太田述正コラム#6620(2013.12.8)
<皆さんとディスカッション(続x2106)>
 「(ニュースのおさらい)日本、男女平等は世界105位…」
http://www.asahi.com/articles/TKY201312070081.html?ref=comtop_fbox_d2
 みんなおさらいのために読むべし。
 但し、「高度成長期(こうどせいちょうき)にかけ、男性が働いて家計(かけい)を支(ささ)え、女性が家庭で子育(こそだ)てや家事(かじ)をする、という世帯(せたい)が定着(ていちゃく)した。」は、私見では、「日本型政治経済体制が確立した、戦前~戦中期に…定着した」が正しい。
 1937~45年の長い有事において、軍事・産業両面を男が担当し、この男を増やすために女性が出産・子育てを担当した、というのが始まりさ。
 平時化しようよ!
 朝鮮日報が直截的に日本ヨイショを始めたでー!
 そのけなげさに感動の涙が出るわ。⇒
 「…なぜ韓・中はアジアの「仲間外れ」になったのか… 世界第3位の経済大国の外交を、中堅国の韓国がまねることはできない。
 日本に比べ東南アジア外交が遅れている、と自責する必要もない。
 しかし、大統領選の「延長戦」で1年もの歳月を無駄にしている韓国の政界や指導者が、日本のように30-40年先まで見据えた戦略的判断力を備えているのかと考えると、本当に心配になる。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/12/08/2013120800164.html
 「…最近、米日の政治家たちが「集団的自衛権は韓国のためのもの」と発言している。
 この発言からは、北朝鮮の34倍にもなる多額の軍事費を毎年つぎ込みながら「単独では(北朝鮮に)負ける」と語る韓国軍への「侮り」が感じられる。…
 北東アジアの激変する情勢など見向きもせず政争に明け暮れている韓国政界の姿を見ていると、ため息が出る。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/12/08/2013120800167.html
 別件だが、ブログの管理者画面に障害が発生していて過去コラムをアップできない。
<5fG6PRRA>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 <NGxs/nisクン(コラム#6618)、>太田さんが上から目線や出身校自慢を意識的にしてるわけはないでしょ
 あなた、悪意ありますよ。
 私は、太田さんは「あばら屋に住む和尚」だと思ってる。
 研究一筋で真面目な方だよ。
<STZ0.KoA>(同上)
 上から目線ではあると思う。
<zmXt.4xs>(同上)
 評論家は、偉そうにして一人前。
<01OlVeUA>(同上)
 上から目線で離れていった人は結構いるのでは?
 確かに知的で誰よりも学んでいる事は絶対に否めないけど、一人でも多くに理解して欲しいとは・・・ない?
 ついて来れる奴だけついて来いって感じは確かにするからね。
 「あばら屋の和尚」とは思えんな!
 でも継続は力だし、力のない奴には継続は出来んしね。
 天は二物を与えずってーところかな。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 たまたまタイミングがそうなったということもあるのだろうが、特定秘密法反対を契機に党を分裂させる、というのは下品極まりなく、江田らが政治屋である証拠だ。
 江田らとつるんでる細野や松野もまたしかり。↓
 「みんなの党分裂へ 江田前幹事長ら9日離党、新党めざす・・・同調者は10人以上になる・・・
 江田氏は、民主党の細野豪志前幹事長や日本維新の会の松野頼久・国会議員団幹事長と10日に政策勉強会を立ち上げる予定・・・」
http://www.asahi.com/articles/TKY201312070378.html?ref=com_top6
 安倍首相の夫人に限らず、日本の首相の夫人が、自分の亭主のことや自分の意見をあけすけに発言するのは、米国の政治家の場合と違って、日本の政治家がPR専門家を雇わないからだとさ。
 そうかねえ?↓
 ・・・Mrs. Abe’s blunt public statements reflect, in part, the surprising freedom and informality political families have in Japan, where American-style handlers and image-makers remain relatively rare. ・・・
http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303755504579207354013053522
 イスラエルとサウディアラビアが協同してイランの核施設を攻撃するのではないか、というまことしやかな噂が流れてるんだって。↓
 ・・・ the Jewish State and the House of Saud may just combine forces in an attack on Iran・・・
http://www.tabletmag.com/scroll/153120/report-israel-and-saudi-arabia-co-planning-iran-attack?utm_source=outbrain&utm_medium=referral 
 1964年に、ネルソン・マンデラ等、逮捕されたANC指導者達が死刑を免れたのは、当時、英オブザーバー紙がキャンペーンを貼ったおかげだとよ。↓
 In 1964, when Nelson Mandela and others were facing the death penalty, one newspaper, the Observer, kept the issue before the world’s eyes, and effectively saved the ANC leadership・・・
http://www.theguardian.com/world/2013/dec/08/without-observer-mandela-would-have-hanged
 そのマンデラは、かつて南アフリカ共産党の幹部に名前を連ねていたことがあるのだそうだ。↓
 ・・・Nelson Mandela had been a member of the South African Communist Party — indeed, a member of its governing Central Committee. ・・・
 <1960年前後、彼が投獄される数年前に入党したらしい。↓>
 Mandela joined the party around 1960, several years before he was sentenced to life in prison for conspiring to overthrow the government.・・・
 <(これには、長い間、ANCがソ連やキューバ以外から資金提供を受けることができなかった、という背景もあるが、)マンデラが、党員になることで大きな影響を受けたとすれば、同共産党は白人やインド系人や混血の人も党員にしていたところ、ANCも多人種主義を掲げるようになったことだろうって。↓>
 Perhaps the most important and lasting personal effect of the South African Communist Party on Mandela was that it made him, or helped make him, a committed nonracialist. The A.N.C. in its formative years admitted only blacks. For a long time, the Communist Party was the only partner in the movement that included whites, Indians and mixed-race members. That relationship is one of the main reasons Mandela cited for his rejection of black nationalism and his insistence that multiracialism remain at the heart of the A.N.C. ethic.・・・
http://www.nytimes.com/2013/12/08/opinion/sunday/keller-nelson-mandela-communist.html?ref=opinion&_r=0&pagewanted=all
 男性と女性の脳の配線の違いについての研究結果(コラム#6612)に噛みついたコラムがまた出ていた。
 やっぱ、反論になっていないが、興味ある方はどうぞ。↓
http://www.theguardian.com/science/2013/dec/07/brain-science-ditch-male-female-cliche
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太田述正コラム#6621(2013.12.8)
<日本の暴力団(その3)>
→非公開