太田述正コラム#15303(2025.11.10)
<皆さんとディスカッション(続x6431)/映画評論482:第9地区>
<HaD/N1LM>
大分岐の始まりは、産業革命なんかじゃない。もっと前、アングロサクソンが「王を信用しない」と決めた頃からだと思う。
彼らは、信じないからこそ制度を作った。人を縛るためじゃなく、自分を守るために。
日本は逆だ。信じることで秩序を作ろうとしてきた。だから空気で動く。だが、それは成長のブレーキにもなる。
信頼が美徳、疑いが悪徳という前提が違うだけで、文明の方向がここまで変わるのは面白い。
⇒ギリシャ、ユダヤ、日本、アングロサクソン、の4大天才民族中、日本とアングロサクソンは、今度の「講演」原稿で言及する予定だが、極めて似通っている面があることから、キミの日本への言及部分はともかくとして、大分岐の起点・・イギリスが世界のその他の全ての地域に比して、相対的に、かつ、長期にわたってほぼ継続的に、高度経済成長を開始した時点・・をアングロサクソン時代に求めたのは正しいところ、その時代のいつ、いかなる契機でそれが始まったのか、が、問われているわけだ。(太田)
イタリアの豊かさは、分裂と堕落の中に生き残った知恵だろう。
ローマの記憶が残る土地で、誰も一枚岩になろうとしなかった。裏切りと取引、芸術と商売が同居して、それでも沈まなかった。
日本みたいに「波風を立てない」ことを善とする社会では、ああいう活力は出ない。
腐っても動く、それがイタリア。真面目に固まって動かないのが日本。どちらが強いかは、時代が決める。
⇒ここは、全く説明になっていないのでは?(太田)
<YQIqHmaS>
≫私は、それに加えて、▲から、イタリアをイギリスが抜いたのが17世紀後半に過ぎず、しかも、他方で、ドイツとスペインの水準は長期にわたってイタリアを下回っていたことに瞠目させられました。≪(コラム#15301。太田)
Maddison Projectでも証明されてますね。↓
「マディソン歴史統計プロジェクトとしても知られるマディソンプロジェクトは、GDP、一人当たりGDP、労働生産性などの過去の経済統計を照合するプロジェクトです。」
https://en.wikipedia.org/wiki/Maddison_Project
・中世のイタリアはどれくらい裕福でしたか?ローマ時代のイタリアよりも裕福でしたか?他の現代ヨーロッパ諸国よりも裕福でしたか?本当に男性の識字率は30%だったのでしょうか?
「イタリアは、18世紀に地中海経済が大西洋貿易に追い抜かれるまで、ヨーロッパで最も生産的な経済(一人当たり)でした(そして、1820年頃までヨーロッパで3番目に繁栄した経済であり続けていますが、」
https://www.reddit.com/r/AskHistorians/comments/sjewgh/comment/hvi5ssl/
・1500年、イタリアはヨーロッパで最も裕福な国でした。しかし、イタリア経済は植民地時代を通して完全に停滞した。1700年までに、ヨーロッパの3か国は一人当たりのGDPが高くなり、1820年までにほとんどの国はイタリアよりも裕福になりました。このような停滞の原因は何でしょうか?
https://www.reddit.com/r/AskHistorians/comments/mqrzqn/in_1500_italy_was_by_far_the_richest_country_in/
⇒サンキュー。(太田)
≫大分岐(大分岐(改))の「起点」は一体何だったのか≪(同上)
大黒死病ではないかと。それによって封建社会の危機と「再建」が必要となった
「…度重なるペスト禍と,それに伴う深刻な人口消耗は,1370年頃になると,人口復原力を上廻るにいたり,人口の減少の恒常化はしだいに厳しい経済的影響をおよぼす要因となった。その結果としての,低落した農産物価格と高騰した手工業製品価格間のはさみ状格差,農業労働賃金と手工業労働賃金間の格差は,全ヨーロッパを通じて,ほぼ1世紀半の期間中保たれたのである。それにともなって,農民の都市流入は激化し,都市の人口喪失分は農民の移住によってすぐに補充されたが,農村内部でも移動は顕著で,それにともなって村落の共同体性は大いに動揺し,新参者と土着農民とのあいだに紛争が絶えなかった。」
「イタリアでは,すでに封建的土地所有が解体し,市民的土地所有が一般化していたが,不足した農業労働力誘致・定着のためには,地代収取条件を緩和するほかはなかった。こうして近世イタリア農制を特徴づける折半小作制,いわゆるメッツァドリア制が出現し,拡大していった。」
「イギリスの農村では,村落組織はなお保たれたが,その内部では,農地保有相続の混乱・不安定の故に,血縁関係で結ばれた家系の土地に対する共同所有観念が動揺し,個人的所有観念が優位を占めるにいたっていた。封建領主の農民支配は急速に弛緩していき,加うるに、ばら戦争などの戦乱における貴族家系の断絶・縮小,ジェントリ層と商人層の台頭,政界への参入によって、脆弱なイギリス独特の絶対王制の成立となるのである。」
「南ネーデルラントでの黒死病の被害は,それほど顕著ではなかったようであるが,ほぼそれと同じ時期に「三都市」の毛織物工業が衰退をはじめ、代わって農村毛織物業が台頭する。三都市の市政は、門閥支配から毛織物匠ギルド独裁支配を経て,門閥・手工業者妥協の政権が成立する。
しかし,フランドル毛織物の販売は,ドイツ・ハンザによって独占され,いわばその死命を制せられてしまった。その点で,のちに,自力で毛織物をバルト海沿岸,ロシアに売り込もうとするイギリスの決意と競争力に,一段劣ることになった」
「農民の大量死亡,移動にともなって,ヨーロッパ各地で,廃村,耕地荒廃が大規模に発生した。とくにドイツで顕著であった。しかし,この農業危機は一時的にとどまり,むしろ農民たちが生産効率の低い周辺耕地を放棄して,中心集落に集住する契機となる。集村が出現するのは大体この時期であったようで,それにともなって,従来からの対領主闘争の力はより強められ,それはやがてドイツ農民戦争へと結実する。農業生産それ自体をみると,いまや緻密な三圃制に編成された中,上質の耕地に,熟練した農耕労働が注がれ,生産力は高まり,これが穀物供給の過剰,その価格の低さを維持する要因となった。」
「とくにフランスの貴族階級がもっとも苦しみ,その地代収入は1/3に低下したといわれる。国王,大諸侯らは租税増徴などによって財政危機に対処するが,その租税が農民生産力を上廻るときは,激しい闘争を呼び起こさざるをえない。1358年のジャックリーの一揆,あるいは1420年代のノルマンディーにみられた農民の大量逃亡,ブリガン運動への参加など,その典型といえよう。しかし,領主権力の再建は,結局,上昇した農民の生産力に依拠して行うほかはなかった。フルカンによれば,領主直営地が折半小作に出されたのは,領主権の衰退を意味するのではなく,農民の生産力を生かす,十分に計算されつくした行為であったといわれる。また16世紀の王権が,巨額の租税を徴収しえたのも,農民の生産力を維持,育成した結果であるが,中,下級貴族,また都市ブルジョワ出身の新貴族はこうした王権の行政官として,王権の統制下に入り,この「封建制の再建」によってフランス絶対王政の基礎がおかれたのであった」
https://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/rb/595PDF/sehara.pdf
⇒「イギリス<は、15世紀の>・・・黒死病<という>・・・疫病という不幸の訪れによって、人口が減少したけれども、おかげでみんなが豊かに幸せになったという、まことにもっておかしな国なのです。」(コラム#54)と書いたことがありますが、その際に、「どうやら、どこまでさかのぼっても、イギリスは豊かであったらしいのです。」とも書いています。
遡り方がまるっきり不足していますよ。(太田)
≫イタリアの経済水準は、どうして長らく「これほど高かった」のか≪(同上)
政治的には、誰をも怒らせないことに最も関心を持っていたからでは?
中世イタリアでは大規模な農民戦争はなく(あったらすみません)、フランスはジャックリーの乱、イギリスのワット=タイラーの乱、ドイツは農民戦争、ボヘミアのフス戦争等々、余計な諸紛争には積極的参加はせず、他国のように海外貿易(大西洋貿易が盛んになってなお)におけるリスキーな投資に見向きもせず(コロンブスやアメリゴ・ヴェスプッチ、ジョン・キャボット、ジョヴァンニ・ダ・ヴェラッツァーノがいるじゃんといわれそうですが、彼らは皆他国の支援か委託での航海)その資本のほとんどを農地に投資した。
⇒欧州における14~15世紀の諸乱に言及されているので、「11世紀以降、イタリア王としての権利を主張するローマ皇帝と教皇の対立により、イタリア半島はしばしば戦場となった(教皇派と皇帝派の対立)」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
ことはさておくとして、同時期のルネサンス期においても、「北イタリアのコムーネは、シニョリーア制から君主制である公国などへと変化し、近隣諸国との紛争を繰り返していた。コンドッティエーレと呼ばれる傭兵隊長が君主に仕え、領土の奪い合いを行った。」(上掲)のですがねえ。(太田)
・mezzadria
「メザドリア契約は、 中世に イタリアの領土 に現れた農業活動に関連する特定の形式の契約です 都市(contado)に依存します。」
https://fr-academic.com/dic.nsf/frwiki/1890781#Le_partage_des_b.C3.A9n.C3.A9fices_entre_le_mezzadro_et_le_propri.C3.A9taire
「13世紀初頭からイタリア半島では、コミューンが周辺の農村地帯を驚異的な勢いで征服し、コンタード(都市に属する領地)を形成しました。
この征服により、コミューンはそれぞれの権力を確立し、農村地域と政治的・商業的に緊密な関係を築くことができたのです。14世紀初頭には、さまざまな手法によってこれらの結びつきはさらに強固になり、食糧供給を重視し、食糧商人たちが集まる都市が農村経済を完全に支配するようになった。
これらの農村では、いわゆるメザドリア契約が非常に早い時期に普及しました。この契約は、その名称が示す通り、契約当事者間で土地から得られる利益を半分ずつ分配することを定めたものでした」
⇒同時期のベネルックスやドイツの諸都市は「独立」して「自治」を謳歌していたのと比較して、イタリアの諸都市は遅れていたことの証と通常されてますよ。
(現在進行形の「清水廣一郎『中世イタリアの都市と商人』を読む」シリーズ(未公開)の中で言及中。)(太田)
・トスカナ
「産業としては,近年まで農業が中心であった。とくに丘陵地では穀物と果樹の混合耕作が行われ,メッザドリーアmezzadria(折半小作制)が普及していた。地主は多く都市に居住し,小作地の中心にある別荘に季節的に滞在して収穫作業を監督するというのがルネサンス以来の古い伝統であった。このような市民的地主が政治と文化を指導する役割を果たしてきたことに,近代トスカナの特徴が認められる。」
「コジモ1世(在位1537-74)とその子フェルディナンド1世(在位1587-1609)はトスカナを領邦国家にまとめることに努力し,農業や商業の振興を行った。リボルノ港が整備され,17,18世紀には西地中海の重要な港の一つになるにいたった。歴代の大公はトスカナの学問的中心としてピサ大学を保護した。1610年にガリレオが招かれたのもその一例である。このような努力にもかかわらず,トスカナの経済と社会は全体として停滞した。フィレンツェの貴族層はもっぱら土地に投資した。メッザドリーアが農村を支配し,小作農は債務によって土地に縛りつけられるようになった。メディチ家の家運もしだいに衰え,ジャンガストーネの死(1737)によって断絶してしまった。」
https://kotobank.jp/word/%E3%81%A8%E3%81%99%E3%81%8B%E3%81%AA-3160861
⇒ね。(太田)
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
なし。
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
なし。
妄想瘋癲老人米国。↓
<トラの威。↓>
Tim Davie resigns as BBC director general after accusations of ‘serious and systemic’ bias in coverage–Davie says departure is ‘my own decision’, while head of news also quits. Insiders say it ‘feels like a coup’ by broadcaster’s enemies・・・
https://www.theguardian.com/media/2025/nov/09/tim-davie-expected-to-resign-bbc-director-general
<ムヒンコ。↓>
「・・・マムダニ氏の文化的なバックグラウンドとして見過ごせないのは、両親の影響だろう。母ミーラー・ナーイル(Mira Nair)は、国際的に活躍してきたインド人女性映画監督。初長編『サラーム・ボンベイ!』で1988年カンヌ国際映画祭のカメラ・ドール(新人監督賞)、1989年アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされている。
さらに『モンスーン・ウェディング』では2001年のヴェネツィア国際映画祭の最高賞金獅子賞を受賞。2002年にベルリン国際映画祭の審査員長を務め、インド人女性映画監督の先駆け的な存在だ。・・・」
父マフムード・マムダニ (Mahmood Mamdani)はアフリカ・ウガンダ生まれのインド系3世で、アカデミックな場で活躍している。専門は、アフリカ史学(植民地主義や脱植民地化)、政治学、国際関係論。コロンビア大学人類学部教授、ハーバート・リーマン政治学教授として教鞭を取っている。 2021年には英国Prospect誌の「世界のトップ50思想家」にノミネートされていて、最新作『Neither Settler Nor Native: The Making and Unmaking of Permanent Minorities』(ハーバード大学、2020年)は、2021年の英国アカデミー世界文化理解図書賞で最終候補に選出。・・・」
父マフムードは、1970年代のウガンダ軍事政権時代にインド系移民として国外追放を受け、英国に亡命。その後米国の奨学金を受けて、1974年にハーバード大学で博士号取得。1988年ミーラー・ナーイルと結婚し、現在はNYを拠点にしている。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/dac7b138888bacf4ab673f604e193ee785f5c34c
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
私の場合はまだマシか。↓
「・・・ノーベル賞・北川進氏<が、>・・・中でも忘れられないのが、由緒ある国際会議・ゴードン会議に招かれて講演した1997年のことだった。 「質疑応答の時間に『そんなものは不安定で存在するはずがない』『解析が間違っている』などと次々と批判を浴びました。完全に狼狽して、途中から英語が頭に入ってこなくなったくらいです。 他の参加者はロッジで寝泊まりするのですが、僕は開催日ギリギリまで予約しなかったせいで、屋根裏部屋をあてがわれました。夏でも涼しい気候の地域でしたが、その年はなぜか暑く、悔しさがこみ上げて汗か涙か分からないものを流しました」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/949597d939302bd1d48361bca269804f8a95a9c2
「日本人では7年ぶりにノーベル生理学・医学賞を受賞した大阪大学の坂口志文特任教授(74)が、月刊「文藝春秋」のインタビューに応じ、「制御性T細胞」発見まで約20年にわたって続いた孤独な戦いについて明かした。・・・」
https://bunshun.jp/articles/-/83450?utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink
やってくれるねえ。↓
Groundbreaking British Museum show set to challenge samurai myths–Exclusive: Exhibition will reveal complex reality, featuring women and artistic creations, beyond armour-clad warriors・・・
https://www.theguardian.com/culture/2025/nov/09/groundbreaking-british-museum-show-set-to-challenge-samurai-myths
引用第二段落だけが解任理由、というのが私の見解であるわけだ。↓
「・・・寛永5年(1793)・・・7月22日、36歳の定信に、将軍補佐と老中をともに解任するという家斉の内意が伝えられた。・・・
・・・ロシアなどの異国船のたび重なる来航に強硬姿勢を示すと同時に、これを武士に武芸を習得させる好機と考え、さらに文武を奨励。そのうえ海防のために一定数の武士たちを、房総などに配備しようとし、武士たちは反感を強めていた。
また、倹約令や風紀の取り締まりの影響で、寛政5年の正月ごろから不景気が深刻化し、庶民の生活も圧迫されていた。
そんな状況下の7月16日、ロシア使節のラクスマンが日本を離れた。海防上のひとつの危機が去ったことで、定信を廃除する政変を断行する環境が整った。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%84%8F%E8%A6%8B%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%A8%E4%B8%8D%E6%A9%9F%E5%AB%8C%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B-%E3%81%B9%E3%82%89%E3%81%BC%E3%81%86-%E3%81%A7%E7%94%9F%E7%94%B0%E6%96%97%E7%9C%9F%E6%BC%94%E3%81%98%E3%82%8B%E4%B8%80%E6%A9%8B%E6%B2%BB%E6%96%89%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%8B%AC%E8%A3%81%E8%80%85-%E6%9D%BE%E5%B9%B3%E5%AE%9A%E4%BF%A1%E3%81%AE%E3%83%A4%E3%83%90%E3%81%84%E6%9C%AC%E6%80%A7/ar-AA1Q58c3?ocid=msedgntp&cvid=691105e1fbfc45998a6abd2c7efe6455&ei=26
日・文カルト問題。↓
<日本人は、もとから「韓国に失望」してんだが・・。↓>
「韓国国防部長官、公開的に「日本に失望」…ブラックイーグルス給油拒否で波紋広がる・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/340794
「人を上人・中人・下人に3分類」したことの典拠は?↓
「・・・文書行政が始まって以来中国では、人を上人・中人・下人に3分類して考えていた。中央政府の役人が上人。彼らは行政文書を考案して書くことができる。 その文章を読み、中央の命令に従う地方の役人は中人。つまり文書を書かずに読むだけの人だ。 それ以外は読み書きのできない普通の人、すなわち下人とされた。
孟子の性善説は上人を対象にしていた。知識階級であればもともと賢いのだから、自分で努力して学べばそれで充分だとするのは自然な話だ。荀子の性悪説の対象は下人だった。 字の読めない人に自助努力を諭してもどうしようもない。だから強制的に勉強させる仕組みを作れという主張になる。性善説と性悪説は社会を構成する別々の階層について言及している。二つの間に実は矛盾はない。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/eafabc051425394010cd4c0630abea09c41d9c2e
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<邦語媒体より。
あらゆる意味で衝撃的なほど勉強不足。↓>
「中国の大阪総領事「その汚い首は斬ってやるしかない」 高市首相の台湾有事巡る答弁に投稿・・・」
https://www.sankei.com/article/20251109-5YOAKS4ZHBHGZNQBVPHNTFKSRI/
<ここからは、レコードチャイナより。
ご愛顧するのだよ。↓>
「・・・日本から中国への酒類の輸出額は2年連続で減少したが、今年は大幅増で中国という巨大市場での「失地回復」が見込まれるようになった。・・・中国メディアの界面新聞・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b963764-s25-c20-d0198.html
<健闘を称える。↓>
「日本車天国のタイで中国車の存在感高まる、理由は低価格、韓国・現代自も攻略準備・・・朝鮮日報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b963563-s43-c20-d0059.html
<短期限定なワケなかろ。↓>
「中国で結婚登記数が急増、政策奏功も効果は短期限定か・・・香港の英字紙、サウスチャイナ・モーニング・ポスト・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b963763-s25-c30-d0198.html
<太田>
一 コーヒー
ホィップを立ててある時は入れてるが、砂糖が入ってるからアカンのかあ。↓
「コーヒーを飲む習慣は認知症リスク低下に関連しているが無糖&カフェイン入りでないとダメ・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/health/other/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%82%92%E9%A3%B2%E3%82%80%E7%BF%92%E6%85%A3%E3%81%AF%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%BD%8E%E4%B8%8B%E3%81%AB%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%8C%E7%84%A1%E7%B3%96-%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%85%A5%E3%82%8A%E3%81%A7%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A8%E3%83%80%E3%83%A1/ar-AA1xCWx6
二 アルコール
既にお馴染みのハナシではあるが、こーゆーの、読むたびにガクっとなるなあ。↓
三 楽天リーベイツ
表記って、一体ナニ?↓
「・・・たとえば家電を買う場合、楽天リーベイツでビックカメラを選び、「ストアにすすむ」ボタンを押してビックカメラのサイトに遷移します。そしてそのまま商品を購入すると、ビックカメラのポイントと楽天ポイントの両方が付与されます。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%BC%E3%81%A7%E7%AF%80%E7%B4%84%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%AD%E3%81%8C-%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%AF%E8%B2%B7%E3%81%86%E3%81%AA-%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86-%E3%83%AF%E3%83%8A%E5%95%86%E5%93%81-vs-%E7%8B%99%E3%81%84%E7%9B%AE%E5%95%86%E5%93%81-%E3%81%AE%E8%A6%8B%E6%8A%9C%E3%81%8D%E6%96%B9/ar-AA1Q50Ks?ocid=msedgntp&cvid=9739a6b7ce0644ecc596049a015ff6af&ei=10
–映画評論482:第9地区–
今回の「『第9地区』(・・・District 9)は、2009年8月に公開された<米・南ア・ニュージーランド>SF映画<で、>・・・地球に難民としてやってきたエイリアンと、それを抑圧する人類との対立をドキュメンタリー風に描いた作品<であり、>舞台となった南アフリカ共和国でかつて行われていたアパルトヘイト政策が反映されたストーリーになっている」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC9%E5%9C%B0%E5%8C%BA
ものであるところ、まあまあ。
監督のニール・ブロムカンプ(Neill Blomkamp。1979年~)は、南ア生まれのカナダの監督、脚本家でVancouver Film School卒だが要は無学歴。
https://en.wikipedia.org/wiki/Neill_Blomkamp
主演の者―ルト・コプリー(Sharlto Copley。1973年~)は、南ア生まれの南アの監督、男優でダブリンのトリニティカレッジ卒。
https://kotobank.jp/word/%E3%81%97%E3%82%84%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%93%E3%81%B7%E3%82%8A%E3%83%BC-1681471
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太田述正コラム#15304(2025.11.10)
<Morris, Marc『The Anglo-Saxons: A History of the Beginnings of England』を読む(その14)>
→非公開