太田述正コラム#3823(2010.2.11)
<皆さんとディスカッション(続x741)>
<外道バスター>(2010.1.16)http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1263551809/
 国を支那・朝鮮に売る小沢。
 2007年秋にインド洋給油を政局に使い、アメリカに脅された小沢。
 その脅しにびびって大連立に逃げ込もうとした小沢(太田述正説) w
 アメリカとしょうもないレベルで喧嘩するから、田中派の馬鹿(国家社会主義者)は歴代どんどん潰されるんじゃ。
 ボケ。
 アメリカと喧嘩するなら、麻生さんのように、アメリカのテロとの戦いには支持を表明しつつ、北朝鮮に対抗するための日本の核武装もしっかりと主張する合わせ技が必要なんじゃ。
<植田信>(2010.2.3)http://8706.teacup.com/uedam/bbs?OF=30&
 –対米従属論の整理–
 ・・・この掲示板を通して、現在の日本は「対米従属」にある、と私はずっと書いてきたのですが、この問題です。・・・
 ・・・太田述正氏によれば、戦後日本はずっとアメリカの属国です。吉田ドクトリン、私の言葉では〈吉田体制〉です。軍事はアメリカに任せ、日本人は経済に専念する体制です。
 「日本属国」論を最初に主張したのは、私が知る限りでは、副島隆彦氏です。その名前の通りの『属国・日本論』という名著があります。副島氏が90年代に出した本です。
 さて、そんな具合に現在の日本が対米従属の状態にあるという実例が挙げられています。
 それらを個別的に検討する必要がありますが、概括的には私も、そうだと思います。現状認識の点では、そのように認識してしても大方間違ってはいないだろう、と。
 で、整理したいと思うのは、これらはあくまでも現状分析であり、現状の認識である、という点です。
 これを「対米従属論」のその1問題と名前をつけてみます。
 これに対して、私は、対米従属論のその2を提案してみます。
 その1が現状分析論であるのに対し、その2は、原因論です。この状態を招いたのは誰か、です。
 私は、ここが今や、日本人自身である、という考えに到達しています。
 だから、対米従属の現状をもってアメリカを一義的に非難することは間違っている、ということになります。一義的にというのは、アメリカは強圧的に日本を従属の立場に置いているのだ、という見方です。
 そうではなくて、現在の日本が対米従属になっているのは、日本人自身が呼びこんでいるのである、というのが私の見方です。安全保障に関しては、太田述正氏もこのように述べています。
 以上、対米従属論の整理でした。
 その1、対米従属の現状分析論。
 その2、対米従属の原因論。
 このように整理すれば、誰と誰の言論がどこで一致し、一致しないか、よくわかります。
 これは誰が間違っているか、を糾弾するのではなく、現状分析の点では、大方一致しているのですから、あとはいかなる対策が効果的か、という対策問題で立場の方向性を一緒に探すことが出来るようになります。そのほうが時間とエネルギーが有効利用できます。
<太田>
 残念ながら、台湾「独立」運動に共鳴する日本人は大勢いるけれど、日本「独立」運動に共鳴する日本人は、極めて少ない、というのが現状ですねえ。
 
<植田信>(2010.1.31)http://8706.teacup.com/uedam/bbs?OF=60&
 ・・・アーミテージ氏がこう述べています、・・・
 日本は国際社会における自らの役割をどう位置づけるのか。少しずつ後退し、ゆったりと人生を楽しみ、オランダを除いて国際社会から孤立していた江戸時代に戻りたいのなら米国との関係を終わりにしよう。そうならそうと米国に知らせるべきだ。それとも世界の中でより強く積極的な役割を担うのか。外交方針を転換する前に、その質問に答えるべきではないか。・・・
 日本はどうしたいのか。
 アメリカという存在を一度、度外視して、この問いを考える必要があります。
 戦後60年、太田述正氏の言う「吉田ドクトリン」の中にいるせいで、日本人はこのことをまったく想像することができません。アメリカ抜きで、という状態の日本を、です。
 アメリカとの同盟があった方が、今後も日本は国際社会で国益を享受できるのか。
 それとも解消した方がいいのか。
 アーミテージ氏が言うように、日本人がその気になれば、アメリカはいつでも日米同盟を解消するでしょう。「そうなのか、日本はアメリカを必要としないのだな、それなら、バイバイ」、と。
 鳩山民主党政権が〈日米対等〉というとき、これを想定しているのか。
 いや、違うでしょう。
 日本人は、いまだに〈敗戦コンプレックス〉の中にいるだけです。
 いまだに!!
<太田>
 ま、しかし、ほんのちょっとずつではあるけれど、私の「独立」論もインパクトを与えつつあるようです。
 それでは、記事の紹介です。
 北朝鮮もご苦労なこった。↓
 「北朝鮮が過去半世紀以上にわたり、在日朝鮮人に民族教育を行う各種学校「朝鮮学校」に対して総計約460億円の資金提供を実施し、昨年も約2億円の「教育援助金」を送金していた・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100211/plc1002110142004-n1.htm
 でも、朝鮮総連は壊滅寸前のようだね。↓
 「・・・朝鮮総連の勢力は最盛期に比べ5分の1ほどに減少したという。1955年の約43万から、97年には約19万9000人に減少、2009年現在は約9万人ほどと推定されている。朝鮮籍を維持する人たちの数(3万-4万人)より、朝鮮総連の勢力が大きいのは、朝鮮総連が主管する各種親睦行事に参加する人たちやその家族までを含めているためだ。・・・」http://www.chosunonline.com/news/20100210000053
 やっぱし、米国には腹すかせた人がたくさんいるみたい。↓
 ・・・according to a new study by Feeding America, a national network of food banks. The study found that 37 million people ? roughly one in eight Americans ? had sought emergency food assistance from the network last year, a 46 percent increase from 2006.・・・
 ・・・about 30 percent of those seeking help from their facilities also received food stamps. This bolsters what advocates for the poor have said for years, that the food stamp program isn’t reaching everyone who is eligible. ・・・
http://www.nytimes.com/2010/02/10/opinion/10wed4.html?ref=opinion&pagewanted=print
 EUと中共との関係は良くないままです。↓
 ・・・the thorniest issue between Europe and China is the arms embargo that’s been in place ever since the bloody suppression of the Tiananmen Square protests in 1989.・・・
 Beijing sees the embargo as outdated and insulting, considering the other nations currently subject to an E.U. arms ban are all pariah states ? Congo, North Korea, Iran, Burma, Somalia, Sudan and Zimbabwe. (A similar E.U. embargo against Uzbekistan was lifted in October, despite continuing concerns about human rights in the Central Asian nation.)・・・
 China has historically sought to exploit the E.U.’s internal divisions to fuel its economic growth, not deal with the bloc as a whole. ・・・
http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1961947,00.html
 EUと米国との関係も冷却化しつつあります。
 英国のほくそ笑んでる姿が目に見えるようです。↓
 ・・・The relationship between the US and the European Union is cooling. By declining to come to Spain for a trans-Atlantic summit, President Barack Obama made it clear that Brussels is far down on his priority list.・・・
http://www.spiegel.de/international/europe/0,1518,676799,00.html
 ヤヌコヴィッチのダメ人間ぶり(コラム#3819)を詳しくどうぞ。↓
 ・・・Yanukovych is a lumpen figure. A joke I heard in Kiev at the time of his candidacy in the 2004 presidential election asked: “Did you know that Yanukovych is seeking a third term?” His first two terms were in prison, as a very young man, for robbery, grievous bodily harm and sexual assault. Well, now he’s got that third term. Despite a heavy work-over by the American political consultant and “alpha dog” Paul Manafort, his speeches are heavy as suet. I like the story that he referred to the great Russian poet Anna Akhmatova as Anna Akhmetova (his main oligarch godfather being Rinat Akhmetov). ・・・
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2010/feb/10/ukraine-victor-eu-yanukovych-europe
 BBCが英国マン島在住の「タレント」ベッキーのこと、取り上げてます。↓
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/isle_of_man/8506664.stm
 彼女の映像も見られるよ。↓
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/8509044.stm
————————————————————–
太田述正コラム#3824(2010.2.11)
<映画評論1:ウオッチメン>
→非公開