太田述正コラム#7054(2014.7.13)
<皆さんとディスカッション(続x2323)>
<太田>(ツイッターより)
 コラム#5161で一度蓮實さんのことに触れたことがあるが、駒場時代の授業でフランス現代文学の香りに一瞬だけど陶酔させてくれた思い出が蘇る。
 78歳にして『ボヴァリー夫人』に関する大著を上梓されたという
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20140709-OYT8T50055.html?from=ytop_ymag
が、65歳の僕にとって心強い限りだ。
 「…韓国人は日本に対し、しつこく過去を問いただそうとするが、中国に対しては寛大だ。…<中国は>夷を以て夷を制す<国なのに>…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/07/13/2014071300063.html
 このコラム、褒めたいのは山々だが、16世紀末についても19~20世紀についても、韓国の知識人は、全球的背景に目を向けない弊があり、この筆者も例外ではない。
 全球的背景とは、北東アジアへの、それぞれ、スペイン・ポルトガル同君連合の侵攻とロシア帝国の侵攻だ。
 彼らがこの点で日本の知識人より決定的に遜色があることを悟るのは、一体いつになることやら。
 (だが、現在の日本の知識人も韓国並かも。)
<太田>
 16世紀末の方の参考にどーぞ。↓
 「太平洋の覇権(15)  バテレンたちの軍事計画・・・」
http://www.mclaw.jp/01division/jt_txt_taiheiyo15.html
<wmuuomY.>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 韓国人クリスチャン達が仏教の世界遺産聖地で賛美歌を熱唱し大問題に
http://getnews.jp/archives/618598
 この国を支配している絶対的な宗教、その名を「反日教」。
 韓国はキリスト教よりも「反日教」の方が問題だと思います。
<a7qcohbU>(同上)
 韓国人「日本の治安はすごい…危険な国と安全な国について調べてみよう」
http://blog.livedoor.jp/kaikaihanno/archives/39821860.html
 <9.GrKDhEクン(コラム#7048)が引用した>のデータがどんな資料に基づいているのかわからないが、この資料のほうが正確そうだよね。
 この資料に基づく日本の優等生ぶりは後光が差しているレベルではないかw。
 太田さんの日本文明を頂点とする考え方を裏付ける資料だとも言える。
 韓国も程々に良いほうに属し、妥当な順位ではある。
<I1TMrCto>(同上)
 2chは嫌韓・反韓のスレが多いが、韓国報道の挑発に乗りすぎ。
 小林よしのりさんが「ワシは嫌韓にも反韓にも汲みしない」と宣言したのは正しい。
 「私はあなたに助言する。友よ、人を懲らしめたいという強い感情を持つ者を信用するな」 by ニーチェ
<Chase>
≫ローマ法由来の制定法とキリスト教のカトリック教義でもって、旧ローマ人達を拘束し、搾取した。」と書いていますが、 レジメ1の中でも必要ですか?≪(コラム#7052。太田)
 レジメ<は、> 「1 アングロサクソン文明対欧州文明」が主で、2,3は補足的な扱いだということでしたので、冒頭(レジメ1)でもあってよいかと思います。
 そもそもとしても、聴取者にとり、講演やプレゼンは導入部にざっくりとしたイメージを植えつけると後の各論への理解が進みやすい(ろうと、じょうご、<英: funnel> のイメージ)と会社でよく指導を受けましたので思い至った次第です(自分が実践できたわけではありませんが)。
 また、同じ意味において、(レジメにお書きになるか否かは別にしまして、)レジメ<の>「1 アングロサクソン文明対欧州文明」の冒頭で、イギリスは欧州に入らないということを聴取者に疑問形でも叙述形ででも構いませんので、言及されたらいかがでしょうか。(追加意見ですみません)
 これは、少なくとも一般の方々には大きな驚き<のはず>であり(当初、私が知ったときも<そうでした>)、アングロサクソン文明対欧州文明を端的に掴みやすいと思います。
 全体的として、お書きになっているレジメの流れは発生論的な叙述だと思いましたので、聴取者の理解のために、冒頭や結部で、結果的な理解のための言及(ローマ文明の承継or not イギリスは欧州ではない 等)があったほうがよいと思います。
<太田>
 そうしましょう。
それでは、その他の記事の紹介です。
 ソフトが日本製、ハードが外国製、という新しいビジネスモデルが成立するか?↓
 「ロボット参入、孫氏の兵法 ソフトバンク、準備に4年・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASG6V53H1G6VULFA019.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG6V53H1G6VULFA019
 こいつは面白れーや。↓
 「君はジャスピオンを知っているか ブラジルで超絶認知度・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASG7D3RZHG7DUEHF004.html?iref=comtop_fbox_d1_01
 むしろ、被災地で活躍しそうだな。↓
 「水陸両用車:離島防衛に新兵器登場・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140712/plc14071202060002-n1.htm
 無惨やな、自分が分かってもいない事柄について、求められてもいないところで、空気に踊らされて、支離滅裂な言葉を垂れ流す、准教授がいる早稲田大。↓
 
 「漱石に読むメッセージ ~今探すべき「こころ」とは・・・
 集団的自衛権をめぐる憲法解釈<変更についてですが>。先の戦争への悔恨と反省によって半世紀以上守られてきた非戦の意志を、政権がなかば強引に棚上げ/忘却しようとする背景には、言語化して説明はなされませんがもちろん、中国をはじめとする新たな大国の発展と、それに伴う軍事バランスの変化もあるのでしょう(端的に言えば、アメリカが単独で世界の警察を目指す体制に終わりが見えた、ということかもしれません)。その軍事的な脅威に備えてなければならないと焦るひとたちの気持ちもあるでしょう。けれども、そうした目の前の出来事に意識を奪われてしまうことで、より本質的なこと、より長期的なことがsame spaceから押し出されてしまうのもまた事実です。
 憲法の問題について言えば、文言を無理に曲げてそのときどきに都合よく解釈することは(それが無理やりであることは、解釈を主張する側だってわからないはずはなく、ただ、彼らが感じる必要性がその無理に目を閉じさせるわけですが)、かつての悔恨と反省を忘れるのみならず、それが世界でも稀な“国際紛争の解決手段に武力を用いない”という自身に課した制約、“武器を突きつけあっての平和ではなく、互いが武器を捨てての平和を目指す”という理念なのだという根本を忘れることでもあります。言わばそれは、「損して得とれ」ではないけれど、目先の簡単な利益(紛争解決)を求める以上に、より普遍的で広範な人類全体の幸福(としての平和)を求めることで自分たちも幸福になろう、という(だからこそ、自分たちが引き起こした戦争への反省でもありうるような)態度だったのではなかったか。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/adv/wol/opinion/culture_140707.html
 本日もまた、中共人民の日本憧憬ぶりだよー。↓
 「これって・・日本帰りの同級生がまるで別人、連発するおかしな行動に「もしかして民度!?」・・・」
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economic_exchange/386809/
 「・・・日本を旅して、歴史として学んだ日本とは違う日本を感じた。前向きで、仕事に対する真剣さと団結力のある民族ということだ。われわれ中国人は、過去の歴史にこだわるべきではなく、日本の成功体験から学ぶことで、自分たちに足りないものを補い、正義と寛大な姿勢で過去の恥辱と対峙し、世の中に強い自分たちを見せる<べきだ。>・・・」
http://www.xinhua.jp/rss/384942/
 バグダッドで、イスラムに反するとして売春宿が襲われる事件がこれまでもあったところ、また襲われ、29人が射殺され、うち少なくとも20人は売春婦だったって。犯人は不明。
 (とにかく、イスラム教を何とかしなくっちゃ。(太田))↓
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-28281102
 経済力の低下に伴い、EU内のこの10年のフランスの影響力の低下は凄まじいんだと。↓
http://www.bbc.com/news/blogs-eu-28243937
 国連平和維持部隊が気息奄々状態のようだね。↓
 
 <米日仏(ドイツはどうした?(日本))がカネを出し、バングラデシュ、インド、パキスタンが兵を出してるが、前者は住民保護の役割を果たしてないと嘆き、後者はこのところずっとカネの単価が上がってないとぼやく、という状態。↓>、
 ・・・Rich countries have largely chosen not to send their soldiers to the missions; instead, they fund operations and set their mandates. Filling the gap are soldiers from poor countries, largely in Asia and Africa. Their diplomats fume privately that their soldiers are treated like cannon fodder. Donor countries fume privately that the peacekeepers aren’t doing what they’re supposed to: save lives. ・・・
 Bangladesh, India and Pakistan are the top three troop contributors, while the United States, Japan and France are the top three funders. ・・・
 ・・・the peacekeepers’ mandates are increasingly involved with protecting civilians — and not, as was the case 20 years ago, keeping warring armies at bay. ・・・
http://www.nytimes.com/2014/07/13/sunday-review/what-is-the-role-of-un-peacekeepers.html?ref=opinion&_r=0
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<太田>
 関西オフ会まで1週間になりました。 
懇親会 2014年 7月19日(土)17:30~19:30 3,000円
関西オフ会 2014年 7月20日(日)09:00~17:00 500円(ソフト飲料等付)
 演題:「八幡市で話をしてみて」(集団的自衛権の話を含む)
参加申し込みは下掲から。(オフ会の方は、飛び入り参加も可能。)
http://www.ohtan.net/meeting/
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太田述正コラム#7055(2014.7.13)
<米独立革命の起源(その1)>
→非公開