太田述正コラム#8492(2016.7.18)
<皆さんとディスカッション(続x3042)>
<太田>(ツイッターより)
 「…主要3候補、共に「泣きどころ」 鳥越氏「準備不足」 増田氏「一極反対」 小池氏「議会対立」…」
http://www.sankei.com/politics/news/160716/plt1607160028-n1.html
→「議会対立」は選挙では「強味」だろ。
 「小池百合子氏「一歩リード」…」
http://www.sankei.com/politics/news/160718/plt1607180009-n1.html
→ヨシ!
⇒関連記事だ。
 「小池氏、鳥越氏競り合い 増田氏が追う・・・」
http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160718/ddm/001/010/244000c (太田)
<よこ>(同上)
 冒頭無理やり不信任(2/3)もらって議会解散しても、新議会不信任再可決(過半数)で都知事クビが確実、しめて100億円をドブに捨てるだけの小池だけは絶対ありえない。
 可能性としては当選後とっとと自民党に寝返り解散公約を反故にする可能性のほうがはるかに高いが、言うまでもなく都民を騙し愚弄する行為で許しがたい。
 小池だけは絶対に当選させてはならない。
<太田>(同上)
 そもそも都議会が、「冒頭」知事不信任決議をやるわけないでしょ。
 解散された場合に再選できる確信のある議員なんて殆どいないんだから。
 特に自民党の議員の数は減るの確実だもんな。
 小池流の計算された挑発を真に受ける人が世の中にはいるんだねえ。
 まあ、それも計算に入ってる?
<よこ>(同上)
 じゃあ小池=うそつき決定で良いですか?
 他人を騙し裏切って政界を生き延びて来た方だからそれくらいは平気でしょうがね。
 それと都議選なんてほとんどが再選してますけど。
 都議選は昔の衆議院中選挙区みたいなもんで、そんなに急激に議会勢力なんて変更しない。
<SkdXpWjE>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 中共建党記念・習演説にVOAがぶつける――「日本軍と共謀した毛沢東」特集番組
http://bylines.news.yahoo.co.jp/endohomare/20160704-00059578/
 中国共産党は大戦期から日本と共闘関係にあったと米国のプロパガンダ放送に主張させることでいつでも日中関係は反転可能になる布石となったわけで、中共が誘導したのかどうか知らないが、放送時の大陸からの「リアクション」を見る限りうまくやった感じね。
 新潮社から本が出てるみたいなので眺めてみようと思う。
 それにしても遠藤センセもこの記事読む限りnaiveなお人柄なんだね。
 すごくいい人なんだと思うけど、知らず利用されていてもおかしくないな。
 電子書籍で買って読み始めたが遠藤センセ、中共憎しのあまり蒋介石を孫文の志を継ぐヒーロー視しちゃってるな。
 これと毛沢東(文革)憎しが大きなバイアスとなって、全ての事象をそのバイアス下で解釈してしまってる。
 また、赤露の危険性を当時の日支国民が共有していた事実を自ら記述しているにもかかわらず、
 「軍部の暴走」なるファンタジーを無批判に前提としてしまっているのは、この世代が自ら刷り込んできた洗脳の深さを思い知らされる。
この本については事実だけを、(その根拠が明確にされているものに限り)参考にすべきと思われる。
<67rgGoqc>(同上)
 「もし、日本がアメリカではなくソビエトを攻撃していたら?」――。米外交誌『National Interest』が、第2次世界大戦の歴史ifを分析する記事を掲載・・・
 『軍事ジャーナリスト、マイケル・ペック・・・は、現実の歴史では、日ソ中立条約により、ソ連は東方の憂いなくドイツとの戦争に集中できたと指摘。その結果、最大のピンチだった1941-42年のモスクワ戦で、シベリアから精鋭部隊を回すことで首都陥落をぎりぎりで防いだことが、独ソ戦の結果を大きく左右した。もし、この時にソ連が東方で日本の相手をする二面戦争を余儀なくされていたら、歴史は大きく変わっていただろうか?』」
http://newsphere.jp/world-report/20160716-2/
 歴史のifを検討するならあり得た事を考えるべきで、日支戦争やってる日本がソ連と戦争するわけないだろ。何の為の満州国なのか。
<GFFxzj8o>(同上)
 ぎりぎりまで対ソ戦は検討されてたよ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E6%9D%B1%E8%BB%8D%E7%89%B9%E7%A8%AE%E6%BC%94%E7%BF%92
 海軍の予算がもっと少なかったら、海軍の発言権は弱かったはずで、北進もありえただろう。
<HH>
 ・・・一昨日のオフ会でなぜ考究を続けるのか、という問いかけに<太田さんから>実存にかかった問題だからというお答えをいただき我が意を得たり、と小生も僭越ながら思いました。
 行政官や政治家でもなく、また学者でない人間が床屋政談・歴史談以上の関心をそれらに向けるとしたらその依るところは実存かディレッタンティズムではないか、と思っています。
 そして自分にとっても特に近代日本というものに向ける関心はディレッタンティズムではなく実存であると以前より考えていたからです。
 それはともかく<こ>のオフ会は別の予定もあり早々に退去してしまいましたが、大田さんはじめ皆様の談論に刺激を受けとても楽しい時間でした。
 今後もなるべく出席を続けていきたいと考えております。
 よろしくお願いします。
<AKJ>
 ・・・無事の生還祝着至極でございます。
 早々のオフ会式次第コラム<(未公開)>、考え方が判り易く、参加者とのやりとりも面白いです。・・・
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 ソフトバンクはBrexitなんて、まるで気にしてないみたいね。↓
 ARM Holdings, one of the UK’s biggest and most admired technology companies, is set to announce it is being bought by Japan’s Softbank for £24bn ($32bn).・・・
http://www.bbc.com/news/business-36822272
 
 ムーフ。↓
 「<元新選組の>斎藤一の鮮明な写真見つかる・・・」
http://www.huffingtonpost.jp/2016/07/15/hajime-saito_n_11008828.html?iref=comtop_btm
 で、いつもの、中共官民による日本礼賛(日本文明総体継受)記事群です。
 本日も、当局によるものばかりだけど・・。↓
 「「名探偵コナン展」のオープニングセレモニーが14日午後、北京で開催。・・・
 「名探偵コナン」<の>・・・。テレビアニメは1996年・・・に放送が始まり、その数年後に中国でも放送。現在も放送が続いている。中国の80年代、90年代、2000年代生まれの3世代の間で大人気で、史上最強の小学生コナンが、正義や勇気の象徴として、それらの人々の成長を見守って来た。そして、多くの人がコナンの名台詞をすぐに言うことができ、それを話す姿も鮮明に頭に刻まれている。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2016/0716/c94473-9087097.html
 <どーでもいいけど、支那でも、右から左へという書き方があるのね。↓>
http://j.people.com.cn/n3/2016/0716/c94473-9087097-5.html
 「・・・SNH48はその名前からわかるように、日本のAKB46の海外姉妹グループとして発足した。2012年に結成を発表し、翌13年から上海を拠点に活動している。・・・
 妝点網はこのほど、日本におけるSMH48人気を紹介した。・・・
 SNH48が本家大元であるはずの日本でも高い知名度を得ていることが誇らしかったようだ。」
http://news.searchina.net/id/1614366?page=1
 「・・・捜狐は・・・「次に日本に行った時には、少なくとも1つは訪れたい」と題し、鉄道文化華やかなりし日本において独特の魅力を持ち、多くの人に愛されている秘境駅を紹介する記事を掲載した。
 記事は、「何度も日本に来たことのある観光客にとって、新鮮味に欠けるおなじみのスポットはもはや満足できないもの。人里離れた、忘れ去られたような最果ての駅はそれぞれに魅力があり、ドラマなどで撮影地として利用されることもあって、多くの観光客が訪れるスポットとなっている」と説明。
 そのうえで、愛媛県にある無人駅・下灘駅、日本海が目前に迫る青森県の驫木駅、日本最北の木造無人駅である北海道の抜海駅、JR日本最南端駅で、幸せの黄色いポストで有名な鹿児島県の西大山駅、橋上の幻想的な風景が美しい京都府の保津峡駅、乗客が1人しかいないとして話題になった、徳島県の坪尻駅、勾配のきつい場所に位置するスイッチバック式の駅で、「ここにやってくれば出世する」とされる熊本県の大畑駅についてそれぞれ紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1614352?page=1
 「・・・今日頭条はこのほど、日本のさまざまなジャンルにおける「世界的に抜きんでた分野」を紹介し、これらの分野を知ると「日本嫌いな中国人も日本が大好きになる」と主張している。
 記事が紹介しているのは、東京のGDP、種類と数が非常に多い日本の自動販売機、日本の母親たちの愛情弁当、日本語表音文字の膨大な数、東京の人口密度、日本の自然災害の頻度の多さと日本人の防災・減災能力の高さ、日本人の寿命の長さ、東京ディズニーランドのエンターテイメントの質の高さなどだ。
 さらに記事は世界で最も名前が短い駅「津」、日本のトイレの思いやりにあふれた設計、世界で最も乗客流動量が多い新宿駅、最も安全な高速鉄道とよばれる新幹線、質の高い日本のアニメ、日本の清潔さ、世界最強の収納方法である断捨離、こうのす花火大会で打ち上げられた世界最大の花火、世界最長寿アニメであるサザエさん、世界で最も高いスイカ「でんすけ」、世界で最も質の良いデニム、そして日本の医療水準の高さなども紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1614350?page=1
 「・・・今日頭条は・・・「世界で一番ストレスを抱える日本人は、一体どんなところでリラックスしているのか」とする記事を掲載した。記事は、具体的なストレス解消法を説明するのではなく、多くの日本人にとって「憩いの場」になりうる、多種多様なカフェについて紹介している。
 まず最初に紹介したのが、動物系カフェだ。インコやオウムといった小鳥カフェのほか、慣れてくれば肩に乗ってきてくれるフクロウカフェ、ペットの定番であるイヌのカフェ、そして動物系カフェのパイオニアともいえるネコカフェを挙げて説明している。
 続いては、より日本らしいと言えそうな、サブカル系カフェだ。今や世界的に有名となっているメイドカフェを筆頭に、女子向けの執事カフェを紹介。そして、広い世代にわたって熱心なファンが存在するガンダムをテーマにしたカフェの存在と伝えた。さらには、体を休めるリラックス系カフェも。ちょっと眠ることで逆に仕事の効率を高めるという昼寝カフェに、足湯カフェ、ハンモックカフェ、プラネタリウムカフェを紹介した。
 そして最後に記事が挙げたのは、東京・神田の旧万世橋駅跡地に作られた駅のホームカフェだ。店内からはJR中央線の電車が目の前を通過する様子を見ることができ、「鉄」な人にはたまらないことを説明している。」
http://news.searchina.net/id/1614349?page=1
 <明らかに、日>独、と言いたがってるね。↓>
 「・・・財新網はこのほど、日本人とドイツ人の労働の主要な目的は金銭的な報酬ではないと主張、「なぜ日本人とドイツ人は労働意欲が高いのか」を論じた。
 記事は労働に対するドイツ人の見方について、「ドイツ人は明らかに仕事自身あるいは仕事がもたらす地位や肯定的な評価に満足感を得ている」と説明。さらに「言い換えれば、ドイツ人は彼らの情熱を満足させるために働くのであり、金銭的な報酬に対する欲を満たすために働くのではない」と論じた。
 また、労働に対する日本人の見方について、「日本人は自らが属する組織から肯定的な評価を得るため、また自らが属する組織が他の組織から肯定的な評価を得るために働く」と説明。日本人はここに「情熱を燃やす」と主張、日本人は「目の前の物資的な利益や欲のために働くのではない」と説明した。」
http://news.searchina.net/id/1614348?page=1
 従来通りの、イギリス人的偏見に満ちたヒットラー像だな。↓
 「ヒトラーの妻、エヴァ・ブラウンにまつわる10の悲劇・・・」
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52221510.html
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太田述正コラム#8493(2016.7.18)
<2016.7.16東京オフ会次第(続々)>
→非公開