太田述正コラム#5329(2012.2.29)
<皆さんとディスカッション(続x1478)>
<太田>(ツイッターより)
 「日本の刊行物の中の南京大虐殺の写真…」
http://j.people.com.cn/94638/94658/7742625.html
 勝手に一般市民であるかのような解説を付けているが、見分けがつきにくい一部の写真を除き、女性が一人もいない。
 「無辜の農民」(2、3)は「無辜」でなかった可能性が高いし、要するに広義の捕虜殺害写真だな。
<太田>
 人民網は一生懸命だな。
 ただし、「掠奪強姦等の大暴行」には虐殺は殆ど含まれず、虐殺の大部分は「俘虜を殺し」たことによるものだろうけどね・・。↓
 「・・・支那派遣軍総司令官<等>を歴任した・・・岡村寧次<は>・・・南京攻略時、数万の市民に対する掠奪強姦等の大暴行があったことは事実である。第一線部隊は給養困難を名として俘虜を殺してしまう弊がある・・・<と>書き留めている。」
http://j.people.com.cn/94474/7742526.html
<ΓΑΑΑΓ>(「たった一人の反乱」より)
 「お金持ちで高学歴、社会的地位も高い「勝ち組」ほど、ルールを守らず反倫理的な振る舞いをする――。・・・」
http://www.asahi.com/science/update/0228/TKY201202270655.html
 古い話で恐縮ですが、
コラム#1059(2006.1.25)<on the job training・実学・学問(その1)>
コラム#1060(2006.1.26)<on the job training・実学・学問(その2)>
コラム#1061(2006.1.26)<on the job training・実学・学問(その3)>
コラム#1062(2006.1.27)<on the job training・実学・学問(その4)>
コラム#1063(2006.1.28)<on the job training・実学・学問(その5)>
コラム#1064(2006.1.29)<on the job training・実学・学問(その6)>
 上記のコラムにおいて太田さんが、学歴の意義を主張すると同時に大学を出ていない≒モラルの欠落という関連付けをしたことで、当時、議論を巻き起こしたことがありました。
 あれから時が流れたことと、前述の記事及び、オリンパス及びオリンパスの監査をしていた監査法人のことも勘案して、当時と現在で考えが変わったところはあるでしょうか。
<太田>
 金持ちほどルールを守らず反倫理的だという研究結果を朝日が報じたと「たった一人の反乱」に書いた読者がいるけど、この話、ガーディアン
http://www.guardian.co.uk/science/2012/feb/27/upper-class-people-behave-selfishly
で読んでたところ、<本>日の有料読者向けコラムで使おうと思って今日紹介しなかったんだ。
 ガーディアンの方が面白いよ。(ここまで、ツイッターより)
 コラム#1059~1064を読み返してみたけど、キミの言ってるようなこと全く言っとらんぞ。
 だから、キミの「質問」には答えようがないなあ。
 いずれにしても、当時と現在とでこれらの点に関し、考えは変わってないよ。
 ついでだけど、コラム#1059で「新しいビジネスモデルを確立しようというのであれば、経営者に学歴がない<(=大学を卒業していない=学問を身に付けていない)>ことはかなり致命的」と言っておいて、途中から、もっぱら、日本の大学は官学も私学も実学志向であって、日本の大学を卒業したって学問なんて身に付かないぞ、めいたことを言い出してるねえ。
 これじゃお先真っ暗で、全く展望が開けないじゃん。なーんて、書いた本人が言っちゃあおしまいだけど・・。
 最初のコラム#1059で、すぐに大反響があって、やたら投稿があったもんだから、それへの対処に追われて、筆が本来別のシリーズで書くべきハナシを書いちゃったってところだな。
<ΑΓΑΑΓ>(「たった一人の反乱」より)
 「正直者は損」裏付け=脳内物質セロトニンが影響-精神疾患治療に応用期待・放医研
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012022800049
 知ってた<?>
<太田>
 もちろん知ってるよ。
http://news.livedoor.com/article/detail/6319052/
 これも、早晩、有料読者向けコラムで使う予定だ。
<ΑΓΓΑΑ>(「たった一人の反乱」より)
≫眠れなくて死んだ人いないんだから。≪(コラム#5327。太田)
 ところがどっこい世界にはこんな病気もあるみたいですよ
http://tv-blog.blog.so-net.ne.jp/2011-01-30-1
 まあ睡眠薬がよくないってのは自分もそう思いますけどね。
<ΑΑΑΑΓ>(「たった一人の反乱」より)
 これのこと?↓
http://www.amazon.co.jp/眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎-ダニエル-T-マックス/dp/4314010347/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1330432914&sr=8-1
 金王朝が後50年続けばFFIが北朝鮮で蔓延する悪寒。
<太田>
 モチ、いずれ眠くなって眠っちゃうんだから、という趣旨でそう書いたわけだけど、いつまで経っても眠れなくなっちゃう病気があるとは知らんかったわ。
<ΑΑΑΓΑ>(「たった一人の反乱」より)
 世界有数の大都市・上海で「住めない家」が続出
 中国のマンションは単なる鉄とコンクリートの塊?
http://diamond.jp/articles/-/16282
 中国の経済成長も長くは続かんな。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 いつも思わせぶりなこと言っては、結局何もやらないことを繰り返してきた自民党。
 この期に及んでこんなじゃ、完全に自民党は終わってるね。↓
 「自民党の憲法改正推進本部(保利耕輔本部長)<は>29日に予定していた第2次憲法改正草案の原案決定を見送った・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120229-OYT1T00136.htm?from=top
 ホントにそうなのかねえ。
 「経済規模で補正すれば、日本の公認会計士は6分の1の人数で米国と同じ分量の仕事をこなしており、仮に日米双方とも一人一日同じ時間仕事をしているとすれば、単価5分の1の監査報酬をもらっているので、結果的には日米の公認会計士1人当たりの収入はほぼ同一にはなるわけですが、これは論理的には、日本の公認会計士は、監査にあたって米国の公認会計士の6分の1の仕事しかせず、徹底的な手抜きをしている、ということを意味しています。」(コラム#5248。非公開)というボクの論理が怪しくなってくるが・・。↓
 「・・・世界的に見れば会計士と税理士を分けている国は珍しい。・・・会計士+税理士を会計人(アカウンタント)と捉えれば、現状は適正数だともいえるのではないか。・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20120227/229108/?mlt
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太田述正コラム#5330(2012.2.29)
<日進月歩の人間科学(続x25>
→非公開