太田述正コラム#0106(2003.3.10)
<ホームページ二周年を記念して>

 おかげさまで、私のホームページ(http://www.ohtan.net)も近々開設二周年を迎えることになりました。この間、さまざまな方々からご支援・ご声援をいただいたことに対し、心から御礼を申し上げます。
 
 そこで今回は、ネット上でお寄せいただいたご支援・ご声援の具体例を紹介させていただくことにしました。

植田信(うえだまこと)さんは、ご自分のホームページの中のhttp://www5d.biglobe.ne.jp/~uedam/daikuotahome.htm を「太田述正元防衛庁審議官関係のページ」として、アングロサクソン論を中心に詳しく私の考えを紹介し、コメントを加えておられます。その植田さんのコメントをこの場でご披露させていただきたいところではありますが、分量が分量なので、関心ある方は植田さんのホームページをご覧になってください。
(なお、植田さんは私が私のホームページの掲示板の#201で「イギリスも日本も歴史の最初から近代だった」と言ったと紹介されていますが、原文は「西欧もまた、日本と同様、(歴史始まって以来、「近代」社会であった)イギリスに驚嘆の念を持ち、模倣によってイギリスに少しでも近づこうとしたにすぎない」であり、「西欧もまた」の後に私が不必要な「、」を入れたことによって生じた誤解です。世界で「封建時代」を持ったのは日本と西欧だけですが、歴史を通じてその政治・経済・社会システムを大幅にかつ不可逆的に変容させてきたという点で(いわばのっぺらぼうな歴史を持つ)イギリスとは全く違います。それ以外の地域にあってはおおむね歴史は循環・繰り返し型であったと言えるでしょう。)

また、「株式日記と経済展望」というサイトの中のhttp://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu42.htm では、私のホームページの「主張」の吉田ドクトリン批判箇所が引用されています。

更に、寺澤 有さんがご自分のサイトの中のhttp://www.ssi-n.com/~zine/ROSF/column/seinen/yuuji.htmで、「太田述正コラム#26(2002.3.28)<台湾機密費問題>」全文を掲載し、コメントを加えておられます。

そして、ハンドルネームTORAさんが、阿修羅という談論フォーラムのサイトの中の
http://www.asyura.com/2003/dispute6/msg/241.html で、「太田述正コラム#87(2002.12.21)<中東アラブ世界>」を全文引用投稿されています。

ところで、「競馬の文化村もきち倶楽部」のサイトhttp://www.bunkamura.ne.jp/mokichi-club/ のメルマガ(2002年11月30日付)で、同サイトの主催者の山本一生さん(私の高校時代の同級生の一生か?)が、私のコラムについて、
「イラクと戦端はいつ開かれるのか、北朝鮮の弱者のドーカツ外交はいつ暴発するのか等々、世界的に軍事的な緊張が続いているが、軍事といえば、元防衛庁審議官太田述正氏のメールマガジンが面白い。
たとえば、注目のイラクとの開戦時期について、アメリカは12月中に準備が整うとして、次のように述べている。「しかし私は、米国は英国抜きでの単独開戦を国際世論対策上絶対に避けると考えており、英国が対イラク戦に投入すると目される、第一機甲師団(ドイツ駐留)隷下の二個機甲旅団の主要装備である合計 234 両のチャレンジャー2型戦車の砂漠仕様への改装が完了する時期である本年 12 月末以降、すなわち来年初頭まで開戦はありえないと見ています」
 太田氏の予想が当たるかどうか、こちらも注目している。
 太田述正氏のメールマガジンの申し込みは下記のアドレスから。
     http://www.ohtan.net/mail/index.html
と紹介し、それをきっかけに私のコラムの購読者数が一挙に十数人増えたことも忘れ得ぬ思い出です。

最後に、これは私のホームページないしコラムの紹介というわけではありませんが、民主党系のシンクタンクのシンクネット・センター21が、機関誌「研究レポート」に掲載された論文をそのサイトで公開しており、http://www.think-net21.com/report/report11.html#3に、研究レポート No.11に掲載された拙稿「日本の防衛力の過去と現在―新たなあり方を考える出発点として―」の全文を掲載しています。(同じ拙稿をコラム#58(2002.9.5)に再掲しています。)