太田述正コラム#7395(2014.12.31)
<皆さんとディスカッション(続x2493)>
<太田>(ツイッターより)
 「世界で最古の10大レストラン 本家尾張屋などがランクイン…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2014/1230/c94476-8829574.html
 このうち9か所については、その所在都市を訪問しているというのに、どのレストランにも行ったことがないのは残念だ。
 次の機会にこそ、といっても、トゥール・ダルジャンはムリかなあ。
<komuro>
≫昨日、komoroアンプにケーブル類を繋いだ時、音が全く出ず、やはり高級製品は気難しいものだと諦めかけたのですが、入力端子(上下5組もあり、上3組にしか、パソコンからの紅白のケーブル端子は入らない)を一番上のから上から三番目のに変えたところ、音が鳴り出しました。≪(コラム#7393。太田)
 オーディオ高級機はいかにも「判る人だけ使ってね」という雰囲気がありますね。
 でも慣れてしまえば、なんとかなります。
 ちなみに入力端子(RCA1~3)を繋ぎ替えたときは、前面左側のセレクターを1~3に切り替えてください。
 こちらではずっと3しか使っていなかったので、もしかすると1,2が接触不良で使えないかもしれません。
入力端子(BNC4~5)は、製造元の機種同士を繋ぐための端子なので、無視してください。
≫(出力端子の方も、negativeとpositiveを1組とする何組かがあるところ、先般komuroさんが提供された、橙と黒の色をしたケーブルを撚り合わせたケーブルの橙の方と黒の方がnegativeとpositiveに対応しているのかなと首を捻りつつ、橙の方をpositiveに繋いだ次第です。)≪(同上)
 スピーカー側は、通常はpositive(+)を赤色、negative(-)を黒色にしますが、ケーブル自体がいろんな色の組み合わせがあるので、お好きにしてください。
≫音楽ファイルのハイレゾ度とか、オーディオシステムの性能とかは、最初に聴いた時の、特に低音によって判断できるような気がします。≪(同上)
 音楽ファイルのハイレゾ度の差は、本質的には高音の繊細な表現力に出るはずなんですが、オーディオ仲間内では「なぜか低音も良くなるんだよねぇ」となります。
 オーディオシステムの性能の差は、聴く人の感性で評価が分かれますね。私の場合は微小音と空間表現力で判断しているのかなぁ。
≫音質的に、二階のシステム(パソコンUSB端子/USB-DAC/ヘッドホン)に一階のシステム(パソコンヘッドホン端子/komuroアンプ/Daliスピーカー)が肉薄した、という印象があります。ただ、やはり、解放された空間で、部屋に響く音であるだけに、総合的には、むしろ一階のシステムの方が聴いていて心地良い、と思いました。≪(同上)
 一階のPCとアンプの間に、同梱したUSB DAC(CARAT RUBY)を入れると、さらに音が良くなります。9割方の人は、この音質で十分満足すると思います。
 ただ子供の頃からピアノで鍛えた耳の持ち主が、どこで満足するか、私には判りません(笑) 。
<太田>
 昨日、書き忘れたのですが、komuroアンプと初対面の時に、そのでっかさに思わず目を疑いました。 
>入力端子(RCA1~3)を繋ぎ替えたときは、前面左側のセレクターを1~3に切り替えてください。
 そっかー、私はアホですねえ。
>一階のPCとアンプの間に、同梱したUSB DAC(CARAT RUBY)を入れると、さらに音が良くなります。
 同梱されていたUSB-DAC(とオーディオケーブル)は何のためかと首をひねっていたアホさかげんにも気付き、朝イチで、おっしゃったようなセッティングをしようとしたものの、パソコンとDACを繋ぐUSBケーブルがないのでセッティングを諦め、ヨドバシカメラで「FORMULA2-B/1.2 [オーディオ用USBケーブル Type A-Type B 1.2m]を発注しました。
 (併せて土鍋も発注しました。
 今朝のTV番組で、なべ物にいかに土鍋が最適かを放送していたからです。
 前住所の時にも引っ越した後も、なべ物は結構よくやるにもかかわらず、これまでの人生で、適切な食べ方をしてこなかったとは何たることだ、と愕然としました。
 なお、取りあえずは、比較的安いものにしましたが、私の生まれ故郷の四日市の萬古焼
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%AC%E5%8F%A4%E7%84%BC
であることも気に入りました。
 両者のお値段が、60円しか違わない・・ケーブルの方が高い・・というのは何だか不思議です。)
 で、昼飯を終えた時点で、そういえば、似たようなケーブルがあったと思って探したら出てきました。
 何の製品についてきたものなのか、全く思い出せません。
 ヨドバシカメラのサイトでチェックしてみると、上述のより一桁安い、通常の製品であり、上述の発注は取り消さず、セッティングのチェック目的でこれを使用してみました。
 結果は大成功でした。
 これが、オーディオ用ケーブルで更に音が良くなるってわけです。
 もちろん、DACとkomuroアンプは、同梱されていたケーブルでもって繋がせていただきました。
 この前買ったばかりの、パソコンのスピーカー出力とアンプを繋ぐケーブル、は用済みになるわけですが、今度、HNさんのところで、スピーカーの音出しチェックを行う際に、komuroさんから前に提供を受け、(持参するつもりの)ミニアンプと、(やはり持参する)携帯パソコンとを繋ぐのに転用できそうです。
 その折には、komuroさんから、以前に提供を受けた、もう一組のケーブルも持参して使用するつもりです。
 スピーカーを片方ずつチェックするつもりなので、二組持参するまでもない、と判断しました。
 (以前に提供を受けた、更にもう一組の、但し、特殊なケーブルは、何の用途があるんでしたっけね?)
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 主要紙の電子版や日経ビジネス電子版に漏れてくるものを除いて、全く読んでないものを論評するのはなんだけど、日本の論壇は一層劣化してる印象を持ったね。↓
 「(回顧2014)論壇 戦争の歴史、「帝国」から問う 二分法と一線画す道・・・」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11530719.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11530719
 タブレットのおかげで、ウン10年ぶりかで「レコード大賞」をながら鑑賞したけど、昔の歌が放映されたり、結構面白かったね。↓
 「【レコ大】西内まりや、最優秀新人賞も「満足しない」・・・」
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20141231-OHT1T50012.html?from=ytop_ymag
 「【レコ大】三代目JSB、初の大賞!「完璧な1年」EXILE魂継承・・・」
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20141231-OHT1T50008.html?from=ytop_ymag
 結構なことだ。↓
 「映画『ザ・インタビュー』、既に北朝鮮に流入・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/12/31/2014123101117.html
 本日も、日本讃嘆記事をどーぞ。↓
 「町田樹が電撃引退、中国ファンも惜しむ声 「彼らしい引き際」・・・」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2014/1229/c204149-8829121.html
 「中国の歴史ドラマ「武媚娘伝奇」に出演の松島庄汰が人気・・・」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2014/1230/c94473-8829299.html
 野蛮な野蛮な米国社会。↓
 2歳の男の子が母親のハンドバッグに入っていた拳銃を見つけ、発射してこの母親を殺害した。↓
http://www.theguardian.com/us-news/2014/dec/30/idaho-toddler-shoots-kills-mother-walmart
 <警察改革を訴えて当選した現NY市長に元から反感を抱いていたNY市警、警官2人が射殺された事件を契機に、軽犯罪で捜査ボイコットを開始。↓>
 ・・・Many members of the New York Police Department are furious at Mayor Bill de Blasio and, by extension, the city that elected him.・・・
 ・・・officers are essentially abandoning enforcement of low-level offenses. According to data The Post cited for the week starting Dec. 22 — two days after two officers were shot and killed on a Brooklyn street — traffic citations had fallen by 94 percent over the same period last year, summonses for offenses like public drinking and urination were down 94 percent, parking violations were down 92 percent, and drug arrests by the Organized Crime Control Bureau were down 84 percent.・・・
http://www.nytimes.com/2014/12/31/opinion/when-new-york-city-police-walk-off-the-job.html?ref=opinion&_r=0
 ソニーを解雇された人物が、あのハッキングをやった可能性が高い、といった見解が出ている。↓
 Sony insider — not North Korea — likely involved in hack, experts say・・・
 <しかし、FBIは、北朝鮮説を変えていない。↓>
 The FBI, which first accused North Korea on Dec. 19, has stood by its conclusion, saying in a statement there is “no credible information to indicate that any other individual is responsible for this cyber incident.”・・・
 <FBIは手の内を全部明かしていないという説も有力。(僕もそう思う。(太田))↓>
 Even skeptics who doubt the attack was state-sponsored said the FBI may have more convincing evidence that it has chosen to keep secret.・・・
http://www.latimes.com/entertainment/envelope/cotown/la-et-ct-sony-hack-inside-job-not-north-korea-20141231-story.html
 ワット・タイラーの乱(1381年)についての新著が出た。
 (失敗に終わった明治維新的なもの、と考えたらよさそうだ。(太田))↓
 <彼らは、若き国王に忠誠心を抱き、君側の奸を取り除こうとした。↓>
 ・・・At all times proclaiming their loyalty to the young king, the rebels aimed to sweep away the crowd of corrupt figures around him — men like his extravagantly wealthy and high-handed uncle, John of Gaunt, responsible for a string of military failures; the archbishop of Canterbury, Simon Sudbury; and the king’s treasurer, Sir Robert Hales — and with them, the props of an unequal society.・・・
 <国王自身も、彼らの要求に進んで応じたが、重臣達の意見を容れて後ほどこれを撤回した。↓>
 The rebels insisted on receiving a mandate for their actions from the king himself, in person. On 14 June, in an extraordinary confrontation at Mile End, Richard granted them everything they asked for, setting out his concessions in an official letter, drafts of which still survive.・・・this is a revolutionary document, detailing, among other things, the total abolition of serfdom in England. What’s more, she contends, it was the product of a king who was patently sincere in his sympathy for the rebels’ aims. Under the direction of his council, Richard subsequently revoked these letters.・・・
http://www.theguardian.com/books/2014/dec/30/england-arise-juliet-barker-book-review
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太田述正コラム#7396(2014.12.31)
<河野仁『<玉砕>の軍隊、<生還>の軍隊』を読む(その8)>
→非公開