太田述正コラム#8912(2017.2.13)
<皆さんとディスカッション(続x3252)>
<太田>(ツイッターより)
 「「安倍首相の勝利」「貿易不安」…欧米メディア…」
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170212-OYT1T50024.html?from=ytop_ylist
 嘘つけ。
 この記事だけでも、そう報じたのはロイターだけで、その配信を使った英米主要メディアなんてなかったことが分かるで。
 それよきゃ、両者のゴルフのスコアは?さぞかし最高機密なんだろな。
<太田>
 関連記事だ。
 トランプ、日本の取り込みに必死。↓
  
 「日米首脳ゴルフ外交、異例の情報統制に思惑 ・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK12H0O_S7A210C1000000/?dg=1
 「北朝鮮を非難 大統領「日本を100%支持」・・・」
http://mainichi.jp/articles/20170212/k00/00e/030/177000c
 <妬けてぼやく朝鮮日報。↓>
 「【社説】北ミサイル発射に米日が蜜月演出、韓国は置いてけぼり・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/02/13/2017021300790.html
 <でも、習ちゃんだけは、全てお見通し?↓>
 「・・・中国紙・環球時報は11日の論評で「安倍首相は今回の会談のために70万人の雇用などを準備したが、トランプ大統領を満足させるのは難しい」として「米国はこのような『安い価格の』提案を受け入れはしないだろう」と書いた。官営の英字紙「チャイナ・デーリー」は「アジアの国家首脳のうち安倍が最初に米国と首脳会談を実施したのは、米国が安倍の体面を保ってやったに過ぎない」として「日本国内でも今回の会談を『朝貢外交』と批判する世論がある」と指摘した。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/02/12/2017021201730.html
<FM3mV/06>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 「ミサイル発射で夕食会が緊張した雰囲気に 同席者が証言・・・」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170213/k10010874361000.html
 このタイミングでぶつけろって指示だったのかな?
<太田>(ツイッターより)
 「清水富美加さん–芸能界を事実上引退、幸福の科学に専念へ…」
http://mainichi.jp/articles/20170213/k00/00m/040/075000c
 「…「異邦人」久保田早紀…今はキリスト教音楽伝道者として本名で歌う…」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12788816.html?rm=150
 この2人の記事が同じ日にとは。
 コラムで取り上げよ。
<太田>
 で、ようやく分かったつもりになったんだけど、二人とも、事実上の引きこもりだ、という理解でいかが?
 引きこもりって、やや単純化して言えば、世界中で日本だけに見られる現象。
 そのような観点から、BBCが2013年に取り上げている。↓ 
 「引きこもり(引き籠もり、ひきこもり、英語表記 hikikomori・・・」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%95%E3%81%8D%E3%81%93%E3%82%82%E3%82%8A
 「子どもたちはだいたい中流家庭に育ち、ほとんどは男子であり、引きこもりを始めた平均年齢は15歳・・・日本の社会の中では女子が家庭にいることは普通のことなので、引きこもりとして報告されないケースが多いという。・・・
 社会的要因の一つに”世間体”がある・・・二つ目の社会的要因は日本的な家族関での依存、つまり”甘え”だ。・・・約半数の引きこもりは両親に対して暴力的であるにもかかわらず、家族は彼を追い出すことを考えもしない。」
http://karapaia.com/archives/52137506.html
 しかし、BBCによるその説明は、殆ど間違いじゃないかと思う。
 引きこもりは、現実の世界からヴァーチャルな世界への逃避なのであり、日本以外の大部分の国や地域では、ストーリー性のある、換言すりゃ、教義のある、宗教・・宗教の転化物たるイデオロギーを含む・・に「出家」することでその逃避が容易にできるのに対し、日本じゃ、それが(、逃避先が新興宗教や一部のキリスト教宗派の場合を除き、)基本的にできないため、親の家の中に逃避せざるをえない、って考えたらどうかってこと。
 件の二人は、久保田の場合は最初から、また、清水の場合は途中から、現実の世界、とりわけタレントの世界、に馴染めず、(かつ、そんな悩みなど乗り越えられたかもしれない自負心、使命感を裏付ける、才能が枯渇し、或いは才能がなく、)その一方で、たまたま、二人とも、教義宗教の世界に馴染みがあったことから、ヴァーチャルなそっちの世界に逃避できた、ということじゃないかな。↓
 「久保田<は、>・・・共立女子短期大学文学科・・・在学中の1978年、ミス・セブンティーンコンテストに応募・・・<したが、この>コンテスト<が>主にアイドル対象のオーディションとは知らず、人前で歌う勇気が無かったことから、レコード会社の人に聴いてもらえればという目的で応募したという。なお、二次の水着審査は固辞した・・・
 子供の頃に日曜学校に通うなど、キリスト教に親しむ環境<が>あった」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%85%E7%B1%B3%E5%B0%8F%E7%99%BE%E5%90%88
 「清水・・・は・・・「お仕事の内容に心がおいつかない部分があり(中略)毎日がギリギリの状態でした」とする直筆コメントを発表した。・・・
 幼い頃から教団の信者だったという。」
http://mainichi.jp/articles/20170213/k00/00m/040/075000c 前掲
http://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/Cfettp01702120038.html?iref=comtop_fbox_d2_02 ←参考
 「まとも」な引きこもりが多数いる日本は、何ちゅう「まとも」な国なんだろうか、と思うな。
 
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 サンリオのアグレッシブ烈子の紹介だ。↓
http://time.com/4668029/yale-renames-calhoun-college/?xid=homepage
 こんな記事を載せるなんてNYタイムスがワシントンポスト化か?
 大変結構なことだ。
 どちらかが、人間主義ないし中共当局の日本化戦略に早く気付くことを彼らのために祈っとるよ。↓
 As Japan Ages, Menus Adapt to Finding the Gourmet in Purees・・・
https://www.nytimes.com/2017/02/12/world/asia/japan-yokohama-aging-population-food.html?ref=world&_r=0
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <まずは人民網から。
 なかなか鋭いね。↓>
 「日本のファッション文化と心理(二)・・・日本の服装文化には、開放的な一面と保守的な一面があるのだ。それは、平和を望みながら、武力への崇拝も続ける日本人の心をよく表しているようにも感じる。また、日本人は自分たちは単一民族であると考えているが、実際には、古代からシベリアや中国、朝鮮、東南アジアの人々がそこに混ざっており、加えて欧米人との国際結婚をする人が増える今、日本人の血統は一層「国際化」しているといえる。」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0213/c94473-9177151.html
 <これもそうだな。↓>
 「日本の「塩味」・・・日本人が驚くほど細かく塩を分類する様子は、日本人が一貫してきめ細かく、真面目な国民であることを示しているだけではなく、日本人の職人気質の現れでもあるといえよう。」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0213/c94473-9177145.html
 <ここからはサーチナより。
 当局のマッチポンプのせいなのに、よー言うよ。とにかく、日本の製品を買えとさ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・中国ではいつからか「消費に愛国心が関わるようになってしまった」と伝え、こうした現象は理性的な消費者にとっては理解できないことであると伝える一方、中国の愛国者たちは「もっともらしい理由をつけて、中国の未成熟な消費市場に大きな影響を与えている」と論じている。
 記事はまず、「消費と愛国心は本来、何の関係もないもののはず」だと指摘する一方で、日本の自動車や電化製品を購入することは中国でしばしば批判の対象となると指摘。だが、中国では1970年代から80年代にかけて、日本の自動車や電化製品が人気だった時期があると指摘し、「当時は日本製品の不買は当然存在せず、中国人の日本人に対する印象も良好だった」と論じた。
 だが、現代の中国において日本製品の排斥を呼びかける声が存在するのは、主に日中関係の悪化とメディアの喧伝によるものとの見方を示し、「消費と愛国心は本来、何の関係もないもの」である以上、中国の消費者は製品の価値を理解し、自分に適した製品を選べば良いだけのはずだと主張した。
 また、製品の国籍によって排斥するという行為は消費市場を歪ませるだけであり、愛国心を理由に中国製品を購入することは盲目的な愛に過ぎず、それは中国製品の競争力向上にとって有害であると指摘。中国の消費者が成熟し、市場全体が適切に成熟すれば中国製品は真の競争力を得ることにつながっていくはずだと主張した。」
http://news.searchina.net/id/1629028?page=1
 <これもそう。とにかく、日本へ行けとさ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・歴史問題で日本を憎みつつも、現代の日本には愛すべきものが数多く存在すると伝え、まさに愛蔵相半ばする感情を抱く中国人による手記を掲載している。
 記事は、同中国人の見解として「歴史問題を理由に日本に対して恨みの気持ちはある」としながらも、その一方では「日本が大好きでもある」と主張。日本のアニメや漫画、芸術品のように美しく、美味な日本食など、日本には中国にはない魅力が数多く存在し、実際に「これまで4度も日本を訪れたことがある」と伝えた。
 続けて、日本を訪れるたびに「日本に対する感情はより複雑になった」とし、過去の問題を完全に許すことはできないものの、日本社会の秩序、日本人の自制心の強さや礼儀正しさなどを目の当たりにし、日本を認めざるを得ない気持ちになったことを指摘。
 さらに記事は、現在の中国のネット上では「日本」という言葉を見かけただけで批判や罵りの言葉が並ぶと伝える一方、「中国人は過去にとらわれてばかりではなく、日本の長所を冷静になって認めるべきだ」と主張。日本を訪れたことのない中国人はまず一度、訪日したうえで日本という国を自分の目で見てみることをおすすめするとし、「そのうえで日本を批判し、罵り続けるべきかを考えるべきである」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1629029?page=1
 <これも同工異曲。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本に対してまさに「愛憎」入り混じる感情を抱く中国人が、日本での旅行でより「複雑な気持ちになった」とする記事を掲載した。記事の作者はまず、歴史認識に対する姿勢から日本が恨めしいとする一方で、「日本を愛しているか、と言われれば、愛していると答える。日本のアニメも、グルメも、映画も愛している」との自らの気持ちを吐露。これまでに4度日本を訪れているが、実際の日本を見ることによって「彼らに対する感情は、より複雑なものになった」としている。
 そのうえで、旅行で京都を訪れた時のエピソードを紹介した。伝統的な和風旅館に宿泊した際、フロントにいた男性スタッフの表情に冷たい第一印象を覚えたが、記帳をする間にトランクを拭いてきれいにしてくれたこと、チェックインの時間まで預けた荷物を部屋に運んでおいてくれたこと、宿泊する部屋の説明をくまなくしてくれたうえ、あらかじめ電気ポットのスイッチを入れてお湯を沸かしておいてくれたとし、「このような待遇に対して、われわれはとても驚いた」と伝えた。
 記事は「小さい頃、日本に対する恨みは骨の髄までしみ込んでいた。しかし大きくなって、弁証すること、いかにして世の中を中立的に見るかを学んだ」とするとともに、「日本に行ったことのない人は、実際に1度行ってみて、真剣に感じ取って来るといい。そして、引き続き日本を罵り続けるか、それとも謙虚になって学び、いつか追い越そうと努力するかを考えるといい」と訴えている。」
http://news.searchina.net/id/1629077?page=1
 <これは真正面からの日本へ行け記事だ。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、中国国内における日本旅行ブームは冷めるどころか、加熱し続けており、日本で大量の消費を行っていると紹介しつつ、こうした消費の背景には「日本製品の品質の高さ」のほかに、「日本人のサービス意識の高さ」もあると伝えている。
 記事はまず、「日本人は訪日する中国人が気前よく買い物をすることを知っている」と伝え、実際に中国人は帰国前に日本円を使い切ってしまうために空港内の免税店などで最後の買い物を楽しむと紹介。買い物に熱中するあまり、飛行機の搭乗時間を忘れてしまう中国人も少なくないと伝えた。
 だが、日本の空港ではまだ搭乗していない客を探して免税店をめぐっている空港職員を頻繁に目にすることができると伝え、その様子は「焦り」と「必死さ」が伝わってくるものだと指摘。責任ある態度で真剣に仕事に取り組む様子は、中国人にとっては「感動」を呼ぶものであると論じた。
 また、機内に搭乗後、窓から外を覗いてみると、やはり空港職員が飛行機に向かって手を降ったり、お辞儀をしたりする様子を見ることができると紹介。こうした対応は上海の空港でも見られないものであると伝え、日本人のサービス意識は独特であると同時に非凡であると称賛し、このような日本人のサービス意識の高さが「中国人旅行客の足を日本へと向けさせ、日本で気持ちよく消費することにつながっている」との見方を示している。」
http://news.searchina.net/id/1629070?page=1
 <日本の老舗企業を絶賛。↓>
 「・・・環球時報は・・・日本の老舗書道用具メーカーを見学して「永遠に捨てることのない匠の精神を感じ取った」とする記事を掲載した。見学した製造現場で感じたのは、今の中国社会が目指すべき方向性だったようだ。
 記事が紹介したのは、創業100年以上を誇る奈良市の書道用具メーカー・呉竹だ。記事は、同社工場内にある墨の製造工房を訪れたことを紹介。「あたかも時間が固まったようであり、100年の歴史を持つ墨づくりの手順と方法が守られていた」とし、墨の材料をもみ込む作業場では顔も服も手も真っ黒にした「匠」が力を込めて黒いかたまりをもみ込んでいたと伝えた。そして、温度や湿度によって材料の配分を変える必要があるという墨作りの「匠」になるためには少なくとも10年の修練が必要であること、「匠」の練った墨には、素人がやっても出ない鮮やかな光沢が出てくることを説明した。 
 そのうえで、同社の綿谷昌訓社長が「1902年の設立以降、最大の危機が第2次大戦後にやってきた。米国の占領下で学校での書道が禁止されたためだったが、そのが逆境のなかで質への追求をさらに強めたことで苦難を乗り越えることができた」、「面倒がることなく最高の質を求め続ける。これが職人気質である」と語ったことを紹介。同時に「未来を見据えて積極的に新製品を開発することも大切であると強調した」とし、長年の研究の末に1997年に開発した「水筆ぺん」のほか、同社がこれまでに書道、絵画に関連した約2000種類の新製品を開発してきたことを伝えている。
 記事はまた、同社長が中国の同業種企業を視察した際に「多くの工場で、伝統的な墨の製造方法が伝わっていない」ことを感じたとしたほか、同社には製品開発や品質確保のための実験室があり、その研究者が「現在中国で作られている墨は脆く、すぐに折れてしまう」と語ったことを併せて紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1629061?page=1
 <日本の農村を絶賛。↓>
 「・・・中国頭条はこのほど、中国であまり知られていない「日本の農村を直撃」した様子を、写真を交えながら紹介し、「きれいで住みやすい」と絶賛している。
 記事は、日本の田舎の第一印象をとにかく「きれい」と表現。写真を掲載しているが、どこの家もよく手入れされた木々や花であふれていて、実際きれいという言葉以外見当たらない。日本ではごく当たり前のことだが、「道路に亀裂がない」ことにも感動した様子だ。
 また、中国の別荘を思わせる日本のきれいな家屋と田んぼが映った光景は、特に美しく感じたようだ。緑に囲まれた絵のように美しい風景のなか、一列に並び下校する子どもたちの写真には「環境の良さが見てとれる」と羨ましげにコメントしている。これは、緑の多さに加え、子どもたちが親の送迎なしに自分たちだけで帰宅できる治安の良さも含まれているようだ。
 さらには、自宅の庭で水を撒いている人、昔ながらの街並みが残され、観光客がゆったり散策する小道、山の谷間にある草ぶきの屋根の写真も掲載しているが、いずれも「静けさ」と「心地よさ」を感じると伝えた。観光客の視点としては見るべきものが何もなさそうに見えるとしながらも、同時に「騒がしさや疲れ」もなく、「時がゆっくり流れているようだ」と日本の農村部を絶賛した。」
http://news.searchina.net/id/1629034?page=1
 <日本の駅弁も(定番だが)絶賛。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、春節(旧正月)の長期連休を利用して日本を訪れた中国人が、東京駅構内で販売されている駅弁を見て「日本の駅弁が中国に完勝しているというのは本当だった」ことを伝えている。
 記事は、東京駅構内の駅弁販売店で撮影した非常に多くの写真とともに、日本の駅弁のクオリティを紹介している。駅弁販売店では日本全国で人気の駅弁が200種類以上も取り揃えられており、非常に多くの日本人客で賑わっていたようだが、この中国人は単一的な中国の駅弁と違い、日本の駅弁は多種多様であることに大きな驚きを感じたようだ。
 例えば、寿司の弁当や神戸牛、中華料理の弁当のほか、子ども向けの人気キャラクターを採用した子ども向け弁当などを紹介し、日本の弁当は「まるで芸術品のように美しく、見た目、香り、味のすべてにおいて、客に食べたいと思わせる」と形容した。
 また、「北海道新幹線弁当」は北海道新幹線の車両を模った容器になっていることにも驚いたことを紹介。日本の駅弁はパッケージなど見た目にこだわったものが多いことを伝え、色彩に乏しく、見た目的にもあまり美味しそうに見えない中国の駅弁とはまったく異なる存在であることを伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1629037?page=1
 <(これも定番だが、)日本車を絶賛。↓>
 「・・・汽車之家は・・・中国では「愛国心を示すために日系車を購入しない」といった論調が存在すると紹介する一方、中国車が本当の意味で競争力を高めるために必要なのは日系車の不買運動ではないと指摘する記事を掲載した。
 記事は、中国車の販売が近年増加していると言えども、それは20万元(約330万円)以内のSUV市場で好調であっただけであり、セダンや中・小型車市場での販売は不調だったと指摘し、20万元以内のSUV市場以外では、今なお合弁メーカーが圧倒的な販売シェアを獲得していると指摘した。
 続けて、中国車は今なお日系車やドイツ車にブランド力や安定性などで劣るとし、中国車の強みは「価格競争力とコストパフォーマンス」に過ぎないと指摘。また、中国人消費者は自動車を選ぶにあたって「メンツが立つかどうか」を重視する傾向があることを指摘する一方で、「中国車ではメンツが立たない」と考える消費者は今なお少なくないと論じた。
 さらに、中国車に本質的な競争力がない以上、愛国心を理由に日系車の排斥を行ったところで中国車の販売が伸びるわけではないと指摘。また、消費者が自動車メーカーのブランド力やメンツに左右されず、自動車の技術、製品力を総合的かつ平等に判断できるようになれば、中国メーカーも技術の開発に真剣に取り組むはずだと主張し、中国の消費者にとって求められるのは日系車の排斥ではなく、成熟した消費観念であると伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1629049?page=1
 <これも日本車絶賛だ。例外的に、サーチナによるコメント部分のみを掲げておく。↓>
 「・・・日本での生産にこだわるレクサスには、中国に輸入される際に関税がかかり、さらに輸送コストなども上乗せされた価格で中国市場に出回ることになる。しかし、現状ではそのデメリットよりも「日本生産」の強みが上回っており、それが販売実績や中国国内の評判を支えている、というのが記事の見方だ。そして、記事を読んだネットユーザーの多くもその見方に賛同している。日本国内での生産にこだわる姿勢に、周囲に流されず自らの進むべき道を求める「匠の精神」を大いに感じ取っているようだ。」
http://news.searchina.net/id/1629090?page=1
 <客観記事だし、お馴染みの話題も取り上げられているが、まあ、面白い。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、ごく一般的な日本人の暮らしのなかで、中国と違う点について紹介する記事を掲載した。
 記事は、日本国内で撮影された写真を掲載しつつ、日本と中国の違いについて伝えている。まず、「先進国である日本の都市部では生活のリズムが早く、多くの人が仕事に追われている」と伝えつつも、日本人男性は仕事終わりに同僚や友人と飲みに行くことが多いと紹介した。中国では仕事が終わったらまっすぐ帰宅する人が少なくないため、中国人からすると「日本人は退勤後に居酒屋で飲んでいる」というイメージが強いようだ。
 また、日本の学生がおしゃれな制服を着用していることも、中国人からすると物珍しく映るらしい。中国の中学校では日本のような制服は採用されておらず、男子生徒も女子生徒も同じデザインのジャージが制服と指定されていることが多い。中国人学生の間では「醜いジャージで青春が台無し」だと不満の声が根強く存在するが、日本の学生が着用する制服は物珍しいと同時に羨望の対象であろう。
 さらに記事は、日本では「日本人の伝統衣装である和服を着用した女性を見かける機会が多いこと」を紹介し、中国とは大きな違いだと指摘。中国の人口の大半を占める漢民族の伝統衣装は漢服だが、現代で漢服をプライベートで着用している人はほとんどいないためだ。満州族の民族衣装であるチャイナドレスはレストランなどで店員が着用しているケースはあるものの、こちらも街中で着用している人を見かけることはまずない。
 そのほか、日本人のビジネスマンは常にスーツを着用していると伝え、これも中国人からすると珍しい光景だと主張。中国ではホワイトカラーとされる職でも私服で勤務することが多いため、日本のビジネス街で男性たちが一様にスーツにネクタイという格好であることは中国人にとっては異様な光景に映るようだ。」
http://news.searchina.net/id/1629033?page=1
 トランプ政権の首席戦略官のバノンは、ファシストでナチス支持の思想家のジュリウス・エヴォラに傾倒しているんだと。↓
 Steve Bannon Cited WWII-era Nazi Writer as Ideological Influence・・・
 Julius Evola, who actively wrote under Benito Mussolini’s regime and afterward, espousing a philosophy of Traditionalism that presented concepts like equality and progress as false ideals. His work has been taken up in the past decade by leaders of the “alt-right,” with the white nationalist Richard Spencer praising Evola as one of his intellectual fathers. Evola has also been adopted by far-right parties in Europe, including Hungary’s Jobbik and Greece’s Golden Dawn.
In an ironic twist, Evola was not only a fascist — he met with Mussolini and influenced the dictator’s writing of racial laws against Jews and other minorities — but even more radical than the Italian leader, castigating him for being too compromising and instead finding his intellectual model in the Nazis.
http://www.haaretz.com/us-news/1.771269
 ハンガリーとポーランドは、昔から、ずっと、ものすごーく仲がいいんだと。↓
 In a world of global tension and conflict, it’s both endearing and unusual that two countries <Hungary and Poland> that don’t even share a border have set aside a day solely to appreciate their friendship.・・・
http://www.bbc.com/travel/story/20170210-two-countries-as-close-as-brothers
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太田述正コラム#8913(2017.2.13)
<米帝国主義の生誕(続)(その12)>
→非公開