太田述正コラム#6358(2013.7.30)
<皆さんとディスカッション(続x1975)>
<コラム#6356の訂正>(ブログは訂正済)
貧乏な家庭で育った→貧乏でない家庭で育った
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<太田>(ツイッターより)
 「集団的自衛権:日本の世論に広まる賛成論…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/30/2013073000703.html
 ありがとう朝鮮日報。
 気が付かなかったよ。
 (自国防衛の観点からホントは欣喜雀躍して欲しいところだが、)客観的な筆致にも好感が持てる。
<太田>
 関連記事だ。↓
 「全面的に見直すの」じゃなきゃ、見直しちゃダメだよ、安倍さん。
 テープレコーダー(古いか)みたいになってきたな。↓
 「集団的自衛権:「行使容認」臨時国会で表明検討・・・
 だが政府見解を全面的に見直すのか、政府見解を大筋で維持した上で、対米協力の範囲で「例外」として容認するのかなど法解釈上、不透明な部分が多い。・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20130730k0000e010141000c.html
 「・・・世論調査:集団的自衛権「行使容認に反対」51%・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20130729k0000m010073000c.html
<MGOutMRw>(「経った一人の反乱(避難所)」より)
≫そもそも、それぞれ、どの程度信頼できる媒体なの?≪(コラム#6356。太田)
 <ボクがコラム#6356で引用した最初の>記事で、中共がロシアの軍事演習の費用を負担しているというのは、正確かどうかは断定できませんね。
 ただ、<ボクが引用した次の>記事の中身は、すべて事実でしょう。これは、韓国発の記事ですし、中身も十分に妥当な内容でしょう。
 T-50
http://ja.wikipedia.org/wiki/T-50_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)
T-50は、アメリカの設計ですが、韓国が開発したと宣伝するのは、いかにもありそうなことです。
<zglfNDXZ0>(「たった一人の反乱」より)
≫F:http://brucegerencser.net/2013/03/the-myth-of-persecution-a-book-review/ ・・・
 Fに掲げられている彼女の写真を見ると目がつぶれるかも・・。≪(コラム#6142。太田)
 見に行ったら、下の文が書かれて閉鎖されてたぞなもし。
 I am no longer blogging and I do not intend to in the future. After five years of dealing with nasty Fundamentalist Christians, I no longer have the desire to blog.
 I am also tired and worn out by the drama and Fundamentalist tendencies within the atheist community. (especially over the feminism, atheism plus issues)
Simply put…I have lost my desire to blog. As I said many times, when blogging ceases to be enjoyable it is time to quit. I know this will disappoint many of you.
 But, with the health problems I have, I really need to focus on matters closer to home. I hope you will understand.Thank you for reading. I hope in some small way I was able to be a help and blessing to you.
 ブログ主は2008年に無神論者&ヒューマニストに転向した元牧師で、ブログ閉鎖理由は、キリスト教原理主義者の嫌がらせに疲れたからだと。
 I spent twenty-five years pastoring Evangelical churches. I pastored my last church in 2003. In November of 2008, at the age of fifty-one, I left the Christian faith. I am now an atheist and a humanist.
http://web.archive.org/web/20130525214516/http://brucegerencser.net/
 粘着対策ならコメ欄閉鎖して、続ければいいのに。
 実名公表してるし、リアルに身の危険を感じることもあったんだろうかねえ。
<太田>
 そいつは残念だったね。
 で、さっそく、昔ダウンロードした件の写真を、今開いているファイルにコピペして眺めてる。
 相当厚化粧だし、スッピンじゃ大したことないかもしれない。
 だけど、厚化粧といい、見返り美人的ポーズといい、大学教授の写真には到底見えない点がオモロイんだな。
 ところで、この公開コラムが話題になったんで、一言注意を申し上げておきたい。
 「原理主義的キリスト教における選民意識や終末論思想については、これまで何度か取り上げたことがありますが、本シリーズでは、敵味方峻別意識と裏腹の関係にあるところの、原理主義的キリスト教における被迫害者意識について取り上げたいと思います。」と書き、そのうち公開するところの、このシリーズの最終のコラム#6152で、「米国の対外政策に係る異常性のよってきたるゆえんを、私としては、ようやく本シリーズでもって、ほぼ説明し尽くすことができたと思うのですが、いかがでしょうか。」と書いたのだけど、なんちゅうことない、つい最近、ボクの認識が更に一歩進んだんだな。
 一昨日のオフ会の席上で、その一端をご披露したんだけど、「共和党≒原理主義的キリスト教徒」よりも、「民主党≒米国的リベラル」の方がより危険だってことさ。
 その理由は、原理主義的キリスト教徒なら、(旧約の創世記や新約のイエスの奇跡の記述を含めたところの)聖書の記述に羈束されるからぶれないけれど、米国的リベラルは聖書に羈束されないキリスト教徒だもんだから、キリスト教に内在している論理・・選民、終末論、敵味方峻別、そして差別の論理等・・にのみ羈束され、そのために、見解が極端から極端にぶれ、その言動は予測不可能だからだ。
 共和党のフーヴァーは親日本帝国的だったのに民主党のローズベルトは日本帝国を滅亡させたことを思い出して欲しい。
 ま、詳しいことは、連載中の「日支戦争をどう見るか」という非公開シリーズの中で説明するので、公開された時に読んでチョーダイ。
 ところで、オフ会にクリスチャンの読者も出席しており、こういう話をしながら、内心気が気じゃなかったんだけど、彼女いわく、「自分は原理主義的キリスト教徒ですから大丈夫でーす。
 同性婚支持を表明した<リベラルの>オバマ
< http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2012/06/post-2582.php >
はけしからんと思ってます」、と返されて、ほっとするやら首をひねるやら。
 nyaonnyaonさんも、こういった「原理主義的キリスト教徒」ならいいんだけどねえ。
 
<はま>
 「東京大空襲なんて初めて知りました」
 『137億年の物語』著者、クリストファー・ロイド氏インタビュー
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20130724/251502/?P=1
 太田さんの感想が聞きたいな。
 英国は、アヘン戦争とか東京大空襲とか都合の悪い歴史は教えていないとか。
 あと、「人間社会にテストステロンが蔓延している」のが問題とかいうところもあり、これは人間主義が衰えてることが問題っていうことに言い換えられそう。
 それから、この人も英国と日本は似てるって言ってるよ。
<太田>
 日本の都市の戦略爆撃や原爆投下の主犯は米国で、英国は従犯に過ぎないから、まあ、自分のところの歴史の授業で教えなくても仕方ないかな。
<globalyst>
≫日本で嫌韓を煽る呉善花氏、仁川空港で入国拒否≪(コラム#6356)
 韓国は、まさに、
「迫害されたという神話が組み立てられると、我々は対話が不可能になるだけではない。対話は望ましくない(undesirable)、ということになってしま」(太田。コラム#6142)っている。
<QlpHdF.w>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 9条改正反対派の人に、9条の解釈改憲を納得させるには、どんな言葉を選べば良いのか誰かアドバイスしてくれぇ。
 50代以下には何とか話が通じるんだが、60代以上の連中はまったく聞く耳持ってくれない。
 そもそも大した知識も無いくせに、よりにもよって社民党系の集団に9条云々の話をする俺が無謀なのかも知れないけどさ。
 9条守ってれば国際世論があるから中国は攻めて来ないって理屈がどうしても理解出来ないんだよ俺。
<太田>
 理由はともあれ、「中国は攻めて来ない」は正しいんだから、集団的自衛権が行使できるようにする等のための9条改正/解釈改憲を納得させることなんかできるわけないよ。
 『防衛庁再生宣言』や、関連過去コラムを読んでごらん。
<Fat Tail>
 太田様、現在有料コラムで連載中の「日支戦争をどう見るか」シリーズをきっかけに、関連事項を調べている最中、これまで何度か言及されてきたフライング・タイガース派遣/結成以前にも、米人が国民政府の航空戦力整備に深く関与してきたことを扱った論考がありましたので、送付申し上げます。
 Before the Flying Tigers
http://www.airforcemag.com/MagazineArchive/Documents/1999/June%201999/0699before.pdf
 下記は論考からの抜粋です。全文読む価値があるかご判断いただく材料にして下さい。 (和訳の労を省いたこと、ご容赦下さい)。
 米国政府による積極的関与があったとまでは書かれていませんが、見て見ぬ振りをしていた(’the Neutrality Act’抵触の可能性)あるいは既に非公式軍事支援を行っていた、とは言えるのではないでしょうか。
 ”Fully 10 years before the advent of Claire Chennault’s Flying Tigers, American pilots and airplanes were involved in an air war over China.”
 ”The first American aviator to die in combat against the Japanese, Robert Short, was killed Feb. 22, 1932.”
 ”In July 1932, the Chinese flying school saw the arrival of its first American military instructor pilots. They were led by John H. Jouett, who had been separated from the Army Air Corps as a consequence of budget cutbacks. China accorded Jouett the rank of colonel. He arrived in the company of other involuntarily retired pilots, all of whom retained their reserve ranks. Each recruit was cautioned to keep his contract with the CAF secret, part of a vain attempt to keep Japan from figuring out what was going on.”
 ”Organized under Chennault’s leadership in the autumn of 1937, the 14th VBS (which some sources refer to as the International Air Squadron) was the first predominantly American volunteer combat group in China.”
<太田>
 面白そうですねえ。
<文十郎>
 7月28日のオフ会ではお世話になりました。
 オフ会の場で「ブログの検索で、#○○○○ と検索欄に入力しても探すブログが見つかりません」、と質問をしておきながら10分後に自己解決した方法です。
 太田さんに「広く知識を共有して欲しい」と言われたので、ここに記します。
 #を2個重ねて入力した後で<コラムの>番号を入力して下さい
 で、上手く行ったと思ったのですが、先ほど確認したところ
・# + 数字 では検索出来ない
・## + 数字 では数字だけが検索対象になる (単に数字の入力と同じ)
と思われます。
 結論として、「”#” + “数字”」で検索する方法は未だに不明です。
<何者問者>
 太田述正様、配信されるコラム量についていけずに、時々ボケ防止に楽しく読ませていただいております。
 太田さんの英語力・翻訳力(特に専門用語)はすごいと常々感じ入るところですが、
コラム#6356(2013.7.29)の中で意味が反対と思う箇所がありましたので、ご検討願います。
 <風邪ウィルスに晒した時、貧乏な家庭で育った人は風邪に罹りにくく、また、罹ってもひどくならないんだって。↓>
In one study, <they> exposed volunteers to a common cold virus.
Those who’d grown up poorer (measured by parental homeownership) not only resisted the virus less effectively, but also suffered more severe cold symptoms.・・・
 ここは、「風邪ウィルスに晒した時、貧乏な家庭で育った人はより風邪に罹り易かっただけではなく、罹るとより重篤な風邪の症状を示した」の意味と思います。
<太田>
 ご指摘ありがとうございます。
 一種のミスプリだと思ってください。
 (本コラムの冒頭にも訂正文を掲げておきましたが、)昨日、すぐ気が付いて、ブログを直してあります。
 この種の投稿は、(大歓迎ですが、)投稿される前に、ブログでチェックされることをお勧めします。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 共産党が自衛隊容認に転じさえすりゃ、民主なんていらなくなるんだけどね。
 前から赤旗の記者には、何度も吹き込んでるんだけど、全然効き目がないねえ。↓
 「民主支持率、共産以下に・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130730/stt13073008260000-n1.htm
 結構、ボクが行ったことのない公共施設が増えてきたなあ。↓
 「「反省」がない昭和館、あるのは戦争の「記憶」だけ・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/30/2013073000716.html
 バッカバカシイ。
 売春と全く切り離された、しかも、三味線と長唄と遊びなーんて古色蒼然としたサービス、を提供する芸妓に相手をしてもらって大枚を支払う?
 ボクに言わせりゃ、客は、全員、「沈む男」だよ。
 第一、そんなんじゃ、女の客なんか、完全におよびじゃないじゃん。
 そんな花街なんて、必要ないし、そのうち完全に消滅するだろ。
 やっぱ、売春と切り離され、しかも三味線や長唄抜きの、せいぜいカラオケでデュエットするくらいの「クラブ」なんてのはもっとくだらない。
 こちらも構造的不況業種になってるけど、これから更に衰退して欲しいな。
 両業種とも、せめて、男性向けには美女が、そして、女性向けには美男が、バイオリンやピアノを演奏したりピアノの弾き語りをしたり、あるいは邦楽器でクラシックを演奏したり、といったサービスを導入する等、技術革新を心がけたらどうなんだい。↓
 「京の元芸妓が明かす「昇る男」と「沈む男」の差は…領収書チェック、ブランドの服、肌の美しさ・・・」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130730/wlf13073007000001-n1.htm
 薄熙来の、ハロー卒、オックスフォード学士、ハーヴァード修士でポルシェを乗り回していた息子が、今度はコロンビア大ロースクールに入ったってさ。
 生活費を合わせて3年間で少なくとも83,000米ドルはかかるのに、どうやってそのカネを確保するんだろうって言われとるね。
 親父とおふくろ(練達の弁護士)・・二人とも現在はブタ箱の中・・は、こういうことも予見して、相当の資金を海外に移してたってことなんだろね。↓
http://www.nytimes.com/2013/07/30/world/asia/son-of-fallen-chinese-official-enrolls-at-columbia-law-school.html?ref=world&_r=0&pagewanted=print
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太田述正コラム#6359(2013.7.30)
<日支戦争をどう見るか(その9)>
→非公開