太田述正コラム#6367(2013.8.3)
<日支戦争をどう見るか(その13)/私の現在の事情(続x37)>
 以前に(コラム#6185、6341等で)ご紹介した、人間科学の最新の諸研究結果を踏まえれば、そういう結論にならざるをえない、ということです。
 極度に利他的/共感的な人物は、極度に利己的/非共感的な精神病質者とは対蹠的でありつつ、(拒食・過食症等の)一種の精神障害者であり、また、双極性障害者は、利他性/共感性の躁期と利己性/非共感性の鬱期とを他律的に繰り返す精神障害者である以上、イエスのように、利他主義を強く説くのは、信徒を精神障害者にしようとしている、と謗られても仕方ないでしょう。
 そんな教えをインドクトリネートされる信徒の側は、精神障害者にならないようにするためには、「意識的に」利他期と利己期を切り替えることによって、自分自身が利他的に凝り固まってしまうこと(で拒食・過食症等の精神障害者になってしまうこと)を防ごうとするとともに、心身が「無意識的」にバランスをとるために利己主義へとふれ、また再び利他主義へのふれ戻しがくる、ということを繰り返す結果として双極性障害者という精神障害者になってしまうことをも防ごうとすることでしょう。
 これは、利他主義だけでは、自分が食い詰めてしまって生きていけなくなる可能性が高く、これを回避する、という現実的観点からも、そうしなければならないはずです。
 利他主義的部門と利己主義的部門が車の両輪となっていて、同じ人物が、両部門を行ったり来たりすることが奨励される社会、と言えば、誰でもすぐ思い当たることでしょう。
 そう、米国社会です。
 両部門を行ったり来たりしている典型的人物がビル・ゲーツ、ウォーレン・バフェット  、ジョージ・ソロスらです。
http://www.redcruise.com/nakaoka/?p=36
 双極性障害者ではない人で、このように両極端にふれる人は圧倒的に男性に多いということが、人間科学で明らかにされていることはご紹介したとおりです。
 実際、この3人はみな男性です。
 ビル・ゲーツに関しては、奥さんのメリンダ・ゲイツと共同で慈善事業をやっているのですが、その原資の大部分はビルが稼いだものです。
 いや、そもそも、大慈善家になれるような、超大金持ちになる人自体が、圧倒的に男性ですよね。
 つまり、米国社会は、究極のキリスト教的社会であり、男性原理が貫徹した社会なのであって、その系として、(中庸で人間主義的な女性原理が排斥されるという意味における)著しい女性差別社会なのです。(注31)
 (注31)大昔に書いた、「米国慈善事情」シリーズ(コラム#1574~1577、1581)を読み返していただくのも一興かもしれない。そこでも、ビル・ゲーツとウォーレン・バフェットが登場する。
 かねてより私は、米国のキリスト教原理主義者を、このような米国の男性原理性なる異常性の元凶として、批判してきたところです。
 というのも、私は、このような、過度に大きな所得格差が生じる社会も、所得再分配の多くが慈善事業という形で私的に行われる社会も、好ましくないと考えているからです。
 こういうわけで、私は、キリスト教原理主義者を中核的支持者としている米共和党を批判し、リベラルな人々を中核的支持者としている米民主党に好意を示してきました。
 私がオバマに好意を抱いているのは、別の理由による部分が大きいのですが、彼が民主党であることとも無関係ではありませんでした。
 ところがです、本シリーズの初めの方でご紹介したNYタイムスの記事によれば、米国のリベラルの多くは、いわゆるキリスト教原理主義者の顔色をなからしめるほどの、(キリスト教に内在する論理だけを信奉し、聖書の記述にとらわれない、いわんや教会の言うことなど歯牙にもかけないという意味で)純粋なキリスト教徒であることを知り、その考え方を改めることを余儀なくされたのです。
 つまり、米国のリベラルにおいては、キリスト教に内在する差別性や暴力性や利他/利己ぶれ等が、他の何物によっても規制されないことから、彼らが米国のような強力な国を牛耳って対外政策を展開した場合、米国以外の国や社会が蒙る迷惑の度合いは、キリスト教原理主義者の場合に比してはるかに大きい、と思うに至ったのです。
 米国のリベラルがいかに危険かを、具体的事例を通じて振り返ってみましょう。
(続く)
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           –私の現在の事情(続x37)–
さきほど買い物に出て、うな重を半額の640円で買ってきました。
 鰻が高騰していて、しかも閉店間際でも、鰻単体では半額にまで価格を落とすケースが少ないため、手が出なかったのですが、これで、明朝、2年ぶりくらいの鰻にありつけます。
 これを買ってきた、西馬込の駅の近くの東急ストアが8月31日で閉店することになりました。
 この店は、カット果物の半額が出るのと、100円ショップを併設しているのが魅力だったので残念です。(関西オフ会に被って行った野球帽は、この店で105円で買ったものです。)
 この店は21:00閉店であることから、自宅の近くの地域スーパーの20:00からの半額お惣菜狙いで東急ストアとこの店とをかけもちするのが、(自宅から反対方向のサミットストアに買い物に行かない日の)私の日課なので、東急ストアの閉店は大変困ります。
 上記の地域スーパーだけでは、自宅から近すぎて運動にならないからです。
 (おかげさまで、私の膝は急速に快方に向かっています。
 右足を少し斜め右に踏み出すことで衝撃をやわらげつつ、階段の上り下りも、ほぼ普通にできるようになりました。
 これは、医者のアドバイスに従い、買い物に行く時の歩く速度を上げたことと、それ以外に、私自身が編み出した改善方法を実行したことの相乗効果だと思っています。
 後者の改善方法については、私の、いわゆる第一の私小説(完結)と密接に関わっており、この私小説の一部を開示しなければならなくなることから、ここでその内容を明かすのは差し控えさせていただきます。
 大笑いするような話なのですが・・。)
 東急ストアに代わる店としては、西馬込の駅前に、上記とは別の地域スーパーがあるのですが、閉店が01:00なので頭を抱えています。
 閉店間際の半額狙いをするとなると、私の生活パターンが崩れてしまうし、自宅の近くの上記地域スーパー(22;00閉店)とのかけもちができないからです。
 東急ストアのすぐ近くにある、イオン系の「まいばすけっと」・・ここは果物ジュース類等が安い・・とは、同店が24時間営業なので、かけもちはできるのですがね。
 
 自宅の家電等の備品については、しばらくの間、ご紹介するようなことは何も起こらなかったのですが、2か月ほど前に、昨年引越しの際に買ってすぐに故障した象印のオーブントースターがまた故障したと思い、メーカー送料負担で修理に出したところ、温度設定スイッチが低温にセットされていたためで故障ではないが、一度故障したこともあり、今回も手間をとらせたからとのことで、新品を返送してきました。
 恥ずかしいやら、うれしいやらってカンジです。
 さて、10日ほど前から、必需品の小型冷蔵庫が余り冷えなくなりました。
 この冷蔵庫は、2001年に練馬のマンション(事務所)用に購入し、2007年からは5年間使用していなかったものを、現在の自宅への引っ越しの際に新規購入した大型冷蔵庫が2階の台所に階段が狭くて上げられなかったことから、廃棄する予定であったのを、急遽、練馬のマンションからの引っ越しの際に持ってくることにしたものです。
 (大型冷蔵庫の方は1階に置いて使っています。
 東京のオフ会の際には、そこに入れてある第三のビールを出席者に各自取りに行ってもらっています。)
 寿命が来たなと考え、ヨドバシカメラの通販で、たまたま同じメーカー(シャープ)の、背だけが少し現在のものより高い機種を選んで昨日の昼に注文したところ、その日の夜に届きました。
 容量も増え、上にものを置ける仕様で、しかも、電気使用量も減っているはずなので、満足しています。
 効くのか効かないのか知らないけれど、一応プラズマクラスター付ですしね。
 合わせて、韓国製のレイコップも買いました。
 (最近は、自動掃除機、回転翼なし扇風機、油を使わないフライ機等、日本の家電メーカーは外国のメーカーに押され気味ですねえ。)
 万年床ならぬ万年ベッドで布団や枕を、(ご承知の物干し竿問題もこれあり、)陰干しをしなくなって久しいこともあり、ダニらしきものに時々食われては痒い思いをしていたので、少しは効果があるものと期待しています。
 ちなみに、昨年は全然出なかったのですが、今年に入ってから、(赤ちゃんですが)ゴキブリと1回、蚊とも1回、2階で遭遇しました。
 (蚊は叩き殺したけど、ゴキブリは取り逃がしました。)
 幸い、ゴキブリは2度と出ず、また蚊についても、アースノーマットを買ってきて数日つけっぱなしをしてから電源を切ったところ、やはりその後出ていません。
 ゴキブリと蚊に関しては、一年以上住んでいる私を住民と認めて、あいさつに出てきた、といったところでしょうか。