太田述正コラム#6838(2014.3.27)
<皆さんとディスカッション(続x2215)>
<太田>(ツイッターより)
 「小保方さん、米国に脱出説も… 返信メール<の>…発信源が北米だったという。…」
http://news.livedoor.com/article/detail/8671330/
「…小保方氏が「『大人AKB48』で歌手デビュー!」架空悩み相談掲載→即削除でおわび…」
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140326/ent14032622090007-n1.htm
 会見しよ。
<wlG6ryEY>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 「「8億円は選挙資金」 DHC会長、渡辺氏に提供認める」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140326-00000023-asahi-soci
 猪瀬に続け渡辺喜美。
<太田>
 重大な公職選挙法/政治資金規正法違反に贈与税大脱税、証拠は銀行振り込みだから完璧、よって議員辞職は当然、みんなの党・・オレの党?・・はオワ。
 そもそも、一度でも自民党議員だった政治家は、その時点でもうオワっとるのよ。↓
 「みんなの党の渡辺喜美代表(62)に化粧品大手ディーエイチシー(DHC、東京)の吉田嘉明会長(73)が計8億円を貸したとされる問題で、吉田会長は26日、朝日新聞の取材に応じ、2012年の衆院選前に貸した5億円について、利息や担保、返済方法などを決めていないことを明らかにした。吉田氏は「借用書も送られてこない。お金はあげたようなものだ」と証言した。・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASG3V5WJSG3VUTIL03V.html?_requesturl=articles/ASG3V5WJSG3VUTIL03V.html&iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG3V5WJSG3VUTIL03V
 「・・・渡辺代表が、みんなの党を旗揚げする直前の2009年6月には、「新党設立資金のために」と頼まれ、栃木県の土地を渡辺代表の親族が経営する会社から1億8458万円で購入した。」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140327-OYT1T00092.htm?from=main1
 「・・・みんなの党栃木県支部には、吉田会長が22~24年に計6千万円を寄付したことや、資金管理団体には21~23年に寄付やパーティー券代で計600万円を支払ったことが記載されている。」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140327/crm14032707160000-n1.htm
 「日本の暴力団」シリーズ公開中につき、参考まで。↓
 「逮捕した暴力団員の実名を、4道県警がホームページ(HP)で公開している。最初に始めた福岡県警・・・
 公表しているのはほかに、北海道、岡山、山口。実名のほか、容疑の内容や逮捕日時も明らかにしている。掲載期間はいずれも1週間に限っている。・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASG3V5WBBG3VTIPE02X.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG3V5WBBG3VTIPE02X
 ゼーンゼン不思議じゃないじゃん。
 天皇家は弥生人(渡来人)、新羅は渡来人の出身地の一つ、武家の棟梁は天皇家の子孫、そもそも武家は渡来人の子孫、神仏習合は渡来人と縄文人(原住民)の融合の表れ、だから原住民(庶民)が八幡神を信仰するのもまた自然。↓
 「・・・全体で79,355社ある神社のうち、八幡信仰にかかわるものがもっとも多い。その数、7,817社。・・・
 しかし、『古事記』にも『日本書紀』にも登場しない、日本神話とは無縁の八幡神がどうしてこれほどまで信仰を集めてきたのか?・・・
 八幡神は弥勒菩薩と合体して、長らく八幡大菩薩と称されていた。
 そしてさらに混乱するのは、八幡神がもともと新羅の神であった可能性が高いという点だ。渡来神ながら宇佐神宮に祀られ、弥勒ばかりか応神天皇とも習合して皇祖神にもなり、武神として武家が崇め、庶民にも広く信仰されてきた不思議。・・・ 」 
http://book.asahi.com/reviews/column/2014032500001.html?iref=comtop_list_cul_b01
 彼女、写真の数の多さといい、まさに中共の国賓級だわな。↓
 「蒼井そらが・・・西安のあるバーに姿を見せ、コスプレ姿で西安のファンと間近で交流した。蒼井そら率いるユニット・JAMも会場で歌を・・・披露し、会場はパニック寸前の盛り上がりをみせた。・・・蒼井そらは可愛らしくアピールすると同時に中国語でファンに呼びかけ、また同日は兵馬俑を見学に行くと語った。」
http://j.people.com.cn/94638/94657/8578760.html
 いんにゃ、中共による尖閣「占領・奪還」シナリオそのものが、ありえないんだわさ。↓
 「・・・実際には尖閣は占領されても奪還せずに占領状態に終止符を打つことができる。・・・
 アメリカ側それも日本のような島嶼地形における対人民解放軍戦略を考えている軍関係者たちにとっては、「取らせてから取り返す」ための「占領・奪還」シナリオよりも「取らせない」ための「邀撃・撃破」シナリオの方が数等倍プライオリティが高い課題であるということになっているのである。・・・」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40273
 シリアのイスラム系叛乱勢力が、最近の劣勢を跳ね返すべく、アサド一家の出身地方に隣接するラタキア地方・・この地方もアラウィ派が多く住む。キリスト教徒たるアルメニア系人も。・・を攻撃、初めて地中海沿いの町を奪取した。↓
http://www.csmonitor.com/World/Security-Watch/terrorism-security/2014/0326/Syria-rebels-advance-in-Latakia-establish-first-coastal-toe-hold-video
 アフガン後のNATO像が描けてなかったが、ロシアのクリミア奪取で、(ソ連と対峙してきた)昔のNATOに戻る方向で一挙に結論が出たとさ。↓
 ・・・You could see how NATO was a bit in search of a mission post-Afghanistan … and then Russia gave it an answer・・・
 <すんでのところでNATOは名存実亡状態になるところだった。↓>
 More broadly, budget cuts in defense in both the US and Europe, and shifting American attention to terrorism and, more recently, to China’s military buildup, have called into question the global relevance of NATO, which was founded in 1949. ・・・
 <スウェーデンとフィンランドというNATO非加盟国さえ、遅ればせながらNATO加盟を考え出すかもだと。↓>
 A separate debate concerns the status of non-NATO European allies like Finland or Sweden that do not enjoy the protections under Article 5. The crisis “will give arguments to people who are in favor of NATO membership,・・・
http://www.csmonitor.com/World/Europe/2014/0326/What-role-for-NATO-Ukraine-crisis-may-push-it-back-to-basics
 インドの首都デリーの住民達の超利己主義を取り上げた本の書評からだ。↓
 <金持ちは、自分が何かをやるのは自分と家族と友人のためだけで、庶民になんぞ嫌悪の念しかなく、連中を目にするのも嫌だ、と公言。↓>
 ・・・”If I do something, I do it for myself, I do it for my family and I do it for my friends… For nobody else,” says one interviewee, a hugely rich industrialist. Another, the troubled and driven scion of a big business dynasty, talks of the “contempt” he thinks he would feel for the workforce, who toil on the construction sites which make his family’s fortune. He “thinks he would feel” because he has not actually viewed their prison-like accommodation, with its filth, disease, danger and overcrowding. To these people, and many others like them, the poor are invisible, airbrushed out of reality.・・・
 <印パ分離に伴う殺戮でインド人は変わってしまった。↓>
 ・・・the destruction in 1947 of the erudite, spiritual, syncretic civilisation that united Muslims and Hindus in the city. There are many earlier traumatic events too — the razing of the city by a series of conquerors over a millennium — but it is the massive violence that accompanied the partition of British India, the exodus of so many Muslims, the influx of huge numbers of scared, stunned, bitter refugees from the Punjab, which defined Delhi’s dark soul.・・・
 <カネ、権力とその顕示、というのは、独立までのインドの金持ちのメンタリティーとは対蹠的。↓>
 Delhi’s obsession with money, property, power and outward display is the “diametric opposite” of the detached, spiritual outlook of the city’s wealthy before 1947,・・・
 <庶民は庶民で、女性の集団強姦の横行が、彼らのメンタリティーを示している。↓>
 The gang rape and murder of a 23-year-old woman on a bus on Delhi’s streets in December 2012 marked an inflection point in the general narrative overseas about the city.・・・
 <以上に対し、書評子は、(かつての)インドの農村を理想視するかのような著者はオカシイ、と批判。(そもそも、インド人は、上も下も、しかも、いつの時代も利己主義者ばっかしだったのよ。(太田))↓>
 There is nothing particularly bucolic about India’s villages・・・
http://www.theguardian.com/books/2014/mar/23/capital-review-rana-dasgupta-modern-delhi
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太田述正コラム#6839(2014.3.27)
<網野史観と第一次弥生モード(その12)>
→非公開