太田述正コラム#7845(2015.8.13)
<皆さんとディスカッション(続x2718)>
<太田>(ツイッターより)
「日本人のプロポーズを受けた愛娘 中国人の父は地面に崩れ落ち号泣…大多数の中年のネットユーザーは娘が日本人の元に嫁に行くことは受け入れられないとし、あっけにとられたという「90後」の若い女性は「このおじさん、純愛をこんなにも引き裂きたいの?中国と日本の間には不幸な歴史があるにしても、何代も前の怨念をなぜ若者世代に持ってくるのかな?」とコメントしている。」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0812/c94473-8934914.html
 江沢民がエゴに基づいてやり過ぎた反日洗脳からの脱洗脳に腐心している習ちゃん。
 こういった点でも江沢民批判をやってその勢力を削ぐ必要があるわけだ。
 大変だねー。
 「多くの業界でサービス低下、焦り始める日本…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0811/c94476-8934143.html
 長文の一見とりとめのないコラムだが、日本の行く末を気遣う中共当局の心中が滲み出ている。
 その一方で、「…「中国のおばさん」は投資および資産運用で頭角を現したばかりで、…大衆心理に従い非理性的・盲目的な行為をしていたことを意識するべきだ。
 <そして、日本の>ミセスワタナベの投資の価値観を参考にし、独立した精神、富の自由を目標とするべきで、投資を富を誇り他者と比較する手段にするべきではない。…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0813/c94476-8935175.html
と本日も、当局は日本讃嘆に余念がない。
 「…天津で大爆発 42人が死亡、負傷者400人超…消防隊員…多数と連絡が取れず、死者がさらに増える<見込み>…」
http://mainichi.jp/select/news/20150813k0000e030170000c.html
という呆れるような大人災の事後処理や連日の元の切り下げ等、ご苦労をお察ししますだ。
<sHzgAT1r>
 この指摘、中にいた太田先生から見て本当ですかね。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44499
<太田>
 太田先生と言わず、太田さんでお願いしますね。
 私が、タイトルだけ見て読まなかったコラムだな。
 筆者の部谷直亮
http://jbpress.ismedia.jp/search/author/%E9%83%A8%E8%B0%B7%20%E7%9B%B4%E4%BA%AE
の「今すぐやめたほうがいい予備自衛官制度」を、前に(コラム#7815)ちょっと取り上げたことあったねえ。
 さて、「第12条自体が空文化していたとの指摘もあります。・・・実際の防衛省内の勤務でも防衛官僚と自衛官が両輪として仕事を行っており、既に形骸化していたと言うべきでしょう。」は間違い。
 例えば、自衛隊機が事故を起こした場合でも、大臣には内局を経由してしか情報をあげられなかった。
 何が起きるかというと、その機の性能にも装備にも運用にも詳しくない文官の手で、「翻案」された、つまりは歪められた情報が大臣にあがっていた、ということであり、そんな調子で、自衛隊の実作戦ができるわけはなかったからだ。
 「本当に注目するべきは、・・・内局の各自衛隊への介入権が法律上喪失することです。つまり、これまでの規定では、内局が各自衛隊への方針・計画に介入できるとしていましたが、今回の改正でそれが削除された上に、総合調整業務が付与されたことです。
 これは組織マネジメント上の困難を起こす可能性が高いでしょう。各自衛隊に介入する権限なしに総合調整を実施するのは不可能だからです。企業で言えば、各事業部門の計画に介入する権限なしに、経営の全体調整を「説得」のみで行うようなものです。」も間違い。
 例えば、財務省は予算に係る総合調整権を持っているだけだし、内閣法制局は法令に係る総合調整権を持っているだけだが、「各事業部門」ならぬ「各省庁」の「計画に介入する権限なしに」、「調整権」という名の下の「命令権」を事実上行使しています。
 防衛省の内局は、総合調整権と同時に人事に係る権限も予算に係る権限も法令・公文書に係る権限も、統幕及び各自衛隊(以下「各自衛隊」という)に対して持っているのですから、あらゆる事柄に関して事実上の「命令権」を持っているのです。
 「内局の士気低下も懸念されます。防衛政策は日本版NSC(国家安全保障会議 :National Security Council)が実施し、部隊運用では自衛隊の自立性が高まれば、内局に残るのは官房機能だけです。こうした傾向が今回の改正でより強まることになります。平たく言えば、国会答弁と装備品調達が主な業務となってしまいます。これでは内局官僚の士気を高めようがないでしょう。その意味でも、組織マネジメント上の懸念があります。」については、「内局の士気低下」は、ほぼ、自衛官の士気向上を意味するのであり、構成員の数から言って、防衛省全体の士気は著しく向上することになるので、「組織マネジメント上」良いことなのです。
 なお、各自衛隊マターについての国会答弁は、内局が中身の総合調整は行うとしても、答弁自体は、早晩、各自衛隊のトップ等が国会に出席して行うことになるでしょうから、内局の仕事は、その分も縮小することになるでしょう。
 「部隊運用を担ってきた「運用企画局」が廃止され、自衛隊の統合幕僚監部に統合され・・・これにより、命令起案権が完全に統幕に移行する恐れがあります。果たしてそれでよいのでしょうか。「戦争は政治の延長」です。決して「戦争は軍事の延長」ではありません。特に最近の作戦環境は、ますます政治的合理性が軍事的合理性に優先されるべ き状況となっています。例えば、尖閣諸島周辺で緊張が高まった際に、過早な部隊展開を行えば、こちら側の準備が整わない段階で、中国側の先制攻撃を招きかねません。」もまた間違いです。
 内局は、公文書に係る総合調整権を持っているので、「命令」の文書審査の過程で事実上政策判断に影響を及ぼすことができるからです。
 なお、本来の「政治」判断を行うことができるのは、防衛大臣らを含む政治家だけなのであって、自衛官でも文官でもありません。
 最後に、「防衛省内部の集権化と内局の権限強化(例えば、内局の各局次長に制服組の将官クラスを任命するような施策)こそが、今回の防衛省設置法改正で必要だったのではないでしょうか。」は正論です。
 私は、局長に制服組、次長に文官を任命するケースがなければならない、とさえ主張してきたところです。
 もっとも、一挙にそこまで持っていくこともないのであって、まずは、新体制での運用に慣熟することも悪くないでしょう。
 付言しておきますが、私は、キャリア文官官僚の人事管理に学校群的なものを導入すべきだと主張しており、それが実現すれば、防衛省内局のキャリア文官官僚に関しては、(防衛省には暫時勤務するだけなのですから、)士気云々について、気にする必要がそもそもなくなるでしょうね。
<Rvg+VlGh>
https://www.youtube.com/watch?v=kTTZGh5rflc
 ロシア人が日本の学生に、原爆投下や安保法案の事をインタビューしている動画です。
<太田>
 勘弁。パス。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 「金麦」にはお世話になっとりまっす。↓
 「・・・サントリーは・・・「金麦」が絶好調である。14年には前年比で109%、300万ケースの販売数増という脅威の伸びを記録した。・・・金麦の躍進の背景には「ザ・プレミアム・モルツ」の存在がある・・・」
http://blogos.com/article/127830/
 前段は全く同感。↓
 「・・・優れた技術とか独創性という点で、戦時中も日本は米国に負けていなかった・・・。ただ、やたらと同じ物を作り出す大量生産技術では到底かなわなかった。
 一機一機手作りの日本の零戦がいくら格闘戦に強くても、米国は大量の戦闘機を投入して圧倒する。50対1でやられたら絶対かなわない。・・・
 <奇襲だったからであり、しかも、「やっつけた」とは到底言えない。↓>
 真珠湾攻撃で日本海軍は、すごい独創性を発揮しました。航空母艦と飛行機中心の機動部隊を考え出し、それを使って米国の太平洋艦隊をやっつけた。米国が後で、そのやり方をまねした・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/matome/sengo70/20150811-OYT8T50114.html?cx_text=08&from=ytop_os_txt2
 私が、韓国の独立記念館を訪問した際には、展示の荒唐無稽さに笑いを噛み殺しながら、外に出て来たもんだけど・・。
 今度訪韓する機会があったら、ここにもぜひ行ってみたいね。
 容共独立運動家だったら、拷問を受けてても驚かないぞ。↓
 「・・・韓国を訪問中の鳩山元首相は12日、日本の植民地時代に独立運動家が収監されていたソウルの西大門刑務所の跡地にある歴史館を訪れた。
 鳩山氏は館内を見学し、記念碑の前に来ると靴を脱ぎ、ひざまずいて頭を下げた。
 その後、記者会見を行った鳩山氏は、当時の独立運動家が拷問を受けて死亡したとして、謝罪した・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150813-OYT1T50006.html?from=ytop_main3
 早くクーデタ起こせってんだ。↓
 「金正恩氏、不満表明した副首相を銃殺・・・
 金正恩第1書記が推進する山林緑化政策に不満を表明したことなどが理由・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150812-OYT1T50095.html?from=ytop_main2
 そもそも、全株式会社をこういう存在にすべきだよ。
 (会社を金儲けだけの手段にしたり、売買の対象にしたり、なーんてもってのほかだ。)↓
 「英教育・出版事業大手のピアソンは12日、グループで保有する英経済誌エコノミストの株式50%を4億6900万ポンド(約910億円)でイタリアの投資会社エクソールなどに売却する・・・
 エクソールにエコノミスト・グループの普通株の27.8%を2億2750万ポンドで、それ以外の特殊株を5950万ポンドで売却する。ピアソンが保有する残りの普通株はエコノミスト・グループが1億8200万ポンドで買い戻す。
 これによりエクソールのエコノミスト・グループの持ち株比率は4.7%から43.4%に上昇し、筆頭株主になる。
 今後は1つの株主が20%を超えて議決権を行使できないように定款を変える。いずれの株主も過半数を取得できないよう取得上限も導入し、編集の独立性を守る考えだ。・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC12H01_S5A810C1FF1000/?dg=1
 ピチャイのグーグルCEO就任にひっかけた、世界のIT企業のCEOとして活躍するインド人達を取り上げたコラムだ。
 こん中で、CEOじゃない、我らがアローラも登場!
 しかし、残念ながら・・当然ながら?・・、個別の説明の中には登場せず。↓
 Nadella, Pichai, Suri, Arora, Mehrotra, Jha and Narayen aren’t exactly household names. But the companies they run are: Microsoft, Google, Nokia, Softbank, SanDisk, Globalfoundries and Adobe Systems.・・・
 ・・・the CEOs of some of the world’s most recognizable tech companies share origins from India.・・・
 <インド人がなぜ重宝されるかが説明されている。↓>
 Indian managers are future-oriented, and had a・・・paradoxical blend of genuine personal humility and intense professional will・・・These leaders achieved extraordinary results and built great organizations without much hoopla.・・・
http://blogs.wsj.com/digits/2015/08/11/why-indian-managers-are-succeeding-in-techs-c-suite/?mod=ST1
 アムネスティインターナショナルの件の決議への反発は続く。
 (日本国内での議論はゼロに近いが嘆かわしい。(太田))↓
 <メリル・ストリープとケート・ウィンスレットが反対に名前を連ねた。↓>
 ・・・The decision has sparked fierce debate, with celebrities including actors Meryl Streep and Kate Winslet among those who have signed a petition calling on Amnesty to reverse its decision.・・・
 <フィーメンは、売春宿は必然的に人身売買を伴う、と反発。↓>
 ”Amnesty is not staying devoted to its mission of defending human rights,・・・You can’t stop trafficking without stopping the sex industry,” ・・・ argues Inna Shevchenko, leader of Femen, a radical feminist group,・・・
http://www.newsweek.com/amnesty-under-fire-after-approving-policy-decriminalise-sex-trade-362229
 ブレアが、件の候補者が党首になったら英労働党は終わる、と悲痛な叫びをあげた。↓
 The Labour party is in the worst danger in its 100-year history and faces possible annihilation if Jeremy Corbyn wins the leadership, Tony Blair has warned.・・・
http://www.theguardian.com/politics/2015/aug/12/tony-blair-labour-faces-annihilation-if-jeremy-corbyn-wins-leadership
 プーチンには何の主義もなく、ただ、国際ルールを破ることが大国の証明だと思ってるだけだとさ。
 (ロシアの識者がそんなアホなことを言ってるんじゃ、それ自体が謀略か、と言いたくなるね。(太田))↓
 ・・・In Mr. Pavlovsky’s reading, Russia today is neither an ideological warrior seeking to remake the world order nor a hard-nosed realist desperately defending its sphere of influence. Far from grand strategy, what animates Mr. Putin’s Kremlin is the assertion of its right to break international rules. In fact, breaking the rules without being punished is the Kremlin’s peculiar definition of being a great power.
 Russia, to Mr. Pavlovsky, is driven not by a search for external power but by internal weakness — a lack of vision for its impending post-Putin existence.・・・
http://www.nytimes.com/2015/08/13/opinion/what-the-west-gets-wrong-about-russia.html?ref=opinion
<太田>
 10月に、初めて仙台でオフ会を開催すべく、調整中です。
 お手伝いいただける方、出席したい方は、ご連絡ください。
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太田述正コラム#7846(2015.8.13)
<戦中の英領インド(その6)>
→非公開