太田述正コラム#4229(2010.9.2)
<皆さんとディスカッション(続x942)>
<ΕδδΕ>(「たった一人の反乱」より)
 オザワンが、
 「普天間問題は沖縄県民と米国政府が納得できる解決策をめざして、あらためて話し合いを行う。」
 対米追従から、対等な話し合いへ…と、小沢ならではの期待感(出来るか否かは別にして)で、存在感を示しているな。
 菅だと、宗主国・米国の執事みたいだし…。
 しかし「犯罪容疑者」なんだと…。
<jmarine>(ツイッターより)
 菅・小沢ガチンコ勝負 残念ながら両者とも日本にとって疫病神。
 綱領のない民主党などもともと与党になる資格はない。
<太田>
 ウソの綱領を掲げ続けて有権者をたぶらかしてきた自民党よりマシさ。
<太田>(ツイッターより)
 民主党の代表選、英米の主要メディアはほとんどとりあげてないし、国内のTVの報道も低調だ。ホント不毛な選挙戦だ。
 首相の座を日本人の選良が再び争うようになる日は来るのだろうか。
 「独立」するまでは無理なのか。
 となると「独立」などできるのか?
→その後、英米の主要メディアでちょっぴり記事が出始めたねえ。
 小沢評、厳しいってもんじゃないね。↓
 ・・・”He is the least popular politician in Japan, bar none,” said Jeff Kingston, a Japan expert at Tokyo’s Temple University. “There is nobody people loathe more. He’s known for backroom fixing politics; he’s last century’s man, and this is his last roll of the dice. His motivations are purely selfish. Nothing he’s doing here benefits the country.” ・・・
 As North Korea has drawn closer to China, “the rest of the region has signaled they want strong U.S. engagement in Japan,” said Michael Green, a Japan expert at the Center for Strategic and International Studies.
As a result, Green said, Ozawa’s stance is a “real problem for the Obama administration.” ・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/09/01/AR2010090103614_pf.html
<唯我独尊>
≫時計の針の逆戻し・・小沢の当選・・だけは避けなくっちゃ。≪(コラム#4227。太田)
 「政局はマスコミにまかせて有権者は政策を!」という考えでしたが、ここは流れに乗って政局についての話題を(笑)。
 小沢氏は池田大作氏と懇意にしており、小沢氏が代表になった場合は民主党と公明党が連立を組み、両党の悲願であった「外国人参政権」が成立するようです(2010年9月1日放送・青山繁晴氏による)。
<太田>
 「外国人参政権」、私は反対ではないのはご存じでしょうが、民主党と公明党が連立を組むって話はどうでしょうねえ。↓
 「公明・高木陽介幹事長代理<は、>民主党との連立の可能性は・・・全然ない。連立には大義名分が必要だ。菅直人首相も小沢氏も、どちらもすねに傷を持っている。首相は参院選で国民からレッドカードを突き付けられた。小沢氏は政治とカネの問題で説明責任を果たしていない。幹事長を辞めた人が、なぜ首相や代表になれるのか。民主党の体質が問われる。<と語った。>」
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201008/2010082100169
<唯我独尊>
 これだけでも大いに不安なのですが、<小沢氏が代表になった場合、>アメリカとの関係がさらに悪化し、霞ヶ関が機能しなくなり、さらに無秩序に税金をバラマキそうで不安が増幅されます。
 また鳩山氏が重要ポストに復帰すると、日本は「トラスト・ミー」を連発する宇宙人の住み家になってしまいそうで恐怖です。・・・
<太田>
 ここは、おおむね同意。
<マロン>
 私が増税に反対しているのは、増税などによる財政再建よりも、国債発行も含む景気刺激策が先だという意味ですが、もちろんこれは私のあみだした考えや妄想ではありません(笑)。
 景気刺激策が先か財政再建が先かについての問題は、専門家の間でも決着がついていないそうです。
 日経新聞の記事↓
http://www.nikkei.com/news/interview/genre/article/g=96958A96889DE3E3EBE4EAE1E4E2E1E3E2E5E0E2E3E29FE3E2E5E2E2;p=9694E3E3E2E1E0E2E3E2E7E4E5E7;o=9694E3E2E2E1E0E2E3E2E7E4E7E3
 またなにかあったら質問させていただきます。
 今後ともよろしくお願い申し上げます。
<太田>
 話をすりかえ、かつ、「典拠」をつけ、「(笑)」って取り繕うとは、キャワイーイ限りです。
 繰り返します。
 「<国債を>これまで通り何年にもわたって消化し続けられる・・・金利が上がり始めてから増税を決めても遅くない」の典拠を探してご覧あそばせ。
 とまれ、今後とも質問は大歓迎ですよ。
<princeofwales1941>
 <コラム#3980>「ロバート・クレイギーとその戦い(続)(その9)」<を読み>ました。
http://blog.ohtan.net/archives/52020697.html#comments
 はじめまして。ブログ「国際情勢の分析と予測」管理人のprinceofwales1941です。
 貴ブログの記事を引用した記事を私のブログにアップしました。
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/7c1db838c51976c4314578bd4c825129
 お読み頂き、感想をいただけると幸いです。
<太田>
 太田コラム、宣伝していただきありがとう。
 貴ブログ、読ませていただいたが、厳しい言い方でまことに恐縮ながら、論評に値しませんな。
 典型的な陰謀論だもんね。
 憶測ではなく、典拠に基づいて議論を展開するように心がけましょう。
 なお、文中、私のコラムとともに引用されている、サットン(Antony C. Sutton)の ‘Wall Street and the Bolshevik Revolution’ ですが、これは、ユダヤ陰謀論史観もどきの米金融資本陰謀論史観の持ち主であるサットン
http://en.wikipedia.org/wiki/Antony_C._Sutton
が書いた米金融資本陰謀論的歴史書の1つであり、司馬遼太郎史観等と同様、劇画だと思って読み流されるべき代物です。
<princeofwales1941>
 私は太田さんの「国際法違反は日と米英側双方が犯したが、事後法である平和に対する罪は日でなく米英側だけが犯した。」という意見に賛成します。
 そして、平和に対する罪の中で最も重大なのは、第二次大戦ではなく、中露を中心にユーラシア大陸を共産化させることで、スターリン・毛沢東等によって多数の人々が迫害・虐殺されたことだと考えています。
<太田>
 「そして」以下については、私が、かねてから、戦前の米国の人種主義的帝国主義の原罪の一環として糾弾してきているところです。
 ただし、平和に対する罪は、開戦責任に係るものであり、上記原罪とは区別すべきでしょう。
<midshipman>
 三つ質問です。
1 英海軍のクイーン・エリザベス級航空母艦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%99%E3%82%B9%E7%B4%9A%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%AF%8D%E8%89%A6
は相当な費用がかかるにもかかわらず、開発しました。
 しかし、英国海軍は空母の運用を米海軍のようにできません。
 ということは、これは、英国海軍はもは やNATO諸国と連携して安全保障にあたる という方針のあらわれなんですかね?
<太田>
 でっかいけれど、現行のインヴィンシブル級航空母艦の後継で、スキージャンプ方式になりそうなんでしょ。
 だから、従来通り、英国海軍は、NATO諸国、就中米国と「連携して安全保障にあたる」ということですよ。
<midshipman>
2 海上自衛隊の戦力は防衛目的一辺倒です が、もし集団的自衛権が行使できるよう になった場合、原潜、空母またはその両方を持った方がよいと考えますか?また 持った方が良い場合、自国のみで運用で きるレベルまでもつべきですか?
<太田>
 当然、原潜は持ってしかるべきでしょうが、本格空母については、カネがかかりすぎるので、せいぜいスキージャンプ方式の空母保有にとどめる、というのも1つの有力なオプションでしょうね。
<midshipman>
3 太田さんは『防衛庁再生宣言』の中で、海上自衛隊の対潜能力の低さについて述べておられますが、たしか海上自衛隊は対潜戦は御家芸であり、米海軍が一目をおくほどレベルが高いはずなのですが… ?
太田さんは海上自衛隊の対潜能力の低さの理由として対潜哨戒ヘリの少なさをあげておられますが、もし事実として低かったとしても、それはSH60Kの運用開始・DDH「ひゅうが」・「いせ」の運用、そして22DDH
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%8C%E5%9E%8B%E8%AD%B7%E8%A1%9B%E8%89%A6
の開発等によって、現在は対潜戦能力は飛躍的向上したのではないでしょうか?
<太田>
 私、拙著で海上自衛隊の対潜能力が低いなどと書いた覚えはありません(39~40頁)。
 P-3Cを持ち過ぎだって書いたのは、海上自衛隊の対戦能力が過剰だという意味ですよ。
 要するに、私は、護衛艦の対潜水艦面での空母や揚陸強襲艦等護衛能力が弱い、と言っただけなんです。
 しかも、私が問題にしたのは艦載対潜ヘリの数であったところ、最新の状況こそ把握していないけれど、海上自衛隊の対潜ヘリ、その後、トータルの数も、1個護衛隊群あたりの数も増えてないのでは?
 ひゅうが型護衛艦(18DDH)にしたって、多用途にその甲板を使うのが目的でつくられたものであって、対潜ヘリ搭載数は、従来のDDH同様、3機で変わってませんよね。
 これが次の22DDHではどうなるのかはよく知りませんが・・。
 なお、対潜へりの質の向上についてですが、諸外国だって向上してるはずでしょ。
 
 それでは、その他の記事の紹介です。
 「国務大臣は、その在任中、内閣総理大臣の同意がなければ、訴追されない。但し、これがため、訴追の権利は、害されない」(憲法第75条)の解釈が解説されているが、何度も繰り返しているように、日本の憲法解釈学なんて、むなしいこと限りないね。↓
http://astand.asahi.com/magazine/judiciary/articles/2010083000001.html?iref=fbox
 東京新聞ガンバってんね。↓
 「防衛省の団体生命保険の幹事社が前事務次官の天下り先に変更される問題で、防衛省生え抜きの事務次官は防衛省共済組合と取引のある保険会社や銀行に天下っていることが分かった。・・・
 例えば、天下り先のひとつの三井住友海上火災は共済組合の扱う団体障害保険の幹事社であり、明治安田生命は来年四月からの団体生命保険の幹事社にあたる。みずほ銀行は組合員を対象にした多目的ローンを扱っている。
 事務次官は共済組合の本部長を兼ねるため、取引会社の選定に影響力を発揮できる立場にある。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010090202000029.html
 イランの脅威が高まっているからこそ、パレスティナ和平が成る可能性もまた高まっている。↓
 ・・・As the clock ticks down on predominantly Shiite Iran’s nuclear program, though, it becomes more urgent for Israel and its Arab neighbors to achieve peace and face together the shared threat to their security and political stability.
 The dynamic brings an “enemy of my enemy” calculation to this round of talks, binding the Jewish state’s security interests to those of its Sunni Arab neighbors more tightly than in the past.
 The negotiations’ chaperones in Jordan and Egypt are also more threatened by Iran, through its proxies and widening political influence, than they were 20 months ago, giving their leaders a greater incentive to keep Israelis and Palestinians at the table until a deal is reached. ・・・
 Netanyahu will need Obama’s support if he decides to undertake a military strike against Iran, either before or after he carries it out. His willingness to stick with peace talks, which Obama has called a priority, would win him goodwill in what has so far been a stormy relationship between the two men.
 Palestinian leader Mahmoud Abbas also has reason to fear Iran, which has crossed sectarian lines to support Hamas, the armed Islamist group, with money and military training. Abbas’s secular Fatah movement fought a virtual civil war with Hamas, which now runs the Gaza Strip, over several months in 2007. ・・・
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/09/01/AR2010090103676_pf.html
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太田述正コラム#4230(2010.9.2)
<性差は自然なものかつくられたものか(その1)>
→非公開