太田述正コラム#3905(2010.3.24)
<皆さんとディスカッション(続x782)>
<少数株主>
 –太田氏の人間性–
 Twitterの
*よほど切実な経済的利害や安全保障上の利害がからんでない限
り、海外に「進出」しちゃダメなんだな。
6:06 PM Mar 19th webから
*いかに死ぬか、いかに死ぬことができるか、それが人生の総決算

 コラム#3838の
 「正戦論議については、何が「善」で何が「悪」なのかをはっきりさせなければなりません。私は、それぞれ科学的根拠があり、しかるがゆえに普遍性があるところの、自由主義、人間主義、自然との共生の追求が「善」であり、この追求を妨げるものが「悪」であると考えています。また、この追求を行うにあたってとる手段は、資源制約下において、科学的見地から、費用対効果的に最も効率的かつ効果的なものでなければならないと考えています。」
 以上同感。
 又コラム#3903の
 「端的に言えば、私が好き放題のことを書いて一般の有料・無料のコラム読者に公開できるコラムが減っちゃうのは、私にとっては耐え難いロスなんだよ」
も真の平和主義者大田氏の好感持てるところです。
 なお その上で、以下↓を噛み締めて欲しい。
Barack Obama has finally got his healthcare reform bill ・・・・
は、鳩山さんをはじめとする民主党政権の不甲斐なさをオバマと比較しての発言と見ました。
<YMY>
≫各国の医療状況比較表が載ってる。↓
http://www.guardian.co.uk/news/datablog/2010/mar/22/us-healthcare-bill-rest-of-world-obama ≪(コラム#3903。太田)
 アメリカがいかに医療費を使いつつ多数の医療を受けられない人がいるかよりも、日本が目立ってますね。
 医者が少ないのに癌の割合は低く長寿で優秀ですね。改めて日本のお医者さんに感心します。
<太田>
 同じ新聞記事の紹介で、お二人が全く違う部分についてコメントをお寄せになったのは興味深いですね。
 なお、上記記事中の医療状況比較表そのもののURLは以下の通り。↓
http://spreadsheets.google.com/ccc?key=tsI9mtBAHd84DHdNQhO17Pg
 この表を良く眺めてみると、実に面白いなあ。
 癌もさることながら循環器系疾患については、日本の医療のパーフォーマンスもっと凄い。
 皆さん、中共、ロシア、英国のデータなんかも必見だよ。
 なお、少数株主さん、私のツィッターの紹介した人初めてですね。
 ありがとうございました。
<ρΒΒρ>(「たった一人の反乱」より)
≫<「賤しい根性の下司野郎だな」<というのは、>・・・まさに、どうして私が「怒った」のかを、あの投稿者を含め、みんなに考えてもらうために、あえてああ書いたんだよ。 これを「釣り」って諸君、言うんじゃないかい? でも、もっと考えて欲しかったなあ。≪(コラム#3897。太田ら)
 吉川英治の小説じゃあるまいし、誰もそこまで深読み?とやらをするようなフレーズだとはおもわないね~。
 というより、煽り方(言葉)が 侮蔑の言いようで大人げないとおもう。
 太田さんは、「後出しジャンケン症候群」の疑いも強い。どーよ。
<太田>
 ボクは行間読みのプロだって自負してることご存じじゃないかと思うが、キミ達だってそのボクが書いたものは行間を読むよう努力しなきゃ。
 ボク、あんましアホなことは言わないってことくらいは知ってるはずだよね。
 なお、匿名で投稿してる以上は、ボクが何言ったって名誉毀損とか侮辱にはならないんだから、ボクが少しくらい粗っぽい言葉づかいしても、文句なんか言えたスジじゃないの。
 
<ΒρΒρ>(同上)
≫それにしても片山さつきの舛添嫌いは異常。
(略
→典拠、典拠!(太田)≪(コラム#3903)
 これって太田氏流のジョークなのかな?
<太田>
 いんにゃ。
 こういう内容の投稿の場合は、名誉毀損訴訟になった時に、典拠がついてるのとついてないのとでは、その典拠にもよるが、かなり違ってくるってこともあんだな。
<鯨馬>
 パトレイバーの映画評論はさ、太田さんにすごく期待してたんだよね。
 防衛省OBの視点で完膚無きまでに、指摘や突っ込みが入ることによって属国状態継続中、、占領下の日本製アニメの「病巣」を炙り出してくれるんじゃないかと。
 プロが大真面目にやることに、大いに意義があると思うんだけどな。
 これはお話としての面白さとか押井さんのファンか否かと関係ないところで興味があったんで、<コラム#3727で>評論候補に推したんだよね。
 まあ太田さんのモチベーションの問題だからさ、仕方ないけど。
 すごい残念。
<太田>
 
 ヒトづかいが荒すぎまっせ。
 「監督が、それらを視覚刺激的に動かすために必要な最小限のストーリーを無理矢理でっちあげた作品が『パトレイバー2』だとしか言いようのないほど、この映画のストーリーは日本や世界の実態と何の関係もないばかばかしいもの」(コラム#3857)と申し上げた「ばかばかしさ」を「完膚無きまでに」説明させられる身にもなってくださいよ。
<ΒΒρρ>(同上)
 とりあえず他の作品の映画評論はやらないんですか。
 やらないと決めても、それを報告してくれなきゃわからないって。
<太田>
 そんなことを聞いてくるのはキミだけだぜ。
 ブログを見てもらえれば、毎日の「ディスカッション」の後に、その日の新規有料コラムのタイトルを開示してて、比較的最近、新たに映画評論を2篇書いてること気が付くよ。
 なお、映画評論は約一ヶ月後に公開するって繰り返してるよね。
<ΒρρΒ>(同上)
 シドニー・ポワチエの「いつも心に太陽を」(英)、「夜の大捜査線・招かれざる客」(米)。
 1967年の映画だけど、英米比較論的コラム書けないかな?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%89%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AF%E3%83%81%E3%82%A8
<ΡΡββ>(同上)
 シドニー・ポワチエ~夜の大捜査線 いいね~♪
 先日、旧いビデヲを取り出してみたばっかりだけど やっぱ面白い。 
 で、もう一本みたのが、
 「ドクトル・ジバゴ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%90%E3%82%B4
http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/zhivago.htm
 よかった~♪ 
 で、(映像の)背景にロシアの森林地帯が映し出される際の効果音が、黒澤明のロシアで撮った「デルスウザーラ」の効果音と同じだった・・・。ちなみにおいらの黒澤映画で一番好きな映画がこれ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%A9
<太田>
 そう言えば、黒澤明の映画11選がガーディアンに出てたな。↓
http://www.guardian.co.uk/film/filmblog/2010/mar/23/akira-kurosawa-100-google-doodle-anniversary
 ボク、黒澤映画は、俳優の演技がオーバーなところが好きじゃないんだな。
<ρΒΒρ>(同上)
 太田さん、<コラム#3903でのおいらの投稿>への長~いコメントありがとうございますってんころり。
 先ず、おいらのつたない筆力<(ヨシ!(太田))>と太田さんご自身も認める妄想<(ボケ!(太田))>の類と相まって、誤解をしているよーなので、その箇所をば。
×序に言わせて貰えば、<太田さんが>独立!と叫ぶのは結構毛だらけだけど、自分が自活できず組織や税金に縋り、庇護してもらっている“茹で蛙”状態・・・国の税金に集る政官業を始めとする下層とはいえピラミッドの一角にしっかりと組み込まれているヒトたち<の一人が叫んでもねえ。>
○上記< >部に太田さんが推測でいれた言葉は、太田さんのことを指すのではなく、独立どころか自力で自活する意地も覚悟も無い、それにもかかわらず、声高にシュプレヒコールしている輩を指しています。
<太田>
 ああいう尻切れトンボの文章書かないで欲しいな。
 そのせいだけど、キミのボロボロの行間を読み過ぎたようで、失敬、失敬。
 だけど、過去にボクが年金をもらってることさえ批判した読者がいたのと、まさに<>内のようなことを言って私を非難した身近な人間もいたもんでね。(太田)
<ρΒΒρ>(同上)
 
×そもそもお前の映画評論は映画評論の名に値しない、第一、そんなもの読者増策、読者減食い止め策にもならないって言われたって
 ・・キミも同じ意見らしいが・・
○↑んなこと(意見)は一度も言ったことがなく、また考えもしないことです。
 むしろ、うーさん(も反対している訳ではないとおもう)はうーさん、別問題で、映画評はむしろ望むところなんだけどな。妄想ですね。
<太田>
 「うーさん・・・も反対している訳ではない」は明白な間違い。
 彼と私のやりとりをきちんと読み返してごらん。
 だから、その「うーさん」の肩を持ったキミも「映画評は・・・望」まないって言ってることになんの。
<ρΒΒρ>(同上)
 太田さんは以前、退職後の経済的な窮状をうったえていたというか~こぼしていましたよね・・・。
 今回のコメントで安心しましたが、心配していたのはうーさんやおいらだけではなく、度々このスレッドでも以前はよく話題になっていて、みんながそれを心配していた経緯があり、それ故のうーさんの御忠言であり、これは、それ以上でも以下でもなく、それを、
≫ちょっとしたことで憤懣がたまっていき、いつかはそれが爆発するはずであり、それがついにキターってのが一瞬にして分かったの。 それが、A、B両名と経験したことのデジャヴだってことも話したよね。≪(コラム#3903。太田)
↑この、太田さんの~筈であるという、まさに妄想気味の予想と、過去のデブだかシャブだかの事例・・・個人的な(感情論)対人関係の話は、上に出ていた枡添VSさつきのような犬も見向きもしない夫婦の痴話喧嘩と大差の無い話(太田さん個人は大変でも)であり、耐久生活?とやらが苦にならなくなっているのであれば、「武士はく食わねど・・・」と困窮に関し沈黙を貫けばこんな類の話なんざ出てくる筈がなかった・・とおもうが。
<太田>
 ご心配いただいて痛み入るが、こりゃ↓、2007年の中頃の話だろ。
>太田さんは以前、退職後の経済的な窮状をうったえていた
 その頃は、ホントのこと言えば、経済的な窮状のレベルを超えてた。
 いつボクが皆さんの前から永久に姿を消しても不思議はなかったくらいの窮状だ。
 よくその間もコラムを書き続けられたもんだ、と振り返って自分でも信じられない思いがしてる。
 しかし、その年の暮までに、防衛省不祥事がらみで、ボク、マスコミに露出することになったもんだから、窮状は一挙に解決したし、その後、年金ももらい始めた。
 現在は耐久生活なんて全くしてないよ。
 (ごくわずかの読者にしか明かしてないが、ウヒヒ的贅沢も2年前にさせてもらった。)
 最後の()内の話を除き、これまで、コラムでそういう話もきちんとしてきただろ。
 しかし、まだ、全コラムを無償に戻すところまでの経済状況には至ってないってだけのこと。
 キミにX。
  
>ついにキターってのが一瞬にして分かったの。 それ<は>、A、B両名と経験したことのデジャヴだ・・・
は、その後の、彼を含めたIT支援グループ関係者間のメールのやりとりにおけるご当人の言明によって完全に裏付けられてるよ。
 遺憾ながら、第三者に迷惑がかかるので、このメールのやりとりは公表できないが・・。
 だから、それにしても図星だったなっという感慨を込めて私は「ついにキター」以下の文章を書いたってワケ。
 キミにでっかいX。
<ΡβΡβ>(同上)
 というか年金って飢え死にしそうなほど少ないの?
 途中で退職したから?
<太田>
 「入り」の方については、地方公務員も含めりゃ、キミの周りに公務員OB、ウジャウジャいるだろ。
 そのうちの誰かに聞いてみな。
 他方、「出」の方についてだが、インターネット環境さえ確保できれば、お前コラム書けるだろって思ってない?
 (私が著述業の範疇に入るかどうかはビミョーだけど、)著述業の人って夥しい蔵書を持ってるのがフツーなんだぜ。
 私の場合、新しい情報はもっぱらインターネットで得られる英米のソースに拠っているから、新たに本を買う必要はほとんどないが、それでも、過去の蔵書を参照する必要はしばしば生じる。
 ボクの蔵書は相当の数になるので、一軒の家には到底収容仕切れない。
 そこで、事務所として使っていた方の家(マンションだけど)を、もっぱら書庫として維持してるのさ。
 二軒の家を維持して行くとなると、年金だけじゃ足らないってこと。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 日本人の父親と朝鮮人の母親の間に生まれた網切一郎(Mangjul Ilrang=あまぎりいちろう)さんの物語です。↓
http://www.nytimes.com/2010/03/24/world/asia/24iht-name.html?ref=world&pagewanted=print
 Miranda Carter, Three Royal Cousins and the Road to World War I (コラム#3555、3557)の書評がまた出てたよ。↓
http://www.nytimes.com/2010/03/24/books/24book.html?hpw=&pagewanted=print
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太田述正コラム#3906(2010.3.24)
<十字軍とは何だったのか(その1)>
→非公開