太田述正コラム#6093(2013.3.19)
<皆さんとディスカッション(続x1843)>
<コラム#6091の訂正>(ブログは訂正済)
このプリツカー(ハーヴァード大MA、

この記事の中に登場する、ご褒美で次期商務長官になるらしいという、プリツカー(ハーヴァード大BA、
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<太田>(ツイッターより)
「 日本で好評の「レ・ミゼラブル」、中国では不振 「見る目ない」との声も…」
http://j.people.com.cn/206603/8172697.html
 中共の人々がいかに劣等感の塊で、日本がいかに仰ぎ見られているかが改めて分かる。
 なお、『レ・ミゼラブル』等がウケない理由は太田コラムを読むべし。
<唯我独尊>
≫今度の参院選で自民党に一人勝ちさせるようなことになったら、後で大落胆させられることになるぜ。もっと維新に肩入れしなくっちゃー。≪(コラム#6091。太田)
 多くのマスコミの報道姿勢から推測すると、「維新に躍進されると困る」というように見受けられます。
<太田>
 「多くのマスコミの報道姿勢」に典拠を付けていただきたかったですね。
<nyaonnyaon>(2013.2.25)http://ameblo.jp/nyaonnyaon/entry-11478127397.html
太田述正コラム#6045(2013.2.23)・・・
 自衛する部隊しか持っていない「幼稚で弱い国」は、独立できないよ。
 隣に、武力で隣国を押さえつけて、領土や領海を広げようとしている「軍事国家」がある時に、独立なんてできないよ。アメリカに頼らずに、どうやって自分の国を守るの。まず、形だけでもいいから軍隊を持たないと、独立は無理です。たとえ軍隊を持っていても、アメリカかヨーロッパに頼らないと日本一国では、チュウゴクに対抗するのは無理でしょう。ドイツは、昔からチュウゴクでベンツを売っていて、ドイツにとってチュウゴクは上得意さんなので、あてにできない。
 今は、頼りになるかどうかわからないけどアメリカに頼る姿勢をとっておくのが正しいと思う。太田述正さんのコラムは、いつもおもしろい。・・・
<nyaonnyaon>(2013.3.8)http://ameblo.jp/nyaonnyaon/entry-11485903522.html
 太田述正コラム・・・ーすごくおもしろくためになるメルマガ
<nyaonnyaon>(2013.3.13)http://ameblo.jp/nyaonnyaon/entry-11489437807.html
 太田述正コラム#6079(2013.3.12)<→>聖書ではクロス王とダリオス王 ・・・
キュロスとダリウスのペルシャ帝国と米国憲法との関係を記した記事だ。↓
 ・・・The empire, founded by Cyrus and Darius, stretched from the
Balkans to Central Asia at its peak.・・・
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 いやー昨日のボクの石原兄弟の評価、甘過ぎたみたいね。
 この2人、自民党議員の、(代々継承して来たところの)企業との癒着体質を象徴してるって思った方がいい。
 こんだけ癒着関係にズブズブだと、慎太郎が新党を旗揚げしたって、自民党とのしがらみを断ってはせ参じるワケになんていかなかったわけだわな。↓
http://blogos.com/article/58274/
 宮本武蔵や加納治五郎精神今いずこ。
 昨日の未公開コラムにも書いたことだが、格闘技スポーツの達人、必ずしも人格者たらずってことを絵にかいたようなハナシだよな。↓
 「全柔連 上村会長ら辞任せず・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/sports/news/CK2013031902000114.html
 今年1月に(最終段階の落ちて来る核ミサイル迎撃用のパトリオットならぬ、大気圏外を飛行中の核ミサイルを迎撃する)地上配備ミサイルの実験に今年1月に成功ってちょっと前に紹介した(コラム#6087)けど、ボクの誤読だったみたいね。↓
 
 ・・・The Ground-based Midcourse Defense・・・<’s> success rate is getting worse, not better. It hit only two targets in eight attempts since 2002. In some of these tests, the interceptors could not even get out of the silos. The problems are so bad that the Pentagon has not attempted an intercept test for two years. ・・・
 <また、その欧州への配備計画は撤回された、という報道(コラム#6089)の方が、同計画に変更なしとの報道(コラム#6087)より正しかったようだ。↓>
 <A> positive move is the decision to cancel the planned Phase Four of the antimissile system being deployed in Europe. Instead of going ahead with the development of a new interceptor, the Standard Missile 3 IIB, the administration will shift funding to the Alaska site. ・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2013/03/18/alaskan_folly?page=full
 またまた、AV女優ネタが人民網に。↓
 「蒼井そら、中国版ツイッターでスッピン公開 中国人彼氏探す?・・・」
http://j.people.com.cn/206603/8172267.html
 中共におけるカトリック教会の現状を、キリシタン禁制下の日本と比較したコラムだ。↓
 <フランシスコ新法王は、かつて、日本の隠れキリシタンを讃嘆したことがある。
 (どんなにカトリック信徒を殺戮したり)カトリック組織を弾圧したとて、信徒を根絶やしにはできないということが分かる。↓>
 ・・・All of this speaks to the state of the Church in China today. For one, Pope Francis’s admiration for the hidden Catholics of Japan suggests he may understand that Beijing is playing the wrong game in its attempt to co-opt and control the Church. The clerical structure is indeed central to the life of the Church, and Beijing obsesses over the hierarchy, battling the Vatican over the right to appoint bishops and priests. Yet the Pope understands that the Church also resides in the hearts of believers—and that those are not as amenable to Communist Party engineering.
 <隠れキリシタンを支えたものの一つは、神父の禁欲(独身性)。だから、カトリック教義そのものは、新法王は変更しようとしないだろうし、そうあるべきだ。↓>
 There is also a lesson here about why Francis won’t—and can’t—heed calls from Westerners to tinker with doctrine to “get with the times.” He leads a church that claims universality across time, geography and culture. Had the church abandoned priestly celibacy as trendy Western opinion now demands, or dispensed with loyalty to the pope as Beijing wishes, those Japanese believers never would have recognized the “same-heartedness” of a surprised French priest.・・・
http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323415304578367352837315978.html
 こんなリクツ↑はムチャクチャじゃー。
 キリシタン弾圧は、カトリシズムの非寛容性と政治性(スペイン/ポルトガルの手先性)に由来したのに対し、中共のカトリック教会弾圧は、中共の非寛容性に由来するところの一種の近親憎悪。
 また、神父なくして日本でキリシタン信仰が生き残ったことは、独身だろうが何だろうが神父など不要であることを、より端的には教会組織など不要であることを、示すものさ。
 下掲の映画が大ヒットするかどうかは知らないけど、成功する映画の定番たるプラトン主義的映画(コラム#6087)であることは間違いないね。
 「・・・運命の相手って本当にいるの? 誰もが一度は抱く疑問ですよね。半信半疑ながら、運命の相手と巡り合いたい、結ばれたいという思いは、きっと誰の心にもあるはず。今回、紹介する映画・・・「クラウド アトラス」・・・は、6つの時代と場所を舞台に、超が付くほど壮大なスケールの世界観の中で繰り広げられる、運命の愛を描いた物語です。・・・
 <主人公>は、いくつもの時代を経て、悪人から世界の未来を握る存在になってい<き>・・・ます。・・・」
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20130313/148001/?bpnet
 ヒポクレチンという脳化学物質が幸福感と関わっているらしいってさ。↓
 <ヒポクレチンは、ドーパミンと対で活動していると考えられる。↓>
 ・・・ hypocretin. Hypocretin is a brain chemical with neurons that are located in the same areas where dopamine acts to influence feelings of pleasure and reward, so the two agents probably work together・・・
 <ヒポクレチンは、(過剰だと)睡眠発作や脱力発作を引き起こす。↓>
 ・・・a brain chemical involved in narcolepsy and cataplexy be associated with happiness・・・
 <★換言すれば、感情が高ぶった時に抑制する作用があることから、幸福感にも、その反対の感情であるところの怒りにも、関わっていると考えられる。↓>
 ・・・while happiness and anger are opposing emotions, their regulation may be governed by a common agent — hypocretin — which may be involved in maintaining control during states of high emotion.・・・
 <また、(その過少は、)報酬を求める行動を促し、また、薬物を求める行動も促す。↓>
 Hypocretin facilitates reward-related behaviors, drug-seeking behaviors and drug-induced strengthening of brain cell connections,・・・
 <実際、(ヒポクレチン過剰が原因であるところの)睡眠発作患者には薬物中毒者が少ない。↓>
 Does that mean that people with narcolepsy, because they have lower levels of hypocretin, enjoy a reduced risk of addiction? Indeed, that’s what researchers have observed, at least anecdotally. ・・・
 <どうやら、幸福と怒りと睡眠と中毒は密接に関わりあっているらしい。↓>
 In the meantime, it’s clear that the chemistry of happiness — and anger, sleep and addictions — just got more complicated.
http://healthland.time.com/2013/03/18/are-you-happy-you-might-have-hypocretin-to-thank/
 薬の理屈の追究者さん、上記の私の要訳であっていますか?
 また、★のところですが、ヒポクレチンの過剰と過少のどちらが幸福感と怒りをもたらすのでしょうか。それとも、片方は過剰が、もう片方は過少がもたらすのでしょうか。或いはまた、ヒポクレチンの過少が報酬ないし薬物を求める行動を引き起こすところ、その目的が達成されれば幸福感が、達成されなければ怒りがもたらされるのでしょうか。
 なんで、日テレだけが報じてるんだろ?↓
 「九州大学の研究者らが、「がん細胞」のもとになる「がん幹細胞」を死滅させることに初めて成功した。がんの根本治療につながる可能性が期待されている。・・・
 「がん幹細胞」は通常、「冬眠状態」にあって増えないが、目覚めると「がん細胞」となり、急速に増殖する。しかし、「冬眠状態」では抗がん剤が効かないため治療しても残り、再発や転移の原因となっていた。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/7511959/