太田述正コラム#7611(2015.4.18)
<皆さんとディスカッション(続x2601)>
<太田>(ツイッターより)
 「北野武の自伝的小説「菊次郎とさき」の中国語版が出版…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0416/c94473-8879262.html
→質の高い評論であり、思わず唸った。
 「世界で活躍する日本人俳優たち…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0417/c206603-8879853.html
→私の知らなかった俳優を含め、興味深い。
 やるね人民網。
<Dr4IEyyA>
 Building the Pyramids of Egypt …a detailed step by step guide.
https://www.youtube.com/watch?t=864&v=C1y8N0ePuF8
 これは頭がいいね。フランス人の建築家が考えたピラミッド建築法でケリがついたと思ってたけど、そんなことはないんだね。
 石を最終加工する局面で、石を水面に入れて、石の表面を水平を利用して加工しなければならない。
 その作業が終了したら、石を移動させねばならないが、その時点で、浮力を利用しようとするのが自然の発想だろうね。
 この工法の利点は、重労働を軽減させるだけでなく、日中での作業を容易にする点だろうね。
 現在でも、中東で日中に重労働するのは、馬鹿げているし、一時間しかもたないだろうからね。
 あとは、証拠がでてくればというところかな。
<太田>
 ギザ(現在のカイロの郊外)は地中海性気候であり、夏は日陰なら過ごしやすいんで、工夫さえすれば、「重労働<は>・・・一時間しかもたない」なんてことはない・・カイロで、夏、毎日のように泳いでいた私に言わせりゃ、夏のニューデリーみたいに、プールサイドまで歩いて行けないくらい暑い、なんてことはありえなかった・・し、半世紀ちょっと前に私がエジプトにいた頃、ナイル上流からギザまで、ピラミッド建設用の石は筏の下に括り付けて運ばれたと学校で教わった、ということをまず指摘した上で、CGなんかじゃなく、当時の技術で、実際に再現実験をやってみせてくれない限り、説得力はないね。
<K.K>
 推測ですが、Thunderbirdが自動アップデートして、不具合が出るようになったということではないかと思います。
 それで、popstat.datに問題があると、メールの送受信がおかしくなる場合があるのですが、Thunderbirdに登録してあるプロバイダの4つのアカウントは、送受信に関して問題はないのでしょうか?
<太田>
 余り使っていない、特に、送信には殆んど使っていませんが、不具合は感じられません。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 日本人じゃ後は村上春樹、朝鮮人からは金正恩のみ。(別典拠より)↓
 「近藤麻理恵・・・TIME誌「世界で最も影響力のある100人」に選ばれる・・・
 私が教える片付け法は日本人が古来持つ『モノを大事にする心』に根ざしています。・・・」
http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/16/marie-kondo-100-person_n_7083660.html
 「吉田氏」(コラム#7609)、ぶったたかれてるねー。↓
 「古賀氏 今度はフジ、日テレ記者<等>とバトル・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/10018306/
 経済外交面でも、米国の存在感が急速に薄れつつあるとさ。↓
 ・・・United States・・・is on the verge of ceding the global economic stage it built at the end of World War II and has largely directed ever since.・・・
 <金欠病と行政府・立法府の対立が背景にあると。(要するに経済力が相対的に落ちたことの反映ってだけのことさ。(太田))↓>
 Because of tight budgets and competing financial demands, the United States is less able to maintain its economic power, and because of political infighting, it has been unable to formally share it either.・・・
http://www.nytimes.com/2015/04/18/business/international/at-global-economic-gathering-concerns-that-us-is-ceding-its-leadership-role.html?ref=world&_r=0
 Isisにおける、(近代的行政)秩序と超暴力の組み合わせの異常さを指摘する論者に対する批判コラムだが、そんな組み合わせは欧米史にだっていくらでもあった、というのはこの際、イレレヴァントだ。
 何度も指摘しているように、権力を固めるために行われた欧米史における超暴力と違って、Isisは、単に、イスラム創世記に忠実であろうとしているだけなんだからね。↓
 ・・・I would quibble here with the authors, who view this combination of ultraviolence and civil order as “strange” and “unprecedented.” Hardly: Historically, societies around the world have found spectacles of extreme violence essential to the consolidation of power and the maintenance of civic order.
 <ローマの円形闘技場、イギリスの異端者達の火刑、スペインの異端審問による処刑、フランス革命のギロチンを見よ、と。↓>
 Consider the Roman games, the public burnings of heretics in England, the ritual violence of the Spanish Inquisition or the more than 15,000 enemies of the revolution sent to the guillotine during the reign of terror following the French Revolution. In Europe, public executions attracted mobs of revelers.
 <米国では奴隷解放後、白人による黒人の公開リンチ殺人が行われ続けた、と。↓>
 In the American South, lynchings of African Americans drew rowdy crowds well into the 20th century.
 Gruesome public executions served to display and consolidate the power of those capable of inflicting such atrocities upon their opponents.・・・
http://www.washingtonpost.com/opinions/its-had-some-military-success-but-the-islamic-state-is-no-existential-threat/2015/04/16/5f6850de-c69d-11e4-b2a1-bed1aaea2816_story.html
 
 権力欲の権化のジンナーが、独立インドの最高指導者になれそうもない、と自覚した時に、パキスタンを分離独立させて、その最高指導者になろうとしたのが、パキスタンのその後の惨状の原因だとするコラムだ。
 (ウソこけ。ジンナーのせいなんかじゃないことは、イスラム教を国教とする諸国が、現在、ことごとく惨状にあるか、それに向かいつつあることに照らして明らかだ。問題は、イスラム教そのもの・・その創世記・・にあるのさ。(太田))↓
 ・・・Jinnah had once been a proponent of interfaith collaboration in India’s struggle against British colonial rule. But when his own political ascent was stymied by the unexpected entry of Mohandas Gandhi on the nationalist stage, Jinnah reinvented himself as the savior of India’s Muslims. Insisting that Muslims and Hindus were two immiscible “nations” inhabiting one land, he demanded the amputation of India along religious lines.・・・
http://www.washingtonpost.com/opinions/the-long-troubling-consequences-of-indias-partition-that-created-pakistan/2015/04/17/8bf2669a-c746-11e4-b2a1-bed1aaea2816_story.html
 アルメニア人のジェノサイドを叙述している。↓
 <(キリスト教徒たる)アルメニア人150万人が殺害された。↓>
 ・・・Up to 1.5m Ottoman Armenians perished. ・・・
 <オスマントルコの当時の内相が取り仕切り、詳細な実行状況の報告を受けていた。↓>
 Talat Pasha, minister of the interior, later grand vizier, and one of the CUP triumvirate along with Enver Pasha and Cemal Pasha that ruled the empire at the time, oversaw the process in chilling detail, demanding by telegraph almost daily tallies from his provincial enforcers.
 <1915年に、彼が、米大使に、既に4分の3を殺したが、復讐の芽を摘むために残りも殺さなければならない、と語っている。↓>
 So rapidly did most of them obey that, by August 1915, Talat felt able to tell Henry Morgenthau, the US ambassador who forged a close relationship with both Talat and Enver and is a key witness in all serious histories of the killings, that “it is no use for you to argue…;we have already disposed of three-quarters of the Armenians; there are none at all left in Bitlis, Van, and Erzeroum. The hatred between the Turks and the Armenians is now so intense that we have got to finish with them. If we don’t, they will plan their revenge.”・・・
 <ヒットラーは、ポーランド侵攻直前に、アルメニア人大虐殺のことなんて、もう誰も語ることがないじゃないか、と喝破した。↓>
 The infamous remark attributed to Adolf Hitler on the eve of the Nazi invasion of Poland in 1939 — “Who, after all, still talks nowadays about the extermination of the Armenians?”・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/2/56d61e36-e28d-11e4-aa1d-00144feab7de.html
 トルコの首相は、欧米諸国がアジア・アフリカ・アメリカの原住民をあれだけ虐殺したのに、トルコによるアルメニア人殺害をジェノサイドだとしてしつこく糾弾するのは、一体どういう料簡だ、と批判。
 (その気持ちはよく分かる。日本「原住民」だって米国によって何百万人も虐殺されたもんな。イスラム教世界もキリスト教世界も、五十歩百歩だってことだよ。(太田))↓
 ・・・In a call with Martin Schulz, the president of the European Parliament, Mr. Davutoglu urged Europe to look in its own backyard by opening up its archives on events affecting native tribes.
 “If we open the books on European history, there will be questions about what was done in Asia and Africa,” Mr. Davutoglu said. “What happened to the original tribes there? Where are the Aborigines? Where are the Native Americans?”・・・
http://www.nytimes.com/2015/04/18/world/europe/turkish-premier-says-european-stance-on-armenian-genocide-reflects-racism.html?ref=world
——————————————————————————-
 一人題名のない音楽会です。
 芹洋子の特集を組んでみました。
 彼女による歌唱中、既出のものや、既出の曲は、原則として除いています。
 彼女・・まあまあ美人です・・がもうちょっと美人だったら、もっともっと活躍してたのでしょうが・・。
雨降りお月(1925年) 作詞:野口雨情 作曲:中山晋平
https://www.youtube.com/watch?v=cBYrBvagnA8
薄雪草の唄 作詞:浜大介 作曲:伊藤博 佳曲。
https://www.youtube.com/watch?v=tQPUGIqY8qc
山の子の歌 作詞作曲:坂下茂巳 佳曲。
https://www.youtube.com/watch?v=GIzjc4gcYHw
白い道(ヴィヴァルディ 四季より) 作詞:海野洋司 (歌としては)佳曲。
https://www.youtube.com/watch?v=gPWnOKMIqW8
マリモの唄 作詞:いわせひろし 作曲:八洲秀章 佳曲。
https://www.youtube.com/watch?v=Oj6KEZklguU
今日の日はさようなら(1966年) 作詞:金子詔一 金子詔一 佳曲。
https://www.youtube.com/watch?v=7GE7iX2m9Oo
旅たちの日に 作詞:小嶋登 作曲:坂本浩美 佳曲。
https://www.youtube.com/watch?v=mQ39N7vd90k
友よ(さみしい時)(1966年) 作詞:いづみたく 作曲:岩谷時子 名曲。(絶品!)(音質悪し。)
https://www.youtube.com/watch?v=YVcV_3n3M-g
青春 佳曲。(音質悪し。)
https://www.youtube.com/watch?v=dYxC-WbazGI
切手のないおくりもの 佳曲。(音質悪し。)
https://www.youtube.com/watch?v=870hM2go2LI
おもいでのアルバム まあまあの曲。(音質悪し。)
https://www.youtube.com/watch?v=oRHhqc40Kho
十二月の誕生日に 佳曲。(音質悪し。)
https://www.youtube.com/watch?v=0a-f1jHipy8
たんぽぽ まあまあの曲 (音質悪し。)
https://www.youtube.com/watch?v=1LiAUgnSa90
小さな木の実 佳曲。(音質悪し。)
https://www.youtube.com/watch?v=gyZYvr3nqVI
背くらべ&鯉のぼり 佳曲。(音質悪し。)
https://www.youtube.com/watch?v=VieRLyOeY4s
紅葉(もみじ)(1911年) 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 名曲。
https://www.youtube.com/watch?v=mcpFoNLxVS4
エーデルワイズ 名曲。(音質悪し。)
https://www.youtube.com/watch?v=L4vR_f-Ac4g
ケ・サラ 名曲。(音質悪し。)
https://www.youtube.com/watch?v=55jo1PwS0sI
翼をください 名曲。(音質悪し。)
https://www.youtube.com/watch?v=SlDKNyP4qrQ
旅にでたい 作詞:中里綴 作曲:田山雅充 佳曲。
https://www.youtube.com/watch?v=WBPn_2s8RGI
北航路 作詞;吉田弘 作曲:よしむらくにお まあまあの曲。
https://www.youtube.com/watch?v=YWCXcDbUc7Q
サンゴ草咲く日に(1997年) 作詞:木下龍太郎 作曲;小川寛興 名曲。(絶品!)
https://www.youtube.com/watch?v=IQJpfe_MUAY
山は心のふるさと (「四季の歌」も収録) 佳曲。
https://www.youtube.com/watch?v=mOZwnaJPOHc
赤い山 青い山 白い山(1974年) 佳曲。
https://www.youtube.com/watch?v=oluwszXDSDs
NHKラジオ深夜便 イメージソング 夢 まあまあの曲。
https://www.youtube.com/watch?v=Gbnt0Gy_V40
赤い花白い花(1976年) 作詞作曲:中林三恵 まあまあの局。
https://www.youtube.com/watch?v=QrWT5TfDPZU
旅の終り(北海道ユースホステルの歌)(1979年) まあまあの曲。
https://www.youtube.com/watch?v=R-WSfm054lM
時計台の鐘の鳴る街 +青木清 作詞作曲:浅沼修 名曲。
https://www.youtube.com/watch?v=5GfYJ8yHsZQ
おもいでのアルバム +夏川りみ 佳曲。 
https://www.youtube.com/watch?v=Q9nb7DOpwVo
—————————————————————————————————————————————–
太田述正コラム#7612(2015.4.18)
<『大川周明–アジア独立の夢』を読む(その13)>
→非公開