太田述正コラム#8960(2017.3.9)
<皆さんとディスカッション(続x3276)>
<太田>(ツイッターより)
 「少女像撤去しようとする日本の動向「容認できない」=米下院…ロイス…外交委員長…(共和党、カリフォルニア州)…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/08/2017030801373.html
 すんばらしー!
 一応共和党のトランプ大統領閣下、ツイッターでいいし、直ぐにじゃなくてもいいから、同調してくんないかしらん。
<ブービータスキチ>(同上)
 白人至上主義=キリスト教であるトランプ=標準的米国人とは日本は違うんだよっていう日本人の覚醒のために必要ってことで?
<太田>(同上)
 ま、そんなところか。
 但し、娘のイヴァンカをユダヤ人と結婚させ、彼女のユダヤ教への改宗も「認め」、そんな二人を自分の顧問達として重用してる
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97
んだから、トランプは、キリスト教/ユダヤ教至上主義なんだろうな。
<ブービータスキチ>(同上)
確かに。娘とは別でイスラエル贔屓だからね。
<太田>(同上)
 いんにゃ、トランプと娘のイヴァンカは、対イスラエル観を含む、殆どのイッシューで一心同体だぜ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Ivanka_Trump
も参照のこと。
 (トランプの大統領就任前に、安倍チャンを、父親及び夫と一緒に迎えた時の写真が使われてるねえ。)
<ブービータスキチ>(同上)
 まじか!
 となると、トランプっちゅうのはイスラエル=ユダヤ教信仰だな。
 んま、日本独立という目的からすると、どちらにしろいい起爆剤だね。
<太田>(同上)
 「日本に配備されたXバンドレーダーには何も言わない中国… 
 一時は韓国、米国、日本の三角同盟から韓国を引き離す意図が中国にあるとの見方もあった。
 しかし最近は「習近平・国家主席が公の席で反対を表明したにもかかわらず、韓国がこれを聞き入れなかったことへの怒り」という見方の方がより説得力があるようだ。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/09/2017030900754.html
 中共を習独裁国家で非合理的対外政策を採っていると誤解しているで。
 狙いは韓国を親日化させ、日本に集団的自衛権全面解禁と本格再軍備をさせることさ。
 正恩もトランプも使ってね。↓
 「サムスン・LGを名指し批判…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/09/2017030900615.html
<CrbgCwjQ>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 「「自動車をハッキングして暗殺する」「テレビで部屋の会話を録音する」などCIAの極秘諜報作戦の実態を暴露する機密資料「Vault 7」をWikiLeaksが放出・・・」
http://gigazine.net/news/20170308-wikileaks-vault-7/
 標的型攻撃のツールが目立つが、網羅的な監視網の話もそのうち出てくるんだろうか。
<4JMbixGk>(同上)
≫こりゃ弾劾されちまうかも≪(コラム#8958。太田)
 韓国のような国民情緒法の国における憲法裁判所の立場に立って考えれば弾劾以外の選択肢は存在しないんだそうで・・・。↓
 「パク・クネ、10日に判決言い渡し。弾劾が成立する3つの理由とは?・・・」
http://blog.livedoor.jp/rakukan/archives/5185338.html
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 結論は一番最後の記事に・・。↓
 「「森友」保育園、補助金1000万円不正受給か・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170309-OYT1T50029.html?from=ytop_main3
 「建設業者「15億5000万円が正しい」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12774218/
 「森友、昭恵夫人同行は「公務」 官房長官、政府見解訂正・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017030801001585.html
 「安倍総理が激怒 森友学園「ドアホ」理事長と交わった昭恵夫人の罪・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12772882/
 時代が変わったのねー。↓
 「川崎重工、哨戒機への執念実る–防衛装備品、三菱重工から50年ぶりに首位奪取・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/030800610/?n_cid=nbpnbo_ml&rt=nocnt
 人間主義的な対外的関わりを官民とも絶って久しい日本の名前、当然、登場せず。↓
 「ハンソル氏暗殺に向けた動きさらに活発に…「正男氏長男動画」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12772448/
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網から。
 範例であり続ける日本もツライで。↓>
 「中国、実体経済の危機を脱するために日本の企業がモデルケースに・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0308/c94476-9187232.html
 <若干ガス抜き気味。↓>
 「日本の家電業界、栄光を失った理由は?・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0308/c94476-9187196.html
 <ここからサーチナより。
 日本総体への敬意。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本を訪れた中国人旅行客による手記を掲載し、「中国経済はすでに日本を追い越したと耳にするようになったから、実際に日本を訪れて確かめてみた」ところ、日本のほうが圧倒的に発展していたと伝えている。
 記事は、中国国内では「中国はすでに経済でも科学技術の分野でも日本を追い抜いた」という論調が増えていると伝え、そうした論調を確かめるために訪日してみたと紹介。だが、日本を自分の目で見てみたところ、「その発展ぶりに驚き、中国は数十年は遅れている」と感じたと伝えた。
 では、どのような点から日本の発展ぶりを感じ取ったのだろうか。記事は東京都内の夜景の写真を掲載しているが、撮影した場所の眼下には高層ビルがびっしりと立ち並び、さらにマンションやビルが見渡す限り続いている様子が写っている。北京や上海も世界有数の大都市だが、都市化が完成した日本の街並みに衝撃を受けたようだ。
 さらに記事は、日本のサービスの質や、科学技術の社会への浸透ぶりは中国に比べて進んでいることがわかったと紹介。中国も近年は後発の優位性を活かし、サービスの質や科学技術は急激に成長しているとしながらも、それでもまだ日本とは差があることを認識したと主張し、「中国と日本の間には歴史的問題が存在するが、それでも日本に学ぶべきことは数多くあり、学ぶべき点は素直に学ぶべきである」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1630891?page=1
 <日本の治安の良さに敬意。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本人のごく日常的な生活のなかで見た中国との違いについて紹介する記事を掲載した。
 記事は、数多くの写真を掲載しつつ、日中の生活上の違いを指摘している。例えば、日本では戸建て住宅でも窓に面格子が設置されていない場合が多いことを指摘。中国では防犯対策として、窓に面格子が設置されていることが一般的で、玄関の扉は2重の防犯扉となっていることが多い。
 中国ではそれだけ空き巣や窃盗が多く、人びとは日常的に警戒していなければならないことを意味するが、日本では人の手が届く場所にある窓ですら面格子が設置されていないことを伝え、驚きを示した。
 また、日本にはいたる場所に自動販売機が存在することを紹介し、「お金と商品が詰まった箱」であるにもかかわらず、自動販売機の窃盗事件はほとんどないと指摘。さらに、野菜などの無人直販所も取り上げ、「売り物は商品ごとにきっちりと整理して並べてあり、お金を入れる箱が置いてあるだけなのに、誰も盗まない」と伝えた。
 そのほか記事は、日本のスーパーでは「入り口で手荷物を預けたり、出口で万引きをしていないかの検査は行われない」と指摘。当然、日本でも万引きは数多くあるものの、店側の対応から消費者に対する信頼が透けて見えると伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1630882?page=1
 <日本の製造業・製品に敬意。↓>
 「・・・新浪は・・・日本製品は「高品質」の代名詞であると伝え、それは中国人旅行客が日本で爆買いしたことからも見て取れると主張。なぜ日本の製造業はこれほど高い品質の製品を造ることができるのかと疑問を投げかけた。
 記事は、多くの中国人にとって納得できないこととして、「中国は数年前に国内総生産で日本を超え、人口も日本を大きく上回り、消費市場も極めて大きいのに、中国製造業が日本の製造業よりはるかに立ち遅れていること」が挙げられると論じた。
 続けて、製造業の競争力の本質は資源や資金力ではなく、技術力や革新力であり、技術力や革新力を養うには、時間や蓄積が必要となると指摘。その点、日本の製造業は模倣や学習の段階を経て、今では模倣される側になっていると紹介し、特に生産管理などの点で優れた方法を生み出すなど、世界中の製造業にとって学ぶべき対象になったと指摘した。
 続けて記事は、中国の製造業は「一部の大企業はすでに日本の企業に肩を並べる競争力を手にした」とする一方、大きな差があるのは「中小企業」の分野であると指摘。日本の全企業数のうち、中小企業が占める割合は99%以上に達しており、中小企業が雇用を創出し、大企業を縁の下で支える存在となっていることを指摘、中国の製造業が日本に全面的に追い付くには「中小企業の競争力向上が必要不可欠である」との見方を示した。
 さらに、中国の中小メーカーが競争力を高めるためには「経営資源の集中」が必要と指摘。中国の企業は少しでも儲かると「すぐに多角化戦略を取り、不動産や株式への投資を行う傾向がある」と指摘。製造業にとって重要なのは蓄積であるというのに、財テクという誘惑に負ける経営者が多いと主張。「中国製造業が日本の製造業に追い付くには、中小メーカーが唯一無二の競争力を確立することが必要」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1630886?page=1
 <日本車買えキャンペーン成功?↓>
 「・・・捜狐は・・・近ごろの中国市場で、日系車は「車を理解している人が買う車」というイメージが醸成されつつあり、特に若い消費者の間では日系車の良さを理解していることを「良しとする」風潮があると紹介している。
 記事は、インターネット上で自動車の情報交換をするサイトにおいて、もっとも話題の多い車はドイツ車と日系車であり、特に日系車を高く評価するユーザーが非常に多いと紹介。日系車が排斥の対象として蔑まれていた数年前と比較すると、「時代が変わったかのような錯覚を覚えてしまう」と論じた。
 続けて、日系車に対するイメージが中国で変化し、「車を理解している人が買う車」という良好なイメージが構築されつつある理由として、トヨタのハイブリッドシステムやマツダのスカイアクティブテクノロジーなどの「日系車の世界をリードする技術力が理解され始めている」ことを挙げた。
 また、F1や各種耐久レースでも日本の自動車メーカーが欧州メーカーに劣らない成績を挙げた実績も知られ始めていることを伝えたほか、何よりも重要な要素として「実際に日系車を購入したオーナーたちの口コミ」が良好であることを挙げた。日系車はトラブルが少なく、燃費が良く、維持費が少なくて済むといった口コミが広く知られるようになり、中国人が消費の際に重視する「コストパフォーマンス」が高い車であるとの評価が確立されたと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1630942?page=1
 <日本の支那「侵略」時代へのノスタルジー?↓>
 「・・・今日頭条が・・・掲載した記事で「中国で最も美しい駅」は、日本に深く関係する駅だった。
 記事が「中国で最も美しい駅」として紹介したのは、内モンゴル自治区にある阿爾山駅。「東洋の風格を持つとんがり屋根の2階建て建築で、1階の外壁は花崗岩を切って敷き詰めた石壁で、赤褐色の屋根をしている。これも、かつての日本軍が中国を侵略した大きな証拠の1つなのだ」とし、1937年に日本人によって建設された建物であることを説明している。
 「中国侵略の罪証だ」とする一方、この建物の佇まい自体は高く評価しているようで、「駅の全景は、非常に優雅である」、「全景の写真がとても好きだ」などとしている。内陸奥地の小さな駅ゆえ1日に停車する列車はわずか2本、利用者の数は少なく、待合室は列車が接近する頃にようやく開くのだという。
 この阿爾山駅、2013年3月に全国重点文物保護単位、すなわち全国重要文化財に指定されたようで、駅前にはレリーフが立っている。そこには、元は「温泉駅」と称したことや、「典型的な日本の宗教と住居が結合した東洋建築で、交通、軍事の2大用途を1つにまとめた総合体である。選ばれた材料の質感は対比が鮮明で、色彩処理もとても合理的である」、「日本の侵略者は大興安嶺地区の豊富な森林資源を略奪して建設した」といった説明が書かれている。」
http://news.searchina.net/id/1630923?page=1
 <再び、日本総体への敬意。(本件、私自身が昨日にも取り上げている。)↓>
 「・・・今日頭条は・・・ある米国メディアがこのほど発表した「世界のいい国ランキング」で、日本がアジアの中で唯一トップ10入りを果たしたと伝えた。
 記事は、米メディア「U.S. News & World Report」が7日に発表した「世界のいい国ランキング」について紹介。記事によれば、このランキングが発表されるのは今年で2回目で、旅行、イノベーション、社会サービス、文化、経済成長、ビジネスの開放性、国民の生活水準、世界的な影響力、歴史遺産という9つの指標に基づきランク付けが行われているという。ランク付けされているのは80カ国だ。
 1位に輝いたのは、さまざまな類似ランキングでも常に上位に入っているスイスだった。2位はカナダ、3位は英国と続き、4位以下はドイツ、日本、スウェーデン、米国、オーストラリア、フランス、ノルウェーだった。昨年1位だったドイツは移民問題の懸念やテロ事件により順位を下げ、米国もトランプ大統領の就任が影響してランクダウンしたようだ。一方、日本は昨年の7位から2つ順位を上げた。アジアの2番手はシンガポールで、15位に入っている。
 なお、記事は自国の順位に触れておらず、ネットユーザーからも「なぜ触れない」と文句が出ているが、中国は20位と比較的上位に位置した。また、韓国は23位となっており、下位3カ国はセルビア、イラン、アルジェリアだった。」
http://news.searchina.net/id/1630928?page=1
 <ここまでへりくだらなくっても・・。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、なぜ日本人女性は中国人男性と結婚したがらないのかと疑問を投げかけ、その理由について考察する記事を掲載した。
 記事は日本で行われた一部調査を引用し、アンケート対象となった在日中国人男性の73%が日本人女性との結婚を希望しており、また在中日本人女性のうち、中国人男性との結婚を希望している人の割合は37%にとどまったと紹介。しかし、「実際に中国人男性と結婚する日本人女性はとても少ない」と指摘した。
 この指摘が事実であるとすれば、日本人女性が中国人男性との結婚に魅力を感じない理由が存在するはずだが、この点について記事はまず「中国人男性はおしゃれでない」と説明。中国人男性のファッション・センスは一辺倒であり、「日本人男性と比べてものすごく大きな差がある」と指摘した。
 また、「中国人男性はユーモア感覚がない」という点にも言及し、中国人男性たちは「ずっしりと重い」生活の圧力の中で暮らしているため、相手の女性を喜ばせるような恋愛ができないと説明した。
 そして、「中国人男性には礼儀と品格が欠けている」という点も取り上げ、痰を吐く、列に割り込む、言葉遣いが荒いなどの良くない習慣がとても多いと指摘し、こうした習慣は日本人女性に敬遠されるだけでなく、中国人女性の反感さえ買っていると論じた。」
http://news.searchina.net/id/1630905?page=1
 <ちょっとだけガス抜き。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、・・・「支付宝(アリペイ)」・・・が日本を飲み込もうとしている」と論じている。
 記事はアリペイの「日本侵入」は中国IT産業の成功を示しており、中国標準がいまや世界標準になりつつあると説明した。またアリペイは日本企業との提携によって2015年10月に正式に日本に進出したが、この出来事は日本での買い物を人民元で決算できるようになったことを意味しており、「中国の世界的な地位が少しずつ強大になっていることを証明している」と論じた。
 さらに「日本最大のタクシー会社」である日本交通もアリペイを導入したことに言及したほか、ローソンや無印良品、高島屋、大丸松坂屋、ドン・キホーテ、ユニクロなどの一部店舗でもアリペイを使用することができると指摘し、錚々たる企業がアリペイを導入していることを中国人は誇りに感じるべきだと論じた。」
http://news.searchina.net/id/1630887?page=1
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太田述正コラム#8961(2017.3.9)
<夏目漱石は縄文モード化の旗手だった?(その6)>
→非公開