太田述正コラム#3213(2009.4.14)
<皆さんとディスカッション(続x456)>
<遠江人> 
≫典拠付けて書かないと、いかに真実があやふやなのかが身に染みました。≪(コラム#33211。KT)
 典拠を示す必要のある事案については、典拠が示してあれば、その根拠とする典拠が適切であるかどうかを検証することができます。適切であれば信頼できる、適切でなければ信頼できない、検証が難しいもしくは出来ない事案については保留。典拠が示されていなければ、そもそも検証することができないので、個人の妄想と同義。<こういうことです。>
<toyotoki11>(http://72.14.235.132/search?q=cache:C2Ii_tKTNxoJ:k.hatena.ne.jp/keywordblog/%E5%B2%A9%E6%89%8B%E7%9C%8C+%E5%A4%AA%E7%94%B0%E8%BF%B0%E6%AD%A3&cd=288&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
 –麻生太郎はついている–
 小沢一郎は悪事が露見したし、北朝鮮さミサイルをぶっぱなすし、で自民党の人気が回復してきた。
 ということで、麻生太郎はついていると思った次第である。 
 兵頭二十八氏や太田述正氏のブログを読んでいると、北朝鮮のミサイルにおたおたしないでいられる。
 もっとも秋田県や岩手県に住んでいてもそういう気持ちでいられるかどうかは分からない。
 いずれにせよ早く属国から抜け出したい。それには民主党と太田述正氏は言っておられる。考える力のない者は、誰かを信頼するしかない。
<太田>
 中共の核ミサイルにはおたおたしてくださいね。
 いずれにせよ、次の総選挙では民主党に投票しましょう!
<???>(http://72.14.235.132/search?q=cache:8RYcw18IbHIJ:namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1238402820/268+%E5%A4%AA%E7%94%B0%E8%BF%B0%E6%AD%A3&cd=295&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
 –高橋洋一東洋大教授を窃盗容疑で書類送検–
 「天下りを拒否する高橋氏のような真っ当な官僚だっているんだよ」<という意見>・・・について言っておくが、高橋洋一のようなキャリア官僚から大学教員に転身する場合は通常の大学院修了者と伍して熾烈なアカポスを実力で勝ち取るのではないものと思われる。
 キャリア官僚の特権として、学術論文が一本もなくても、天下り先として大学教員になれるそうだ。(参考文献:元防衛省キャリア官僚、太田述正『実名告発防衛省』)
 常識で考えれば、激務のキャリア官僚に満足に学術論文を書く時間があるはずもない。
 つまり高橋洋一東洋大学教授は天下りの可能性が高い。
<太田>
 私の本を咀嚼していただき、ありがとうございます。
 ただ、高橋の場合、博士号をとっていますからね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E6%B4%8B%E4%B8%80_(%E5%AE%98%E5%83%9A)
 一応、大学の教師になる資格はあると言うべきでしょう。
 では、記事の紹介です。久しぶりに小沢秘書逮捕事件がらみの記事から。
 「新党日本の田中康夫代表が民主党広報紙「プレス民主」の17日号に寄稿し、違法献金事件で進退問題が浮上している小沢代表の擁護論を展開する。・・・
  寄稿は、民主党が「検察への反論などを掲載する」として求めたのがきっかけ。「人事と予算、法案のあり方を一新し得る小沢一郎が率いる政権交代は御用学者の学界、記者クラブの報界を含む『政官財学報』のムラ社会に恐怖だ」「オザワン(小沢氏)抜きの政権なら連中はほくそ笑む」と「ヤッシー節」全開だ。・・・」
http://www.asahi.com/politics/update/0414/TKY200904130286.html
 「・・・私は衆院選前の代表交代には反対だ。担当記者として小沢氏を1年半見続け、氏の政権交代にかける思いは本物と確信する。その判断が正しいのか否か、選挙を通じ国民の声を聞いてみたい。・・・「議会制民主主義を定着させたい」という小沢氏の発言は、どのような状況下でも一度もぶれたことがない。・・・細川政権でも自自連立時代でも、小沢氏の一歩下がって実権を握るさまは「闇将軍」「権力の二重構造」と呼ばれた。今小沢氏が代表を退けば、同じことを繰り返す羽目にもなりかねない。・・・」
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20090414k0000m070129000c.html
 「・・・鳩山氏は・・・「小沢代表自身が多くの国民にどんどん接する必要がある。(信頼回復できるかは)対話集会などで、厳しい質問に一つ一つ答える姿を見せられるかどうかにかかっている」と指摘した。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009041301000607.html
 千葉県に続いて秋田県でも民主党が敗北したというのに、性懲りもない小沢擁護者には本当に困ったものです。
 小沢が執念を燃やしているのは、(それが「風車」であるにもかかわらず、)ただただ(検察を含む)官僚達を打倒することだけであり、そのためであれば、彼は、説明することのできないカネ集めでも何でもやり、かつついでに自分の懐も潤す、ということなのに、よくもまあ小沢擁護ができるもんです。 
 その他の記事です。
 大川隆法がわがコラムに登場した(コラム#3209)と思ったら、今度は人民網に華々しく登場です。
 –大川隆法著「勇気の法」中国語版が出版 各地の学校に贈呈へ–
 「日本の人気作家、大川隆法氏・・・は日本のベストセラー作家で、読者に勇気を送る著作のほか、経済・健康・経営などに関する数多くの著作を手がけている。・・・」
http://j.peopledaily.com.cn/94475/6635710.html
 そう言えば、中共、池田大作も大好きだったですね。
 サラリーマンは、火曜の朝に最も憂鬱になるようですよ。
 ・・・workers are most under pressure on Tuesday mornings.・・・
http://english.chosun.com/w21data/html/news/200904/200904140004.html
 経済不況で英国の人々が精神的にまいっているようです。
 なんで、日本人は平気なんですかね。
 ・・・”The current financial crisis is having an adverse effect on the nation’s wellbeing,” ・・・
 A majority of respondents (77%) told the MHF the world has become a more frightening place in the past 10 years. More than a third (37%) feel more frightened than they used to. More women than men (43% compared to 30%) report an increase in their fears. Young people also seem to be more susceptible. Three quarters of those aged 18-34 say they are anxious or frightened some of the time, compared to 65% of over-55s.・・・
 ”The UK now has 4.2m [CCTV cameras], more than the rest of Europe put together, but this has not led to people feeling safer,” ・・・
http://www.guardian.co.uk/society/2009/apr/14/mental-health-study-fear
 米国籍の貨物船の船長がソマリア海賊の人質になっていたところ、米海軍特殊部隊の狙撃手3名が人質と一緒に救命ボートに乗っていた海賊3名(すべて未成年)を射殺して、事件が一件落着しました。
 30メートルしか離れていない、揺れるボートに乗っている3人を同時に射殺するのがどんなに凄いことか、技術的な解説を加えているコラムは面白い。
http://www.slate.com/id/2216031/
 ノルウェーで、背面騎乗位で恋人(21歳)とセックスしながら車を制限時速33kmオーバーで高速道路を蛇行運転していた男(28歳)が逮捕されました。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/7996815.stm
 これで思い出すのが映画「赤いバイオリン(The Red Violin)」での、バイオリニスト兼作曲家が、愛人とセックスをしながらバイオリンを弾くシーンです。
http://jp.youtube.com/watch?v=yc1fguYopx0
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Red_Violin
 実際問題として、こんな、「ながら」演奏は不可能に近いと思いますが、車の「ながら」運転は可能であることが証明されたわけです。これは、車の運転はもとより、恐らくは器楽の演奏も、(私がかねてより述べているように、)早晩、人間に代わって機械がもっぱら行うようになることを示唆している、とは言えそうです。
 もちろん、売春もそうなることでしょう?
 ・・・Born in Germany, <Handel=ヘンデル> ended up spending most of his life in London after his employer in Hanover became George I in 1714.
 ・・・he may have come to London in 1710 and settled in 1712 to spy out the land for the eventual Hanoverian successor to Queen Anne. ・・・
 ・・・he was an entrepreneurial promoter, risking his own money on operas and oratorios.・・・
 ・・・he also did quite a lot of investing, and some records survive of his investments in the newly emerging financial markets. ・・・
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/7992395.stm
 この凄腕の作曲家・スパイ・興行師・投資家たるヘンデルに思いを馳せつつ、春の宵に彼の名作「メサイア(Messiah)」に耳を傾けられてはいかが?
http://www.youtube.com/watch?v=nnHksDFHTQI&feature=channel_page&fmt=18
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太田述正コラム#3214(2009.4.14)
<風前の灯火のタイ王制>
→非公開