太田述正コラム#9044(2017.4.20)
<皆さんとディスカッション(続x3318)>
<太田>(ツイッターより)
 「米空母、朝鮮半島向かわずインド洋に移動 連絡ミスか…」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170419-35099993-cnn-int
http://edition.cnn.com/2017/04/18/politics/carl-vinson-korea-trump/index.html
 この話、見落としてたよ。
 最高司令官トランプのいいころかげんさが米軍全体に伝染?
 でも、「今月末までに朝鮮半島近海に到着する」って。
<太田>
 関連記事だ。
 豪州のパースへの寄稿予定を取り止め、豪軍との共同訓練期間を短縮し、現在西太平洋を北上中だとさ。↓
 ・・・After departing Singapore on April 8 and canceling a scheduled port visit to Perth, the Strike Group was able to complete a curtailed period of previously scheduled training with Australia in international waters off the northwest coast of Australia,” a U.S. Pacific Command spokesman said in a statement. “The Carl Vinson Strike Group is heading north to the Western Pacific as a prudent measure.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/trumps-missing-armada-finally-heading-to-korea–and-may-stay-a-while/2017/04/19/734ac5e7-ad0c-4395-9cfe-43a9596dca7b_story.html?utm_term=.36c6262a24c8
 <トランプ政権は対北朝鮮は口撃のみ、ということがはっきりしたとも。↓>
 On North Korea, Trump administration talks tough but hopes to avoid war・・・
https://www.washingtonpost.com/world/national-security/on-north-korea-trump-administration-talks-tough-but-hopes-to-avoid-war/2017/04/18/96d15536-244a-11e7-bb9d-8cd6118e1409_story.html?utm_term=.2fb36376fb70
 <韓国民達はトサカにきてるようだ。↓>
 ・・・South Koreans felt bewildered, cheated and manipulated by the United States, their country’s most important ally.・・・
https://www.nytimes.com/2017/04/19/world/asia/aircraft-carrier-south-korea.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world&region=stream&module=stream_unit&version=latest&contentPlacement=5&pgtype=sectionfront&_r=0
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 まだ、本事件の取材攻勢は続いているね。↓
 <日本は安全なんだからしょーがないわさ。↓>
 「・・・ 六実でバーを営むアイルランド人の男性(30)は「ほかの国では(保護者会長のような)重要な立場に立つ人は必ず、それまで何をやってきたのか『バックグラウンド』を調査される。日本はそうしたことがないのかと驚いた」と話した。」
https://news.infoseek.co.jp/article/19fujizak20170419016/
 <この母ありて・・。↓>
 「・・・渋谷恭正容疑者(46)が、中学時代に教師を殴り、血まみれにしていた・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/bunshun_2192/
 「・・・容疑者の母は自らトラックの運転なども行う威勢のいい性格で、恰幅もよかったという。だが、「自分の思い通りにいかないとすぐに怒鳴り散らす。親族や近所の人は露骨に避けていた」・・・ともいわれる。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12959250/
 中共に行くのを遠慮して韓国人が日本に来てるってことだな。
 ただ、中共人の伸びの低さが気になる。↓
 「日本政府観光局が19日発表した訪日外国人数(推計値)によると、・・・17年3月は、前年同月比9.8%増の220万5000人。韓国からの旅行者が3割増と急伸し、3月として過去最高だった。ただ、最多の中国からが2.2%増にとどまった。」
https://news.infoseek.co.jp/article/170419jijiX538/
 ユーチューブで探したけど見つかんなかった。↓
 「<北朝鮮、>ミサイル兵テーマの歌披露 開発成果を宣伝・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170420/k00/00m/030/035000c
 で、その北朝鮮なんだけど、国際情勢ど音痴のアメちゃん達が中共との関係で喧々諤々。↓
 <中共の緩衝国だって? 潜在敵国は緩衝国たりえず。(太田)↓>
 ・・・North Korea is still primarily for China a buffer state.・・・
https://www.ft.com/content/88525dda-1a12-11e7-a266-12672483791a
 <中共は、北朝鮮が、まず核開発を行い、その後経済改革・発展を期す、という中共のやり方をそっくりマネしてることを知っており、目を細めている、だとさ。
 (見てきたようなウソをつき。(太田))↓>
 ・・・Few nations understand North Korea’s logic better than China, which followed a similar path in the second half of the 20th century. Delury says that China’s development of a nuclear weapon in the 1960s gave it a strong sense of external security, and helped spur the Chinese Communist Party to turn its attention to liberalizing the economy in the late 1970s.
 With their shared history in mind, it comes as little surprise that China has been so reluctant to put more economic pressure on North Korea・・・
http://www.csmonitor.com/World/Asia-Pacific/2017/0419/The-twin-goals-behind-North-Korea-s-resolve-on-nuclear-weapons
 その中共の習ちゃんがこんなこと言ったと、朝鮮日報を含め、ウソだと激怒。
 (その通りであり、そのことを正視しない方が問題。(太田))↓
 「中国の習近平国家主席が今月6、7の両日行われた米中首脳会談で、トランプ米大統領に対し「韓国は歴史的に中国の一部だ」と発言した・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/20/2017042000598.html
 米国でバーニー・サンダースの人気が鰻登りだとさ。
 もうチョイ若けりゃ、次の大統領は彼で決まりなんだが・・。↓
 Bernie Sanders’ Popularity Continues to Soar・・・
http://www.newsweek.com/bernie-sanders-popularity-steve-bannon-586239
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <日本の初等教育絶賛って定番だが、何度聞かされても気持ちいいわ。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は、日本の小学生たちが受けている教育について中国の読者に紹介し、「日本の小学生たちの行動は立派」であり、「中国の親たちすら恥ずかしくなってしまうほど」と伝えている。
 記事は「日本の小学生たちは給食の準備や後片付けを自ら行う」と紹介し、その様子が映し出された写真をいくつか掲載した。写真には、小学校低学年と見られる子どもたちが給食を教室に運んでいる姿や、食事が終わった後の食器をまとめ、洗い場に運んでゆく姿が写されている。記事が感銘を受けたのは勉強に関する教育ではなく、「自分のことは自分でする」という自立心を教える教育のことだ。
 また写真に写っている子どもたちの表情を見てみると、どの子たちもこうした作業を「嫌々ながらではなく、積極的な態度で行っている」ことがはっきり見て取ることができる。中国では一人っ子政策が長年実施されてきたため子どもへの過保護が問題となっており、親や祖父母は「子どもが望むことなら、何でもしてあげるのが当然」という風潮がある。
 日本の小学生が給食の準備や片付けを自ら行うという光景は中国人にとっては驚きであると同時に、中国における教育の過保護ぶりを際立たせるものだったようだ。記事には、中国のネットユーザーから「中国の教育はすべて『甘やかし』であり、大人になってもわがままな人が多い」という意見が寄せられていた。」
http://news.searchina.net/id/1634005?page=1
 <精米の加減も日本に見習え、と習ちゃん。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本ではどうしてお米をピカピカに精米しないのか」とする記事を掲載した。記事は、食味に影響する表面のぬかを取るとともに、お米を白く輝かせる精米の技術は日本から入って来たものだったことを紹介。精米技術が伝わった当初は主に1回のみの精米だったが、2004年に食糧の仕入れや販売が全面開放されるとコメが供給過多となり、加工業者たちが消費者の心をつかむために3度、4度と精米を繰り返すようになったと解説した。
 そのうえで「精白米がわが国のお米市場を制覇するなか、日本では逆に精米をしなくなってしまった」と紹介。その理由とともに、中国でも「精米文化」を見直すべきであることを説明している。
 1つ目の理由として、栄養面の問題を挙げた。精米を繰り返すことによって最も栄養のある外層が除去されてしまい、分解されて糖に変わるデンプン質ばかりが残ると紹介。精米すればするほど血糖値の上昇スピードを示すGIが高くなり、高血糖を引き起こしやすくなると伝えた。
 2つ目に挙げたのは、浪費の問題だ。コメは精米によって5%近い重量が減少するとし、年間2億トンのコメが生産されると仮定した場合に精米によって1000万トンのムダが生じると指摘。また、精米に必要な電気の浪費も軽視できないレベルであることを説明している。
 そして3つ目は、ピカピカに精米することで質の悪いコメや添加剤を加えたコメなどの判別が難しくなることを挙げている。」
http://news.searchina.net/id/1634043?page=1
 <日本のタクシー運転手達に敬意。↓>
 「・・・今日頭条は・・・東京の街を走るタクシードライバーの顔を撮影した写真を紹介する記事を掲載した。記事は、フォトグラファーのダン・サリー氏が、タクシードライバーだけを撮影するという珍しいアプローチから東京の風景をカメラに収めたとし、その写真の数々を紹介している。
 被写体に選ばれているのは、ほとんどが中高年男性のドライバー。いずれのドライバーも硬い表情をしているが、中には座席を倒して休憩するドライバーの姿も。それもあってか、記事は「彼らのくたびれた表情がうかがえる」と伝えている。
 記事と写真を見た中国のネットユーザーは、日本と中国とのタクシードライバーの違いについて議論している。年齢の高いドライバーが目立つ一方で「みんな清潔で身なりもしっかりしている」、「服装がプロといった感じだ。北京のドライバーのような農民っぽさがない」と評した。また「(日本のタクシードライバーを疲労していると言うなら)国内のドライバーは、憔悴(しょうすい)だ」との意見もあった。」
http://news.searchina.net/id/1634010?page=1
 <これは重要記事。習ちゃんが、日本に係る歴史認識の転換を宣言。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「どうしてみんな日本を排斥するのか。そして日本を敵として恨むのか」とする文章を掲載した。文章は「歴史上、われわれは数多く攻撃を受けてきたが、われわれも数多く攻撃してきた。それなのにどうしてわれわれは日本にばかりこれほど厳しいのか」と疑問を提起している。
 また、「日本政府は今まで第2次世界大戦中の罪について誠意ある謝罪をしていないという事実も否定されるものではない。特に中国や朝鮮の人民から強く非難されるのも頷ける。しかし、歴史を心に刻むというのは、代々の中国人が日本を恨み、排斥していくことなのか。永遠に小日本の顔を記憶し、常に軍国主義の復活を防ぐことなのか」とした。
 <こんなことまで言っちゃっていいんかい?↓>
 そのうえで、広島大学の教授の話を思い出したとして「社会の格差や矛盾が深刻な状況となり、国民の不満が政権に向かうことを避けるには、外に『敵』をつくり、緊張感を演出することが効果的である。国民にそれを攻撃させることで政権はさらに安泰となる」という話を紹介。
 そして、「日本にいささかのわだかまりを感じるのは理解できる。しかし、何につけても『東京を血で洗う』などと言ったり、何も考えずに日本を恨んだり、排斥したり、死んでも日本に行かないということを言ってみたりするのは、本当にわれわれ自身にとって利益のあることなのだろうか」と論じている。
 文章を読んだ中国のネットユーザーからは「日本を恨むのは間違いとでも言うのか」、「作者は日本のスパイか」といった批判的なコメントが見られた一方で「これこそ真の文章だ」、「政治が世論をリードするのだ」、「嫉妬からくるのだ」など、文章の主張を理解するユーザーも少なからずいた。」
http://news.searchina.net/id/1634032?page=1
 <日本で外国人の長期滞在者がこんなに増えてるとは知らんかった。
 日本に移民受け入れによる人口減対策を訴えると同時に、人民に日本へ行き長期滞在し、日本国籍をとるよう促している。↓>
 「・・・中金網は・・・日本の少子高齢化問題について考察し、日本には「記録的スピードで移民が流入している」と伝える記事を掲載した。
 記事は、現在の日本における人口問題について「時限爆弾」であると指摘、このままでは近い将来に日本経済に深刻な問題をもたらすとした。2015年の国勢調査では総人口は1億2711万人と、前回の統計と比較して0.7%の減少であったことに触れ、これは国勢調査開始以来初の減少であるとした。この結果は日本でも以前から予想していたものであったが、これからますます減少が加速していくことも予想される。
 こうした背景が日本の外国人受け入れ拡大政策を後押しする形となっているとし、2015年10月から16年9月において日本に3カ月以上滞在する外国人の数は240万人に達し、前年同期比で13万6000人も増加したと紹介。さらに過去5年で50万人も増えていることを指摘し、「日本人の数が減少する一方で、日本には外国人が流れ込んでいる」と指摘した。
 生産年齢人口の減少を食い止めることができない日本は、永住権取得のハードルを引き下げる方針であると伝え、日本に滞在する外国人のうち、国籍別では中国が最多であるとし、「人口減少を解決できない日本には現在、記録的なスピードで外国人が流れ込んでいる」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1634054?page=1
 <人民向けの部分もあるが、日本人に対し、大国としての自負をもって一刻も早く「独立」を、と促している、と受け止めたい。↓>
 「・・・今日頭条は・・・中国の国土や人口と比較して、日本を軽視するのは「表面しか見ていない、浅い視点に基づいた見方」であると指摘する記事を掲載した。
 記事はまず、日本の国土面積について、中国と比較するのではなく、欧州各国と比較をしている。欧州の地図の上に日本の地図を重ねてみると、日本はフランスより小さいがドイツやイギリスよりは大きいと指摘し、国土面積の点で言えば「日本が欧州にあれば、欧州における強国の1つとなろう」と指摘した。
 次に人口を比較し、中国人にとって「一億玉砕」という太平洋戦争時の日本のスローガンが印象に残っているのか、日本の人口は「1億人」という意識があるようだが「ロシアを除けば、欧州には人口が1億人を超す国は1つもない」とし、実は日本の人口は世界のトップ10に入るほどと指摘した。
 記事は「もし日本がそっくりそのまま欧州に移動したとしたら、今の実力でなら絶対に欧州第一の大国となるだろう」と考察した。中国と比較してみると、極東にある日本は非常に小さな国に見えてしまうとしながらも、欧州の先進国と比較して見れば日本の国土や人口の規模は決して小さなものではないと指摘し、「中国より国土が小さく、人口も少ない」と認識していたのでは、日本の実力を見誤ることになると伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1634009?page=1
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太田述正コラム#9045(2017.4.20)
<ナチが模範と仰いだ米国(その9)>
→非公開