太田述正コラム#14087(2024.3.13)
<皆さんとディスカッション(続x5833)>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <ぜーんぶ間違い。自分が岸カルトによる詐欺被害者であるとの自覚がないおめでたいシトが同カルトの狙い通り同カルトの従犯ディスりをやらかしとるね。↓>
 「・・・抑止力こそ、現実にはあらゆる理想を超えて国を守り世界平和を守る、もっとも有力な武器だ。
 ところが日本はまるで逆で、かつて日米安保条約に反対した人々が憲法改正にも反対している。・・・こういう人々には自分たちがやっていることは「東條英機と同じ」だということに早く気がついてほしい。戦前はいまとまったく逆で、「袁世凱政権と妥協して日中平和をめざそう」などと言えば、現在の「改憲論者」が護憲論者から浴びせられるような悪口雑言を浴びた。
 「まったく逆」と言ってもそう見えるのは表面上だけで、じつは同じ信仰に基づくものであることはおわかりだろう。それが、論理的にものを考えるということである。そして戦前の日中友好論者にもっとも罵声を浴びせたのは、陸軍であった。
 なぜなら「十万の英霊」には海軍軍人もいないわけではないが、大多数は陸軍軍人だからだ。陸軍にとって「膠州湾を無償で中国に返還し、友好の道を探れ」などという意見は「極悪人の発想」になる。始末の悪いことに、陸軍には新聞という大応援団がいた。朝日新聞が典型的で、戦前の「満洲は日本の生命線だ。
 どんな犠牲を払っても絶対に手放すべきではない」という姿勢と、戦後の「なにがなんでも平和憲法を護るべきだ」という主張は「まったく逆」のように見えるが、じつは「まったく同じ」である。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E9%80%86%E8%AA%AC%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8F%B2-%E5%BC%B7%E5%9C%A7%E7%9A%84%E3%81%AA%E5%AF%BE%E8%8F%AF%E4%BA%8C%E5%8D%81%E4%B8%80%E7%AE%87%E6%9D%A1%E8%A6%81%E6%B1%82%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%97%E7%94%9F%E3%81%98%E3%82%8B-%E4%BA%8C%E3%81%A4%E3%81%AE%E9%87%8D%E5%A4%A7%E3%81%AA%E7%96%91%E5%95%8F/ar-BB1jJNQU?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=71ed720aee684d65a3765f8061fb0623&ei=142

 ウクライナ問題。↓

 <また、やってくれたぜー。
 彼らもまたモンゴルの軛症候群患者達でないことを切に願う。↓>
 Russian Rebels Launch Fresh Cross-Border Raids From Ukraine
https://www.newsweek.com/map-ukraine-allies-gained-russian-territory-1878517
 <また、やってくれたぜー。↓>
 Ukrainian drones hit Russian oil facility as anti-Kremlin units attack・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2024/03/12/russia-militias-ukraine-war-drone-strikes/
 <これはいつもながらのおハナシ。↓>
 「ロシア軍輸送機が墜落、乗員15人全員死亡・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%BB%8D%E8%BC%B8%E9%80%81%E6%A9%9F%E3%81%8C%E5%A2%9C%E8%90%BD-%E4%B9%97%E5%93%A115%E4%BA%BA%E5%85%A8%E5%93%A1%E6%AD%BB%E4%BA%A1/ar-BB1jLRg2?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=a86a63ba95124361a5a98a8107fc0b17&ei=103

 ガザ戦争。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 Youtubeでリアルタイムで見てたぞ。↓

 「民間小型ロケット「カイロス」が打ち上げ失敗 数秒後に爆発・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6713beb0c51ab75e89dbd44aa6f68b05332fc300

 今回のオスカーを総括した記事だが、写真にゴジラの監督が写りこんでるだけで、記事本文中には日本の2作品への言及は見事なまでにゼロだ。↓

 The Academy Let Itself Off the Hook–This year’s Oscars honored movies about important issues—but ignored the one that placed the blame too close to home.・・・
https://slate.com/culture/2024/03/oscars-2024-oppenheimer-killers-flower-moon-zone-interest.html

 国際的ニュースに。↓

 Fukuyama residents warned not to touch cat after chemical tank fall・・・
https://www.bbc.com/news/world-asia-68547839

 こんな映画も評論も嫌いだなあ。
 (ビョーキじゃない)人間も、歴史も、単純なものだ、と、私は信じているからだ。↓

 「・・・『君たちはどう生きるか』・・・は複雑なプロットで物語の整合性を失っており、謎が過剰に詰め込まれている。しかし、抑圧された少年を主人公とするジュブナイル作品としては、その破綻や謎にこそ一定の魅力があるし、実際、多くの観客に(劇場公開前から)魅力あるものとして評価されてきた。・・・
 <例えば、>物語類型論における、「シェイプシフター」と「トリックスター」と「賢者」を併せ持つような役割を、青サギは担っている。ここに「込み入りすぎたプロット」の片鱗を見いだすことができる。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E5%AE%AE%EF%A8%91%E9%A7%BF%E3%81%8C82%E6%AD%B3%E3%81%A7%E5%AE%8C%E6%88%90%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%9F%E6%96%B0%E4%BD%9C%E3%81%AF%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%BC%E7%8D%B2%E5%BE%97%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%8B-%E5%93%B2%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%8C-%E5%90%9B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B-%E3%81%AE%E7%A0%B4%E7%B6%BB%E3%82%92%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%99%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1/ar-BB1jDh9t?ocid=hpmsn&cvid=5152261fe82b44b19fdcb742e5579f43&ei=16

 私の母校の日比谷高校の伸びが鈍いなあ、という印象。
 公費助成の関係で、公立の魅力が薄れてきてるのかしら。
 と、その時気付いたのは、筑波大付属駒場の姿がないこと。
 単に、「超速報」時点じゃ、同校からまだ発表がなかったからだ、と、調べまくった上で判明。↓

「【超速報】東大合格者「高校別」トップ20!・・・
 公立校のトップは7位の日比谷(東京)で59人と奮闘。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%B6%85%E9%80%9F%E5%A0%B1-%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E5%90%88%E6%A0%BC%E8%80%85-%E9%AB%98%E6%A0%A1%E5%88%A5-%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%9720-%E9%96%8B%E6%88%90149%E4%BA%BA-%E8%81%96%E5%85%89%E5%AD%A6%E9%99%A297%E4%BA%BA-%E7%81%9894%E4%BA%BA-%E5%85%AC%E7%AB%8B%E3%81%A7%E4%B8%8A%E4%BD%8D%E3%81%AB%E9%A3%9F%E3%81%84%E8%BE%BC%E3%82%93%E3%81%A0%E5%90%8D%E9%96%80%E6%A0%A1%E3%81%AF/ar-BB1jJrJu?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=3fb25a44e25e470c87d2fbb352d18062&ei=31

 単なる不同意性交疑い事例、ということでいいのでは?
 なお、近親相姦の邦語ウィキペディア、充実してるねー。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E8%A6%AA%E7%9B%B8%E5%A7%A6 ↓

 「「苦しみを知ってもらいたい」実名・顔出しで父親からの性被害訴えた24歳女性【会見詳報】当時10代の娘に性的暴行の疑いで逮捕された父親は黙秘・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9d3bcd312d418a6ab8ae1aedfe71b3bf24ef9d4
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1048929?display=1

 最上氏って斯波氏だったのね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E4%B8%8A%E7%BE%A9%E5%85%89 ↓

 「・・・かつて「羽州探題」の再興を目指していた・・・最上義光<(よしあき)>・・・は、領国経営をよくし、冷静な視点と判断力を持ち合わせた、優れた「藩主」へと変身を遂げた。これまでは上杉中心史観や伊達中心史観によって、一面的な評価しかされてこなかった。 しかし、義光が遺した事績は偉大であり、名将のひとりとして再評価が進んでいくことを望みたい。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e416ad070a608fecc6181de1910b065a42c576ad

 面白いが・・。
 (斯波氏がここでも登場。)↓

 「・・・<守護の>斯波義銀<(よしかね)>・・・は、服部友貞、吉良義昭(または義安)、石橋忠義ら尾張の有力者と共謀して、信長を義元に捧げる贄にするつもりであった。信長を嫌ってというより、義元を恐れてのことだろう。
■桶狭間前夜の軍議には斯波義銀がいたのではないか  
 義元がこのまま攻めてきたとして、信長に勝ち目があるとは思えない。義元は駿河・遠江・三河の軍勢を連れており、甲斐武田氏の援軍もいた。しかも美濃からは一向一揆勢も参戦する予定であった・・・。  
 もし統治の実権を託す信長が負けたら、尾張守護たる自分も殺害されることだろう。そう考えていたところへ義元から甘い言葉をかけられたら、黙って従うのも無理はない。  義銀の家老たちは、清洲城内で信長を殺害して、その首を義元に捧げるつもりでいたと思われる。だから、「家老衆」は野戦を望む信長に、野戦などしないで清洲城に籠るほうが得策だと反論したのだ。  
 そしてこの「家老衆」とは、信長ではなく、義銀の家老衆なのであろう。  
 なぜ、こんな重大事を省略しているのか。  
 それは太田牛一の旧暦に原因がある。牛一は「生国尾張国、武衛様臣下」(太田家本『信長記』巻一奥書)と伝わるように、もともと武衛──守護斯波氏──の家臣であった。  牛一は、いつからか信長の親衛隊長にあたる「六人衆」に抜擢されているが、おそらく義銀の裏切りを、桶狭間の前後頃、信長に報告した功績で信任を受けのだろう。  このため、牛一は旧主たる義銀に後ろめたい気持ちもあり、その具体的動向をかき消したのだ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d66f2a70ce8ad65ea017dc229a21cfa58a600129

 ふはい。↓

 「・・・4つの身分の最高位である公卿は、一位から三位の位を持つ人と「参議」に任じられているごく一部の四位が該当します。これに続くのが四位、五位(正四位上から従五位下)の位を持つ諸大夫。「受領(ずりょう)」といわれる諸国の長官である国守となるにも従五位下に叙爵されることが必要でした。
 公卿と諸大夫の「貴族」の下に、六位以下の位を持つ「侍」と、位階を持たない「無位」の庶民がいます。「侍」というとイコール武士と思われがちですが、この時代の「侍」は書類仕事しかしない一般的な官人も含まれています。侍=武士ではなく、文官・武官の区別なく六位以下の身分の呼称です。・・・
 藤原道長や紫式部の時代、公卿は20人前後でした。その家族や皇族、身分の高い僧侶、女性を含めても、公卿身分に相当する人は100人にも満たないでしょう。
 諸大夫となった人を一覧化した史料はありません。律令の規定では、役職の定員は決まっていますが、正規の員数を超えて任命される権官(ごんかん)は定員に含みません。さらに位だけを持ち、役職を持たない散位(さんに)もいるため、はっきりとした人数は分かりませんが、日記などから11世紀に公卿に任じられた人数と諸大夫に相当する四位、五位を授けられた人数の比率を推定すると、公卿1に対し、四位・五位は40倍近くいました。つまり公卿が20人とすると諸大夫は800人近くいたという計算になります。・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD215SK0R20C24A2000000/

 日・文カルト問題。↓

 <本件で日本への言及を一応許す。↓>
 「トヨタ1万4千件、現代自・起亜8千件…自動車を巡るグローバル特許戦争 ・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/03/12/2024031280114.html
 <日韓交流人士になんちゅうことを・・。↓>
 「日本AVモデルのランジェリーショー…韓国水原で開かれるイベントに女性団体が猛反対・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/316120
 <仰せの通りなれど、それ以前の問題・・カルト・・かと・・。↓>
 「韓国の東北アジア歴史財団理事長「歴史認識、第三者に対する説得が重要…日本右翼との討論歓迎」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/316129
 <日韓交流人士モノ。↓>
 「チョン・ミョンフン指揮の東京フィル 5月にソウルで公演・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20240312001400882?section=society-culture/index
 <ご愛顧に感謝。↓>
 「韓国の書店で漫画「ドラゴンボール」の販売急増=韓国ネット「人生最高の漫画」「ありがとう」・・・韓国・ニューシス・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b930045-s39-c30-d0191.html
 <オイオイ、東海じゃあなかったのかよ。↓>
 「日本海ではなく「韓国海」、ドイツ人女性が発見した地図に韓国教授「非常に意味が大きい」・・・韓国・YTN・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b930066-s39-c100-d0195.html

 昔からそう言われてきたもんだが・・。
 かく言う私も、自他とも許す「内向型」だよ、ウエッヘン。↓

 「世界の「ギフテッド」の75%以上がじつは「内向型」だった…外向型と違う「脳の仕組み」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/health/other/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE-%E3%82%AE%E3%83%95%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89-%E3%81%AE75-%E4%BB%A5%E4%B8%8A%E3%81%8C%E3%81%98%E3%81%A4%E3%81%AF-%E5%86%85%E5%90%91%E5%9E%8B-%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F-%E5%A4%96%E5%90%91%E5%9E%8B%E3%81%A8%E9%81%95%E3%81%86-%E8%84%B3%E3%81%AE%E4%BB%95%E7%B5%84%E3%81%BF/ar-BB1jMLqm?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=a86a63ba95124361a5a98a8107fc0b17&ei=51

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <邦語媒体より。
 私が言ってきた理由へのお飾り的付けたし集。↓>
 「中国が台湾を軍事侵攻? よくある台湾有事論が「単なる妄想」である3つの理由・・・
 第1に、米中は台湾問題では現状維持で一致している。これは1979年1月の米中国交正常化での合意である。以降も今日に至るまで双方とも合意を守っている。・・・
 第2に、台湾も現状維持に従っている。台湾にとって現状は利益しかない。・・・
 第3が日米による台湾の抑止である。これも現状維持を確実にする。日米は現状維持のために台湾の“冒険主義”を封止する。台北政権による台独を許さない。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d72b9adf7e0f839e9dab497a932fa5da0793702  
 <ここからは、レコードチャイナより。
 人民は人間主義化しつつある、と信じたい。↓>
 「東日本大震災で被災した小学1年生の話に、涙が止まらなかった―在日中国人・・・華字メディアの日本華僑報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b930017-s25-c30-d0052.html
 <アハハ。↓>
 「「日本にこびている」と批判の飲料をセブン-イレブン2店舗が販売停止に、・・・「セブン-イレブンは日本のコンビニじゃなかったの?」「日本のコンビニが日本にこびる企業をボイコット。どうなってるの?」「本当に面白い」などの声が上がった・・・香港01・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b929978-s25-c30-d0190.html
 <ヤメテー。↓>
 「日本旅行に注意!東京の電車内でトコジラミか、ネットでは「トコジラミマップ」も・・・香港メディアの香港01・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b930039-s25-c30-d0052.html

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太田述正コラム#14088(2024.3.13)
<岡本隆司『物語 江南の歴史–もうひとつの中国史』を読む(その26)>

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