太田述正コラム#5183(2011.12.19)
<皆さんとディスカッション(続x1409)>
<太田>(ツイッターより)
 「反体制派、劇作家、政治家、ヴァーツラフ・ハーヴェル<元チェコスロヴァキア/チェコ>大統領、75歳で死す」
http://edition.cnn.com/2011/12/18/world/europe/czech-republic-vaclav-havel-obit/index.html?hpt=hp_t1
 カッコいいねえ。
 連日訃報を耳にしてると、そろそろ自分も死の準備をしときゃなきゃいけないなと思うね。
 この極悪人を畳(列車)の上で死なせた口惜しさよ。↓
 北朝鮮の金正日総書記死去・・・
http://www.asahi.com/international/update/1219/TKY201112190142.html
<AT>(Facebookより)
≫ボクは自称社会人類学者だけど、時々観察対象の社会を変革したくなっちゃう自称革命家でもある≪(コラム#5181。太田)
 安全保障のスペシャリストだとばかり・・・。
<太田>(同上)
 あなたがボクと一緒したのは半年足らずだったから、分からなかったのも無理はないが・・。
<太田>
 防衛省OB太田述正コラムまとめ
http://www.ohtan.net/report/pdf/ohtan-blogtitle.pdf
をつくったのは、<KC>さんでしょうか?
 上記は、現在でも更新され続けているのでしょうか?
 (自分で見ろと言われそうですが・・。)
<やまもと>
 作っているのは<KC>さんですね。画像は私です。
 1ページ目にも書いてあるけど月末に更新<され>ています。
<ΩΩΖΖ>(「たった一人の反乱」より)
 俺も、#5180(2011.12.17)<田中上奏文(その7)>は届いてなかった。
 3年近く有料でコラム読んでるけど、初めてだったよ。
 太田さんに何かあったのかと、心配しちゃった。
<ΩΖΩΖ>(同上)
 <ζψψζクン(コラム#5181)、>太田さんは送信したけど、受信できてない人が一部いるってことか?あんま、考えられないことだけど。
 ちなみに、うちも<#5180>こなかったし、「映画評論28:ザ・パシフィック(その5)」<(#5100)>もこなかったな。
<太田>
 まことに申し訳ありませんでした。
 昨夜、あわてて、二つのコラム(#5180、#5100)を全有料読者に送付したけど、我ながらどうかしてるなあ。
 こんな調子じゃ、そもそも、きちんと休養をさせてもらった方がいいのかもしれないね。
 私がお断りなしにコラムを休んだらおかしいと思って欲しいし、お断りなしに2回続けてコラムを休んだら、突然死している可能性がある、と心配して欲しい。
<ΩΖΖΩ>(「たった一人の反乱」より)
 「映画評論28:ザ・パシフィック(その5)」のほうはちゃんと届いてたよ。
<ΖΩΖΩ>(同上)
 送り忘れが発覚すると同時に、1ヶ月前の非公開コラム「ザ・パシフィック(その5)」も受信出来ていない人が居た事が発覚したのかな?
 自分も「ザ・パシフィック(その5)」は届いてたから、誤送信(?)と思ってた。
<太田>
 3年ちょっと前に(有料読者を半々ずつ2リストで管理していたところ、)半分の有料読者にコラム送り忘れたことあるよ。
 (その時は、一人の妖(あやか)したる有料読者からわずか数時間後に指摘されたっけ。)
 今回、送信ログをチェックしたら、「映画評論28:ザ・パシフィック(その5)」も残ってなかったんだけど、今度は送信ログのチェック・ミスをやらかしたのかしら?
<ΖΖΩΩ>(「たった一人の反乱」より)
 異例の対日強硬も妙案なく=関係者「残念な会談」-韓国大統領
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011121800112
 韓国は相変わらずだねえ。気の毒な人たちではあるんだがね、韓国の言い分を認めてたら、法も条約も何もあったものではなくなるしね。売春は合法だったはずだし、朝鮮戦争の慰安婦や日本人の慰安婦はどうなるんだって気もする。
 それにしても、日本のマスコミや学者はなぜ、日本人の慰安婦のことをとりあげないのだろうか?
 この問題が海外で報道されれば、慰安婦は朝鮮人だけしかいなかったようなニュアンスになってしまう気がするなあ。
<ΖΩΩΖ>(同上)
 おいおい、キミが河野談話を撤回しようとしたから、こじれたんだろうが。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111219/stt11121909270000-n1.htm
<ωωΖΖ>(同上)
 おーたんの本澤二郎評が聞きたいな。
<太田>
 せめて、本澤とかいう人の書いたものを送るとか、書いたものが載ってるURLとかを示して、その本ないし論考についての私の評を求めて欲しいね。
 人物評をやるには、その人についてざっと調べた上で、その人の書いたもののうち何を読むかを決め、少なくとも2つ以上の論考ないし著書を読まなくっちゃならないけど、そんな作業をボクにやれっちゅうのかい?
<笹の葉>
 早期退職勧奨とか、人件費とかいろいろな話があるんですが、残業手当がでればみんな納得するような気がするんですよ。
 唐突でとりとめもない投稿ですが。
<太田>
 どうして「みんな納得するような気がする」のか、説明していただかなきゃ、どうしようもないです。
 そもそも、「みんな」って誰です?
 それでは、その他の記事の紹介です。
 監査法人は、そもそも、内部告発がなけりゃ、何にも分からないし、分かろうともしないということかよ。↓
 「・・・「あずさ監査法人は、1999年9月中間期における監査において『飛ばし』の一端を把握した」というのだ。
 気付いた発端は、監査法人に寄せられた「飛ばしが行われているという情報」だったという。
 この情報では関与している責任者の名前や金融機関名、金額なども明らかにされており、「確度の高いものと思われた」としている。
 つまり、内部告発があった、ということだろう。・・・
 <その後、オリンパスは監査法人を切り替えたが、>「会社側から監査契約を断らせる」というのは、実は、監査法人が企業会計上の問題を発見した際に、しばしば取ってきた手なのだ。
 監査対象企業の問題を表面化させれば、自らの過去の監査が問題視されかねない。意図的ではないにせよ不正を見逃してきた責任が問われかねないからだ。
 その点、相手側から監査契約を解除させれば、問題を表沙汰にしないまま、問題企業を厄介払いできる。・・・
  オリンパスのような大手企業で監査法人が交代するのは、極めて異例のこと。系列が変わったり、親会社の監査法人に揃えたりする例を除けば。
 こうした場合、会計士なら「監査上のトラブルがあったのでは」と疑うのが普通。だから後釜の監査法人は引き受け手がなく、個人事務所のような小規模事務所が引き受けるのが通常のパターンである。
 大手である新日本が、こうした事情やリスクを感じていなかったはずはない。
 ところが、報告書によれば、あずさから新日本への引き継ぎはそっけないものだったという。・・・
 <また陰謀論かい。ボカァあずさと新日本の馴れ合いだと思うけどな。↓>
 「阿吽のリレー」陰にいるのは金融庁か!?・・・
  1990年代なら、監査対象企業と対立した場合、監査法人幹部は「間違いなく」大蔵省に飛んで行った。
 非公式にすべてを説明し、官僚は対処方法を非公式に指示していた。行政指導である。・・・
 金融庁が再び金融機関の箸の上げ下ろしにまで口を出すようになっているのは周知の通りだ。・・・」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20111215/293866/?ml&rt=nocnt
 デモ参加女性に暴力をふるうエジプト治安部隊の写真が、センセーションを巻き起こしている。↓
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2011/dec/18/egypt-military-beating-female-protester-tahrir-square
 ギリシャ、欧州最低の自殺率から最高の自殺率へ。金融不況の影響は甚大!↓
 Greek woes drive up suicide rate to highest in Europe・・・
 Before the financial crisis first began to bite three years ago, Greece had the lowest suicide rate in Europe at 2.8 per 100,000 inhabitants. It now has almost double that number, the highest on the continent, despite the stigma in a nation where the Orthodox church refuses funeral rights for those who take their lives.・・・
http://www.guardian.co.uk/world/2011/dec/18/greek-woes-suicide-rate-highest
 ハーヴェルの一生が簡潔かつ印象深く整理されている。↓
 <人間の顔をした共産主義なんてありえないとした。↓>
 ・・・He rejected the notion, posited by reform-minded Communist leaders like Alexander Dubcek in his own country, and years later by Mikhail S. Gorbachev in the Soviet Union, that Communist rule could be made more humane.・・・
 <劇作家だが、政治的エッセーでも著名。↓>
 In his now iconic 1978 essay “The Power of the Powerless,” which circulated in underground editions in Czechoslovakia and was smuggled to other Warsaw Pact countries and to the West, Mr. Havel foresaw that the opposition could eventually prevail against the totalitarian state.・・・
 <プラハの春で活躍。↓>
 During the Prague Spring of 1968, the brief period when reform Communists, led by Mr. Dubcek, believed that “socialism with a human face” was possible, Mr. Havel argued that Communism could never be tamed.・・・
 In August 1969 he organized a petition of 10 points that repudiated the politics of “normalization” with the Soviet Union. He was accused of subversion, and in 1970 was vilified on state television and banned as a writer.・・・
 <憲章77の三人の指導者の一人。↓>
 In 1977, Mr. Havel was one of three leading organizers of Charter 77, a group of 242 signers who called for the human rights guaranteed under the 1975 Helsinki accords. Mr. Havel was quickly arrested, tried and convicted of subversion; he served three months in prison. He was arrested again in May 1979 on a charge of subversion and was sentenced to four and a half years.・・・
 <最初の奥さん死去後1年で、エッこんな人と言われるような女性と再婚。↓>
 Mr. Havel’s standing with Czechs faltered somewhat in 1997, after his surprise marriage to Dagmar Veskrnova — a flamboyant and outspoken actress who had once played a topless vampire in a film — only a year after the death of his much-admired first wife of 31 years, Olga.・・・
 <最初の奥さんは、彼の浮気に苦しめられた。↓>
 In 1956 Mr. Havel met Olga Splichalova, a lively, dashing actress, whom he married in 1964. A working-class heroine for many Czechs, she helped to inspire the collection of essays, written as letters from prison, and published as “Letters to Olga.” In dissident circles and beyond, Mr. Havel was a celebrated womanizer. ・・・
http://www.nytimes.com/2011/12/19/world/europe/vaclav-havel-dissident-playwright-who-led-czechoslovakia-dead-at-75.html?_r=1&hp=&pagewanted=all
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太田述正コラム#5184(2011.12.19)
<田中上奏文(その9)>
→非公開