太田述正コラム#7873(2015.8.27)
<皆さんとディスカッション(続x2732)>
<太田>(ツイッターより)
 「…サイト・アシュレイ・マディソンが最近、ハッキングされ…日本やインド、ブラジル、南アフリカは、女性登録者のほうが男性登録者を大きく上回ってい<ることが分かった。>」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0826/c94475-8941529.html
 また、日本の主要メディアは重要情報をネグッてるな。
 印度も女性優位?!
 「…日米安<保>について「日本が攻撃を受けたら我々は即座に助けに行かなければならないが、米国が攻撃されても日本は我々を助ける必要はない」と不満を表明した…」
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150826-OYT1T50093.html?from=ytop_main1
トランプは、現在大統領選があれば当選する。
 マジ当選して、習ちゃんを助けてちょ。
 「…新華社、天皇陛下に<初めて>謝罪を要求 「昭和天皇が戦争指揮」…」
http://www.sankei.com/world/news/150826/wor1508260037-n1.html
 …これ、中共当局が、正しくも、天皇家の意向に反した村上談話に輪をかけた安倍談話をおちょくっとるんだよ。
 「中国で活躍する俳優・矢野浩二さんが外務大臣表彰受賞…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0826/c94473-8941528.html
 …これ、中共当局が蒼井そらより先に矢野に賞を与えた安倍政権をおちょくってるんだとしたら拍手喝采だが、多分違うんだろうな。
 「…七三一部隊罪証展示館が全面開館…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0826/c94474-8941910.html
 中共当局もお忙しいことであるね。
<uWMEl6Y6>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
エアバス、陸自ヘリ受注失敗で防衛省に説明要求
http://jp.reuters.com/article/2015/08/25/airbus-japan-idJPKCN0QU2NP20150825
開いた口が塞がらない。
<太田>
 この記事だけじゃ、口を塞ぐべきなのか開いたままにしておくべきなのか、判断できないね。
 さて、以下では、久しぶりにインターネット浚渫をした結果を、最近のものから、概ね昔のものの順番に並べてみた。
<tajifu>(2015.6.24)http://tajifu.blog122.fc2.com/blog-entry-311.html
  –脅威を煽る安保法案–
 アベ一派がごり押しで進めている安保「違憲」法案は、その必要性の根拠に、北朝鮮、中国の脅威をあげています。
 あたかも明日にでも北朝鮮のミサイルが飛んだ来たり、中国軍が先島諸島に上陸してくるかのように危機感を喧伝しています。またホルムズ海峡に機雷がバラまかれるかのように国民を脅しています。
 この国をハンドラ―*1しているアメリカは、そこまで情勢が瀬戸際化しているとは思っていないようです。しかし、アベ一派がしゃかりきになって軍備増強に走りたがっているのは、アメリカにとっては安全保障上まことに都合がいいことにちがいありません。好んで米軍の指揮下に入り、パシリをやりたがっているのですから、アメリカが拒むことはない、お手並み拝見というところでしょう。
 こういう危機感をあおるモノ言いが、この国を風靡したことを忘れません。1950年代からソビエト連邦が崩壊、冷戦が終わる90年代までの間、この国では政治、経済、社会のすみずみまで「対ソ脅威」の言説が大手を振っていました。善悪の基準や価値判断のすべてが、対ソ脅威にかかわるかどうか、にありました。
 共産主義、社会主義についての支持を語れば、学生は就職が難しく、従業員は職場では冷や飯を食らわされたり、異端視されたり、あげく職を失うことさえ茶飯事でした。
 いわゆる「ソ連の脅威」論です。ところが太田述正なる防衛省のキャリアで、大臣官房審議官までつとめた人物が、退任後のテレビ番組*2で「ソ連の脅威論、あれって防衛省の捏造でした。事実はそうでなかった」とあっさり暴露してしまいました。
 なんで脅威論を煽ったかというと、「だれも損をしなかった」といい、脅威論を唱えている方がアメリカの覚えがめでたく、かつ国内的にも(人員増強や装備強化などの)予算を獲得するのに都合がよかったことを認めていました。ソ連軍の極東部隊は手薄で、じっさいには脅威ではなかったというのです。
 このような証言に照らすと、いまアベ一派が煽っている周辺諸国の脅威論についても、事実を歪曲したり、でっち上げの部分が多いのだろうと勘繰ります。国民に明るみにしたくないすべての事柄を特定秘密とする秘密保護法をつくっているんで、なおさらです。
 周辺危機を煽り、軍備強化を図れば、盟主アメリカは大いに喜ぶし、軍需関連産業は大いに潤うし、株高になるし、国策批判の言論を封じられるし、国民は都合よく統制しやすくなる、、、太田述正の言う通り「だれも損をしない」からです。
 ただ、太田述正のような元防衛官僚のアタマには、その結果、言論の自由や基本的人権が損なわれ、苦痛を強いられた国民がいたことに何の反省もありません。国策に従ったまでという印象です。「損をしない」なかに国民が含まれていないことに気づいていません。おそるべき役人根性です。
 アベ一派は過去の侵略や慰安婦問題など歴史認識をごまかし、靖国神社を参拝したりして、北朝鮮や中国を刺激し続けています。世論を都合よく誘導するために、わざわざ外に大きな脅威があるとフレームアップして、内を固めようというのは、時代錯誤の手法です。
 アベ一派のやっていることは、他人の足を踏んだ側が、踏まれて痛がる側に誠実な謝罪をしないで、逆に凄んでみせる構図です。何度でも頭を垂れて、お詫びをすれば済む話を、ややこしくして、さらにいつでも踏みやすいように重く頑丈な靴に履き変えようとしているわけですから、踏まれた側が用心深く、警戒するのは、当たり前の話です。ケリをつけるのは踏んだ側にあります。
 目には目、歯には歯を剥く力による安全保障施策には、キリがないからです。そのことがよーくわかっているから憲法9条が生まれた。330万人の国民が亡くなり、山河が焦土と化した敗戦の教訓から生まれた尊い知恵です。「違憲法案」とともにアベ一派の退場を迫りましょう。
*1: ハンドラ―というのは、もともとは犬や馬の調教師のこと。ジャパン・ハンドラ―というのは、政治や金融面で日本政府の中枢を操る米国の一部の要人たち。孫崎亨のブログ「晴耕雨読」にも例が表示されています。http://sun.ap.teacup.com/souun/4221.html*2:太田述正のブログ http://www.ohtan.net/video/takajin20071104.html
「ソ連脅威論は冷戦時代の大嘘でした」 たかじんのそこまで言って委員会
⇒最近の私の中共当局尖閣攻勢やらせ説を読んでないとみえるねえ。(太田)
<わらし仙人>(2014.1.14)http://goldbook.ashita-sanuki.jp/e722514.html
 ・・・皆さんご存知の通り、同盟国アメリカは、核の傘を提供することで日本の核武装を封じ込めています。しかし、アメリカは日本の核武装(=日本の独立)を最終的には認める、と見ている専門家もいます。それは、元防衛庁仙台局局長・審議官の太田述正氏です。
 わらし仙人の考えるところ・・・アメリカが中国とロシアを押さえきれないくらい国力が弱くなったと判断したら・・日本の核兵器を容認して・・自分で守れと言うと思います。安倍首相もそれを考えていると推測できます。そのためには日本も経済力を高めていなければいけません。ですから・・原発をゼロにするというのは理想ですが・・現実的に考えると段階的に減らすのが良いと思います。・・・
http://goldbook.ashita-sanuki.jp/e722514.html
⇒最後の一文が意味不明だが・・。(太田)
<buucc>(2013.7.25)http://www.kanshin.com/diary/12422042
◆太平洋戦争における米兵のPTSD(その8) 4月9日 太田述正コラム
 ・・・中略・・・
(私のコメント)
 昨日は従軍慰安婦問題で、米軍資料などからの物的な証拠でもって、単なる戦場売春婦であったと米軍の調査でも報告されている。だから東京裁判でも「従軍慰安婦」の問題が出される事がなかった。当時は当事者が沢山いたから「強制連行されてセックススレイブにされた」と言うのは、朝日新聞の作り話なのだ。これも一つの情報戦であり、大東亜戦争は終わってはおらず思想戦、言論戦は残っている。
 どういう訳か、朝日や毎日やNHKなどは中国や韓国のプロパガンダに同調的ですが、共産党系の工作員が入り込んでいるからだろう。90年代まではマスコミや政界さえ押さえてしまえば世論を操作することは簡単だった。戦後教育でも「日本は戦争犯罪を犯した犯罪国家」として教育されてきましたが、大東亜戦争は侵略戦争だったのだろうか?
 太田述正コラムでも述べられているように、戦後の朝鮮半島やインドシナ半島は共産主義勢力の拡大浸透が激しくなり、アメリカ軍は北朝鮮軍や北ベトナム軍と戦う羽目になった。日本は戦前から戦っていたのはソ連の南下であり、中国共産党と国府軍の連合軍だった。ソ連の南下はどうにか撃退しましたが、米英の支援があったからだ。しかし大東亜戦争ではアメリカはソ連共産党や中国共産党を支援して日本は敗北した。
 日本軍は解体されて、アメリカ軍は初めて北朝鮮や中国の共産党軍と戦闘することになりましたが、それほどアメリカ政府も国民も共産主義に対する認識が甘かった。その事はマッカーサーの議会証言からも伺えますが、日本が侵略戦争を行ったと言うのは中国共産党のプロパガンダであり、時代が変われば中国共産党は尖閣諸島や沖縄を奪いに来ている。
⇒この筆者には、最近の私の中共当局尖閣攻勢やらせ説を読んだ感想を聞いてみたいもんだね。(太田)
<izuminekonyan>(2012.9.26)http://izuminekonyan.blog129.fc2.com/blog-entry-621.html
 長年、(全部じゃないが)読んでいる【太田述正コラム#5743(2012.9.25)】から、読者とのやり取りを一部抜粋
 <otTy9iyU0>(「たった一人の反乱」より)
  ・・・略・・・
<太田>
  ・・・略・・・
【雑感】
 このやり取りを読んで思い出したのは、1972年の米中対話が始まったときの「周恩来-キッシンジャー会談」。中国が恐れていたのは、日本の軍拡であり、なんとしても阻止したい案件だった。中国からすると、日本の米軍基地は日本の軍備拡張を阻止する「蓋」であり、日米同盟はその蓋を継続するための有効な手段だと考え、日米同盟を容認したと言う。
 太田氏の見方と40年前の中国の見解と一致する。中国がすぐに「日本の右傾化だ。」とか言って、日本の軍事に関係するようなことで過剰に反応するのは、今も40年前の考え方が継続しているように思う。
 現在の中国は、その他、南シナ海の島嶼の領有権問題でも強硬な姿勢を見せている。これまでアジアの国々と築き上げてきた互恵関係を一瞬にして崩しかねない態度だ。国内向けのポーズと考えることもできるが、そうは言っても失うものも大きいように思える。
 面倒な国だな。
⇒同上。(太田)
<masaharu aiba>(???)http://vid305.com/v?i=bc-Spa6SVNw
 ボクも今年からアメリカ留学する20歳のD学生です、決して教授なんて大層なことは出来ません。
 ボクの政治知識は高校の政治経済・元防衛省の太田述正のブログとHP・右と左の各新聞の電子版と紙・元外交官の著書やブログからの知識を自分で判断して・・・
⇒健闘を祈る。(太田)
<???>(???)http://kotochu.fresheye.com/search/?kuid=407647&kw=%E5%A4%AA%E7%94%B0%E8%BF%B0%E6%AD%A3&cs=utf8&w2wikiid=241413-1234139&from=ginga
 –ベーナズィール・ブットーから見た太田述正–
 太田述正は、自身のブログで、ブットーは封建的で腐敗した汚職政治家と断じている。
 また、その中で引用されている英国オブザーバー紙のイギリスの著名歴史学者ダリンプルの記事でも、太田述正と同様の見方をしており、更に英語はよどみなく話せても母語のはずのウルドゥ語やシンド語を正確に話せない「欧米向け政治家」と断じている。
 (ベーナズィール・ブットー フレッシュアイペディアより)
⇒これ一体何なんだろ。(太田)
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 軍事秘密漏えいを防止するためにも、防衛産業監督官庁を経産省から防衛省に移し、経産省の関与を排除すべきだよ。↓
 「日本、豪州に潜水艦売り込み 現地で生産「真剣に検討」・・・自衛隊トップの統合幕僚長を務めた斎藤隆・防衛省顧問のほか、防衛省や経済産業省、三菱重工業、川崎重工業などの関係者が、地元の防衛産業関係者約150人にアピールした。・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASH8V566XH8VUHBI00Y.html?iref=comtop_list_int_n02
 ダメ松野が党首になった瞬間に、維新は空中分解することが運命づけられてたんだよ。↓
 「維新、泥沼の様相 柿沢氏「こんなことで辞めない」 松井氏「永田町病にかかっとるわ」・・・
http://www.sankei.com/politics/news/150827/plt1508270004-n1.html
 「松井・維新顧問が離党を表明 橋下氏も同調か・・・」
http://blogos.com/article/130461/
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太田述正コラム#7874(2015.8.27)
<ヤーコブ・フッガー(その7)>
→非公開