太田述正コラム#7635(2015.4.30)
<皆さんとディスカッション(続x2613)>
<太田>(ツイッターより)
 「 「小型化」が日本人の得意技になったのはなぜか?…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0429/c94473-8885396.html
「中国人の涙を誘った日本人女性の笑顔…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0429/c94473-8885017.html
 日本人識者の日本理解を中共当局や中共識者の日本理解が超えつつある時代に我々は生きているのかも。
 私の叱咤が、「米識者「歴史は重要だが圧力は敵に加えるものでは?」…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/04/30/2015043000390.html
「米識者「陸自の人数が韓国の3分の1でも心配というのは…」…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/04/30/2015043000389.html
「米識者「韓国人の対日観、自信を持って自ら歴史脱却を」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/04/30/2015043000382.html
という、朝鮮日報による、韓国民啓発のための、渾身の3連打記事をもたらした?
 それにしても、発育不全の上にひねくれている韓国は、ホント、世話がやけるよ。
<しえすたしえぞう>(同上)
 日本も子離れ(韓国を突き放す)しないと。
 子供は親の背中を見て育つ・・。
<太田>
 「関連」記事だ。
 韓国の、大統領もこの船会社も船長も船員達(の大部分)も、はたまた、検察官達/裁判官達や遺族達(の大部分)も、おしなべて「発育不全の上にひねくれている」からなあ。↓
 「旅客船沈没:船長無期判決、涙で声を詰まらせた裁判長–一審と異なり「退船命令なかった」と判断、殺人罪認める–「船長としての役割を放棄、退船後も乗客の救助に関心示さず」–ほかの船員は減刑、遺族は反発・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/04/29/2015042901454.html
<hsp8gd3.>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 笠原は過去にたっぷり取り上げているね。↓
 コラム#6236<パナイ号事件(その1)>
http://blog.ohtan.net/archives/52183107.html
 「全く評価に値しない」ってのが太田さんの笠原に対する評価かな。
<CVMIKK0G>
 大山事件に関してこういう証言があります。
 上官だった釜賀一夫少佐が第二次上海事変時の大山事件の真相を私に話した。「軍は大山勇夫海軍中尉に家族の面倒を見るから死んでくれと言った。そこで大山中尉は中国軍の三重の警戒線があったが、まず第一、第二の阻止線の誰何(すいか)を突破していった。そして第三の阻止線における銃撃で殺されたのだ」
http://d.hatena.ne.jp/MARC73/20110112/1294848579
⇒このブログの筆者自身が、この話の信憑性に疑問符を付けているじゃありませんか。
 なお、この筆者、大山らが私服で行動した可能性に言及していますが、大山らが制服を着用していたことは、同事件の日中(及び英)合同調査を受けた、海軍省の発表を踏まえた報道
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E4%BA%8B%E4%BB%B6
から明らかです。(太田)
 そしてこれに関して笠原十九司氏も研究しています。
http://www.freeml.com/bl/2975486/86586/
 船津和平工作の日に、偶然、大山事件が起きたとは考えられません。
 明らかに計画的な謀略です。
⇒1937年8月の船津和平工作は、下掲のように、海軍が全面的に関与して行われたものです。↓
 「<この工作は>・・・外務省の東亜局と海軍のイニシアティブで取り上げられ、・・・試みることになった。その原動力は石原作戦部長だったと推定されているが、これに天皇も同感の意を表し、その結果、連日の陸・海・外三省首脳協議をへて、8月4日の四相会談で決定された。この停戦協定案は・・・元外交官、実業家の船津振一郎を通して<蒋介石政権側に>働きかけ<られ>た」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%A7%E6%BA%9D%E6%A9%8B%E4%BA%8B%E4%BB%B6#.E5.81.9C.E6.88.A6.E5.8D.94.E5.AE.9A.E3.81.A8.E5.92.8C.E5.B9.B3.E6.9D.A1.E4.BB.B6
 日本といえども、陸軍と違って海軍には下剋上はありえません。
 (狭い艦艇内での下剋上は、いかなるものであれ、致命的だからです。)
 だから、そんな下剋上的策動が海軍内で起きるわけがないのです。
 盧溝橋事件から大山事件までの間にも「中国軍兵士の反日感情は暴発しており、日中両国の政府・外務省・軍中央の方針を無視し幾度も日本軍に対して散発的<攻撃>を行っていた」上、「7月13日に大紅門事件で日本兵4人が中国兵により爆殺され、14日にも団河付近で日本軍の騎馬兵が中国兵に殺害された」等日本軍兵士に対する闇討ち的攻撃、更には日本人居留者達と兵士達の大虐殺事件である通州事件、などが頻発していた(同上、及び、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E5%B7%9E%E4%BA%8B%E4%BB%B6)中に、大山事件は位置付けられるべきでしょうね。(太田)
 では犯人は動機の面から考えれば、日中停戦を妨害したいのは共産党か海軍です。
 このどちらかが犯人ですが、やはり海軍の謀略だと思いますよ。
⇒そりゃ、中国共産党に関しては歴史的事実(例えば、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%A7%E6%BA%9D%E6%A9%8B%E4%BA%8B%E4%BB%B6#.E5.81.9C.E6.88.A6.E5.8D.94.E5.AE.9A.E3.81.A8.E5.92.8C.E5.B9.B3.E6.9D.A1.E4.BB.B6 上掲)ですが、帝国海軍に関しては、誰も顧みないヨタ憶測に過ぎません。(太田)
 当時の状況からして、大山中尉の行動は非常に不自然。
 (行くはずのない場所にわざわざ行って、自分から突入した可能性大。)
 そして決定的なのは大山中尉が、日記に遺書を記していた事実。
 この日記は防衛庁にあるそうですよ。
⇒お示しの上掲典拠には、「国立国会図書館所蔵の「大山勇夫の日記」」とありますが?
 どちらに所蔵されているのか知りませんが、この際、ご確認の上、ぜひ、ご自身で検分をされるようお願いしておきます。(太田)
 <そもそも、>『大山勇夫の日記』はガセネタでは無いですよ。
 実際にこの日記は存在します。
http://rnavi.ndl.go.jp/books/2009/04/000001669686.php
 未確認ですが上記のようにこの日記に本当に「自分が明日、突撃して死ぬ」という記載があるなら海軍の謀略は決定的だと思います。
⇒ですから、ぜひご自身で検分を。
 ちなみに、ドナルド・キーンも言うように、日本軍では、「毎年元旦にすべての兵士に日記帳が配られ、書くように奨励された」
http://shuchi.php.co.jp/article/1408
のですから、将校であった大山勇夫の日記だって、亡失しない限り、現存していて当たり前です。
 ポイントは、その中に件の記載があるのかないのかです。
 仮に記載があったとしても、「命令」ないし「示唆」が上官からあったかどうか、という問題が残りますがね。(太田)
 ただし自分も南京虐殺に関しては信用していません。
 しかしだからといって笠原十九司氏の書籍は全部信用できないとは考えません。
 南京虐殺とは違い、南京無差別爆撃は当時国際社会から激しい非難があったのですから。
・米国大統領が歴史上初めて日本を批判(隔離演説)
・国際連盟は海軍による都市無差別爆撃に対し非難決議を採択。日本の不戦条約違反を非難。
⇒南京爆撃は、以前にコラムで取り上げたことがありますが、何の問題もありません。
 実際、その現地責任者であった、長谷川清第三艦隊司令長官
http://www.jca.apc.org/nmnankin/nanmin21.html
は、戦後、南京爆撃ではなく、パナイ号誤爆事件で「A級戦犯容疑で約2ヶ月間、巣鴨刑務所に収監された」ものの釈放され
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E6%B8%85
ていますよ。(太田)
<太田>
 上出のドナルド・キーンが、次のようにも言ってるね。
 「ガダルカナルを餓島と呼んだ日本軍の兵士たちの耐えた困苦は、圧倒的な感動を呼び起こした。アメリカ軍の兵士の手紙には何の理想もなく、ただ元の生活に戻りたいとだけ書かれていた」
 「大義のために滅私奉公する日本人と、帰郷以外のことにはまったく関心を持たない大部分のアメリカ人。日本の兵に対しては賛嘆を禁じえなかった。そして結局、日本人こそ勝利に値するのではないかと信じるようになった」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14119118374
 私が、かねてより主張してきたことの一つの有力な裏付けだな。
<komuro>
≫komuro手製スピーカーと形が全くおんなじだ!↓
 「エムズシステム Kagee アンプ内蔵型モバイルスピーカー・・・」≪(コラム#7633。太田)
 私が送りつけたスピーカーの本家が、エムズシステムの波動スピーカーです。
http://www.hado-speaker.jp/
 これを見た自作スピーカーを得意とする人たちが、「これくらいなら自分の方が安く作れる」と考えて、ヤフーオークションに多数の類似品を送り込みました。(典拠ナシだけど、一目瞭然ですね)
 そのうちの1つを私が落札して、スピーカーユニットを別のものに交換しただけです。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 安倍首相は、神経使い過ぎだよ。↓
 「処刑されたA級戦犯らの法要 首相、メッセージ寄せず・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASH4Y552WH4YUTFK005.html?iref=comtop_list_pol_n04
 ヤクがらみで8名を銃殺刑に処したインドネシアに抗議した、豪州が大使を召還した。↓
 Bali Nine: Australia recalls ambassador as world condemns executions・・・
http://www.theguardian.com/world/2015/apr/29/bali-nine-australia-recalls-ambassador-as-world-condemns-executions
 豪州人評論家たる女性のヒステリックなインドネシア非難コラムをガーディアンが載っけた。↓
 Indonesia murdered eight people. The time for being polite is over・・・
http://www.theguardian.com/world/2015/apr/29/indonesia-murdered-two-australians-the-time-for-being-polite-is-over
 本件に関するガーディアンの報道自体が、ヒステリック。
 NYタイムスほどじゃないが、ガーディアンもおかしくなってるねえ。↓
http://www.theguardian.com/world/2015/apr/29/indonesia-executions-prisoners-bali-nine-sang-amazing-grace-last-moments
 本件に関する報道に関しては、BBCの方がはるかに抑制が効いている。↓
 Does Australia have double standards for Bali Nine duo?・・・
http://www.bbc.com/news/world-australia-32492181
 サウディアラビアで兄弟間で盥回しにされてきた王位が、ついに初代の孫の世代に次は渡されることになった。↓
 King Salman has appointed his nephew, the powerful Interior Minister Prince Mohammed bin Nayef, as crown prince.・・・
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-32509296
 一夫多妻制の下では、夫は心疾患に罹り易いとさ。
(日本が率先して、人類全体を通い婚制・・一種の一妻多夫制・・にしようじゃないか。(太田))↓
 Polygamy Increases Risk of Heart Disease, Study Says・・・
http://www.newsweek.com/polygamy-increases-risk-heart-disease-study-says-326864
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太田述正コラム#7636(2015.4.30)
<『日米開戦の真実』を読む(その9)>
→非公開