太田述正コラム#8596(2016.9.8)
<皆さんとディスカッション(続x3094)>
<太田>(ツイッターより)
 「<野田毅議<員>いわく、>今ではとても考えられない日中蜜月時代は、89年6月の天安門事件で幕を閉じ、以降反転の道を歩むことになる。
 特に江沢民時代に関係悪化のタネがまかれることになる。それが愛国主義教育だった。
 「愛国主義教育というと、さしあたって抗日の歴史と反日になる。
 米国とも朝鮮戦争で戦ったし、ソ連とも国境をめぐる紛争があった。
 だが、わかりやすかったのが<反日だった。>」…」
http://mainichi.jp/sunday/articles/20160906/org/00m/070/001000d
 それで気付いた。
 天安門事件後、天皇訪中までして中共を救ったのは日本。
 反日はその日本を道連れにしないための配慮でもあったんだわ。
<太田>
 野田毅は、「1980年代は、中国共産党内にも日本のようになるのが一番いい、という議論があった。貧富の差がない。言論の自由もある。国民の目も輝いている。中国も早くそうなりたいと。トウ小平の改革開放路線の軸になってやってきた人たちだ。胡耀邦、胡錦濤(きんとう)といった中国共産主義青年団(共青団)系人脈がそうだ・・・共産党という名前を変更してもいい、というような局面もあった。国民党にするわけにはいかない。日本みたいに自由民主党がいいかもしれんぞ、というような会話をしていた時期もあった。地方で部分的に自由選挙を導入する動きもあった」と証言している(上掲)。
 存命中の毛沢東や鄧小平時代の中共当局が日本の政治家達に対してだけはホンネで語っていたものを、現在は、公然と中共人民(と日本人一般)にも語るようになっただけで、中共当局の日本に対する超親日姿勢は一貫して変わってないってこと。
 この間、変わったのは日支関係に係る歴史認識のみ。
 しかし、これは、単に、戦前・戦中における中国共産党のタテマエとしての歴史認識に復帰しただけであって、戦前・戦中のそれは、日本との共倒れを避けるための欺騙だったことを思い起こせば、天安門事件以降のそれだって全く同じ、欺騙、であることは明白。
 ところで、「一握りとは言っていたが、<靖国神社公式参拝に関して>中国側が問題視したのは、実はA級戦犯全員ではなく、東条英機一人だった。(分祀工作を)中曽根さんの時にやった。だが、東条さんの家族だけが反対してできなかった」、との野田発言(上掲)は、一見客観的発言だが、野田を含む、当時の、そしてそれ以来の、自民党議員達の退嬰的にして矮小な発想に対して、改めて強い怒りを禁じえない。
<太田>(ツイッターより)
 「…安倍首相は、集団的自衛権の行使を<一部>認める安保関連法を成立させた。すると、アメリカは一切文句を言ってこなくなった。…  
 こうして、アメリカの意向は飲んだわけだから、安倍政権としては…憲法9条<第2項>改正…を考えていない、…ただし、その代わりに、憲法9条に第3項として「自衛隊を容認する」といった内容の項目を加える…というのだ。…
 加憲をうたう公明党も、このやり方であれば認めるのではないかと…」
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/100463/090700081/?P=1
 安倍チャンが吉田ドクトリン恒久化の野望を剥き出しにしたで。
 習ちゃん、リスクを冒す秋きたるだ。
 頼むぞ。
<MH>
≫遠藤誉のおばちゃまが、戦時中、毛沢東は日本軍と協力していた、という講演を、20日にワシントンでのシンポジウムでやるんだって。≪(コラム#8594。太田)
 当該記事に記載してますが明日9月8日(木)にBSフジ「プライムニュース」(PM20:00~21;55 生放送)に遠藤先生、ご本人が出演して、20日ワシントン講演内容をパワポで説明するそうです。
 太田さんはこちらを見るべきでしょう。
 「このたびの9月8日のBSフジLIVE「プライム・ニュース」では、基礎知識も含めてではあるが、2時間まるまる毛沢東の解説に注いでくれるらしいので、ワシントンDCでパワーポイントによって示す「客観的証拠」も、かなりお示しできるのではないかと思っている。」
http://www.bsfuji.tv/primenews/schedule/index.html#ThuBox
 9月8日(木)『毛沢東没後40年と現代中国の“闇”』
 中国の「建国の父」とされる毛沢東が死去して40年が経つ。その実像と行動、対日観とはどのようなものだったのか?
 東シナ海や南シナ海での海洋進出や、日本に対する強硬な姿勢。今日の中国の行動と毛沢東の関係とは?
 中国が抱える“闇”の原点を考える。
 ゲスト
遠藤誉 東京福祉大学国際交流センター長 特任教授
朱建栄 東洋学園大学教授
 上記放送スケジュールを見ると今週のプライムニュースは中国特集です。
 今夜7日は櫻井よしこが出演。
 9月7日(水)『櫻井よしこ×中国野望 海・宇宙・サイバーへ 習政権狙う「新戦場」』–櫻井よしこ氏が中国の新戦略を読み解き、日本がどう備えるべきか議論する。
 櫻井女史が中国について何を言うか見なくても分かるから見ませんけれど、明日は必見ではないでしょうか。
<oUTOqYsY>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 『没後40年…毛沢東の闇 革命家か?謀略家か? 戦時中日本軍と共謀説』
http://www.bsfuji.tv/primenews/schedule/index.html
 今日の夜BSフジで遠藤のおばちゃんが出演するそうです。
<太田>
 こんなに皆さんの関心が高いんじゃ、私も、せめてながら視聴はしなきゃなるまいな。
 中国共産党の日本との協力を、当時の米国のソ連との協力と同一次元のものとしか見ていないところの、おばちゃまが開陳する見解なんて全く興味ないんだけどね。
 強いて言えば、上記協力を裏付ける一次史料や一次体験でどんなものをおばちゃまが引っ張り出すのかには若干は興味がある。
 で、MHさんは公私とも多忙なので、oUTOqYsYクン、急がないし、その気があればでいいんだが、番組内でおばちゃまが持ち出した「一次史料や一次体験」を、録画をもとに書き留めて教えてもらえないかな? 
 (他の読者が手を挙げたら、その人に頼むけど・・。)
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 いよいよオモロクなってきた蓮舫問題の展開。↓
 「蓮舫氏の台湾籍放棄 何が問題なの? 論点を整理・・・
  日本政府は台湾と国交がないため、日本国内で台湾籍を持つ人には、中国の法律が適用されるとの立場をとる。中国の国籍法は「外国に定住している中国人で、自己の意思で外国籍を取得した者は、中国籍を自動的に失う」などと規定。中国法に基づけば、蓮舫氏が日本国籍を取得した85年の時点で、中国籍を喪失したという解釈が成り立つ余地がある。
 仮に、蓮舫氏の台湾籍が残っていた場合は、問題になるのだろうか。
 日本の国籍法は、日本国民であることを選びながら外国籍も持つ人について「外国の国籍の離脱に努めなければならない」と定める。日本政府が国籍は一つだけであることが望ましいとする「国籍唯一の原則」をとっているためで、努力義務にとどめている。
 努力規定とはいえ、首相を目指す政治家として、政治的にその妥当性が問われる可能性はある。
 外交官は、日本国籍があり、外国籍のない人に限られている。外務省は「外交交渉で日本と他の国のどちらかを選ぶような場面に直面しかねないため」と説明する。・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASJ975FTQJ97UTFK00D.html?rm=333
 <ネットも大騒ぎ。↓>
http://hamusoku.com/archives/9350033.html
http://hamusoku.com/archives/9350961.html
 その蓮舫、絶好調ねー。↓
 「蓮舫氏、過半数の勢い 初回投票で決着か・・・」
http://mainichi.jp/articles/20160908/k00/00m/010/140000c
 <で、大喜びしてるのが自民党。(野田前首相の仕込み成功! 野田の狙いは、自民党の単独政権化により、公明党に藉口して再軍備/「独立」を自民党がサボれなくすること。(太田))↓>
 「【蓮舫「二重国籍」疑惑】代表選の情勢変わらず、与党から「蓮舫代表」待望論 「資質に欠ける代表なら戦いやすい」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/11989395/
 3月の記事だが、この民主/民進党、元オーナーに対してなんて礼儀知らずなんだろ。↓
 鳩山元首相いわく、「・・・「民主党がなくなるというなら、執行部のどなたかあいさつに来られるのかと思ったら、そんなこともない。あんたのおかげで迷惑をこうむったみたいな気持ちなんでしょうかね。まあ、私は民主党を追われた人間ですから」 ・・・」
http://mainichi.jp/articles/20160323/dde/012/010/003000c
 日本の主要紙の電子版での扱いが小さ過ぎるってんだ。
 ま、主要紙に全くカネ払ってない私には発言権はないけどね。
 もっとも、今でも新聞を有料購読してる奇特な人って、太田コラムの有料読者よりも、社会貢献の意欲があるって言いたくなるが・・。↓
 「全米オープン–錦織2年ぶり4強 マリーに逆転勝ち・・・」
http://mainichi.jp/articles/20160908/k00/00e/050/168000c
 <マリーの国である英国の記事2篇の長さを見よ!↓>
https://www.theguardian.com/sport/2016/sep/07/andy-murray-kei-nishikori-five-set-epic-us-open
 <(こっちの記事は、マリーは「雑音」や「蝶」に負けたって言わんばかりだ。)↓>
http://www.bbc.com/sport/tennis/37302745
 <と思ってたら、米国でもでっかい記事に。
 (この記事は、マリーの敗北を会場の屋根が途中で閉ざされたせいにしてるね。)↓>
http://www.nytimes.com/2016/09/08/sports/tennis/kei-nishikori-upsets-andy-murray-united-states-open.html?hp&action=click&pgtype=Homepage&clickSource=story-heading&module=second-column-region&region=top-news&WT.nav=top-news&_r=0
 いちいち読んでないけど、記事のタイトルだけ見てても、反響スゴイねー。↓
 「『春と修羅』から見えてくるシン・ゴジラの核心–宮沢賢治と牧悟郎を結ぶもの・・・」
http://nkbp.jp/2c73ICw
 「「シン・ゴジラ」と片岡球子「富士」–この絵が首相官邸に飾られた理由を読む・・・」
http://nkbp.jp/2c73j2Q
 あほんだら、「頭が悪い」のはお前らの方じゃわ、と書こうと思ってたら・・。↓
 「東大生「彼女らは頭が悪い、と…」強制わいせつ罪で求刑・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASJ975HPQJ97UTIL02S.html?iref=comtop_8_06
 <前に私が書いたことをもっと露骨に書いてる人を発見!↓>
 「・・・<この事件は、>東大というエリート集団で、学業面でも、リア充面(容姿やコミュニケーション能力など)でも、落ちこぼれた連中が、その劣等感から、外部の女性をいたぶったという単純なものだ。・・・」
http://webronza.asahi.com/national/articles/2016090200010.html
 ところで、この人、同じコラムの中で次のようにも書いている。↓
 「・・・<他方、>裕太容疑者は未来あるエリートであり、今をときめく青年だった。東大カースト最下層の連中とは、真逆の場所にいた。その若きエリートの裕太容疑者がなぜあんな罪を犯したのか。・・・」(上掲)
 残念ながら、その先は有料なので読めないのだが、私の淳子原罪説・・淳子DNA受け継ぎ+出生のひどい経緯引きずり・・をこれまた露骨に書いているような予感がする。実際に読んだ人がいたら教えて。
 なお、この人は、以下のようにも言っているが、これについても、全く同感だ。↓
 「・・・<高畑淳子>会見を見た、ある芸能記者がこう話していた。
「高畑さんにしろ、高島礼子さんにしろ、女優は違う。会見も完璧にこなす。ベッキーさんはそれができなかったから、いまだに仕事のめどが立たない」
その通りなのだ。何十年も前に、有名女優がやはり家族の起こした不祥事で、謝罪会見をした。彼女は記者やカメラの前で散々泣いて詫びた後に、舞台袖に戻ると、笑顔でスタッフにこう声をかけた。
「あんな感じでオッケーかしら?」
この会見の後、その女優は世間から同情され、仕事を増やしていった記憶がある。・・・」
http://webronza.asahi.com/national/articles/2016090200009.html
 今度も、パスした方がいいんですよね、KKさん。
 (そもそも、何度もひどい目に遭ってるもんだから、当分の間、恐ろしくって、AU代理店に行く気がしないが・・。)↓
 「新iPhoneは日本重視 フェリカもマリオも・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN08H0Q_Y6A900C1000000/?dg=1
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <典型的礼賛記事2篇。↓>
 「・・・日本のインターネットはスタートが早く、普及率が高い。2015年のネット空間総合成熟度指数は世界10位、通信技術発展総合指数は11位で、接続、応用、技能の指数はいずれも中国を上回っ<ている。>・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2016/0908/c94476-9112297.html
 <(これ、使いまわしっ記事ぽいが・・。)↓>
 「 「・・・ 一部の中国メディアは「日本経済は中国市場を失えば、立ち行かなくなる」という見方を示す一方で、中国メディアの緯度財経はこのほど、こうした見方は「日本に対する真の理解が欠如していることから生じている」と反論する記事を掲載した。
 総務省統計局によれば、国内総生産(GDP)に対する輸出額の割合は2013年時点で14.5%にとどまっており、日本経済の輸出依存度は特に高いわけではない。中国は日本にとって重要な輸出相手国だが、15年は米国が日本にとっての最大輸出相手国だ。
 そのため記事は、「輸出依存度が大きくない日本にとって、たとえ世界市場すべてを失ったとしても崩壊するわけではなく、まして中国市場1つを失ったところでたかが知れている」と指摘した。
 続けて「日本の経済成長は内需によるもの」だと指摘しており、従って「中国市場を失えば日本企業は倒産し、日本経済は正常に機能しなくなる」という中国国内の一部の見方は「日本に対する真の理解が全く欠如していることから生じている」と説明した。」
http://news.searchina.net/id/1618255?page=1
 <日本に行かざるをえないように仕向ける記事4篇。↓>
 「・・・一点資訊はこのほど、日本を訪れ、ミシュランガイド掲載店を訪れた中国人旅行客の手記を掲載した。同中国人は言葉が通じないために旅行前に予約を入れることができなかったものの、日本滞在中に予約に成功、「本場神戸で神戸牛を食べることができた」と喜びを示した。
 旅行をするにあたっては予め大まかな計画を立てておく人は多いだろう。だが、外国人が海外から日本のレストランの予約をするには言葉の問題もあるためハードルが高いのが現実だ。同中国人もやむなく日本に着いてから予約したようだが、意外なことに日本の多くのミシュランガイド掲載店は当日または1-2日前という急な予定でも予約を入れられることが分かったという。なかには予約なしでも並べば利用できる店もあったとしている。
 筆者が向かったのは、神戸市にある鉄板焼きで神戸牛を楽しめる店だ。同レストランでは中国語と英語のメニューがあったため、日本語のできない中国人も不自由しなかったようだ。中国人が頼んだのは分厚い神戸牛だ。数多くの写真とともに、その味わいについて「噛むと肉の油がにじみ出てきて、最高にうまかった」、「とろけるような舌触り」などと回想しており、日本が世界に誇る神戸牛に心から感動した様子が見て取れる。
 また、客の目の前で焼き上げるコックは、無駄なパフォーマンスをせず、淡々と手ぎわよく焼いていたと振り返っている」
http://news.searchina.net/id/1618296?page=1
 「・・・今日頭条は・・・日本に隠された6つの「世界一」を見ることができる場所を紹介する記事を掲載した。記事は、日本人が比較好きであり「東京最大の文具店」、「京都で一番長い商店街」などといった紹介がしばしばなされると説明。そのうえで、「世界一」を称する日本の観光スポット6カ所を紹介した。
 記事が紹介したのは、海を跨ぐ吊り橋としては世界最長の明石海峡大橋、世界最長のジェットコースターであるナガシマスパーランドのスチールドラゴン2000、世界最大のプラネタリウムがある名古屋市科学館、世界で最も狭い海峡とされる土渕海峡、世界最長の懸垂式モノレールである千葉都市モノレール、世界最長の木造橋である蓬莱橋だ。
 明石海峡大橋については、全長約4キロメートルの長さもさることながら、四季によって変化するライトアップが魅力であるとし、名古屋市科学館のプラネタリウムは大人でも800円という低料金で満天の星を楽しむことができると説明。千葉都市モノレールはおよそ5階建ての高さで車両がレールにぶら下がって走行するというスリルがあると紹介。静岡の蓬莱橋は1879年に完成したものでありながら、今もなお堅牢で安全な木造橋として健在であることを伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1618284?page=1
 「・・・微読●<(口偏に巴)>は・・・「日本の様子は、日本のドラマそのものだった」という中国人観光客の驚きや感激を紹介する文章を掲載した。
 文章は、中国のネット上に書き込まれた日本旅行時の経験談について紹介した。その内容は、暴風雨のなかで入った食堂でカツカレーを食べていたところ、食堂のおばあちゃんがとても親切で何度もお冷を持ってきてくれた、勘定を済ませて外に出ると依然として大雨が降っていたが、店を出るわれわれに向けて手を振りながら「がんばれ、がんばれ」と大声で叫んでいたというものだ。文章は、この中国人観光客が「日本は日本のドラマそのものだった」と感嘆したと伝えた。
 そのうえで、この書き込みに対して他のユーザーの多くも自身の経験を披露したと紹介。あるユーザーは、東京で入った飲食店で、本人の希望に合わせてメニューになかった料理を出してくれ、「ガッカリして帰らせるわけにはいかない」と店主が語ったとした。また、別のユーザーは京都お寺での経験を披露。言葉が通じない和尚さんとの会話のなかで、和尚さんが一生懸命身振り手振りで話をしてくれ、帰り道を教えてくれたことを挙げた。さらに、トランクを2つ持って地下鉄の階段を登ろうとしていたところ、駅員さんが最初から最後まで手伝ってくれたとするユーザーもいた。
 文章はこのほか、自身が日本滞在中に経験した日本人のやさしさについても言及。「全部合わせても15日くらいしか滞在していないが、何度も日本人のやさしさに触れた」とし、道を尋ねたところ熱心に案内してくれた老夫婦の話などを披露した。そして「これは、日本が日本ドラマそのものだと感じた無数のシーンの1つなのである」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1618260?page=1
 「・・・簡書はこのほど、「日本の中年女性は、多くの中国人が抱く日本人女性と異なる」と伝える記事を掲載している。
 記事は、日本の関西在住と見られる中国人女性の手記を掲載し、大阪の中年女性は「たこ焼きや串揚げと並ぶ大阪の名物だ」と伝え、こうした中年女性は日本では「欧巴桑」と呼ばれていると紹介。「欧巴桑」とは日本語の「おばさん」という発音を、中国語の漢字で置き換えたものだ。
 中国では、「日本人は公共の場所では小声で話す」と認識されているが、大阪のおばさんは「笑い声が大きい」としたほか、髪の毛も派手な色に染めたがると紹介。また、ヒョウ柄の服が好きで、お店で値切るのも得意だと伝え、「こうした特徴を持つおばさんは、関西以外ではあまり見られない」と伝えた。
 続けて、中国人の多くは「日本人女性といえば、かわいいという言葉を連想する」としながらも、関西のおばさんは「他人の目を気にせず、個性的で、勇猛である」と主張し、むしろ「かわいい」に迎合することを嫌っているようにすら見えると主張。関西のおばさんたちの接触を通じて、「日本人女性の違った一面を見ることが出来た」と伝え、関西のおばさんたちは「外見からは近寄りにくさを感じるが、実際はとても親切で世話焼きで、率直な人たちだ」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1618269?page=1
 <日本人の人間主義性礼賛。↓>
 「・・・一点資訊はこのほど、日本で暮らして3年になるという中国人による手記を掲載し、中国の読者に向けて、「身をもって体験した日本と日本人」について紹介した。同記事では日本や日本人について概ね好意的に紹介しており、中国の読者たちも日本に対して好感を抱ける内容となっている。
 まず記事は、日本について「非常に清潔である」と紹介し、街中でゴミを見かけることはないと指摘したほか、「散歩中の犬の糞すら日本人は拾って持ち帰り、糞をした場所は水をかけて綺麗にする」と紹介。
 また、日本人のサービスもすばらしいと紹介し、役所や図書館、病院、銀行などでも「非常に気持ちの良い対応を受けることができる」と紹介。中国人の多くは「日本は清潔な国」、「日本のサービスの質は高い」と認識しているが、こうした認識は「何ら間違っていない」と太鼓判を押した。
 続けて、日本人ではなかなか気付けない日本人独特の「距離感」についても紹介し、日本人は列に並ぶにあたって他人と微妙な距離を取ることを紹介。この距離は物理的な距離であると同時に、「知らない人」との心理的な距離でもあり、「他人を尊重する証」でもあると指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1618277?page=1
 <日本の製品、とりわけ自動車の素晴らしさについての、使いまわしの内容の記事。↓>
 「日系車の安全性、中国人の主張とテストの結果に「矛盾」があるのはなぜ?・・・」http://news.searchina.net/id/1618258?page=1
 以下は、日本には反面教師にしなければならない点もあることに注意喚起する記事2篇だ。↓
 「・・・華爾街見聞は・・・世界は「日本化」する、つまり日本のように生産年齢人口が減少し、日本経済が現在直面している困難な局面に世界経済も間もなく陥るかもしれないと説明している。
 記事はスイスに本拠を置く金融機関UBSの分析を紹介、日本経済の長期低迷の背後にある主要な原因として「生産年齢人口の減少」を指摘。さらにUSBが作成した図表を掲載、その図表は日本の生産年齢人口のピークは1990年代だったが、米国や中国を含む多くの国の生産年齢人口のピークは2005年から2020年の期間にあることを表していると説明した。
 しかし記事は「生産年齢人口の減少という危機は、それらの国が日本と同じような経済低迷を経験することを必ずしも意味するものではないとUSBは指摘している」と説明。記事はこの点についてのUBSの分析を引用、「例えばドイツなどの国は人口が減少しているにも関わらず、輸出を増やすことや労働力市場を変革することによって経済成長を実現した」と説明した。」
http://news.searchina.net/id/1618257?page=1
 <(もっとも、これは、習ちゃん指示に反抗の姿勢を見せた記事かも。)↓>
 「・・・中広網・・・記事は、日本人の多くが幸福を感じていないと伝えている。
 記事は、近ごろ日本・インド・インドネシアの3カ国の機関が共同で行った世論調査において、「幸福や自信」を感じる日本人の割合がわずか2割と、他の2カ国を大きく下回る結果が出たと紹介。この結果に対する反応はさまざまであり、日本の民族的な性格によるものだ、自然環境によって日本人は総じて強い危機感を持っているのだといった意見や、調査自体の信ぴょう性に対して疑問を呈する人もいるとした。
 そのうえで、「日本人の多くが幸福や自信を感じない」理由について「人の不足」、「お金の不足」という2点から考察。「人の不足」については、少子高齢化が進む日本社会では人がどんどん減っていると指摘。「どんなにいい物、いい技術、いい設備があっても、それを操作する人が減ってしまえばそれはダメ」とし、この点によって日本の市民は幸福な未来を感じることができないのだと論じた。
 また「お金の不足」については、「アベノミクス」が個人の消費・収入いずれをとっても大幅増を導くに至っていないと解説。その成果が見られない状況の中、安倍晋三首相が安全保障や防衛に対する投資を増加させ、日本の市民たちが不愉快に思っていると解説している。」
http://news.searchina.net/id/1618259?page=1
 最近の中共来訪時のオバマへの冷たい「接遇」は、欧米諸国が最近痛感している悲哀の原因の象徴だとさ。
 (ドゥテルテまで、中共当局に「協力」しちゃったね。)↓
 ・・・Any western diplomat with recent dealings with China will tell you that negotiations and joint events often feel like exercises in ritual humiliation. Even the Queen expressed frustration at how “very rude” Chinese officials were during President Xi Jinping’s visit to the UK in October.・・・
http://www.ft.com/cms/s/0/2baa8640-743e-11e6-b60a-de4532d5ea35.html#axzz4Jcx5zyL9
 因果は巡る?
 イスラエルで、食事で、一人当たり、55641円相当もぼられた中共観光客の悲哀。↓
https://www.theguardian.com/world/2016/sep/07/row-chinese-tourists-charged-4400-at-israeli-restaurant-abu-ghosh
 これって日本礼賛、韓国批判の記事なんだって、あなたには分かるよね。↓
 「人前で泣けない中年男性が集まって泣く「涙活」、日本で静かなブーム–知らない人同士が集まり、動画を見て泣きストレス発散・・・
 彼らはなぜ、友人や家族の前で泣かず、あえて「涙活」に参加するのか。寺井氏は「自分が泣けば、友人や家族が心を痛めるのではないかと配慮しているからだ。男性は会社で泣けば『弱虫』呼ばわりされ、家に帰って泣けば、妻や子どもが心配するだろうからと、ここへ来るようになった」と話した。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/09/08/2016090801111.html
 イカッたイカッた。↓
 「米フィリピン首脳が非公式接触 決定的な亀裂は回避か・・・」
http://www.sankei.com/world/news/160908/wor1609080019-n1.html
 トルコ軍介入により、Isisのシリア内での領域は消滅へ。
 (今後は、トルコ軍に支援された非Isis叛乱勢力とアサド政権との間での綱引きが焦点に。ま、Isisは中東での目的は達成したと言っていいんじゃないかな。これで、トルコだけじゃなくシリアのイスラム原理主義化も目途がたったようなもんだもんね。(太田))↓
 The self-styled caliphate has been in rapid decline since Turkey joined the war in northern Syria. But if the jihadis refocus their efforts on acts of terrorism in the west, victory may be short lived・・・
https://www.theguardian.com/world/2016/sep/07/losing-ground-fighter-morale-is-it-all-over-for-isis-syria-turkey
 シティが世界金融センターの地位を築いたゆえんを解き明かした本が出た。↓
http://www.ft.com/cms/s/0/1789dc74-7367-11e6-bf48-b372cdb1043a.html
<太田>
 記事のURLのリンクをクリックFirefoxではなく、Edgeが開いてしまいます。
 また、YoutubeのURLをクリックすると、その都度、どのブラウザで開くのか聞いてきて、Firefoxを選ばなければならず、「常にこれで開く」にチェックを入れておいても、変わりありません。
 どうすればいいでしょうか。
<K.K>
1.画面左下の[Windowsボタン]クリック→[設定]をクリックしてください。[設定]ウインドウが開きます。
2.[システム]をクリックしてください。
3.左の列で下から2番目の[既定のアプリ]をクリックしてください。
4.[Webブラウザー]下の[MicrosoftEdge](場合によっては[既定を選ぶ]という表示かもしれません)をクリックしてください。
5.展開したリストの中の[Firefox]をクリックしてください。
6.[設定]ウィンドウを閉じてください。
 上記を行っても、[Edge]で開いてしまう場合は、また連絡してください。
<太田>
 上記だけではダメだったので、同じ画面の「Microsoftが推奨する規定値にリセットする」ボタンを押し、更に、たまたま「アプリによって規定値を設定する」ボタンを押したところ、「アプリによって」ではなく一括して「既定のアプリを選ぶ」形になっている(ように思い)、Firefoxを選んだところ、爾後、うまく行きました。
<太田>
 (キャプチャがどちらでもできなくなったため、)FirefoxとChromeを再インストールしたところ、(アドオン等は前のままで再インストールする必要はなかったけれど、)シークレットモードが失われてしまいました。
 同モードを再設定する方法を再度教えていただくか、それについて記した過去コラムの#を教えてください。
<K.K>
過去メールから抜粋させていただきます。
・Chromeに関して
17.タスクバーの[Chromeアイコン]を右クリック→[Google Chrome]をさらに右クリック→一番下の[プロパティ(R)]をクリックしてください。[Google Chromeのプロパティ]ウインドウが開きます。
18.[ショートカット]タブの[リンク先(T):]を
[“C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe”]から
[“C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe” -incognito]に変更してください。
(つまり、末尾に[ -incognito]を追加してください。(-incognitoの前は 半角スペース))
19.[OK]ボタンをクリックしてください。
20.タスクバーの[Chromeアイコン]をクリックしてChromeを起動させてください。ウインドウの左上に「帽子をかぶってサングラスをかけた男のアイコン」が表示されることを確認してください。
・Firefoxに関して
13.タスクバーの[Firefoxアイコン]を右クリック→[Mozilla Firefox]をさらに右クリック→一番下の[プロパティ(R)]をクリックしてください。[Mozilla Firefoxのプロパティ]ウインドウが開きます。
14.[ショートカット]タブの[リンク先:] の末尾に[ -private]を追加してください。(-privateの前は半角スペース)
15.[OK]ボタンをクリックしてください。
16.タスクバーの[Firefoxアイコン]をクリックしてFirefoxを起動させてください。[プライベートブラウジング中です]と表示されることを確認してください。
—————————————————————————————————————————————–
太田述正コラム#8597(2016.9.8)
<ウィルソン流民族自決の愚かさ(その1)>
→非公開