太田述正コラム#8696(2016.10.28)
<皆さんとディスカッション(続x3144)>
<コラム#8694の訂正>(ブログは訂正済)
<これもそう。↓>→<定番のネタで日本の人間主義礼賛記事。↓>
<これもまたそう。↓>→<これもそう。↓>
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<太田>(ツイッターより)
 最新の調査では、わずか2ポイント差。
https://ig.ft.com/us-elections/polls
 鍵となる各州でも情勢混沌化へ。
http://edition.cnn.com/2016/10/27/politics/road-to-270-electoral-college-map-october-26/index.html
 トランプがどんどん追い上げている。こりゃひょっとしたらひょっとするかもよ。
 その大衆の水準に見合った大統領の初誕生かあ?
 「…ドゥテルテ大統領は…安倍晋三首相と会談した際、「犬のように扱われている」などと米国に対する嫌悪感を伝えたことを明らかにした。…」
http://mainichi.jp/articles/20161028/ddm/007/030/090000c
 これ、我々に対し、日本も米国に同様に扱われていることをどうして自覚してないんだと言ってくれてんだぜ。
<aqLm7Qas>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
≫「そうだろそうだろ。↓
 「・・・三浦九段「1億%クロ」との声も・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12201360/  ≪(コラム#8694。太田)
 ↑その記事の典拠になっているデイリー新潮は1週間前の週刊新潮(20日発売の10月27日号)の記事の一部であり、特に新しい情報はないそうです。
 三浦九段不正絡みの時系列最新情報についてはここが分かりやすいと思います。
http://shogi1.com/miurahiroyuki-soft-ryuousen-3rd/
 余談ながらその10月13日に橋本崇載八段が書いた「1億%クロ」発言の当該ツイートはその日のうちに本人によって削除されています。
 抜粋ですが↓のように三浦九段に同情的な声もあります。
丸山忠久九段 http://www.asahi.com/articles/ASJBP4HL2JBPUCVL00N.html
「三浦九段との対局で不審に思うことはなかった。一連の経緯には今も疑問が残っている。」2016年10月21日
渡辺正和五段 https://twitter.com/masakazu_930/status/789970979640311808
「渡辺竜王の発言とされるものは将棋連盟定款第9条に該当し、渡辺竜王が除名になるべきものです。渡辺竜王の名誉の為にも一刻も早く発言を否定し、三浦九段の処罰を望まないと声明を出してほしいです。」2016年10月22日
上野裕和五段(元連盟理事) https://twitter.com/hirokazuueno/status/789726638288220160
「むしろ疑惑を出した方の勇み足ではないか、という印象でした。」2016年10月22日
田丸昇九段(元連盟理事) http://tamarunoboru.cocolog-nifty.com/
「説明会では、三浦九段を批判する声と同情的な声に分かれましたが、私の実感では後者のほうが多かったと思います。」2016年10月26日
屋敷伸之九段
「真相が全くわからないのでコメントしようがない。個人的には三浦九段の人間性もわかっているので、不正をやるようなことはないと思う」10月27日朝日新聞将棋欄
⇒同情的な声のうち、三浦と最近対戦したことがあるはずの丸山、屋敷の両名については、あえて三浦が不正をしなかった可能性も考えられ、彼が、この両名と個人的にも極めて親しい、等の事情がないか、を調べてみるのも一興かと思います。
 さて、何度も指摘しているように、仮に三浦が白だとすればなおさらなのですが、「査問会」への対処においても、高畑並みの拙劣な対応をして黒の印象を連盟首脳陣や我々観衆に振りまいてしまったわけであり、勝負師として失格ですから、彼は、将棋でもAI優勢となった現在、黒の印象を引きずったままでプロを引退するほかないでしょう。
 何が言いたいかというと、今後は、我々観衆としては、将棋そのものもさることながら、(AIの出る幕のない)番外戦等、すなわち盤面以外、に同等以上の関心を寄せる形でプロ棋士の対戦を鑑賞することになるのが必至であるところ、盤面以外に関してこれだけ弱い(ヘタクソ、ないし、魅力のない)三浦にはプロとして残る資格はない、ということです。
 (頭のスポーツである将棋に対するに一般スポーツにおいて、プロ野球でのドラフトや各種競技での男女別・体重別制度が存在するのは、AIとは直接関わりはないけれど、ほぼ確実に結果が予想通りになる対戦をなくすことによって、結果的に対戦そのものでの最強者の決定を追求しないこととなった、興行的になった、ないしは、プロレス的になった、という点ではあい通じるものがあるところ、これら一般スポーツにおいては、我々が、関心の相当大きな部分を番外戦等、すなわち対戦以外、に寄せていることを想起してください。)
 渡辺が、本当に三浦が黒だと信じているかどうかは分かりませんが、いずれにせよ、彼は、この番外戦で三浦に勝てる、と(三浦の、性格や番外戦の技量、を含む)諸般の情勢を読み切って勝負に出たことは間違いないのであって、渡辺は見事に(実際に戦わずして)三浦に大勝利を収めるとともに、我々観衆の手に汗を握らせた、ということになります。
 まさに、AI優勢時代における将棋プロの鑑ですね。
 関連記事です。↓
 「三浦九段の疑惑、使用したと見られるソフトで検証してみると…」
http://news.livedoor.com/article/detail/12206357/
 
<七氏>
 1つ、全うな判断。↓
 「産経新聞は今後、「生前退位」ではなく「譲位」とします」
https://www.google.co.jp/amp/www.sankei.com/life/amp/161028/lif1610280010-a.html?client=ms-android-kddi-jp
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 おほほーー!!
 やべーメンツ。なんでこうなっちゃうかね~~。
 野田元総理、早くしてよー!!↓
 「生前退位の有識者会議、石原氏・櫻井氏らヒアリングへ・・・
 石原信雄(元内閣官房副長官)▽今谷明(帝京大特任教授)▽岩井克己(ジャーナリスト)▽大石眞(京都大大学院教授)▽大原康男(国学院大名誉教授)▽笠原英彦(慶応大教授)▽櫻井よしこ(ジャーナリスト)▽園部逸夫(元最高裁判事)▽高橋和之(東大名誉教授)▽所功(京都産業大名誉教授)▽平川祐弘(東大名誉教授)▽古川隆久(日大教授)▽保阪正康(ノンフィクション作家)▽百地章(国士舘大大学院客員教授)▽八木秀次(麗沢大教授)▽渡部昇一(上智大名誉教授)」
⇒そもそも、高齢の人達ばかりなのが気になるなあ。(太田)
<太田>
 今、<貴メールに>添付されていた写真を拝見したのですが、<昨日>昼過ぎに筐体を開けた時に、 [SATA 15pinコネクター]が、写真の部分に保護キャップがつけられた状態で、光学ドライブの近くにありました。
 コードは、光学ドライブに繋がっているように感じました。
 端末のようなのに、どうして途中にあるのだろうと不思議に思った次第。
 いずれにせよ、光学ドライブに繋がっている部分を引っこ抜いて、[USB3.0増設ボード]に突き刺せばいいんですね。
<K.K>
 平均的な電源ユニットの場合、添付画像の様に[SATA15Pinコネクター]が3個付いたケーブルが2本(つまり、[SATA15Pinコネクター]が6個)あります。Epsonパソコンは、省スペースパソコンでコネクターが余っているかわからないので、こんなやり取りになっているという次第です。
 それで、保護キャップの付いているコネクターの保護キャップを外して、このコネクターをUSB3.0増設ボードに取り付けてください。
 ケーブルの長さが足りず取り付けられない場合は、
i)光学ドライブに接続されているコネクターを外して、USB3.0ボードへ
ii)保護キャップの付いていたコネクターを光学ドライブへ
接続できないか試みてください。
 それでもケーブルの長さが足りない場合は、SSD・HDD・光学ドライブ・USB3.0ボードの4つに[SATA15Pinコネクター]を接続する必要があるわけですが、どのパーツにどの[SATA15Pinコネクター]を取り付けても動作に問題はありませんので、
i)SSD/HDDのコネクターを外してUSB3.0へ
ii)保護キャップの付いていたコネクターをSSD/HDDへ
等を試みてください。
 (パソコン内部がスッキリする様に接続するのがベターですが、あまり神経質になる必要はありません。)
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 歴代天皇以外の皇族の大部分はオカシイ、と私は前から書いてきたが、その典型。
 南京事件等を問題視したのはそれがたまたまいい方向に向いたということであって、、クーデタ計画への関与やその仲間を売ったことだけとっても、言語道断。
 その結果、死してなお、諸外国に、戦前の日本について、間違ったシグナルを送り続けることに「加担」してしまった。↓
 「・・・三笠宮親王は陸軍大学校を卒業後、陸軍大尉に任官し、旧日本軍の陸軍小領として敗戦を迎えた。1943年に中国・南京に赴任した際、日本軍の悪行を目の当たりにし、戦争を続ける東條英機内閣を倒すためのクーデター計画に参加したが、「東條暗殺」など過激な内容を知って翻意し、自ら憲兵隊に自首した。当時、日本政府は三笠宮親王が関与したことを不問に付し、ほかのクーデター首謀者らも軽い処分で済ませ事件をもみ消した。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/27/2016102703260.html
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/prince-mikasa-younger-brother-of-former-japanese-emperor-hirohito-dies-at-100/2016/10/27/64118382-9c5f-11e6-b3c9-f662adaa0048_story.html
 その輝かしい歴史が、すんでのところで断絶するところだった?↓
 「雅子さまに精神科医が指摘した『双極性障害II型』の可能性・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12199073/
 中共官民による日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <冒頭は、日本人が紹介した中共人民の声から。↓>
 「・・・中国人が留学したい国ナンバーワン? そりゃ、何といっても、やっぱりアメリカです。アメリカの有名大学のキャンパスに行けば、中国人留学生がゴロゴロいます。でも、中国人にとって、アメリカ留学だけが幸せな選択肢じゃないですよ。私から見れば、日本に住んでいる友人のほうがずっと健康的で、幸せそうな顔をしています・・・
 自分が指導する中国人留学生に、アメリカ留学している中国人と大きな違いは感じません。アメリカだから一流、日本に来たからそうではない、とは必ずしもいえません。本人の適性や家庭環境などの問題もありますので。優秀な中国人がアメリカを避けて日本を選択する、というケースもたくさんあります・・・」
http://diamond.jp/articles/-/105980?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
 <フラッグシップ「人民網」による重厚な記事群。
 日中友好を叫ぶ習ちゃん。↓>
 「第11回中日メディア関係者対話会議が東京で開催 積極的な声の発信を目指す・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2016/1027/c94473-9133634.html
 <次は、日中友好を体現してる中共人民の紹介。↓>
 「夢をあきらめ学問の道へ 日本で王国維の研究をする中国人教授・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2016/1027/c94473-9133518.html
 <最後は、日本についての質の高い客観分析。↓>
 「日本は外国人労働者や移民に対しなぜこれほど保守的か・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2016/1028/c94476-9133832.html
 <では、サーチナから。
 定番の、現在から近未来にかけての日本の礼賛。↓>
 「・・・緯度財経は・・・日本と中国はともにアジアの経済大国ではあるものの、「日本が世界の経済強国であるのに対し、中国は規模的に経済大国であるに過ぎない」と指摘し、「中国人は日本を軽視していてはならない」と主張する記事を掲載した。
 記事はまず、中国経済が今直面している問題は「大きな付加価値を生み出すことのできる中国企業が少ない点」にあると指摘。世界の工場と呼ばれた中国の実態は、各産業チェーンの川下で、各国メーカーの製品組み立てなど付加価値の低い作業を担当していたに過ぎないと指摘した。
 中国は安価な製品を世界中に輸出することで成長してきたが、世界経済の回復が遅れるなか、輸出を短期間で回復させることは難しいため、内需を拡大させる必要があると主張。一方、中国では貧富の格差が拡大しており、「富裕層の消費は限定的であるにもかかわらず、貧しい人びとは消費に回すカネがないのが現状」と指摘、中国経済も活気が失われつつあると論じた。
 一方で記事は、日本経済を経済指標だけで見ると「恐るべき停滞」が続いているように見えるとしながらも、「いくら日本が嫌いだからといっても、日本の良くない面ばかり強調しているわけにはいかない」と主張。経済の質を比較せずに規模だけを比較しても「14億人も人口がいる中国が日本を国内総生産で追い越すのは当然のこと」であり、中国人はその虚栄にいつまでも浸っていてはいけないと論じた。
 さらに、中国製造業が高度化に向けて「困難な道のり」を歩み始めるなか、日本の製造業について「とっくに利益の小さい低付加価値の分野から、利益の大きい高付加価値の分野への転換を果たしている」と指摘。また、日本のバブル崩壊後、アジア通貨危機や世界金融危機など、世界では大小さまざまな危機がぼっ発したものの、日本経済が大きなダメージを受けることがなかったのは、それだけ日本に良質な経済基礎があったためであるとし、「日本は決して軽視できる国ではなく、中国人は目を醒ますべき」と警鐘を鳴らした。」
http://news.searchina.net/id/1621801?page=1
 <日本のスポーツを礼賛。↓>
 「・・・捜狐は・・・「リオで惨敗した中国の体操、東京ではもっとひどいかもしれない」とする記事を掲載した。記事は、リオ五輪において中国の男子体操チームが「不公平な扱いを受けた」こともあって、「32年の歴史で最悪の成績に終わった」と紹介。一方、ライバルである日本は団体で金メダル、個人総合でも内村航平選手が優勝と目覚ましい活躍をみせたことを伝えた。そのうえで「日本にとってさらなるグッドニュースが生まれた」として、渡辺氏のFIG理事長当選を紹介した。
 そして、体操のルールは五輪のサイクルごとに変更や改善が行われ、中国代表がリオ五輪で惨敗を喫したのもルール変更の影響があると説明。渡辺氏の理事長就任後にもさらなるルール変更が推進されることになるとし、次回の五輪開催地が東京であることもあいまって、日本にとって大きなアドバンテージになると論じた。
 一方、現在のFIG理事長であるブルーノ・グランディ氏から「ロボットのよう」と指摘された中国代表は、日本をスタンダードとする「美しい体操」への対応を含めた新ルールへの適応に向けてより多くの努力やトレーニングが必要とされると記事は説明。新旧交代が上手く行かない状況でのルール変更は中国代表の足並みをより乱すものとなり得るが、「どんなものであれ、中国代表が速やかに新ルールに適応し、新しい科学的なトレーニングを取り入れることで、東京五輪にて良い成績を勝ち取ることを願いたい」とした。」
http://news.searchina.net/id/1621798?page=1
 <定番的に日本の自動車を礼賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・東京を訪れた中国人旅行客の手記を掲載し、「日本は世界の自動車大国であり、日本メーカーは極致とも言える水準の車作りを行っており、世界的に販売も好調」だと伝える一方、日本国内では「中国ではほとんど見かけない軽自動車がたくさん走っていた」と驚きを示した。
 記事は、中国では軽自動車が往々にして「造りが粗い」、「簡素」などと見下される傾向にあることを指摘する一方、日本の軽自動車は「エアコン、カーナビのような装備のほか、CVT無段変速機、ターボチャージャー、そしてハイブリッドなどの先進技術も採用されている」と紹介。日本の軽自動車は中国国内の軽自動車とは「まったくの別物」だったと伝えた。
 続けて、日本人の自動車に対する消費概念は「非常に特殊」であるとし、米国人のように大排気量の車を好むわけでもなく、中国人のようにブランドや付加価値を重視するわけでもないと指摘し、「日本人は自動車に対し、あくまでも必要性や合理性、実用性を求めている」ことがわかったと紹介した。さらに、中国の都市部で年々、自動車数の増加に伴って交通渋滞や駐車場確保の難度が深刻化していることを指摘したうえで、「中国でも軽自動車が広く普及すれば、もっと土地を有効活用できるだろうに」と綴っている。」
http://news.searchina.net/id/1621778?page=1
 <ガス抜きを兼ねた日本礼賛記事。中共人民に補正させている。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本人はどうして果物や生野菜を食べられないのか」とする記事を掲載した。
 記事は、「日本では30%の人が、新鮮な果物や野菜にありつけない。値段が高すぎるので、食べないことを選択しているのだ」とまことしやかに説明。そのうえで「どうしてこんなに農業が発展している日本において、果物や野菜の値段がとても高いのか」と問題提起し、その理由について解説している。
 まず挙げたのは、栽培面積が非常に少ないため、日本国内の需要を満たすほどの作物ができないという点だ。需要に大きく届かない供給量が、果物や野菜の値段を跳ね上げているとした。続いて、生産者も消費者も品質に対して強いこだわりを持っていることを挙げた。低品質な作物は市場から淘汰されてしまうため、自ずと価格も高くなるというわけだ。
 そして、品質を確保するための基準や検査が厳しいほか、パッケージにもこだわりがあることについても言及。「日本人は果物や野菜に対するこだわりが強く、良い物しか口にしようとしないため、値段が高くなってなかなか食べられないのだ」と結論づけた。また、品質を追求する日本の青果業界の発展ぶりを、中国も参考にすべきであるとも論じている。・・・
 記事を読んだ中国のネットユーザーからも「そんなことはないだろう。みんな普通に果物も野菜も食べている」との指摘が複数寄せられていた。」
http://news.searchina.net/id/1621813?page=1
 <(中共人民による補正がないが、)これもそう。↓>
 「・・・九江新聞網は・・・「日本には『細かいルール』がとても多い」とする記事を掲載した。記事は、日本に2年間住んできた中で、様々な細かいルールに触れたとし、「明文化されていないルールであっても、みんな自覚を持って守るのである」と説明している。
 そのうえで、孫を児童館に連れていった時の話を紹介。館内を清潔に保つために入口で靴を脱がなければならないこと、身なりを整える必要があり、ボタンがちゃんと掛けられていなかった孫を見た職員が直してくれたこと、そして、館内では飲食が禁止されており、飴を舐めていた孫を見たほかの子どもが先生に伝えると、先生がすぐにやって来てやめさせたことなどを伝えた。子どもたちにはまだ理解できなかったとしても、同伴の保護者にとっては「いちいち書き出さなくても知っていて当然」のマナーやルールだが、日本での生活歴がない、あるいは浅い作者にとっては「非常識」だったのだろう。
 記事はまた、レストランに入って喉が渇いたのでコップを持って厨房に水をもらいに行こうとしたところ、店員に「席にお戻りください。御用があればテーブルのボタンを押してください」と制止されたというエピソードも紹介。ただ水をもらうためだけに店員を煩わせるのも、という親切心からの行動だったようだが「日本人には納得されなかった」とした。その際、店員に「これは決まりですから。破るわけにはいきませんので。もし、みんな厨房にやって来たら、混乱するじゃないですか」と言われたことについても言及している。
 そのうえで、「日本人がルールをちゃんと守るからこそ、社会は安定しており、衛生環境の問題や、取るに足らないようないざこざの発生が少ないのである」と結論づけた。」
http://news.searchina.net/id/1621864?page=1
 <これも上と同じ。かつ、中共人民を叱咤激励している。↓>
 「・・・今日頭条は・・・中国よりもむしろ「日本こそパクリ大国の元祖」だと主張する記事を掲載した。
 記事は日本が古来より中国の各王朝の模倣を続けてきたとし、「中国をパクリ大国と呼ぶ資格はない」と主張。日本は遣隋使や遣唐使を派遣した時期に中国から多くを学び今でもその名残を見ることができるとし、日本が中国から「パクった」と事例として「漢字」、「和服」、「建築物」、「通貨」、「箸」、「花火」、「茶道」、「囲碁」、「和傘」を挙げ、いずれも中国由来のものではないかと主張した。
 さらに、日本は「あらゆる方面で中国文化を模倣してきた」と指摘し、日本は「中国を模倣したのちに独自の発展を遂げたという内容で、国民を洗脳している」と主張、「過去最大のパクリ大国は日本を置いてほかにない」と大げさに批判した。
 とはいえ記事は、「日本は模倣することに長けており、同じパクリでも日本は模倣の質が高い」とする一方、中国のパクリは「劣化するパクリ」だと分析。「この点では日本に倣うべきだ」と認め、「質の高い模倣が可能な日本の仕組みを、中国はパクるべき」と主張した。」
http://news.searchina.net/id/1621849?page=1
 <日本を手放しで礼賛しつつ、中共人民を叱咤激励している。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「同じアジアの国なのに、中国のクルマづくりはどうして日本に及ばないのか」とする記事を掲載した。記事は、技術的な点、そして歴史的な点から、日本と中国の自動車製造における「差」について論じている。
 まず、技術的な面については「われわれの教育では、正確さ精密さに関する研究が存在しない」と指摘。溶接技術を例に挙げ、日本では0.1ミリメートル単位の制度が要求され、厳しい訓練や試験が行われているのに対して、中国では「『師匠』に何年か教わっただけの『新兵』が、工場で作業しているのである」と説明した。このような状況であるゆえ、自動車のエンジンや高強度鋼材、高密度なネジといった部品が全て日本や欧州からの輸入頼みになっているのだとしている。
 そして、歴史的な点では、中国は清末の洋務運動の失敗から8カ国連合軍による侵略侵略、対日戦争、そして工業のお手本としてきたソ連の崩壊という数々のトラブルを経てきた中国が、明治の産業革命、朝鮮戦争特需、高度経済成長といったチャンスをものにしてきた日本との間に、「この100年で20~30年、いや先端分野では80年あまりの差をつけられている」と説明。
 ソ連崩壊によって自主発展の道を余儀なくされた中国の自動車企業は、日本や欧米との合弁に活路を見出すも、その結果「組立工場」に甘んじることとなって「さらに10年遅れた」としたほか、近年になってようやく自主開発に力を入れ始めたものの、短期間のうちに収益をあげるのは不可能であること、国産車の発展の方向性がなおも不透明であることをを指摘している。
 そのうえで、今後中国の自動車産業が日本に追いつき追い越すためには、まず「地に足をつけて発展の路線を定め、積極的に自らの技術を開発すること」が必要であるとした。また、目覚ましい発展を遂げている航空宇宙開発分野の素材製造技術を自動車分野に応用すること、国際的な標準を上回る新しい安全検査基準を設けて、中国自動車業界の国際的な影響力を高めることもすべきこととして挙げた。」
http://news.searchina.net/id/1621842?page=1
 <ガス抜きを優先させた記事。↓>
 「・・・騰訊は・・・「日本人旅行客のイメージが世界的に良好なのは、日本の国力が低下しているため」であると主張する記事を掲載した。
 記事はまず、「現在、世界中で良好なイメージを確立している日本人旅行客も、かつては渡航先でマナー違反を繰り広げてきた」と指摘。日本人が海外旅行を楽しむようになり、海外での常識やマナーを身につけ、良好なイメージを確立できるようになるまで非常に長い時間がかかったことを伝え、現在の中国人はかつての日本人と同じ道を辿っているだけに過ぎないと論じた。
 続けて、中国人旅行客のイメージが世界的に向上するのは、中国の国力が低下し始めた時であると主張。その理由は「日本人旅行客のイメージが世界的に向上したのは日本の国力が低下し始めた」ためであり、それは「景気が悪化したことで、民度の高い裕福な日本人だけが海外旅行に行くようになったため」だとし、中国も国力が低下し、民度の高い裕福な中国人だけが海外旅行に行くようになれば、中国人旅行客のイメージも自然に向上するはずだと主張している。」
http://news.searchina.net/id/1621858?page=1
 <もっぱらガス抜きのための記事。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本はどうして自殺率の高い国なのか」とする記事を掲載した。記事は、日本人が心のうちに多大なるストレスを蓄積していると紹介。「人たる者、みんな自尊心を持っている。しかし、仕事や生活のためとはいえ、屈辱を受けるようなことをせざるを得ないこともある。そのストレスが発散できなければ、突然殺人などの犯罪に走ったり、自殺を選択することになり得るのだ」と論じた。
 また、日本はノーベル賞受賞者を多数輩出し、環境保護にも優れた国である一方で、「その骨身の部分から言えば、彼らはなおも絶対的な封建時代に身を置いているのである」と説明。厳しい上下関係の中で、その序列を守らなければ排斥されることになるとした。さらに、日本では各個人がみんな同じルールの中で生きることを要求されており、「個性のない国である」と解説。ルールを守ってさえいればいいが、逆にそこからはみ出せば必然的にみんなから攻撃を受ける対象になるのだとしている。
 そして、日本式のいじめは組織的、かつ、一定のルールに基づき行われるとし、いじめる対象をみんなで「まるで存在しない」かのように扱い、対象が何をしても無視し続けると説明。「この感覚をわが身に置き換えてみると、ものすごく恐ろしいと感じないだろうか」と問いかけた。記事は、そんな状況で、ストレスに耐えきれなくなって最終的に自殺に走るというのは無理もないことであるとも説明した。
 さらに、「他人に迷惑をかけない」ことを旨とされる日本における特徴的な自殺の方式が、線路への飛び込みであると指摘。「そんなことしたら、みんなに迷惑をかけることになるではないか」とする一方で、「もしかしたら、死ぬ前の最後の瞬間になって、初めて魂の解放を得ようしているのかもしれない」と締めくくった。」
http://news.searchina.net/id/1621857?page=1
 <日本人を念頭に置きつつ、中共人民の阿Q性を慨嘆。↓>
 「・・・今日頭条は・・・トルコ在住の中国人が現地で「私は日本人だ」と言い張る場面に遭遇、その時に感じたことを伝える記事を掲載した。
 記事はある中国人が10月中旬に遭遇した出来事を紹介。同中国人はトルコのあまり外国人観光客がやって来ないエリアでトルコ人に囲まれて生活しているという。その日、自宅の近所にある家具屋の店主から「店に中国人らしき2人組が来た。トルコ語ができないからコミュニケーションが取れない。早く来てくれ」という電話がかかって来たという。
 買い物をしていた同中国人は「これから行く」と返事をしたうえで、まず中国語のできるトルコ人の友人に現場に行ってもらうことにした。それから15分ほど、同中国人が家具店に到着した頃には2人組はすでに立ち去っていたとのことだ。
 そこで、15分間の経緯について友人に聞いたところ「中国語で『あなたは中国人ですか』と尋ねたら英語で『いいえ、私たちは日本人です』と答えた」との返答が。さらに、中国に住んだことのある友人が「○○省の人でしょう」と尋ねると、2人組は気まずくなったのか「また来ます」と言ってそそくさと帰って行ったそうである。
 記事は、同中国人が友人から「どうして彼らは中国人だということを認めず、日本人だと言い張ったのか」と質問されたと紹介。「今の中国はもはや欧米列強に略奪される国でも無ければ、改革開放初期の外国人が珍しいという状況でもない。今の中国は強くて大きいのだ」とし、「どうして『日本人と称すること』を守護神のように考えるのか」、「私は中国人だ、ということに誇りを持たなければならない」と訴えた。」
http://news.searchina.net/id/1621776?page=1
 <これもそう。↓>
 「・・・今日頭条は・・・同映画について「中国ですでに好評を得ている」と伝えた。公開されていない映画がなぜすでに「好評を得ている」のだろうか。
 記事は、「君の名は。」が中国ですでに好評を得ている理由として、中国国内で中国語の字幕が入った「海賊版」が流通していることを伝えている。中国ではすでに日本側の権利を侵害した違法な海賊版が出回っているということだ。
 記事は映画の内容については絶賛しており、海賊版を購入するのではなく、「中国で公開されたときには映画館で観て欲しい」と強調している。」
http://news.searchina.net/id/1621805?page=1
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太田述正コラム#8697(2016.10.28)
<私の現在の事情(続x84)>
→非公開