太田述正コラム#5063(2011.10.20)
<皆さんとディスカッション(続x1355)>
<太田>(ツイッターより)
 やまもとさんがつくったと聞いていた、ここ、ようやく発見! ツイッター→ホームページ、Facebook、Mixi(2か所) と出所がみんな一緒じゃ、ちょっと芸がないなあ。 何とかならないもんかしら。…
http://mixi.at/agsTBk1
 ↑ありゃ、ツイッターに反映されちゃうのね。↓
http://page.mixi.jp/view_page.pl?page_id=129124
 口直しに、漆原啓子
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201110190324.html の演奏をどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=a–tLBE3qis
 人柄も演奏も素晴らしい女性だね。
http://edition.cnn.com/2011/10/18/world/asia/china-beauty-pageant/index.html?hpt=hp_c2
に出てくる、中共における、1985年のビキニ公認(スライドの6枚目)、1993年の北京大女子学生の美人コンテスト拒否宣言(7枚目)、1999年の女性民兵のミニの赤い制服(1枚目)、を経て、美人コンテストだらけの現在(2、9枚目)まで。
<shihouen>
居られますね!
 「・・・集団的自衛権の「解釈」なるものを変えればいいだけの話です。共用基地の整備や米軍からの移管、それに自衛隊の装備や編成・訓練などいずれにしても10年単位の話となりますが、まずは「解釈」変更というコストゼロで簡単な方法があるのですよ。」
http://deisui-nikkei.seesaa.net/
<太田>
 「安全保障とはバランス・オブ・パワーである以上、米海兵隊がグアムまで後退する代わりに日本がアメリカのパワーを穴埋めをすればいいだけです。
 例えば、キャンプ・シュワブを自衛隊に移管し、そこに航空部隊用の滑走路を建設するという手もありましょう。
 アジアで一朝事あれば、まず自衛隊即応部隊が現地に展開し、後続としてグアムから駆けつける米海兵隊が在沖の自衛隊基地を共用し前方投入する、この運用なら地域のバランス・オブ・パワーを変えないことが可能となります。」
という論理は、この自称論説委員、私のコラム読者かと思わせるものがありますね。
<σσζζ>(「たった一人の反乱」より)
 外貨融通、700億ドルに拡大=為替安定へ規模5倍に-日韓首脳合意
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2011101900346
 やりやがった・・・。
 そりゃ日本の復興が進まないわけだ。
<太田>
 日韓両国とも裨益するっていうファイナンシャルタイムスの言うとおりなんじゃないの?↓
 ・・・“It helps both sides,” said Sean Yokota, emerging market FX strategist at UBS. “It helps the Koreans by giving them liquidity, helping them gain access to dollars, and it helps Japan by preventing Korean won weakness.”・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/f57b8216-fa3c-11e0-b70d-00144feab49a.html#axzz1bHelNOGG
<σζσζ>(「たった一人の反乱」より)
 パーフェクトじゃね? ↓
http://www.sankakucomplex.com/2011/10/18/ai-shang-zhen-perfect-in-every-respect/
<太田>
 
 もっと直截的な、例えば下掲のような典拠つけてくれー。↓
http://itaishinja.com/archives/3101297.html
 艾尚真(Ai Shang Zhen)、確かに美人だが、ちーと背が高すぎない?
<TA>
 <コラム#4896の訂正>
彼は9.11の攻撃に対して単純過ぎところのる、

彼は9.11の攻撃に対して単純過ぎるところの、
 <コラム#5053の訂正>
彼の息子のウィリアム2世(1056?~1100年。イギリス国王:1187~1100年)

彼の息子のウィリアム2世(1056?~1100年。イギリス国王:1087~1100年)
※ちなみに、日本語版のウィキペディアでは、生没年を「1060年? – 1100年8月2日」
としています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A02%E4%B8%96_(%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%8E%8B)
参考まで。
<太田>
 誤りの指摘、いつもありがとうございます。
 ウィリアム2世の生年については、そのコラムでは典拠つけなかったけど、典拠はこれ↓
http://en.wikipedia.org/wiki/William_II_of_England
です。
http://www.spartacus.schoolnet.co.uk/MEDwilliamII.htm
は、「1056年」に生まれたとしているので、「1056年?」で間違いないでしょう。
 お示しの日本語ウィキペディアは、ミスプリかなんかでは?
<TA>
 コラム#5061の、「すなわち、共感能力は、このような地においては、欧米では、」の意味が分かりません。
<jaguar321>(ツイッターより)
 日本とアングロサクソン文明(米国以外)に存在する人間主義について RT @ohtanobumasa 過去・現在・未来(続x25) : 防衛省OB太田述正の日本はアメリカの属国だ
http://blog.ohtan.net/archives/52105140.html
<太田>
 私の書き方にも難があるのかもしれないけど、この人のように、ちゃんと分かっていそうな読者もいるようなので、お赦しを。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 オリンパスの内紛について、誰か説明してくれない?↓
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/4b99a8ca-f976-11e0-bf8f-00144feab49a.html#axzz1bHelNOGG
 ギリシャ債務の削減の見返りにギリシャにユーロ圏からの離脱を求めるべきだとするコラムだ。↓
 ・・・Any country that accepts a wholesale debt reduction must agree to leave the euro. ・・・
 <別にそれはEUからの離脱を意味しないというわけだ。↓>
 Leaving the euro does not mean that Greece would have to leave the European Union — it could simply rejoin highly respectable countries such as Britain, Denmark, and Poland that enjoy EU membership while retaining their own currencies.・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2011/10/19/bad_romance?page=full
 クルド叛乱分子の攻撃を受けて大打撃を受けたトルコ。↓
 These were well-planned attacks, carried out simultaneously a little after midnight, on military and police posts close to the border with Iraq.
 About 100 fighters from the Kurdistan Workers’ Party (PKK) took part, some crossing the border from Iraq, some moving from inside Turkey.
 The toll – of 24 dead and 18 injured – is the largest suffered by the Turkish security forces since 1993.・・・
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-15374778
 これは、大ニュースだー。↓
 「・・・12~16歳のときに受けたIQテストの結果と4年後に受けた結果をチームが比較したら、4年間で20ポイントも上昇した人がいた一方、同じぐらい下がった人もいた。・・・」
http://www.asahi.com/science/update/1019/TKY201110190720.html
 ・・・The average of all scores stayed the same across the years・・・
 The teens split evenly between those whose IQ improved and those whose IQ worsened.・・・
 <私自身、成人、いや、高齢になってからもIQは変動すると思い始めている。↓>
 The team now wants to know what causes IQ drift: the rate of brain change, or educational factors that stimulate some skills but not others; and also if changes are teenage only or whether IQ can vary as dramatically in adults. ・・・
http://www.guardian.co.uk/science/2011/oct/19/teenagers-iq-scores-adolescence
 時代はそれぞれ異なるが、35位(ビリ)と4位と2位の都市で生活した私。
 ただし、私の住んだカイロのザマレック地区の「順位」はもっとはるかに高かったと思うけどね・・。↓
 「森記念財団(東京都港区)は19日、2011年の世界主要35都市の総合力ランキングを発表し、東京は昨年と同じく4位となった。・・・
 上位4都市はニューヨーク、ロンドン、パリ、東京と4年連続同じ結果となった。・・・
 5位シンガポール、6位ベルリン、7位ソウル、8位香港と続き、最下位はカイロだった。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111019/biz11101918310023-n1.htm
 日本の会計士業界の最大の問題は、下掲の記事の中に出てくる言葉を使えば、日本では、「減少傾向」にある「監査報酬」が全球的標準に比べて、もともと低いところにあるのさ。
 なんで低いかって?
 極端に言えば、日本じゃ会計士はお飾りに過ぎないからだよ。
 お飾りになんかに、誰も大枚払うわけないでしょ。
 ちーと理論的に言えば、日本型経済体制下の典型的な企業においては、監査の意義が存在しないんだわ。(なぜか、考えてみな。)
 だからこそ、日本じゃ、全球的監査法人が、そのまま日本国内で営業してないのよ。
 (日本の大手監査法人と「提携」しているにとどまる。実質的な仕事がなく監査報酬も低いんじゃ、直営するメリットがないどころか、直営するリスクが大きすぎるのであるね。)
 だから、この根本的「問題」に「対処」しないまま、会計士の数だけ増やしちゃダメだったのよ。
 (いちいち典拠を付けなかったが、自分で調べてごらん。)↓
 「・・・会計士数は米国の約30万人に対し、日本は約2万人にとどまる。金融庁は「18年をめどに5万人に増やす」との方針を打ち出し、06年に試験制度を改革。08年には3000人が合格した。
 ところがリーマン・ショック後の株式上場の低迷で監査先の新規開拓が進まず、07~08年に合格者を大量採用した反動もあって、大手監査法人は09年以降の採用を減らし続けている。・・・
 <これに加えて、>企業が監査法人に払う監査報酬は減少傾向にあり、大手4法人(新日本、あずさ、トーマツ、あらた)の経営を圧迫。・・・
 従来は大手監査法人が合格者の大半を採用し、資格取得を支えてきたが、そうした機能を果たせなくなりつつある。・・・
 弁護士の就職難も深刻だ。いずれも試験改革で合格者は増えたものの、需要が伴わず人材を有効活用できていない。・・・」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819691E3EBE2E2E78DE3EBE3E2E0E2E3E39C9CEAE2E2E2
 米国の英国からの独立は合法だったか違法だったか、模擬討論が行われた。↓
 <米国側の論者は、名誉革命に言及。↓>
 ・・・For American lawyers, the answer is simple: “The English had used their own Declaration of Rights to depose James II and these acts were deemed completely lawful and justified,” they say in their summary.
 <かねてから私が指摘していることだが、北米におけるフランスとの戦いの戦費を負担するのがいやで「独立」したって英国側の論者が主張。↓>
 To the British, however,・・・<t>he grievances listed in the Declaration were too trivial to justify secession. The main one – no taxation without representation – was no more than a wish on the part of the colonists, to avoid paying for the expense of protecting them against the French during seven years of arduous war and conflict. ・・・
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-15345511
 英国は植民地統治をアイルランド統治から学んだとかねてから私は指摘してきたが、同じことを指摘しているコラムだ。
 とにかく、英国の植民地統治でさえ、日本の植民地統治よりはるかに暴虐的だったんだぞ。↓
 ・・・The British often perceived the Irish as “savages”, and they used Ireland as an experimental laboratory for the other parts of their overseas empire, as a place to ship out settlers from, as well as a territory to practise techniques of repression and control. Entire armies were recruited in Ireland, and officers learned their trade in its peat bogs and among its burning cottages. Some of the great names of British military history — from Wellington and Wolseley to Kitchener and Montgomery — were indelibly associated with Ireland. The particular tradition of armed policing, first patented in Ireland in the 1820s, became the established pattern until the empire’s final collapse.・・・
http://www.guardian.co.uk/books/2011/oct/19/end-myths-britains-imperial-past
 構造的不況下(死を予感する状況下)の米国で、浮気をする男性が増えてるのは、必然なんだとよ。
 それにしちゃ、日本の既婚男性は元気ないね。↓
 ・・・thinking of what the study terms “low survivability conditions” prompts an unconscious drive to reproduce among men. While things like joblessness or poverty might not seem dangerous, Gillath says money troubles are perceived as a threat because their effects can, in the most extreme cases, lead people to go without food or shelter.・・・
  ・・・men are motivated to seek more sexual partners in a threatening economic environment as a result. Gillath also says his findings hold true for men, but not women. ・・・
  ・・・men would be more apt to pursue sex outside of a monogamous relationship, looking for ways to spread their genes. ・・・
http://moneyland.time.com/2011/10/19/is-your-partner-cheating-then-blame-the-economy/?iid=pf-main-lede
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太田述正コラム#5064(2011.10.20)
<戦間期の排日貨(その7)>
→非公開