太田述正コラム#4505(2011.1.18)
<皆さんとディスカッション(続x1079)>
<太田>(ツイッターより)
 菅伸子夫人の外国主要メディアでの人気はスゴい。↓
http://bbc.in/dMIETw
http://on.wsj.com/i4XonE 
 菅首相は、与謝野なんかに色気出すくらいだったら、もっと彼女を活用すればいいのにとマジ思うね。
 (コラム#4296に関し)権力者が「科学愛好家」であった旧ソ連では、自然科学でノーベル賞受賞者が結構出た。
 しかし、中共では、文革の中断期はあったものの、基本的に同じ条件のはずなのに受賞者はゼロ。
 なんで?
<植田信>(2011.1.10)http://8706.teacup.com/uedam/bbs?page=2&&TEACUPRBBS=0cdc860fb9f4c754f065992fe2e33f01
 ・・・<コラム#4475で私が紹介した、先の大戦前の陸軍の研究に言及しつつ、>なぜ日本は無茶な戦争に突入したのか・・・冷静な分析を上回る理性があった、ということです。
 それが律令理性である、と。
 軍部を率いた律令理性。
 これが何か、といえば、日本国全体のことよりも軍部を最優先する発想です。
 現代の用語でいえば、国益よりも、省庁益を優先する、と。・・・
 <また、>すでに日本<が既に>敗戦<したこと>は誰にもわかっていたのに、<どうして降伏が遅れたのか。>・・・この場合は、「国体の護持」でした。これも律令理性です。
 そこで、律令理性とは何か?
 答え。
 政治的に見た時、日本人全体のことを考えることができない理性である、と。
 それは常に〈天皇個人〉か、その手足である〈官僚・省庁〉の都合が最優先される理性である、と定義できます。・・・
<太田>
 ここも、私がらみじゃないけど、植田サン、自分のキャッチコピー・・律令理性・・にしがみついて、いかに読むにたえない内容の文章を書き散らしているか、みんなに分かってもらうためにコピペしたよ。
 こういうの、落語の「寝床」の大家の旦那の義太夫語り
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%9D%E5%BA%8A
みたいなもんだけど、植田旦那の語りに対し、店子達のうち、泣き出す小僧さえいないんだね。
 こんな無惨なことがいつまで続くのか。
 カラスの勝手だろって?
 袖擦り合うも何かの縁ってやつさ。
 そんな人が自壊症状を呈しているのが可愛そうでならないんだよ。
 
 太田コラム愛読者には無用ながら、ちょっと書いておくと、前段については、パール博士の残した有名な言葉に加えて、クレイギー駐日英大使が報告書で記した言葉を踏まえれば、当時の日本には開戦以外の選択肢なんてありえなかったわけだし、そもそも、不利な軍事バランスの下で勝利を収めた例は歴史上いくらでもあった上、対米軍事バランスは日本が優位に立っており、上記陸軍の研究は、日米の経済力格差を踏まえても2年間は戦えるというものだった。
 また、太田コラムが「証明」しつつあるように、当時の日本でのまとも度は、陸軍>海軍>外務省、の順だった。
 後段については、国体=自由民主主義的国家体制、と理解すれば、何の不思議もないことであり、それがまさに昭和天皇の国体観であったことを我々は知っている。
 そのような国体を守ろうとし、それに成功したことのどこが問題なんだろね。
<植田信>(2011.1.13)http://8706.teacup.com/uedam/bbs?page=2&&TEACUPRBBS=0cdc860fb9f4c754f065992fe2e33f01
 ・・・太田述正氏が、戦後日本の対米従属問題を実際問題としての「吉田ドクトリン」に焦点を当てているとするなら、アストロ氏は、ついに「二項関係」に焦点を当てました。
 言い換えれば、太田氏=現実問題と、アストロ
http://park.geocities.yahoo.co.jp/gl/astroecology/
氏=心理問題、です。
 いいぞ、いいぞ。
 これで、このホームページでずっと展開してきた戦後日本の「対米従属」問題が、現実面と、心理面の両面から攻められるようになりました。
 二人とも、官僚出身者です。
 元官僚氏たちがそのように感じていることの意味は大きいです。というのも、日々の仕事の場で、それを体験したということです。
 いわば、普通の日本人は官僚に依存して、それで良し、としているが、その官僚は戦後の「対米依存」という問題に悩んでいた、と。
 もちろん、野では、早くから副島隆彦氏が対米従属問題に継承を鳴らしてきました。
 最近では、どうやら植草一秀氏がここに加わったようです。
 私には、これで対米従属問題に関する日本人の視点が出そろったような感じがします。
 あとはこれらを整理して、それを日々の出来事に当てはめて行く作業です。
 これは面白くなりますよ。・・・
<太田>
 アストロかスカトロか知らないけど、とにかく、誰か、植田サンの義太夫、止めさせてあげて!
 それでは、記事の紹介です。
 例の北朝鮮への中共軍配備、中共当局がにべもなく否定したよ。↓
 ・・・Chinese foreign ministry spokesman Hong Lei (洪磊) said a plan to deploy troops “does not exist,” when he was asked about a report that appeared in South Korea’s Chosun Ilbo newspaper on Saturday.・・・
http://www.taipeitimes.com/News/world/archives/2011/01/18/2003493817
 初代大統領ブルギバがチュニジアに世俗性を確立したってハナシ。↓
 ・・・The first president of the country, and the tenacious leader of its independence movement, Habib Bourguiba・・・publicly broke the Ramadan fast, saying that such a long religious holiday was debilitating to the aspirations of a modern economy. He referred with contempt to face-covering and sponsored a series of laws entrenching the rights of women. During the 1967 war, he took a firm position preventing reprisals against the country’s Jewish community, avoiding the disgraceful scenes that took place that year in other Arab capitals. Long before many other Arab regimes, Tunisia took an active interest in a serious peace agreement with Israel (as well as playing host to the PLO after its expulsion from Beirut in 1982). ・・・
http://www.slate.com/id/2281450/
 チュニジアで「平和」な体制変革ができなかったことで、旧宗主国フランスを指弾するコラム。
 アングロサクソンの上から目線のフランス観が見え隠れしてるよ。↓
 ・・・France, the former colonial power and largest investor, has indulged and supported Ben Ali for decades, both materially and ideologically. While 18th-century France developed the modern philosophy of democracy, the contemporary French commentariat has developed something like a philosophy of anti-democracy. Dismissing Americans and their naive belief in “democracy promotion,” a columnist in Le Figaro argued only last week that all nations have “a right to their own history,” which is more important than their “right to democracy,” whatever that means.
 In this school of thinking, Ben Ali was a model dictator: He defended women’s rights, educated his middle class, prevented the radical Islamists from coming to power—and that was enough. Former French President Jacques Chirac once declared that “the most important human rights are the rights to be fed, to have health, to be educated, and to be housed.” By that standard, he concluded, Tunisia’s human rights record is “very advanced.”・・・
http://www.slate.com/id/2281311/
 イスラエルの諜報機関モサドがイランの核計画を頓挫させるために行って来た諸作戦が詳細に説明されている。↓
http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,739883,00.html
 モサドが2010年1月にドバイで行ったパレスティナ過激派の暗殺の顛末が、これまた詳細に描かれている。↓
http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,739908,00.html
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 本日、所用があるので、ムッチャクチャ急いで書きあげました。(太田)
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太田述正コラム#4506(2011.1.18)
<ワシントン体制の崩壊(その5)>
→非公開