太田述正コラム#5209(2012.1.1)
<皆さんとディスカッション(続x1421)>
<太田>(ツイッターより)
 シリアの惨状の写真集だ。
http://edition.cnn.com/2011/12/29/middleeast/gallery/syria-homs-2/index.html?hpt=hp_mid
 この一連の写真の撮影者ではないところの、もう一人の撮影者が、自らの(シリア治安部隊による射撃での)死を撮ったビデオだ。
http://edition.cnn.com/video/?hpt=hp_t1#/video/world/2011/12/31/ac-recorded-own-death.cnn
 それでも彼らは北朝鮮の住民よりははるかに恵まれている。
<γγηη>(「たった一人の反乱」より)
 How an admiral who had warned against war came to plan the sneak attack on Pearl Harbor
http://sampaints.com/2011/12/16/yamamoto/
という小見出しを書いてるので、蝶<(コラム#5207)>は山本五十六でしょうか。
<Tackey63>(ツイッターより)
 生物学的には無意味だが蝶ではなく蛾に見える。
 このような山本五十六像は米国人には意外なのかなあ。
<γηγη>(「たった一人の反乱」より)
 <γγηηクン>つ
( http://www.nytimes.com/2011/12/07/opinion/a-reluctant-enemy.html?pagewanted=all )
 米国人の山本アゲはキモいね。
 (米国に畏敬の念を持っていたとされる)山本を持ち上げることで間接的な米国人の米国人による米国人のための太平洋戦争の正当化。
 いつものパターン。
 愚かな属国人がそれに乗っかってまた“念入りに捏造された山本像“を拡散する→isoroku.jp/
 <上掲NYタイムス記事>から抜粋。
 前段に米国に逆らう愚を語る山本を描き、対照的に混乱しナチと組むオツムの弱い日本政府と印象付ける文節。
 He reminded his government that Japan imported around four-fifths of its oil and s teel from areas controlled by the Allies. To risk conflict, he wrote, was foolhardy, because “there is no chance of winning a war with the United States for some time to come.”
 But Japan’s confused and divided government drifted toward war while refusing to face the strategic problems it posed. It signed the Tripartite Pact with Germany and Italy in Berlin in September 1940.
 (山本は、連合国により制御された地域から日本が油と鋼の約5分の4を輸入することを政府に想起させた。
 「(将来的な米国との戦争に)勝つ見込みがない」ので、アメリカと利害の衝突は無謀だと書きました。
 しかし、日本の混乱し分割された政府は、それが提起した戦略の問題に直面することを拒絶する間に戦争の方へ漂流しました。
 政府は1940年9月に日独伊の三国同盟に署名しました。)
<γηηγ>(同上)
米国人の山本アゲより日本人の山本アゲのほうがキモい。
 また、山本五十六の映画が作られるんだろ、CM見たよ。
 自分で指揮したミッドウェイで大敗北したのにな。
 日本が米国に負けたので、戦前は対米戦に反対したことが強調されてやり手扱いされるのだから、嫌になってしまうよ。
<太田>
 そう言えば、山本に関するNYタイムス記事のイラストだったよな。
 この記事、てっきり当コラムで取り上げた気になってたけど、見つかんないや。
 いずれにせよ、山本五十六は、当コラムで繰り返し取り上げられてきたところだ。
 読み返してみたらいかが?(コラム#1633、1895、1994、2002、2098、2411、4067、4116、4161、4163、4272、4274、4392、4548、4614、4749、4751、5052、5163)
<ηγηγ>(「たった一人の反乱」より)
 村西とおるの反原発活動観 山本太郎に「反モチ運動」を提案
http://www.news-postseven.com/archives/20111230_77880.html
 エロ親父は、いいこと言うねぇ。
 2011年の最後の書き込みが村西とおるになってしまうなんて悲しい。
 正直言って、民主党や韓国にイライラしてしまい、太田さんほど心広くなれない自分が悲しい今日この頃ですが(野田さんは本当に良くやっていると思っております)、
 太田さんには、幅広い物事の見方を伝授していただき、本当に感謝しております。
 今後もお体に気をつけて頑張って下さい、ありがとうございます。
 謝々。
<太田>
 皆さん、本年もどうぞよろしく。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 中共さん、ホント、こたえてるみたいね。↓
 「武器輸出三原則の緩和 「日本製」が世界に出回る
 日本政府は27日、数十年にわたって堅持してきた武器輸出三原則の緩和を決めるという「重量級の政治爆弾」とも言える行動に出た。・・・中国人民解放軍海軍情報化専門家委員会主任の尹卓少将は・・・、「日本の軍需産業はまだアジアトップとは言えないが、輸出解禁により完備された軍需産業体系を構築し、兵器販売はその他の大国の伝統的な市場に打撃を与えるだろう」との考えを述べた。・・・」
http://j.people.com.cn/94474/7693595.html
 シリアの反体制派の2派、ついに手を取り合う。↓
 After a month of negotiations, the two largest Syrian opposition groups said Saturday that they had agreed on a common approach to organizing a transitional government, a move that could help unify a movement divided between exiles and domestic dissidents that has differed about how to topple PresidentBashar al-Assad.
 In their agreement, the two groups, the Syrian National Council and theNational Coordination Body for Democratic Change in Syria, said they rejected any foreign military intervention in Syria, a statement that seemed to preclude a Libyan-style intervention in the country.
 <アラブ諸国によるもの以外の軍事介入を排斥。
 そんな余裕、いつまで続くかな?↓>
 They left open, though, the possibility of an Arab military presence. One of the leaders of the National Coordination Body, Haytham Manna, said that might include Arab peacekeepers, for instance, in Homs, a city besieged by government troops.・・・
http://www.nytimes.com/2012/01/01/world/middleeast/syrian-opposition-groups-aim-for-unity.html?ref=world
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太田述正コラム#5210(2011.1.1)
<阿部泰隆論文を読む(その4)>
→非公開