太田述正コラム#8638(2016.9.29)
<皆さんとディスカッション(続x3115)>
<太田>(ツイッターより)
 カルタゴのフェニキア人と目される遺骨のミトコンドリア遺伝子解析の結果、彼らが紀元前6世紀末に西欧から北アフリカに渡って来たことが判明した。
 現在、一番近いのは、フェニキア人の故郷だったレバノンの人々ではなくポルトガル人達(の一部)だと。
 ドゥテルテ比大統領、10月実施予定のものを最後の米比軍の共同訓練とする、と言明。
 彼の一連の「反米」発言の最初は、先月の植民地時代の米国による対比残虐行為への非難だったんだね。
 オバマ政権は忍の一字で大人の対応。
http://www.reuters.com/article/us-philippines-duterte-idUSKCN11Y1ZI?il=0
 次期米政権の対応が注目。
<MH>
  –米国大統領 ディベート–
≫クリントンが第一回討論で「勝利」を収めたことになっているが、それでも、トランプが当選するってコラムが2つ。≪(コラム#8636。太田)
 ザッと読みましたが、見出しほどはヒラリーが不利というニュアンスではないようですがね。
 太田さんはディベートを見てないでしょうが、中国人留学生が態々渡米して書いた、プロ顔負けの非常に上手にまとめた書き下ろしがあります。
 NEWS PICKSの皆さまも大絶賛。
https://m.newspicks.com/news/1801636/
 「大統領選ディベートまとめ-何が語られ、何が語られなかったのか」
https://note.mu/tonfi/n/n4d83ede58614
 安全保障はかなりトランプさんに分があったり、経済政策でも割といいところあったと思うんですが、それ以外の部分でヒートアップしちゃって減点ポイント多かったので、全体的にはヒラリーさんに軍配というのが個人的な所感です。
 ただひとつだけ、この記事書くにあたって、NPRの全文書き起こしを何度も読み返したのですが、とんでもなくトランプさんの主張ってまとめにくいんです。
 これはたぶん今回の記事書いている人みんなそうだと思います。
 司会の質問に直接答えず、言いたいこというので、議論がはちゃめちゃになり、噛み合わない。
 ヒラリーと司会がなんども戻してくれるのですが、それでも結局答えにたどり着かない。
 いくつか司会の質問の答えになっていないところは僕ではなくDebaterが悪いのです。笑
 いやー、やっぱり全文書き起こしを読むと、議論する力というのが如実に現れて非常に勉強になりました。
 私はCNNでディベートをチラ見しましたが、上記同様に感じたのと、トランプは議員経験がないのでディベート能力及び、外交安全保障の話ではヒラリーに遥かに劣り、大統領の資格は全くないと思いました。
 また「Cook Political report」
http://cookpolitical.com/presidential/charts/scorecard
 選挙人を獲得可能なSolid Rでヒラリー188人、トランプ136人であり、米国は直前の支持率で左右されにくいエレクトリカルカレッジシステム。(選挙人総取り)
http://guccipost.co.jp/blog/gucci/?p=5483
 「絶対に民主党がトルであろう、Solid Dの選挙人総数だけで190人。一方、トランプを支持するであろう、solid Rは136人。
 スイングステートと言われる激戦区の選挙人は70人いますが、このままいくと、スイ
ングステートをすべてトランプが抑えたとしても、270人には到底届かない、というのが現状で、NHKはオハイオだ、フロリダだと散々煽る訳ですが、仮にこれをすべて抑えられてもヒラリーの勝ちだ、というのが現状であって、これをきちんと伝えないのはメディアとしては失格でしょう。
 Solid D は揺るぎようもなく、更にLean Dと呼ばれる地域も知識人の多い地域で、これは固い。
 スイングステートがすべてトランプに抑えられるのは非現実的ですし、仮にそうなってもヒラリーの勝ちですから、あとはメガトン級のスキャンダルでも起きない限りトランプに勝ち目はないのです。」
 ということで残念ながら太田さんの望む「トランプ大統領」は99%無いということで、潔く諦めてください。
 (実はとっくの昔に諦めているでしょうけれど)
<太田>
 さほど土地勘のない問題で、断定的に語るのは、あなたの悪いクセです。
 予備選の時にトランプが共和党候補になることはありえないって断定して間違えたのもう忘れたの?
 米国の土地勘のある記者が、こんな時期にこんな記事を書いてるくらいだっちゅうのに・・。↓
 「・・・最終局面を迎えてもなお激しい接戦は続き、選挙結果がどちらに転んでもおかしくない予測不能な状況・・・」
http://blogos.com/article/191992/
 FTだって、わざわざ、トランプの経済顧問の一人のコラムを載っけてますぜ。↓
http://www.ft.com/cms/s/0/c253d1b8-84cf-11e6-8897-2359a58ac7a5.html#axzz4LWC3Itv9
 論戦では、(米有権者達にとってモチ最も重要な)経済問題で、貿易問題を中心に、トランプがクリントンを粉砕した、というコラムも出てるしね。↓
 Trump Destroyed Clinton on the Economy.・・・
http://www.slate.com/blogs/moneybox/2016/09/27/trump_destroyed_hillary_on_trade.html
 で、お前はどう思ってんだって?
 全く予想がつきませーん、だな。
<山本>
 「十二人の怒れる男」という映画があります。
http://www.imdb.com/chart/top/
で上位10位に入る名作。陪審員が白人男だけで女がいないのに物凄い違和感があったけど、トルーマン・カポーティの「冷血」で犯人がインディアン2人組で被害者が白人親子4人の殺人事件で陪審員が白人男だけだったので1950年代はあれが普通だったのだと思う。
 しかし女の陪審員が居ないはずないのでどうやって選別されていたんだろう、90年代のOJシンプソン事件とは隔絶の感がある。
http://amzn.to/2dfeCZi
http://amzn.to/2cCt67L
<太田>
 米国のTVシリーズや映画に関する同様の指摘を、私、前からやってきたわけですが・・。
 ま、旧ソ連や北朝鮮で、写真から粛清された人物が消されるのと同じような話ですよね。
 米露朝、みーんなお仲間ってこと。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 前首相の野田さん、トロイ安倍チャンが、あなたの仕掛けた罠に飛びついて早期解散をやってくれたら大成功ですね。
 わくわくしまーす↓
 「民進党若手から「来年1月解散なら壊滅的な敗北」の悲観論・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12078830/
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 スポーツの方の五輪じゃ亡命者が出なかったのが不思議。↓
 「香港に滞在していた北朝鮮生徒が韓国に到着–今年7月の数学オリンピック出場後、香港の韓国総領事館で過ごす・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/09/29/2016092901008.html
 中共官民による日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <ねえ習ちゃん、「人性化」じゃなく、私の「人間主義」という言葉を採用してくれない?↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の公共バスの「人性化」を絶賛する記事を掲載した。
 記事は日本の公共バスの路線が「多くの高齢者」の福祉を考え抜いて設計されている点を絶賛、高齢者のために病院や行政機関、郵便局などの公共施設に停車する路線設計となっていることを伝え、「公共バスの利用客の中心である高齢者のニーズを十分に考慮している」と称賛した。
 さらに、日本の公共バスには身体の不自由な人のために車椅子専用スペースが設けられている点や、乗車・下車のための設備がある点を紹介。また日本の停留所には目の不自由な人のために点字ブロックが設けられていること、さらに運転手も点字ブロックに合わせて停車することなども紹介した。
 記事は他にも時刻表どおりに運行する点、乗り降りしやすいようにバスが傾く点なども称賛しているが、日本の公共バスが体現する「人性化」の点で記事が最も絶賛しようとしているのは、何と言っても「弱者への思いやり」だ。この一点が中国人の心を打っていると言っても過言ではなく、「弱者への思いやりという点で日中を比較すると、中国人の心は傷つく」と主張している。」
http://news.searchina.net/id/1619812?page=1
 <日本におけるその人間主義の涵養ぶりを紹介する定番記事。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本の幼稚園や保育園を絶賛する記事を掲載し、日本の幼稚園や保育園には教育を重視する日本人の考え方が体現されていると指摘、「中国とは比べ物にならない」と絶賛している。・・・
 記事は日本の幼稚園を複数の写真とともに紹介。子どもたちの安全性に配慮された施設であると同時に、子どもたちが伸び伸びと学び、育つための空間が確保されていることを伝えつつ、「学校教育は日本がこれまでずっと非常に重視している要素」であり、学習空間も教育において絶対的な影響力を持つと信じていると説明した。
 「子どもたちの出発点」という言葉には、子どもたちが家から外に出て、「社会活動」に触れる最初の場所という意味が込められており、どのような環境で社会生活を送るかは、その後の成長に大きな影響をもたらす。だからこそ、日本の幼稚園や保育園では中国のような「詰め込み式」の教育を行うのではなく、まずは社会のルールや他人との付き合い方など、日本人として必要な社会性を学ばせていることを指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1619808?page=1
 <これも同様。但し、中共人民を記事に参加させている。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本の小学生たちが自分たちで給食を調理室から教室まで運び、食べ終わった後の食器や鍋も自分たちで洗い場まで運ぶ様子を写した6点の写真を掲載し、日本の小学生たちの自立ぶりを称賛したうえで「中国人の保護者と子どもたちは恥ずかしさのあまりに顔中汗だらけになってしまう」と伝えた。・・・
 日本人にとっては珍しくもない「小学校における生徒たちの配膳」に対し、中国のネットユーザーからは数多くのコメントが寄せられている。例えば「これこそが教育というものだ」、「中国人13億人すべてが日本人の民度を有していれば、世界のどの国も中国に逆らわない」、「とても小さいのに日本はなぜ強大か、この写真から理解できる」、「中国の子どもと親は真剣に反省すべきだ。中国の子どもは日本の子どもにはるかに劣る」といった意見だ。」
http://news.searchina.net/id/1619713?page=1
 <日本の治安の良さの礼賛記事。↓>
 「・・・捜狐は・・・日本旅行で高速道路を利用した際、パーキングエリアの自動販売機の充実ぶりに「ボタンを押せば出てくる24時間営業のファストフードだ」と感銘を覚えたとする記事を掲載した。
 記事は、日本観光の中国人ガイドの間で「日本には多いものが3つある。それは自動販売機、パチンコ、そしてお年寄りだ」という話が「お約束」になっていることを挙げ、道路や会社、公園、デパート等あらゆるところに飲み物や食品の自動販売機が存在すると説明。そのうえで、特にパーキングエリアで発見したホットスナックの自動販売機が「本当に便利だ」と紹介している。
 高速道路のパーキングエリアには確かに、から揚げや焼きおにぎり、焼きそば、たこ焼きが売られている自動販売機が多く存在する。記事は「みんな自動販売機で買えるなんてウソみたいでしょう。しかも1食23元(約350円)とは、良心的ではないか」としたうえで、お金を入れて希望のボタンを押し、7-8分待つだけで火傷しそうなほどホカホカの商品が出てくるのだ、とその感動を伝えた。
 また、一杯ごとに豆を挽いて抽出し、モカやカプチーノ、炭焼きコーヒーといった様々な種類から選ぶことのできる販売機にも注目している。こちらも、サービスエリアではおなじみと言える販売機だ。
 記事は、これらの販売機について「みんな大きな驚きを感じるだろう」とする一方で、「このモデルを中国で普及させるのは難しいと感じる」としている。その理由は「今の治安状況では、無人の自動販売機を大々的に普及させるうえでふさわしくない」とのことだ。」
http://news.searchina.net/id/1619748?page=1
 <日本の食事に学べという記事。↓>
 「・・・尋医問薬はこのほど、「日本人は頭をつかって食事を取っている」と紹介している。
 記事は、「日本人にとって食事はお腹を満たすためだけの行為ではなく、栄養を摂取し、病気を予防するための行為」であると紹介。日本人からすればごく当たり前に思えるが、記事は「中国人にとっては見習うべき点」として紹介した。
 そして、日本人が生野菜、生たまご、納豆やキノコ類、そして海藻類など栄養豊富で健康に良いものを積極的に摂取していることを指摘している・・・
 <そして>、食べ物で病気を予防するのは一石二鳥だと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1619746?page=1
 <日本の総体の礼賛記事。↓>
 「・・・一点資訊はこのほど、「現代日本の真実の姿」は中国ではあまり知られていないのが現実であることを紹介。中国では「真実の日本」について話をすると「売国奴」、「国辱を忘れた」などと批判されかねないため、日本について話すことがはばかられる雰囲気があると指摘している。
 記事は、「本当の意味で国辱を忘れないようにするには、日本が強大な国であることを否定せず、日本の長所を語ることを避けるべきではない」と主張し、日本の長所を見ると「中国がなぜ日本と同じようにできないのか、反省することにつながる」と指摘した。
 続けて、中国人から見た日本の長所について、「日本人の民度」を挙げ、日本人は公共交通機関のなかでは誰もが平静を保ち、電話すらしようとしないと紹介。スマートフォンを使ったり、本を読んだり、居眠りをしたりなどさまざまではあるものの、他人に迷惑をかける行動は誰もが慎むと称賛した。さらに、エスカレーターでは日本は片側一方に寄って立つが、これは誰かに強制されている行為ではなく、日本人が自発的、自律的に行っている行為であると指摘した。
 記事はそのほかにも、日本の清潔さや環境の良さ、秩序ある日本社会なども称賛している」
http://news.searchina.net/id/1619777?page=1
 <中共の研究機関も習ちゃんのご意向に従い、日本礼賛。↓>
 「・・・中国網が・・・報じた。
 ・・・「アジア太平洋都市クリーン発展報告」<で>、北京師範大学アジア太平洋クリーン発展センターが中国やシンガポール、米国、ロシア、オーストラリアなどの研究機関の専門家とともに作成し、先日・・・ランキングを発表した・・・。記事は、同報告が環境的な住みやすさ、経済の豊かさ、社会の包容力、グッド・ガバナンス、国の繁栄という5つの尺度から総合的に評価を行ったものであると説明している。
 そして、総合指数で東京が1位に、韓国・ソウルが2位に入ったことを紹介。3位以下のトップ10は順にニューヨーク、ワシントン、シドニー、シンガポール、サンノゼ、ヒューストン、ウェリントン、オタワだったことを伝えた。また、中国内地で最高位は上海の15位で、首都北京は21位だったとしている。
 なお、環境的な住みやすさではワシントンが、経済的な豊かさではニューヨークが、社会の包容力ではソウルが、グッドガバナンスではシドニーがそれぞれ1位を獲得。東京はまさに「総合力」で全体のトップに立つ形となったようだ。」
http://news.searchina.net/id/1619768?page=1
 <これは客観記事に近く、内容も定番的だが、オマケ。↓>
 「・・・捜狐はこのほど、見た目が似ている日本人と中国人の「行動」や「振る舞い」の違いについて紹介する記事を掲載、すぐに見分けることができる「日本人特有の行動」を紹介している。
 記事がまず挙げたのは「電話をしながらお辞儀をする」行動だ。確かに日本の街中では、頭を何度も下げながら顧客と携帯電話で話をするビジネスパーソンをよく見かける。日本人は相手が目の前にいなくともお辞儀をする、頭を下げるという行動が癖になっているということなのだろう。中国人の日常では頭を下げるという行動はほぼ存在しないため、「電話中にお辞儀をしていたら日本人」というのは間違っていない。
 続けて挙げたのは「写真撮影の時にピースをする」という行動だ。確かに日本人は写真撮影でピースをする人が多いが、この「ピース」は一説によれば日本人独特の行動とも言われる。日本の影響で撮影時のピースが一部のアジア圏に広まったものの、中国人は撮影時にピースはしないことが多い。中国人はむしろ体全体を使ったポージングを好む傾向にあり、写真撮影時のポーズでも日本人と中国人を見分けることは確かに可能だろう。
 そのほかにも記事は、「ずっと笑みを浮かべている」、「マスクを着用している人が多い」、「笑う時に口元を手で隠す」などの行動も、あまり中国人が取らない行動であり、日本人であることを見分けることのできる行動だと指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1619462?page=1
 <これも同様。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本に行くのに知っておかなければならない8つの礼儀」とする記事を掲載した。記事は「もし弁えていなければ、時として笑い話になるたけでなく、ひどい時には他人の反感を買うこともありうる」と説明。そのうえで、日本での生活で必須な「8大礼儀」を紹介している。
 紹介したのは「友だちや同僚と一緒に食事する際はだいたい割り勘である」、「ファストフード店やカフェでは、飲み食いし終わった食器を戻す」、「電車に女性専用車が存在する」、「エスカレーターでは左側(大阪では右側)に立つ」、「多くの場所が禁煙である」、「電車に乗車中、図書館や病院では電話の通話は控える」、「助けてもらった友人には、年末に贈り物をするか年賀状を出す気配りをする」といったものだ。」
http://news.searchina.net/id/1619788?page=1
 <これは、昨日も指摘した、ガス抜き記事だろう。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本は多くの中国メディアが伝えているような「活力に満ちた国」ではないと主張、実際は「魂の抜け殻のように疲れているビジネスマン」たちに日本の真の姿を見て取れると説明している。
 記事は出退勤時の日本のビジネスマンの写真を複数か掲載し、それらの写真からは「一種の重苦しさ」を感じると主張。さらに「毎日疲れた身体を引きずって出退勤しているようだ」としたうえで、「中国人と同じく、日本の普通のビジネスマンも仕事と生活からの圧力は避けて通れない」と論じた。
 さらに、「人には本来、快楽や幸福を追求する性質があるが、甚だしいほどマンネリ化した生活が日本を高自殺率の国家にしているのではないか」と主張した。」
http://news.searchina.net/id/1619796?page=1
 よくそこまで調べ上げたというくらい詳細な事実関係を踏まえ、オランダの調査チームが、マレーシア機撃墜へのロシアの強い関与を公表。↓
http://www.bbc.com/news/world-europe-37495067
<K.K>
 太田さん、BunBackupの設定ファイル2種(添付ファイル)を送付致します。各設定ファイルの除外設定は次の通りです。
・[NobumasaOhtaFolderAll.lbk]
FirefoxとThunderbirdのプロファイルはバックアップされませんが、その他は全てバックアップされます。
・[NobumasOhtaFolderExceptRoboLabel9.lbk]
FirefoxとThunderbirdのプロファイル、さらに[My RoboForm Data]および[label9]もバックアップされません。
 どちらの設定ファイルでもFirefoxとThunderbirdのプロファイルはバックアップされないことに注意してください。FirefoxとThunderbirdが起動中はBunBackupでプロファイルがバックアップ出来ず、エラーになる為このような設定にしました。
 下記の手順で設定を行ってください。
<1>FirefoxとThunderbirdの現在のプロファイルを手動でバックアップ
何を行っているか最初はわからないかもしれませんが、兎に角手順通りに行っておいてください。
1.下記の2つのフォルダをデスクトップにコピーしてください。
[D:\Users\Nobumasa Ohta\Documents\Profiles\Firefox]
[D:\Users\Nobumasa Ohta\Documents\Profiles\Thunderbird]
2.上記手順1で”デスクトップ”にコピーしたフォルダの名前を下記のように変更してください。(末尾に[.bk]を加えてください。)
[D:\Users\Nobumasa Ohta\Documents\Profiles\Firefox]を
[D:\Users\Nobumasa Ohta\Documents\Profiles\Firefox.bk]に
[D:\Users\Nobumasa Ohta\Documents\Profiles\Thunderbird]を
[D:\Users\Nobumasa Ohta\Documents\Profiles\Thunderbird.bk]に
3.[D:\Users\Documents\Profiles]フォルダを作成してください。
4.上記手順2で名前を変更した2つのフォルダを[D:\Users\Documents\Profiles]フォルダ内にカットandペーストしてください。
注1:上記で名前を変更した2つのフォルダは除外フォルダではありませんので、BunBackupでバックアップされます。
注2:万が一プロファイルフォルダがなくなってしまっても、[.bk]を削除すればFirefoxとThunderbirdのプロファイルとして使用できます。
注3:ただし、今後Firefox/Thunderbirdに設定変更を行った場合、その設定変更の内容はこの2つのフォルダには反映されません。
<2>設定ファイルの読み込み
1.[D:\Users\Documents\Profiles\BunBackup]というフォルダを作成してください。
2.このメールの添付ファイル(Zipファイル)を解凍して、とりあえず2つとも上記1で作成したフォルダ内に保存してください。
3.BunBackupのウィンドウを開いてください。
4.左上の[ファイル(F)]クリック→[開く(O)]をクリックしてください。
5.開いたウィンドウで、上記手順2で保存した2つの設定ファイルのうち太田さんの好みの方を開いてください。
注:次の手順6で、バックアップ元は全て[D:\Users\Nobumasa
Ohta\xxxx]ですので、バックアップを実行しても、Dドライブのデータは消えないはずです。
6.バックアップ元とバックアップ先を一応確認してください。([12
ドキュメント(DATA_USB1)へというのは、[DATA_USB1]というボリューム名の付いたUSBディスクを差し込んだ時のみ行われるバックアップです。)
7.[F9]キーを押してください。[ドキュメント]フォルダ等の外付けHDDへのバックアップが始まります。
8.「バックアップ元/先が存在しない」等の致命的なエラーは出ず、[バックアップ結果]ウィンドウが出て、[.bk]を付けたフォルダ等がバックアップされたことを確認してください。
9.[バックアップ結果]ウィンドウを閉じてください。
注:次の手順10以降は、手順9までが上手く動作した時のみ行ってください。
10.[設定(S)]クリック→[環境設定(E)]をクリックしてください。[環境設定]ウィンドウが開きます。
11.[自動バックアップ]タブをクリックしてください。
12.[間隔]グループで[分ごと(M)]ラジオボタンにチェックが入っていることを確認後、[間隔(I)]テキストボックスの値を[2]分に変更してください。バックアップの間隔が2分になります。他の間隔にしたい場合は、その値を入力してください。
13.既にスタートアップに登録されているはずですが、念の為、[スタートアップ・タスク設定(S)]ボタンクリック→展開したウィンドウで[スタートアップ(S)]ラジオボタンにチェック→[登録]をクリック→[OK]ボタンをクリックしてください。
14.[環境設定]ウィンドウに戻りましたら、[自動バックアップする(A)]チェックボックスにチェックを入れて、[OK]ボタンをクリックしてください。
15.[Banbackup]ウィンドウを閉じてください。
<太田>
 三種の目薬のうち一種が切れたので、本日朝、西馬込駅前の眼医者へ行った。
 診療開始は09:30だが、09:00から受付が始まるところ、しばらく前から、2階に眼医者が入っているビルのエレベーターが診療開始10分前からしか動かない仕組みになっていた。(階段はない。)
 ということは、受付開始も09:20からになったんだな、と思い込んでいた。
 で、できるだけ待ち時間を減らすとともに、立って待つ時間も減らすために、09:10にこのビルに到着したら、今までで初めてのことだが、私が一番目だったのでしめしめ。
 09:20に、にやけながら眼医者に到着したら、何と、先客が2人もいた。
 (一体どっから入ったんだ!)
 それにしても、2人だけだから、そうは待たされるまいとタカをくくっていたところ、私の番が来たのは何と10:00。
 (その間、モチ、必死に備え付きの文春と週刊朝日を斜め読みしたが、収穫ゼロ。)
 帰りに裏通りにわざわざ赴いてチェックしたところ、(当然ながら)同ビルの非常階段を発見。
 しかし、待合室にはこの非常階段に通じるようなドアはない。
 このスリラーもどきの謎、受付の人に聞けば、即解明できるんだろうが、キツネにつままれたような気持ち。
 
 ・・てなわけで、時間をとられた上、本日の有料コラムの準備も遅れているので、Banbackupの件は、後回しにすることにした次第。
—————————————————————————————————————————————–
太田述正コラム#8639(2016.9.29)
<またまた啓蒙主義について(その1)>
→非公開