策を実現しようとして、国策決定後も延々と陸海軍や外相等との間で綱引きが繰り返されます。まさに、諺にあるように「船頭多くして船山に上る」状態が常態化していく。これが国策決定の特徴です。・・・
 <そうじゃなかったからこそ、先の大戦で日本は勝利し、そうだったからこそ、戦後日本は脳死しちまったのー。↓>
 各組織の長が自らの集団の保身と責任逃れに終始して、結局のところ、全体が破滅に追い込まれる自体に陥ってしまうというのは、今の日本企業や政府にも通じるところがあるのではないでしょうか。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/638c8ee15854068d492253b89500392e213d8e4f

 いつも戦闘での負けをこういうところで帳尻を合わせようとするロシア。↓

 「日露戦争中の1904年当時、日本最大の国産船「常陸丸」が玄界灘を航海中、ロシア艦隊によって撃沈されました。死者1000人以上。沈没から119年たって初めて海底に眠る船の姿を私たちのカメラがとらえました。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2-%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%8C%97%E6%9D%B1%E9%83%A8%E3%81%A7%E6%88%A6%E6%B3%81%E5%A5%BD%E8%BB%A2-%E5%9B%BD%E9%98%B2%E7%9C%81/ar-AA1faCkt?ocid=msedgntp&cvid=e0f2c1fe9f9f4daa9f66d0d54ecb6cd4&ei=23

 日・文カルト問題。↓

 <韓国だけにとってはね。↓>
 「「結局のところ共存、共生していかねばならない相手」…歴史に見る韓日の未来 ・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/08/10/2023081080158.html

 米国だからこそ起きる後進国的大災害。↓

 「ハワイ山火事80人死亡、サイレン80基作動せず…日本人ら1000人と連絡つかず・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/71ab1153e94c980be180c81f4c54761af77301c5
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-66489815

 ISの事実上の総本山たるタリバンがアフガニスタンを再占拠しちまってるんだからISが再活躍し始めてることに不思議はないな。↓

 Islamic State attack on army bus kills 33 Syrian soldiers・・・
https://www.newsweek.com/russia-ukraine-isw-advances-three-sector-push-1819303

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <出。↓>
 「また行ってみたい!中国のファンが日本で「羽生結弦を探す旅」・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b918703-s25-c50-d0190.html

<太田>

一 衣類スチーマー

 8月4日に持ち込んだところの、日立製の表記、の修理ができたとの連絡が昨日14:30頃に入ったので、随分早いなと思いつつ、コジマ/ビックカメラに出かけたら、要するに新品に取り換えてくれていた。
 それにも保証書が付いていたので、保証期間が実質2カ月延長になった勘定になる。

二 ジューサー

 ミキサーもジューサーも引っ越し後、比較的早い時期に買ったが、前者は力が弱過ぎて使い物にならず、後者は使い方がむつかしかったこともあって全然使わないまま放置されてきて恐らく陳腐化してしまっていたところ、コジマ/ビックで展示品セールをやっていた中にあった、パナソニックの高速ジューサーMJ-H600・・ジューサー、ミキサー、ドライミル、の三つ兼用・・、を税込み4,980円で全額Pontaポイントで買った。
 (ドライミル機能を使うと、緑茶を粉末にするといったことができる。)
 通常つくビックカメラのポイントの半分を放棄することで1年保証が5年保証になるところが、Pontaポイントで買うと、それができず、というか、そもそも、Pontaポイントで買うとビックカメラのポイントがつかないので、こういう物を買うのが一番だ。
 さて、今朝、ミキサーとして使おうと思ったところ、「組み立て」がどうしてもできない。
 恐らく、チェーンソーの時のように、出荷時の設定(仕様)が取説と違っているのではないかと想像されるが、日・祝日はサポートがお休みなので、電話するのは明日回しにせざるをえない。
 私のメカ音痴や老化のせいもあるのかもしれないが、日本の製造会社が劣化している感が否めない。

三 口腔洗浄機

 コジマ/ビックカメラに自転車で赴く途中に表記を最寄りのコンビニから受取人払いでパナソニックに送っておいた。

四 SwitchBot

≪SwitchBot〇さん≫(昨夜)

 詳しく現象をご教示いただきありがとうございます。ご利用中のSwitchBotアプリが最新バージョンになっていない場合、
 お手数ですが、SwitchBotアプリバージョン(V7.4)にアップデートしていただくようお願い申し上げます。

⇒(当然のことながら)アップデートされていた。(太田)

≫ところで、あなたは、英語だけではなく、日本語もできるんですね。ちょっと驚きました。≪(コラム#13661。太田)

 皆様に良いサービスをご提供いただくため、日本語と英語でサポートさせていただいております。
 またご使用上に何かお困りのことがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。・・・

五 ネックファン

 今夏の異常な暑さ対策で、外出時には、ネッククーラーに加えてアイスネックリングも用いてきたが、鼻毛カッターのサポートがバッテリーは空にするなと(ホントかどうかは知らないけれど)宣ったことが気になり、使っていなかったところの、ネックファンをアイスネックリングに代えて一昨日から夜間の外出時に使い始めた。
 アイスネックリングよりも更に嵩張るので、東南アジアの首長族
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%96%E9%95%B7%E6%97%8F
みたいな出で立ちに見えているのではないか、と、チト気になっている。

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太田述正コラム#13664(2023.8.13)
<森部豊『唐–東ユーラシアの大帝国』を読む(その2)>

→非公開