太田述正コラム#4656(2011.3.31)
<皆さんとディスカッション(続x1158)>
<太田>(ツイッターより)
 (コラム#4462に関し)ボクはパール・バックとまことに不思議なご縁を感じる。
 小6の時の東京での彼女との出会いが、現在の私の米国観・・人種主義的帝国主義国・・や女性観・・省略・・が形成される起点となったと思う。
<太田>(ツイッターより)
 ボクはかねてより、シリアの大統領のアサド(とその奥さん(?))に期待を寄せてきた。
 彼が、この危機を奇貨として、本日の演説で、取り巻きの抵抗勢力に抗い、どれだけ改革を打ち出すことができるか、注目している。
<太田>
 シリア内外の期待を裏切るアサド演説。
 彼の運命は決した?↓
 Syrians reacted with anger and disappointment after their president, Bashar al-Assad, failed to deliver any decisive reforms in his first public appearance since the street uprising that has threatened his regime.・・・
http://www.guardian.co.uk/world/2011/mar/30/assad-blames-foreigners-inflaming-protests
<SK>
 ・・・私の「つぶやき」に<コラム#4654で>回答頂きありがとうございます。
 戦争を放棄したのだから最悪の事は起きない。
 そのため最悪の事、危機的な事(≒原発事故≒戦争≒など)は起こり得ないと考えて対応を怠ったと言う事でしょうか。
 ずいぶん素敵な政府を持ったものです。
 過去数十年の日本国の対応を考えると納得はできます。
 原発事故後の経過を見ますと、自衛隊もさることながら、米軍の活躍が目立つように思えます。
 いつも戦争をやっているのでこのような事態は慣れているのかなとも思えますが、頭が下がりますし、感謝の念に堪えません。
 在日大使館のルース大使の被災地への見舞いに言った事、ツイッターでの情報発信などにも目を見張ります。
 いっその事、米軍に原発の後始末を依頼するのが得策のようにも思えます。
 もっと言いますと、頼りにならない日本政府より米国政府に日本国の管理を任せても良いとも思えます。
 ・・・ツイッターなどで活躍されている上杉隆氏(@uesugitakashi)をご存知でしょうか?
 フリージャーナリストで今回の原発事故に関する言動や記者クラブに関する問題提起などの活躍を見ると、全てではないですが9割がた賛同出来ます。
 現代日本に関する問題意識は本メールマガジンと共通するものがあると思います。
http://www.ustream.tv/recorded/13550442
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E9%9A%86
<太田>
 鳩山前政権同様、菅政権も「独立」志向みたいですね。
 結果としての自衛隊の活用とか、菅首相の防衛省訪問しての感謝表明とか見ていると、良い方向に向かっているように思います。
 今回の大震災への対処についても、民主党に我々国民が高い授業料を支払って「勉強」させている、と割り切るしかなさそうです。↓
 「・・・1、4号機に続き3号機も損傷の恐れが出てきた震災発生から数日後の3月中旬、複数の米政府関係者が、原子炉の冷却と事故後の福島第1原発の被害管理に関する全面的な支援を非公式に日本側に申し入れてきた。
 申し入れは外交ルートを通じて日本政府に伝えられたが、首相官邸から米政府への返事はなかったという。その背景について同筋は「原発事故管理の“主導権”が米側に移ることに日本政府が抱いた警戒感があった」と指摘している。・・・
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110331/amr11033100040000-n1.htm
<ΙεΙε>(「たった一人の反乱」より)
≫ロボット大国のくせに、日本が、産業用ロボットと民生用/娯楽用ロボットしか開発、保有してこなかったのはそのためさ。≪(コラム#4654。太田)
 このNHKスペシャル、再放送してくんないかなあ?(皮肉)
 「第2回「軍事転用の戦慄(りつ) ロボット」
 世界で軍事ロボットの開発が加速している。米国は、アフガンやイラクでの経験を元にロボット兵器を大幅に導入した「未来戦闘システム」を目指して走り出した。「未来社会の夢」だったロボットが、人間の命を標的にした兵器となる時代が到来した。
 この大きな流れの中で、熱い視線を浴びているのが世界の先端を行く日本のロボット技術だ。海外の軍関係者から技術提供の要請も始まった。
 軍事ロボットは、センサーやGPS、パソコンなどの民生技術を基盤とする。それゆえ技術拡散の防止が難しく、テロリストに使われる新たな危険も指摘される。現実に武装勢力が、軍事ロボットを入手した事実も明らかになった。
 拡散そして軍事転用という新たな脅威にさらされるロボット技術の最前線を描き、危機を防ぐ道はあるのか、日本はどうすべきなのか考える。」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060710.html
 「笑ってしまうのが同番組のHPで「軍事ロボットは、センサーやGPS、パソコンなどの民生技術を基盤とする」という文句。GPSは元々軍用技術を民間に開放したものでしょうが。
 放送屋さんがそれを知らないとは思えないんですが。」
http://kiyotani.at.webry.info/200607/article_9.html
<ΙεεΙ>(同上)
 ドイツが原子枦の修復作業用ロボット持ってるようだな。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20110331-755041.html
<KY>
≫放射線がカラダに与える影響には、2つのタイプがある。≪(コラム#4654。ιΕΕι)
 その通りですが、そこに出てくる「閾値」というのは、そこから上なら御陀仏という意味で、そこから下では危険性が無いという意味の閾値では決してありませんので、誤解無き様に。
≫知りたいことがあります。どなたか教えてください。冷静に考えて、想定できる最悪の事態での着地点を知りたいのです。・・・私が想像している現在の状況は炉心の燃料が溶けて下に積り(既にそうなっていると想像している)、次の段階では外側の格納容器まで穴を開ける。・・・≪(コラム#4654。私有自楽)
 私の専門はプロセス工学と材料科学が半々ですから、(どこかの総理大臣とは違って)原子力に関しては自信は無いのですが、同意します。
 例の大型コンクリート・ポンプで石棺ならぬ石山にして、埋めてしまうしか無いのでは。
 私も専門の諸賢の御意見を是非伺いたいところです。
 ところで、海水を入れ始めたと言う話を聞いた時に、職場の同僚(有機化学専門で、奥さんは英国某核燃料会社の社員。御両人ともPhD)と話したんですが、その時に最初に出た話は、「塩化ナトリウムはどうなる」という事でした。
 核燃料の融点では塩化ナトリウムは液体の筈ですが、NaClと酸化ウランが溶融状態で混ざって薄まるかは、ちょっと話したのですがお互いに結論が出ませんでした。
 NaClで中性子はたぶん減速しないでしょうね。
 それから、今後長期的な話として、地熱発電の話が出て来ないのは、何故でしょうか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/地熱発電
 高温岩体発電:「既存の温水資源を利用せず温泉などとも競合しにくい技術とされ、38GW以上(大型の原子力発電所40基弱に相当)におよぶ資源量が国内で利用可能と見られている。多くの技術的課題は解決しているとされ、また現在の技術ならばコストも9.0円/kWhまで低減する可能性が指摘されている」
<MS>
 KYさんはどういった文脈で、「薄まる」、「減速」といった表現を使われているかわかりませんが、少し誤解を招き兼ねない文章だと感じたので、補足させてください。
 連鎖反応を抑制するには、
1) 一箇所に集まっている核燃料の量を減らす(「薄まる」)
http://en.wikipedia.org/wiki/Critical_mass
2) 炉の中の中性子の数をへらす(まびく)
–> 中性子を捕獲するような物質を混ぜる。
基本的には制御棒に使われている物質がてきしています。
海水にまぜられらたBoron carbide (http://en.wikipedia.org/wiki/Boron_carbide) など。(あとの処理を考えると有害でない物質が良さそう。)
塩がいいかどうかは知りません。http://en.wikipedia.org/wiki/Control_rod
この効果を保つためには、Boron carbide も塩にたいして一定の割合いれつづけないと入れつづけないといけないのではないかと推測しています。
3)中性子一個あたりが核燃料に核分裂を起こさせる確率を減らす
–> 減速することで確率はあがります。http://en.wikipedia.org/wiki/Neutron_moderator
(「減速」しない方がよい)
ナトリウムは高速増殖炉(中性子を減速しないで連鎖反応を保つ方式)の(減速しない)冷却材として使われているぐらいなので、減速における効果は水の効果に比べて無視できる程小さいのではないかと推測しています。
 以上から、塩分は、核反応という見地からはあまりわるさをしないんではでしょうか?工学的に原子炉の動作に影響するかもしれませんが。
 「石山」案ですが、燃料棒が崩壊熱で発熱している限り、密閉すると圧力があがってしまうので、その圧力に長期間耐えられるだけの構造物を作る必要があります。
 すでにそういう構造物がどこかにあって、一瞬でポンとかぶせられれば別ですが、上からセメントをかけるような方法だと途中で「石山」に穴があいて決して密閉できないと思います。(崩壊熱の発生よりも、伝導で熱が逃げる方が速ければ別ですが。。。)
 非現実的な案でもよいならば、例えば豊臣秀吉の水攻めみたいに( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%9D%BE%E5%9F%8E%E3%81%AE%E6%B0%B4%E6%94%BB%E3%82%81 )原子炉の敷地全体を大きな堤防で囲ってしまって、そこに海水をいれてひたしてしまえば放っておいても大丈夫です。
 ただし、土壌への染み込みを防げないと、原子炉の土地をダメにするという意味では最悪のシナリオです。
 最悪のシナリオを考えたいという私有自楽さんへの答えになっているかどうかはわかりませんが、現在行っている制御をともなった対策は、わたしの考えうる最悪のシナリオ(対策)よりも、全然ましだと思います。
<εΙεΙ>(同上)
≫>記者会見はフランス語で行います<(ιΕΕι)
 何やこれ?↑ 大体からして、このハナシ全体、どっからコピペしたんよ?≪ (コラム#4654。太田)
 <東電記者会見がフランス語に聞こえる。>
http://twitter.com/hanageccho/status/47261875016183808
 <ハナシ全体の>出所?これかと。↓
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1300966529/
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2011/03/by_fd53.html
 闇の声(たぶん・・ライター)とやらの商業紙の紙面には出せない裏情報で、(全てが正しいとは云えないが、)まぁ あれなんだが、私の知人も同業者がおり、様々な事件に絡む情報を担当の捜査官やらと一杯飲み屋で酒を飲みながら、互いに情報交換するのは日常茶飯事なんだよな。
 むしろ、現場捜査官たちが命令で捜査を中止させられたりでの憤懣を(ガス抜き)記者たちにお酒をおごって貰い(セコイ)、愚痴(情報)をはいて互いの親交を深める?という、まぁ~日本の麗しき人間主義の現場とでも・・・違うか?
 <ところで、>IAEA原子力安全局:福島第一原発、局所的に再臨界の可能性も
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=aBuGX4PoUcOQ
http://www.meti.go.jp/press/20110326001/20110326001-2.pdf
 「飯舘村に避難勧告を=IAEA
 福島第1原発の北西約40キロにあり、避難地域に指定されていないが、高い濃度の放射性物質が検出されたとして・・・」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011033100027
 ↑日本政府はまだ沈黙を守っている→国民は守っていないナ。
<太田>
 下掲の記事は再臨界説に否定的だね。
 もっとも、その理由が、東電の発表するデータにオットロシーのが時々まじるが、そもそも、データに信憑性がないからだっていうんだけど・・。↓
 Has Fukushima’s Reactor No. 1 Gone Critical?
http://ecocentric.blogs.time.com/2011/03/30/has-fukushimas-reactor-no-1-gone-critical/
<εΙεΙ>(「たった一人の反乱」より))
 福島原発を唄ってる層化の歌姫・・・姫?は無理あるが、名曲をどーぞ。。
http://www.youtube.com/watch?v=OQrN3qCZ52I
<ソフィーア・フィーリス>(同上)
 善きシャレだ。
<εΙεΙ>(同上)
 「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染・田中龍作
http://tanakaryusaku.seesaa.net/
 日本報道界の殿堂に入居する電力会社
http://tanakaryusaku.seesaa.net/index-2.html
 「原発はクリーンでエコなエネルギーです」。
 国民洗脳が40年間も続いたのは、マスコミと電力業界が一心同体となった結果なのである。
<宮里立士>
 –伊東氏のコラムに関して2–
 昨日はどうも論点がうまく整理できておらず、いささかズレた話になってしまったようです。
 昨日、投稿した後に伊東氏のコラムを読み直してみると、どうも伊東氏はケビン・メアは「OKINAWANS」は、日本政府に「ゆすり」「たかり」をしているのではなく、日本政府を「操作」(「操縦」)しようとしているのであって、自民党はそこを心得て、沖縄の人が求めている「ホンネ」部分を掴んでいた。
 これに対し、民主党はそれが解っておらず、困ったもんだ。
 安全保障の問題にまったく理解のない沖縄の一部の人を相手にしても埒が明かない、
 それをうまく処理する(というか、誤魔化す)技術を自民党は持っていたし、「OKINAWANS」のことをよく知っている自分たちアメリカの当事者も知っているのだ、と、ケビン・メアは「オフレコ」の積りでぶっちゃけた話、というかたちで、この「失言」問題の真相に迫ろうとしているのかと感じました。
 そこにはなぜ外国の軍隊が日本にいて、それが「カネ」の話にすり替わるのか、という根本の問題が抜け落ち、その前提の問題のみで議論を進めようとする姿勢を感じました・・・。
 現在のアメリカの政治エリートから見ると、沖縄の人間も、日本本土の人間も「国防」や「安全保障」の問題をまともに論ずる相手にはならないという点では同じなのではないでしょうか?
<太田>
 沖縄の唱えるタテマエをホンネだと誤解してひどい目に遭った民主党政権、そしていい面の顔の米国政府ってわけですが、メア、長期的視点に立ってもうちょっと民主党政権に温かい目を注いで欲しかったですね。
 ところで、メア、その後、急遽栄転の運びとなり、活躍してるらしいってことからすると、(かなり件の発言に誇張はあった点はいかがかと思うけど、)米国政府、メアを高く評価してるようですねえ。↓
 「・・・原発施設の崩落、爆発による放射線漏れは明らかに人災である。東京電力、経済産業省原子力安全・保安院、歴代の自民党政権、官邸、原発御用学者、大手メディアがこの人災のA級戦犯である。・・・
 解任されたはずのケビン・メアが、今回の大震災における米軍と日本政府の調整担当に任命されたのをご存じだろうか。「火事場ドロボー」のような節操のない米国のやりくちだった。反省ゼロ。それは、菅総理も一緒で、参議院の問責決議で「処分」されていた仙谷代表代行と馬淵国土交通大臣を震災対策で現場に呼び戻した。危機対策の一言で、最低限のルールである政治倫理すらも吹っ飛ばしてしまった。それが国家であり、政治の本性といえばそれまでだが、完全に民意を無視したやり口が許されていいのか。
 今回の東日本大震災で、米軍が被災地支援で政治的プロパガンダを行使し、一部で批判を浴びた。まさに「火事場ドロボー」みたいなものだ。その代表格は、普天間基地の海兵隊が支援物資を空輸したことをアピールするあまり、「普天間飛行場の死活的重要性が証明された」と強調したことだ。「沖縄に海兵隊はいらない」という沖縄県民の意思を完全に無視した、米軍の「宣戦布告」は沖縄県民の気持ちを逆なでした。この救援活動の背後には、「沖縄はごまかしとゆすりの名人」「沖縄人は怠惰でゴーヤーも栽培できない」と言い放ったケビン・メアが暗躍したことが容易に想像できる。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/5452604/
 ところで民主党、天下り廃止とか下掲のような公約は実行に移さなくっちゃ。↓
 「・・・民主党が2009年に公表した政策集は、保安院と原子力安全委員会との一本化を念頭に「独立性の高い安全規制委員会を創設する」と明記。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011033001001240.html
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 何たる官僚的答弁!↓
 「東京電力の勝俣恒久会長との一問一答・・・」
http://www.asahi.com/business/update/0331/TKY201103300554.html
 で、「勝俣恒久」をググってみたら、以下のサイトに遭遇。↓
http://hogehogesokuhou.ldblog.jp/archives/51684532.html
 そこで紹介されてた記事を二つ孫紹介しとこう。
 福島第一の津波への弱さをかねてから指摘していたもう一人の人物がいた。↓
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aQkgwhzUb4pI
 東電への天下り問題、何でこの一人だけが取り上げられるのよ。もっとわんさかいるだろが。↓
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110203k0000m010029000c.html
 「・・・経営責任はあくまで相対的な基準で問われる。大津波よりも高い場所に設置された東北電力の女川原発や、日本原子力発電の東海第2発電所が原子炉を安全に停止できたのに、福島第1原発だけで被害が拡大した点が問題視されている。
 原子力損害賠償法に従って、数兆円規模に上るとされる周辺地域への補償などを国が負担すれば、東電は事実上の国有会社となる可能性が高い。巨額赤字に伴う無配はもちろん、経営トップが退陣を迫られるのは必至だ。
 しかも、東電は昨年秋に4千億円超を株式調達したばかり。取締役が経営のプロとして通常期待される「善管注意義務」を果たしていなかった-として国内外の株主から代表訴訟を受ける可能性がある。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110330/amr11033022470007-n1.htm
 いつまで続くぬかるみぞ。↓
 「原子力安全委員会は30日午後の記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所の1~3号機について「圧力容器が損傷しているのは事実だろう」との見解を示した。・・・」
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819595E1E2E2E38B8DE1E2E2E1E0E2E3E39793E3E2E2E2;bm=96958A9C93819595E1E2E2E0EA8DE1E2E2E1E0E2E3E39793E3E2E2E2
 「東京電力が福島第1原子力発電所で1号機の炉心冷却を急ぐのは、燃料棒の損傷がもっとも激しいとみられるからだ。炉内の冷却水が減って燃料棒のかなりの部分が露出、一部溶けている可能性があるとの見方が多い。・・・
  半面、1号機では圧力データなどから見て、圧力容器自体は比較的健全に保たれているとみられる。このため、放射性物質の外への漏れは今のところ少ないようだ。・・・
 1号機の復水器の容量は1600トンで、まだ余裕がある。・・・
 2、3号機の復水器の容量は3000トンあるが、いずれも満杯。復水器に汚染水を入れるには、既に入っている水を別の場所に移さなければならない。こうした「玉突き作業」が3号機で28日に始まり、29日夕には2号機でも開始した。
 ・・・汚染水を人工池や使わなくなったタンカーで処理したり、米軍の力を借りたりする こともありうる・・・。」
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819595E0EBE2E39A8DE0EBE2E1E0E2E3E39793E3E2E2E2;bm=96958A9C93819595E1E2E2E0EA8DE1E2E2E1E0E2E3E39793E3E2E2E2
 次にリビア革命関係です。
 ちょっと多国籍軍が空爆してないうちに、またまた、体制側がアジュダビア近くまで押し寄せた。↓
 ・・・With fighting continuing in Misrata and regime forces pushing east as far as the strategic town of Ajdabiya, the issue of rearming has become paramount.・・・
http://www.guardian.co.uk/world/2011/mar/30/libya-conflict-sides-short-ammunition
 CIA要員が反体制側を支援中だって。↓
  The Central Intelligence Agency has inserted clandestine operatives into Libya to gather intelligence for military airstrikes and to contact and vet the beleaguered rebels battling Col. Muammar el-Qaddafi’s forces・・・
http://www.nytimes.com/2011/03/31/world/africa/31intel.html?ref=world&pagewanted=print
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太田述正コラム#4657(2011.3.31)
<再びガンディーについて(その1)>
→非公開