太田述正コラム#8458(2016.7.1)
<皆さんとディスカッション(続x3025)>
<shihouen>
 先ずは一安心です。
 ゆっくり、ペースを戻してください。
 数日前(#8451)「霊園」の話が出てきたので要らぬ想像をして・・・失礼しました。
<US>
 無事の復帰、おめでとうございます。
 再びコラムが配信されてきてとてもうれしいです。
 どうぞご自愛くださいませ。
<TS>
 無事に退院されたとのこと、心よりお慶び申し上げます。
 英国のEU関係国民投票については、太田コラムの欧州文明・アングロサクソン文明の部分を読み直し、この出来事が自分なりに理解できたように思います。
 さて、購読料に加え、カンパ・お見舞い金を小額ですが・・・振り込みさせていただきました。
 今後も体調に留意され、ますますのご活躍を祈念しています。
⇒お心遣いに感謝申し上げます。(太田)
<友人K>
 おおごとにならず良かった。
 心臓回りは直る人はケロッとなおるね。
 退院おめでとう。
 知人のケースを見ていると、病気の中では脳梗塞のリハビリが厄介かなあ。
 あと、今日<ある>友達から入院中とのメールを受けて携帯に電話したら辛そうだった。
 こちらは糖尿の合併で他もやられたというから、これも厄介な感じがします。
<KT>
 遅ればせながら、昨日のご退院おめでとうございます。
 ただいまガラケーからスマホに機種変更して、過去の太田コラムを読んでいます。
 英国の首相が女性になりそうなので、太田さんのご意見をコラムでうかがいたいです。
⇒英国じゃ、既にサッチャーという女性首相が出てますから、また女性が首相になったとしても、どうってことないでしょうね。(太田)
<globalyst>
 今日、ブログ更新されているのを見て安心した。
 本当によかった。
 お大事に。
<RoqNPsYk>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 メルマガ復活したのは嬉しいけど無理なくお願いします。
<.8pCL/4k>(同上)
 太田さん、退院おめでとうございます。
 ツイッターとブログも復帰なさったようで嬉しい限りです。
 ですが後生ですからご無理を成さらないように願います。
<K12LKfxU>(同上)
 退院おめでとうございます!
<七氏>(同上)
 お帰りなさーーい!!
 さっそく配信とは。でも、太田さんもストレスたまってたみたいですねぇ~。
 本日、産経の正論欄での西修さん、相も変わらずなぜ自民党批判はしないのかね。
 「私は、憲法改正問題の解決をここまで引き延ばしてきた最大の原因は、衆参両院に設けられている憲法審査会が本来の機能を果たしていない点にあると考える。」
http://www.sankei.com/smp/column/news/160701/clm1607010006-s1.html
<qDzgg4u2>(同上)
 Canada to send 1,000 soldiers to boost Nato presence on Russia border・・・
“As a responsible partner in the world, Canada stands side by side with its Nato allies working to deter aggression and assure peace and stability in Europe,” defense minister Harjit Sajjan said in a statement.
> The announcement comes a day after the US president, Barack Obama, challenged Canada to do more to support Nato during a speech in the Canadian parliament.・・・
https://www.theguardian.com/world/2016/jul/01/canada-to-send-1000-soldiers-to-boost-nato-presence-on-russia-border
 こういうの見てると日米同盟なんて日本しか気にしてない軽い軽い同盟だってよくわかる。
 朝鮮半島や印パ国境で何が起ころうと南シナ海がどうなろうと今の日本は後方支援を属国として命じられるだけだろう。
<七氏>(同上)
 やはりトランプが大統領になって、「自分のことは自分でせえ!」いうて、日本国民が目覚めるしかないね。
 目覚めてほしくないからこそ、日本主要メディアはトランプ批判→現状保持=憲法護持=立憲主義=属国=利己主義でいいんやん!ってな流れでしょうか。
 昔、石原慎太郎が、「日本人が目覚めるには北朝鮮ミサイルが日本に堕ちるしかない!」ていうてたが、これよりましな「トランプ目覚まし」だね。
<qDzgg4u2>(同上)
 トランプはクレバーだから大統領になったらそんなに優しくないと思うな。
 仮にミサイルが落ちたとしても、戦中生まれからバブル世代までの人たちを見る限り、彼らはもう無理だと思う。
 だって原爆落とされて、都市を焼夷弾で生きながら焼くような残虐行為を受けたのに、それを喜々として行った方じゃなくて負けた方を責めるんだよ。
 自分たちの親の世代が自主的に形成したコンセンサスの下、誇りを持って戦った結果だというのに。
 負けたことが悔しくて敗者の側に自分達を置きたくないがばかりに、勝者の正戦論を無批判に信奉し、軍部の暴走だの被害者面して世界への責任から目を背けて生きる。
 そんな阿Qも顔向けの卑しい心根のまま50、60過ぎたら一生治らないんじゃないかな。
<七氏>(同上)
 トランプが優しいってことはないんでないですか?
 トランプは日本の事なんて眼中になく、あくまで米国の今の身の丈にあった支出をしないと、みたいな感じでしょ。
 太田理論として、トランプ孤立主義からの、トランプ意図せずの日本の目覚めってことで。
 英国の離脱投票、年齢上の人たちは離脱、若い層は残留。ただ、年齢別投票率は高年齢が高い。ぶれてるのは若い層な感じするけどなぁ~、投票結果後の後悔してる人たち。
 なんか年寄りはダメだみたいな報道は好かんね。
 ウソ情報って、そんなんこの情報社会で分かるでしょ!
 高年齢の人たちをそんな責めることもないということです。
 ただ、日本では太田理論をもって全年代を対象に攻めていかねばならないし、我々も理論と現実のフィードバック(経験論的、帰納的)ということを、常に心がけていくことが重要だなー、と思うこの頃。
 だって、太田さん昨年に中国の日本化戦略に気づいたわけだし。これ自体、高年齢からの気付きってすごくない?
<qDzgg4u2>(同上)
 Taiwanese warship accidentally fires missile towards China
https://www.theguardian.com/world/2016/jul/01/taiwanese-warship-missile-china-hsiung-feng-iii
 あちゃー。
<TSU1aqjY>(同上)
 太田さんは静養中かね。
 便りのないのがよい便り。
⇒本日、起きたのが遅かった上、歯医者に行ったし、見舞客もあったので、果たして、有料読者向けコラムが配信できるか、様子を見てたのね。
 できそうだから、この「ディスカッション」配信後、過去コラムの配信もやるつもり。(太田)
<K.K>
 太田さん、退院おめでとうございます。大事ではなかったようで安心しております。
 2週間強コラム配信を停止されていましたので、有料読者の方々の有効期限を1ヵ月延長するのではないかと思います。もし延長する場合、下記の1・2を教えてください。
1.大福帳の有効期限を書き換える必要があります。この操作を、マクロもしくはエクセルの関数を利用して行う必要がありますか?
2.上記1で必要があるとされた場合、延長期間は1ヵ月でOKでしょうか?
<太田>
 お気遣いありがとうございます。
 さて、HPのどこかに書いてあると思いますが、6か月間で捉えれば、「契約」内容を超過する分量のコラム提供を行っているので、期間の1か月延長は考えていません。
 ところで、6月末/12月末に期限が来る「契約」が半数近くになるのですが、前回のことが思い出せないものの、昨夜は、契約更新を促すメールを同時配信するのに大変手数がかかりました。
 この「問題」、なんとかしていただければありがたいですね。
 もちろん、お気が向けば、ということですが・・。
<K.K>
 太田さんが退院されたのが、偶然にも月末でしたので判断できない部分があります。下記のA・Bのどちらが希望でしょうか?
 例えば7月31日が期限の会員の方に対して
A:7月中に(残り期間が1ヵ月を切った方に対して)契約更新を促すメールを送付する。
B:8月になってから(先月末に会員期限が切れた方に対して)契約更新を促すメールを送付する。
 いずれの場合であっても、とりあえず下記のようにしておいてください。
 本日、2016年㋆分の[.有料読者リストA]と[.有料読者リストB]を作成すると思います。その際、従来の手順では、最後のステップでアドレス帳[2016-7]を削除することとなっていますが、アドレス帳[2016-7]を削除せずにそのまま取っておいてください。
 (CSVファイルが作成される際に、残り期限の多い順に[当月配信番号](Thunderbirdでは[ポケットベル番号])が割り振られます。ですから、アドレス帳[yyyy-mm]さえあれば、[ポケットベル番号]でソートして、簡単に残り期間が1ヵ月の会員のみを抽出できます。)
<太田>
 昨夜、6月末が期限の有料読者全員に、会費納入を促す同報メールを既に出してあります。
 (納入期限を7月10日へと、通常より10日程度延長します、という内容です。)
 ですから、お願いしたことに、急いで対処していただく必要はありません。
 恐らく半年前は元気だったのに、昨夜は体力が回復していないため、一つ一つのメルアドをKK大福帳からThunderbirdにコピペするのが大変に思えたということなのでしょうね。)
 (KK大福帳で該当会員が連続している場合は、その限りにおいてまとめてコピペできましたが・・。)
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 病み上がりでもあることから、タイトルだけでコメントしとこう。
 本当の理由は私の指摘通り。習ちゃんが「窮地に陥」ってるワケなかろ。↓
中国が東シナ海で日本を威嚇する本当の理由
緊張レベル高まる南シナ海情勢、窮地に陥る中国 [阿部 純一]
http://miu.ismedia.jp/r/c.do?yKq_mTW_Y3_sds
 同様、論評に値しない。↓
東シナ海で一触即発の危機、ついに中国が軍事行動
中国機のミサイル攻撃を避けようと、自衛隊機が自己防御装置作動 [織田 邦男]
http://miu.ismedia.jp/r/c.do?yKt_mTW_Y3_sds
 筆者は修飾語句を逆に付け間違えたのか、と一瞬思ったが、彼、マジなのね。呆れた。↓
愚かな英国と賢いドイツ、この差はどこで生じたか
ブレグジット以降の成長戦略~日本型フィンテックのカギはものづくりにあり [伊東 乾]
http://miu.ismedia.jp/r/c.do?yKr_mTW_Y3_sds
 グローバル化は不可逆的であり、いつかは世界政府ができることだろうが、イギリスが最初にくっつく相手として、欧州は最悪の選択だった、というだけのことよ。↓
英国EU離脱が示した「グローバル化の終わり」
「世界が1つ」になる日は来ない [池田 信夫]
http://miu.ismedia.jp/r/c.do?yKs_mTW_Y3_sds
 政治、経済、社会はグローバルスタンダードに近いものが多く、決して特異じゃないが、特異なのは、現在のグローバルスタンダードの出どころが、ほぼ全てイギリスだという点にあるの。↓
EU離脱の英国、やはり普通の国ではなかった
先進国の中で特異な政治、経済、社会 [茂木 寿]
http://miu.ismedia.jp/r/c.do?yKu_mTW_Y3_sds
 そりゃ、吉田ドクトリンの一環と言ってよいところの、ヴィクトリア朝的性道徳観が女性によって男性支配の道具として使われることとなり、その傾向が更に高まってるからさ。↓
◆日本の不倫バッシングは、なぜここまで激しさを増しているのか?
http://sys.diamond.jp/r/c.do?1Mia_4gIC_Zk_vow
⇒その証拠だが、(前から私が指摘してきたことだが、)イギリスじゃあ、いまだにヴィクトリア朝的性道徳観に染まった下掲のような著作がのさばってる。(太田)↓
 Pimp State by Kat Banyard review – the horrors of the sex industry・・・
https://www.theguardian.com/books/2016/jun/30/pimp-state-by-kat-banyard-review
 「舛添要一にパクリ本疑惑「翻訳横取りされた!」と学者が告発・・・」
http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/POL/24308
 ビミョーだが、習ちゃんが、中共人民の日本観を切り替えようと図っている一環たる動きだろうな。↓
 「・・・今日頭条が、日本と英国の違いについて分析する記事を掲載した。
 記事では、同じ島国でも日本と英国は大きく異なると主張。英国は自制的で保守、欧州大陸に対して孤立主義をとっているのに対し、日本は外交的で熱意があり、アジア大陸に対して積極的拡張主義だと分析した。
 このような違いができた理由として記事は、英国は資源が豊かであるのに対し、日本は資源がほとんどないことにあると主張。地震が頻発することもあり、大陸に対する依存が強く、自らが大陸国家になりたいとの願望が強いのだと論じた。
 これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
 「英国は日本のお師匠様だろ」「英国は欧州をばかにしているよね」「中国からすれば英国も日本も恨みと敵の対象だ」「日本はアジア最強になったんだ。良し悪しは別として必ず学ぶに値するところがあると思わないのか?」「日本はあんなにもひどい土地でなぜこんなにも強くなったのだろう」「日本の条件はあんなにも過酷なのに、ここまで強くなり発展したというのは、考えるに値する」「英国が日の沈まない帝国だったのは昔の話。今は完全に米国のイヌだ」「英国のほうが日本より強いよ。数百年も世界強国だったし、いまでも常任理事国だ。日本は世界強国になったことはなく、アジアの覇権も50年しか持たなかった」」
http://news.livedoor.com/article/detail/11704778/
 中共がらみの二つのコラムは、本日の有料読者向けコラムに譲る。
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太田述正コラム#8459(2016.7.1)
<中共関係米2篇>
→非公開