太田述正コラム#15541(2026.3.10)
<皆さんとディスカッション(続x6531)/映画評論602:フランクおじさん>
<rCOqLMOE>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
つくづく感じるのは、『進撃の巨人』の根底には、戦後日本人の心象風景、あるいは作者自身の抱く違和感が題材として据えられているのではないか、ということだ。
それゆえに、この作品は結果として、ある種の真実を偶然にも射抜いていたように思える。
以下は、ChatGPTに『進撃の巨人』の中盤までのストーリーを要約させたもの。
「漫画『進撃の巨人』は、巨大な壁に囲まれた世界で、その内側の平穏こそが永遠に続くと信じる人々と、そうした無条件の平和に違和感を抱く主人公エレンの視線から始まる。
壁の外に広がる未知の世界へ強い憧れを抱いていたエレンにとって、壁の内側だけを世界のすべてとして受け入れる生き方は、安穏であると同時に不自由でもあった。
しかし、その“平和”は超大型巨人の襲来によって突如として破られ、そこを境にエレンの物語は大きく動き出していく。
やがて物語が進むにつれ、その壁内の平和そのものが、自然に成立していたものではなかったことが明かされる。
主人公たちが暮らしていたのはパラディ島という隔絶された島であり、壁の中の秩序は、かつて島へ移住した王によって意図的に築かれた体制だった。王は始祖の巨人の力で壁を築き、人々の記憶にも干渉し、外の世界や真実から切り離された“平和”を作り上げたのである。
さらに、その体制を支えていた根幹には、「不戦の契り」と呼ばれる王の思想の継承があった。
145代フリッツ王は、自らの民であるエルディア人が世界に対して大きな罪を重ねてきたと考え、その報いを受け入れるべきだという思想のもとで、この体制を築いた。壁内ではレイス家として継承された「不戦の契り」は、単に王家の行動を制限するだけでなく、継承者たちにフリッツ王自身の厭戦と諦念を引き継がせるものでもあった。
そのため、王家の血を引く始祖の巨人の継承者たちは、たとえ外敵に脅かされても、本格的に抗うことをしなかった。つまり、壁内の約100年の平和とは、単なる理想主義の産物ではなく、エルディアの歴史的罪責を背負い、その報いを受け入れようとしたフリッツ王の思想が代々継承された結果として成り立っていたのである」
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<下掲の記事に出てくるゴミのような話が「殺される覚悟」の例証だなんてちゃんちゃらおかしい。
自民党を批判するんだったら、日本の戦後最大のタブーである自民党の再軍備マッチポンプ戦略を指摘し、ぶったたかないでどうすんのさ。
いやさ、このマッチポンプ戦略の存在にすら全く気付きもしてないに違いないんだから、故人に対してまことにもって失礼ながら、まさにご自分自身がゴミだったと言うほかない。
その上で、この記事を書いてる佐高信氏だが、彼は、私の、『実名告発 防衛省』の「解説」(・・佐藤優氏が担当する予定だったのを、私が、太田コラムでご本人をおちょくったことがあるけど、と、出版社側に注意喚起した結果、同社のボスだった佐高氏に急遽差し替えられたもの・・)の中で、「<著者の太田が求めている>集団的自衛権…について、版元の立場は、まったく違う。それを認めさせてはならないと思っており、それを護憲のある種の生命線と信じている」とお書きになったところ、今にして思えば、氏らは自民党に最も重宝された優秀なる別動隊であったところ、当時も、そして今でも、全くその自覚がないときた、天下泰平のあっぱれな脳死ぶりであり、私としては、氏らに一宿一飯の義理があるだけに、氏らが漫然と送ってしまったところの、利用されただけの滑稽で空しい人生に深甚なる同情の念を禁じ得ない。↓>
「・・・「殺される覚悟で言いたいことを言う」と宣言し、テレ朝系『ニュースステーション』で権力に切り込み続けた久米<宏>。・・・
<私(佐高)が>久米の隣にすわった日、最初に飛んできたのは、住友銀行の関わるイトマン事件に対する質問だった。
「イトマンは住銀のタンツボ」です。ストレートに私はこう答えた。
・・・その時の久米宏の、半分喜んだような目を見開いた顔・・・。
しかし、住銀はテレビ朝日のメインバンクで私の発言に苦情も舞い込んだ。・・・
その前年の夏の参議院議員選挙で自民党は大敗した。消費税問題やリクルート事件が原因だった。その2日後、当時、通産大臣だった梶山静六が非公式の会合で「ニュースステーション」のスポンサーだったトヨタ自動車に「久米のひと言で票が減る。自民党政権の恩恵を最も受けているのは自動車業界だ。野党が政権をとったらどうなるのか」と迫ったと報じられた。それからまもなく、トヨタはスポンサーを降りる。
そして4年後の1993年、自民党の幹事長として梶山が「ニュースステーション」に出演する。久米はこの時を待っていた。
「ずーっと釈然としなかったんですが」と前置きして、スポンサーを降りるよう求めたのは本当か?と切り込んだのである。
突然の質問に梶山はむっとして「そんなことはありません」と返すのが精一杯だった。
「スタジオを出る時は、ゴミ箱を蹴り飛ばさんばかりの怒りようだった」と久米は書いている。・・・」
https://www.mag2.com/p/news/670829?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000003_mon&utm_campaign=mag_W000000003_20260309
<当然、「常に」そうじゃなきゃダメ。次は、防大卒の校長を。さらには防大の統合士官学校化を!(その意味については省略。コラム#も略。)↓>
「防衛大学校の校長に異例の前統幕長の吉田圭秀氏 政府が人事を閣議決定・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E9%80%9F%E5%A0%B1-%E9%98%B2%E8%A1%9B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%AE%E6%A0%A1%E9%95%B7%E3%81%AB%E7%95%B0%E4%BE%8B%E3%81%AE%E5%89%8D%E7%B5%B1%E5%B9%95%E9%95%B7%E3%81%AE%E5%90%89%E7%94%B0%E5%9C%AD%E7%A7%80%E6%B0%8F-%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%81%8C%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E3%82%92%E9%96%A3%E8%AD%B0%E6%B1%BA%E5%AE%9A/ar-AA1XRq6z?ocid=hpmsn&cvid=69af8afb7b7d4045a1b741e50f9723a4&ei=10
ウクライナ問題/ガザ戦争。↓
<どっち側もなんでもあり。↓>
「トルコ領内に向けイランが弾道ミサイル、NATO<(米軍)>が2度目の迎撃・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/95f4a069f252bd74f56c0b17040af93a70f4ba4a
「イランとバーレーンで、飲料水供給の中枢を担う海水淡水化施設が相次いで攻撃を受けた・・・
イランのセイエド・アッバス・アラグチ外相は前日、米国が同国のゲシュム島にある淡水化施設を攻撃し、30の村で飲料水の供給に支障が生じたと明らかにした。
アラグチ外相は、重大な結果を招きかねない危険な行為だとしたうえで、このような前例を作ったのはイランではなく米国だと批判した。
これに対し、米中央軍は当該攻撃への米軍の関与を否定している。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%A6%81%E6%96%AD%E3%81%AE%E4%B8%80%E7%B7%9A%E3%82%92%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%81%9F-%E9%A3%B2%E6%96%99%E6%B0%B4%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%A9%E6%94%BB%E6%92%83-%E4%B8%AD%E6%9D%B1%E3%81%A7%E5%BA%83%E3%81%8C%E3%82%8B%E4%BA%BA%E9%81%93%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E3%81%AE%E5%85%86%E3%81%97/ar-AA1XNBbX?ocid=hpmsn&cvid=69af4beb37c140769044db1b0b1e1ca2&ei=10&cvpid=69af4c0a353f48ccb4b4dac88c796e17
「トランプ大統領 核開発の放棄などに応じない場合はモジタバ師の“殺害”容認か・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/940ffa2972b7f0a602ff9b98247b05ef321958a3
「トランプ氏、ロシア制裁解除を示唆 イラン攻撃で高騰の油価下げ狙う・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1007U0Q6A310C2000000/
<繰り返すが、そういったことをせずに撃沈されたイラン艦の艦長はオカシイ。↓>
「インドのジャイシャンカル外相は9日、南部コチの港にイラン軍の艦艇「ラバン」が停泊していることを明らかにした。報道によると、米イスラエル両軍による対イラン軍事作戦が始まった2月28日、イラン側から「技術的な問題」の発生を理由に寄港要請があり、受け入れたという。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E8%89%A6%E3%82%92%E5%8F%97%E3%81%91%E5%85%A5%E3%82%8C-%E6%AD%A3%E3%81%97%E3%81%84%E8%A1%8C%E5%8B%95-%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BF%9D%E8%AD%B7-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E5%A4%96%E7%9B%B8/ar-AA1XOL2J?ocid=hpmsn&cvid=691a3fadc46b48acb1bdfb9127c52ef2&cvpid=24779241fd6a4c6bb76d3d3caccf5a32&ei=31
<おー、結構支持率高いじゃん。↓>
「支持「49%」、不支持「48%」…トランプのイラン攻撃で米世論が真っ二つ・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%94%AF%E6%8C%81-49-%E4%B8%8D%E6%94%AF%E6%8C%81-48-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E6%94%BB%E6%92%83%E3%81%A7%E7%B1%B3%E4%B8%96%E8%AB%96%E3%81%8C%E7%9C%9F%E3%81%A3%E4%BA%8C%E3%81%A4/ar-AA1XOqTS?ocid=hpmsn&cvid=69af4b6973094cabb0ffa737b8795653&ei=8
<トラの口先三寸で動くマーケットは異常。↓>
「NY株式市場が反発ダウ239ドル高 トランプ大統領「戦争ほぼ終わった」発言報道を受け 原油先物価格が1バレル80ドル台に下落・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/ny%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%81%8C%E5%8F%8D%E7%99%BA%E3%83%80%E3%82%A6239%E3%83%89%E3%83%AB%E9%AB%98-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98-%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%BB%E3%81%BC%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%81%A3%E3%81%9F-%E7%99%BA%E8%A8%80%E5%A0%B1%E9%81%93%E3%82%92%E5%8F%97%E3%81%91-%E5%8E%9F%E6%B2%B9%E5%85%88%E7%89%A9%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E3%81%8C1%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%AB80%E3%83%89%E3%83%AB%E5%8F%B0%E3%81%AB%E4%B8%8B%E8%90%BD/ar-AA1XRvZI?ocid=hpmsn&cvid=69af4b6973094cabb0ffa737b8795653&ei=12
妄想瘋癲老人米国。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
プッ。↓
日・文カルト問題。↓
<本件に関心を持つことを許す。↓>
「「反撃能力」備える日本…「長距離ミサイル」を熊本に初めて配備・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/345889
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
日本に再軍備して欲しい習ちゃんの魂の叫びを代読した王ちゃん。↓>
「中国のSNS・小紅書(RED)・・・王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は、中日関係に関する質問に答える中で、日本に対し「4つの問い」を立て続けに投げかけた。中国新聞社が伝えた。
王氏が投げかけた「4つの問い」は次の通り。
(1)台湾問題は中国の内政であり、手出しをするいかなる資格が日本にあるのか。
(2)中国の台湾地区で何か事態が起きた場合、自衛権を行使するいかなる権限が日本にあるのか。
(3)いわゆる集団的自衛権とは、交戦権の放棄を定めた平和憲法を骨抜きにすることを意味するのか。
(4)日本はどこへ向かおうとしているのか。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2026/0309/c94474-20433667.html
<ここからは、レコードチャイナより。
総体継受、進捗中?↓>
「日本人客の忘れ物を届けたタクシー運転手が高額の謝礼要求・・・中国のSNS・微博(ウェイボー)で約40万のフォロワーを持つブロガー・・・中国ネット「ぼったくり」「後悔しても遅い」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b972204-s25-c30-d0052.html
「・・・投稿者は、中国の食堂とみられる場所のカウンターに「大きな声で話してください」との紙が貼られている写真を投稿した。店員が客の注文を聞き取れないことが多いとみられる。投稿者はこの「大きな声で話して」という要求について、どこに行っても静かにするよう求められる日本ではあり得ないものだとの見方を示した。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b972233-s25-c30-d0052.html
「スシロー寄生虫卵騒動で客足激減の店舗も・・・中国メディアの海報新聞<の>・・・SNS・微博(ウェイボー)への投稿・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b972245-s25-c30-d0192.html
<パチパチ。↓>
「台湾メディアの中国時報・・・記事によると、台湾の卓栄泰行政院長は7日に日本を訪問して東京ドームで開催されているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の台湾とチェコとの試合を観戦した。現職の行政院長が訪日したのは1972年の日本との断交後、初めて。
卓氏は観戦後すぐに台湾へ戻ったが、郭国文立法委員によると、今回の訪問実現の背後には日本の自民党の「重量級人物」と謝長廷前駐日代表がいて、台日間で、卓氏の「私的訪問」名義での実質的な政治交流を行うことで共通認識に達したことを意味する。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b972176-s25-c10-d0192.html
<ということは、行政院長も、ホントに来たかったということね。↓>
「民進党所属立法委員のほぼ3人に1人が日本を訪問しWBC観戦、野党から批判―台湾メディア・・・の中国時報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b972175-s25-c50-d0192.html
<だから、許されよ、ということで・・。↓>
「台湾行政院長が日本訪問WBC観戦 中国外務省は断固反対「必ず代償払うことになる」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd273dbf5530f61b5e94bf2fa7e7a87801ac61f7
<太田>
–やっかいなヒト–
表記とはできるだけお付き合いを避けないと命が縮むんだそうで。↓
Now we have proof: dealing with difficult people really does age you–Researchers have found evidence of what many of us always suspected: ‘hasslers’ shorten your lifespan. And they know by exactly how long・・・
https://www.bbc.com/news/articles/c2e4yxj0pd3o
--映画評論602:フランクおじさん--
「『フランクおじさん』(・・・Uncle Frank)は2020年に公開された<米>ドラマ映画である。監督はアラン・ボール、主演はポール・ベタニー<、助演は>・・・ソフィア・リリス<(コラム#15345)>・・・が務めた」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%8A%E3%81%98%E3%81%95%E3%82%93
ゲイ(LGBT)映画で、キリスト教の悪しき伝統のやっかいさを改めて突き付けられた。
ベタニー(Paul Bettany。1971年~)は、1963–2022年の間存在したDrama Centre London
https://en.wikipedia.org/wiki/Drama_Centre_London
の3年コースを中退したか卒業したかの、現在はNY在住のイギリスの男優で高身長のイケメン。
https://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Bettany
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%99%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%BC
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太田述正コラム#15542(2025.3.10)
<渡辺京二『私の幕末維新史』を読む(その14)>
→非公開