太田述正コラム#8177(2016.1.26)
<皆さんとディスカッション(続x2884)>
<太田>(ツイッターより)
 <昨>日は、招待券で、渋谷のBunkamuraでの『ラファエル前派展』に行ってきた。
 それこそ、10年を優に超える間、とんと美術展的なものにはご縁がなかったから、
 それだけでも感慨深いのだが、それに、次回のオフ会の2次会で話す、heart breakingな話がからんだのでなおのことだ。
<5KUt2wj.>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 囲碁の井山さんの離婚、あっちでもニュースになってる
http://sports.sina.cn/others/qipai/2016-01-25/detail-ifxnuwfc9447845.html
<太田>
 室田伊绪女流2段って美人だったのねー。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 オバマも習ちゃんとつるんで日本の「独立」を促している、と見るべきか。↓
 「米、「そうりゅう」採用促す=豪の新潜水艦―現地紙報道・・・
  最大12隻の新潜水艦の共同開発に向け、日本とドイツ、フランスが受注を争っている。豪州の同盟国である米国が日本案を支持したことで、日本が優勢になった可能性がある。
 米政府高官は日本支持の理由として、そうりゅうの潜航能力の高さや日米豪の軍事連携強化の意義を強調。豪政府内には「日本製採用を見送った場合、米国から潜水艦向け最新鋭戦闘システムの供与を受けられなくなる」と懸念する声が上がっているという。
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e7%b1%b3%e3%80%81%e3%80%8c%e3%81%9d%e3%81%86%e3%82%8a%e3%82%85%e3%81%86%e3%80%8d%e6%8e%a1%e7%94%a8%e4%bf%83%e3%81%99%ef%bc%9d%e8%b1%aa%e3%81%ae%e6%96%b0%e6%bd%9c%e6%b0%b4%e8%89%a6%e2%80%95%e7%8f%be%e5%9c%b0%e7%b4%99%e5%a0%b1%e9%81%93/ar-BBoE9Q1?ocid=iehp
 甘い答えだねえ。↓
 「・・・海外の会計事務所に比べて、日本の監査は甘いのですか?・・・
 どの国にも甘い監査がある、ということでしょう。・・・」
http://mainichi.jp/premier/business/articles/20160125/biz/00m/010/002000c
 廓って、日本における、縄文的婚姻形態の反映だって、前から、私、言ってたよな。↓
 「・・・江戸の遊郭では、王朝の「通い」を遊戯化した約束事を導入して楽しんだ・・・」
http://book.asahi.com/reviews/column/2016012000001.html?iref=comtop_list_cul_b01
 次は米軍か?
 トランプ旦那、ぜひ大統領になって、実行してくれや。↓
 「米フォードが日本から完全撤退 年内で輸入販売を停止・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASJ1T7294J1TULFA035.html?iref=comtop_list_biz_n05
 今日も、中共の日本礼賛小特集だ。↓
 最初に当局の。↓
 「世界で活躍する日本のアーティスト・・・草間弥生・・・川久保玲・・・山本耀司・・・三宅一生・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2016/0126/c206603-9009391.html
 次に人民の。↓
 「・・・環境面では「空気がきれい、空が青い」「道路がとても清潔。真っ白な靴を1カ月はいても、踏まれない限り絶対に汚れない」と絶賛。人については、「礼儀正しく、秩序がある。全員が自発的に列に並ぶのでいさかいが起きない」「車は人に道を譲り、歩行者は信号無視をしない。街中でクラクションの音も聞こえない」「日本人はほとんどが誠実。田舎には無人の野菜・果物販売所がある」といった評価だ。
 店のサービスや施設については、「コンビニのサービスが網羅的。コンビニひとつでほとんど事足りる」「トイレは無料(チップ不要)だが、トイレットペーパーは完備されている。しかも超きれい」「街中で無料のティッシュが配られているので、自分で持って行く必要はない」「店員は何度もお辞儀をするので、神様になった気分を味わえる」といった点が好印象のようだ。
 また、食べ物については、「目移りしてしまう美食がある。本場の新鮮な寿司が食べられる」「フグが思いっきり食べられる。国内では汚染がひどいため無理」の2項目。身なりの面では、「どんなに奇抜な格好(ゴスロリ、原宿系)をしていても、後ろ指を指されることはない(他人に干渉しない)」「男性はズボンの後ろのポケットに財布を入れても安心(スリが少ない、落としても届けられる)」といった点が挙げられている。
 このほか、生活面では、「電車の運行時間が非常に正確。遅れることはほとんどない」「バリアフリーが行き届いている。車いすでも問題なく生活できる」「海賊版が少なく、偽札も少ない」「子どもサイズのキッズトイレがある。トイレが混んでいるときに慌てなくていい」という点が良いとされている。・・・」
http://www.recordchina.co.jp/a125727.html
 「・・・バスに乗っていた数人の中学生くらいの男の子たちが、率先してバスのトランクから荷物を運び出した。初めは自分たちの荷物だけかと思っていたが、ほかの乗客たちの荷物も一つひとつ運んでいく。もちろん、その中には私たちのもあった。この小さな出来事から、日本の教育とわれわれ中国の教育の差が見て取れる。彼らはただの乗客であり、何よりまだ中学生なのだ。」
http://www.recordchina.co.jp/a125294.html
 「・・・日本を旅行したという中国人女性は、自身の体験を・・・「スーツケースを2つ引きながらエレベーターに向かうと、先に乗っていた女性がずっと“開”のボタンを押していてくれた。ホテルのある駅で降りて、駅の中の地図をじっと見ていると、サラリーマンが『お手伝いしましょうか?』と声をかけてくれた。出口が多かったので、彼は私を目的地に一番近い出口に案内してくれた」といい、「日本で一番印象深かったのは、華やかさやハイテクではなく、見知らぬ人の善意だった」と結んでいる。
 この書き込みに、ほかのネットユーザーからは、「日本人は純朴なんだよ」「日本人って性格いいね」「中国では頭がおかしいと思われるからできない」「中国なら『財布とケータイなくしたから金貸してくれ』と言ってくるやつがしょっちゅういる」「ディズニーランドのチケット売り場がわからなかったとき、若いお兄さんがノートを破って図を描いて説明してくれた」「日本でいろいろな人に助けてもらったから、そのお礼として上海に戻ってから日本人を見かけたら助けている」などのコメントが寄せられている。」
http://www.recordchina.co.jp/a118343.html
 日本じゃ、オカマ・タレントが大活躍してるが・・。↓
 「・・・同性婚の容認など、性的マイノリティーの権利擁護が大きな社会課題となっている米国だが、体の性と心の性が一致しないトランスジェンダーの人たちへの理解は、同性愛者と比べて遅れている・・・ 同性愛者が性的アイデンティティーを公表して入隊することを認めた後も、トランスジェンダーは禁止していた米軍も、昨年になって解禁する方針を表明。きっかけの一つは、告発サイト「ウィキリークス」に米外交公電などを流出させ、スパイ罪などで禁錮35年の判決を言い渡されているマニング上等兵(28)がトランスジェンダーであることを公表したことだった。・・・」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12177543.html?rm=150
 (オックスフォードでローズの塑像を引きずり下ろす運動が展開されているが、)彼は、資本主義の富集積・生活水準上昇への力と、その非道徳性、というパラドックスの象徴だ、と。↓
 ・・・Rhodes epitomises the paradoxical nature of capitalism. The genius of the system is that it has an extraordinary capacity for creating wealth and raising living standards. Yet it often does so in ways that many find morally offensive.・・・
 <しかし、ペリクレス像もジェファーソン像も、それぞれ、奴隷制容認、奴隷使用、により、引きずり降ろされるべきだろうか、と。
 (ジェファーソンの場合、言行不一致が咎められるべきなんだよ。(太田))↓>
 Should we now spurn the sculptures of Periclean Athens on the basis that its democracy was supported by slavery? And what to do about statues of Thomas Jefferson, owner of numerous slaves?・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/2fe052de-be05-11e5-9fdb-87b8d15baec2.html#axzz3yDSThNfd
 エジプトは、アラブの春革命の前の政治的経済的状況よりも現状は後退してしまっている、とさ。
 (政治はイスラム過激派弾圧、経済はイスラム過激派による(観光客等を対象にした)テロ、のせいだよ。(太田))↓
 ・・・ Far from “restoring democracy,” as Secretary of State John F. Kerry predicted, it has since its July 2013 coup created what domestic and international human rights groups deem the most repressive regime in Egypt’s modern history. It has killed thousands, imprisoned tens of thousands and employed torture, disappearances, media censorship and sham trials.
 Rather than revive the economy — as Mr. Kerry also predicted — Mr. Sissi has presided over a corrosive stagnation. Tourism revenue plummeted 18 percent last year and massive deficits were recorded in the balance of payments and government budget. Unemployment is 12 percent, and for youths far higher. Private business is hemmed in by a venal bureaucracy, corruption and the military’s own sprawling interests.・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/5-years-after-a-revolution-egypts-regime-is-far-from-restoring-democracy/2016/01/25/cb18a75e-c389-11e5-a4aa-f25866ba0dc6_story.html
 (制裁と化石燃料価格の低下により、)ロシアのGDPは落ちてきているが、予想されたほど悪くはない、とさ。↓
 Russia’s GDP falls 3.7% as sanctions and low oil price take effect・・・
 Nevertheless, this recession was smaller than many had feared,・・・
 The recession so far has led to an increase in grumbling rather than in protest. People can’t afford luxury items, but they can afford the basics・・・
http://www.theguardian.com/world/2016/jan/25/russias-gdp-falls-37-as-sanctions-and-low-oil-price-take-effect
 <ついに、米国政府が、プーチン自身が腐敗していることを認めたんだって。↓>
 ’Putin is corrupt’ says US Treasury・・・
http://www.bbc.com/news/world-europe-35385445
 <そのプーチン、ついに、スターリンの復権に乗り出してるとさ。
 (そう言えば、レーニンを批判したけど、スターリンは批判してないね。(太田))↓
 <スターリン復権の動きはロシア各地でみられる。↓>
 ・・・ In 2015, the Soviet dictator’s resurrected cult of personality reached new heights. In May, Communist Party officials in Lipetsk erected a new Stalin bust. In July, the tiny village of Khoroshevo opened a museum focused on his military exploits. And in December, Communist activists in the central Russian city of Penza opened a “Stalin Center,” the goal of which is to “popularize and implement the practices that were in use during Stalin times and are still relevant today.”
 <これらは直接プーチンが命じたものではないが、・・↓>
 None of this was mandated from above — but neither is any of it an accident.
Over the last few years, President Vladimir Putin has presided over the rehabilitation of one of the 20th century’s greatest monsters.
 <経済苦境と反対派に対処するために、プーチンがスターリン復権に乗り出しているのは明らか。↓>
 Bedeviled by the country’s economic decay and fearful of dissent, he has turned to the ghost of Stalin help to rally the Russian people and to prepare them for the sacrifices that lie ahead.・・・
 <例えば、彼は、独ソ中立条約を擁護した。↓>
 And so re-Stalinization has sped ahead, with a focus on those wartime sacrifices. In November 2014 President Putin publically rehabilitated the Molotov-Ribbentrop Pact, which cemented a brief alliance between Hitler and Stalin in which they split eastern Europe between them — never mind the millions of Jews, Poles and others that were killed as a result.
 <また、戦後の東欧支配を「占領」だった、と教科書で描くべきではない、とも言った。↓>
 Under the Kremlin’s direction, school history books have been standardized to gloss over Stalin’s crimes. In a 2014 meeting with the authors of the new textbook, Putin noted how unfortunate it is that some textbooks describe Soviet rule over eastern Europe after the Second World War as a Stalinist occupation.
 <強制収容所記念館は、それが先の大戦時のソ連の勝利に貢献したことを強調する形で再オープンした。↓>
 Likewise, he has defended the reappearance of statues of Stalin. In early 2015, one of Russia’s few monuments to the horrors of Stalin’s GULAG system, the Memorial Historical Center of Political Repression in Perm, was forced to close after being labeled a “foreign agent.” It was reopened by the local government a few months later with a new focus on the “role of the camps in contributing to the Soviet victory over the Nazis in World War II.”
 <先の大戦時のスターリングラードでの戦いを称えた映画も製作された。↓>
 The popular media has followed Putin’s lead. The popular TV show Leningrad 46 examines life in the city in the aftermath of World War II, while the 2013 movie Stalingrad glorifies the sacrifices made in that historic battle.
 <おかげで、スターリンに対するロシア人のイメージは大幅に改善している。↓>
 And the push has been working. By March 2015, fully 45 percent of Russians believed that the sacrifices made by the Soviet people during the Stalin years were in some way justified. Less than three years earlier that number stood at only 25 percent. Further, a December 2014 poll found that 52 percent of Russians regard Stalin as having played a fully or generally positive role “in the life of [Russia],” a ten percent increase since 2006. In 2008, a nationwide TV poll saw Stalin named as the third greatest Russian to have ever lived.・・・
http://foreignpolicy.com/2016/01/25/for-putin-for-stalin-russia-propaganda/
 「ロマノフ王朝」シリーズ(コラム#8158~(未公開))で取り上げた本の書評がまた出ていた。
 (とにかく、ロシアって、その歴史を通じて、一貫して暴力的で猥雑だったんだわ。(太田))↓
 <ボフダン・フメリニツキー(1595~1657年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%95%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%84%E3%82%AD%E3%83%BC
は、カトリック教徒とユダヤ人を殺しまくり、後者は10万人殺戮し、子供達は強姦された母親達の目の前で食われたが、彼の名前は各所の通りの名前等に残っており、コサックの長たる彼が、現在のウクライナにほぼ相当する地域を皇帝に献上した。↓>
 ・・・One influential figure was Bogdan Khmelnitsky, who unleashed an orgy of violence against Catholics and Jews. Up to 100,000 Jews were massacred “in gleefully ingenious atrocities” while children were “eaten in front of their raped mothers”. Several streets are, to this day, named after this Cossack officer, a hero for handing over the territory that is now roughly Ukraine to the tsar: back to the future.・・・
 <サンクトペテルブルクの住民(女性?)の50人に1人は売春婦だった。↓>
 Up to one in 50 inhabitants of Petersburg was a prostitute. ・・・
http://www.theguardian.com/books/2016/jan/25/the-romanovs-1613-1918-simon-sebag-montefiore-review
 昨年の中共とアフリカとの貿易は、前者の大幅な出超だったことから、アフリカで中共に対する幻滅が広がっているとさ。↓
 ・・・with the impact on Africa of China’s downturn and a growing trade imbalance — China exported $102 billion to Africa last year but imported only $67 billion from the continent — skeptical voices are increasing.・・・
http://www.nytimes.com/2016/01/26/world/africa/african-economies-and-hopes-for-new-era-are-shaken-by-china.html?ref=world 
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太田述正コラム#8178(2016.1.26)
<矢部宏治『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』を読む(その5)>
→非公開