太田述正コラム#9046(2017.4.21)
<皆さんとディスカッション(続x3319)>
<太田>(ツイッターより)
 訪日観光客が急増している折、親日ムード高揚中?↓
 「釜山少女像巡り韓国内の対立激化 反対派が横に元大統領像設置へ…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/20/2017042001097.html
 空母機動部隊行方不明(?)事件といい、トランプ政権の素人性の問題というより、政権が代わると幹部が総入替になる特異な米大統領制の問題の露呈?↓
 「THAAD:配備時期をめぐる混乱、米副大統領が関係者を叱責…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/20/2017042001198.html
<太田>
 関連記事だ。
 <良識ユダヤ系紙と悪識ユダヤ系紙の双方が、後者↑はトランプ政権の大失態と批判。↓>
 The Scary Slapstick of Trump and the Lost Armada in North Korea・・・
http://www.haaretz.com/us-news/.premium-1.784708
 Paging the Trump Armada・・・
https://www.nytimes.com/2017/04/20/opinion/paging-the-trump-armada.html?ref=opinion&_r=0
<太田>(ツイッターより)
 Isisが犯行声明を出したところの、パリ・シャンゼリゼでの警官殺傷テロ事件が絶好のタイミングで決行され、(やや低迷していた)反移民を叫ぶ極右のルペン候補が、日曜に1次投票が行われる仏大統領選で俄然有利になった、とハーレツ紙が報じたね。
http://www.haaretz.com/world-news/europe/.premium-1.784786
<3/X55wAh>
≫中共に行くのを遠慮して韓国人が日本に来てるってことだな。ただ、中共人の伸びの低さが気になる。≪(コラム#9044。太田)
 おそらく中国系多いだろうから、自重を願いたい所。↓
 「無法地帯だな」 中国人も欧米人もこぞって古都〝花見狂騒曲〟…恒例の夜桜ライトアップが中止に・・・」
http://www.sankei.com/west/news/170417/wst1704170003-n1.html
<太田>
 漢人系とは言っても、台湾人+香港人が依然中共人に匹敵するくらいやってきている
https://news.infoseek.co.jp/article/170419jijiX538/ (コラム#9044)
こと、「狂騒」しているのが、漢人系、いわんや中共人だけに限ったことではなさそう(産経前掲)をお忘れなく。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 東芝もそうだが、非人間主義であるところの、外国に行ったらもっと他人を疑わにゃ。↓
 「・・・日本郵政、巨額減損処理へ–東芝に続き、海外M&Aの失敗が表面化・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/041900669/?n_cid=nbpnbo_mlpum&rt=nocnt
 「富士フイルムが決算延期・・・富士ゼロックスのニュージーランドの販売会社。リース取引に関連し、計上すべき損失が決算に入っていなかった恐れがあるという。
http://www.sankei.com/economy/news/170420/ecn1704200028-n1.html
 他人が信じられる日本ゆえの悲劇。↓
 「軽自動車の遺留物、リンさんDNA型と一致・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e8%bb%bd%e8%87%aa%e5%8b%95%e8%bb%8a%e3%81%ae%e9%81%ba%e7%95%99%e7%89%a9%e3%80%81%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%81%95%e3%82%93%ef%bd%84%ef%bd%8e%ef%bd%81%e5%9e%8b%e3%81%a8%e4%b8%80%e8%87%b4/ar-BBA3T5y?ocid=iehp 「・・・澁谷容疑者 最初の結婚相手は未成年・・・16才・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12964264/
 安全保障放棄による政治家の劣化の論理的帰結。↓
 「中川俊直議員の妻「とくダネ!」インタビュー!離婚はしません・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12965615/
 「・・・中川俊直氏 自民党に離党届を提出・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/12965882/
 こちらは、自然災害頻発国である日本故の慣れのせい?↓
 「栃木県那須町で高校生ら8人が死亡した雪崩事故で、7年前の同じ登山講習会でも雪崩があり・・・生徒ら10人ほどが巻き込まれていたことがわかった。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%ef%bc%97%e5%b9%b4%e5%89%8d%e3%82%82%e5%90%8c%e3%81%98%e8%ac%9b%e7%bf%92%e4%bc%9a%e3%81%a7%e3%80%8c%e9%9b%aa%e5%b4%a9%e3%81%82%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%80%8d/ar-BBA6ikj?ocid=iehp#page=2
 日本の憲法規範性がないからで終わり。
 なお、軍隊もどきしか保持しない政策を(長谷川のような御用学者等の意識的無意識的な協力を得つつ)歴代自民党政権が採ってきたのは、(日本の平和だけは確保されるところの、)米国の属国である状況を持続させるため。↓
 「平和を破壊する憲法九条二項 なぜかくも長く放置されたのか 埼玉大学名誉教授・長谷川三千子・・・」
http://www.sankei.com/column/news/170420/clm1704200006-n1.html
 最近の習ちゃんの日本に係る歴史認識修正の動きの中では異質だが、安倍晋三を見放していると見れば説明がつきそう。↓
 「日本でのナチス思想復活に警戒・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0420/c94474-9205474.html
 <ま、英エコノミスト誌の論調とそうかけ離れたものでもないしね。↓>
 「日本の超国家主義・・・」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49798?utm_source=editor&utm_medium=mail&utm_campaign=link&utm_content=list
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <まず人民網から。
 はいはい。↓>
 「日本へ輸出される揚州の桜、 国内でも桜食品の消費に高まり・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0420/c94473-9205436.html
 <使いまわし記事ながら、日本から学ぶ習ちゃんの真剣さがひしひしと。↓>
 「中国は日本の「ゆとり教育」の落とし穴を避けられるか?(一)・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0420/c94473-9205420.html
 <ここからはサーチナより。
 これもそう。↓>
 「・・・新華網は・・・日本のゴミ分別やリサイクルシステムが「循環型社会」の発展に貢献していると説明する記事を掲載した。
 現在の日本ではゴミ分別やリサイクルシステムが構築され、「循環型社会」が形成されているが、記事は「高度経済成長の頃の日本は大量生産・大量消費・大量廃棄型社会だった」と説明。ゴミ問題や環境破壊が大きな社会問題になったことを説明する一方、法律の整備を通じて大量廃棄型社会から抜け出し、「循環型社会」の構築に成功したことを紹介した。
 この法律面の整備について記事が特に注目しているのは、「廃棄物処理法」を施行しても依然として大量の廃棄物が生じていた現実を受けて、日本政府はさらに「循環型社会形成推進基本法」を導入したという点だ。つまり、日本政府が循環型社会を構築するために、ゴミ分別に関する法を「絶えず改善し続けた」という点に注目し、これを称賛した。
 また日本人には、ゴミを分別することは環境を保護することであるという明確な意識が存在しているという点を指摘。日本人は小さな頃から環境保護に関する教育を受けていると紹介し、日本人の環境保護意識も「循環型社会」の構築に寄与した要素であると伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1634155?page=1
 <これもまたそう。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本人が長寿である理由」について考察する記事を掲載し、主に日本人の食習慣に着目し、日本人がよく口にしている食べ物のいくつかを取り上げ、それらの食品に含まれる成分が健康維持や老化防止にどのような影響を与えるかを伝えている。
 記事はまず、日本人は野菜、海藻、青魚を積極的に食べていると紹介。・・・
 また、食べ物のほかに長寿の要因として取り上げているのは、「少食と薄味の食習慣」だ。」
http://news.searchina.net/id/1634130?page=1
 <日本人の人間主義者ぶりを分かり易く解説。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本で生活するまでは日本の印象は良いものではなかったとする中国人の手記として「日本を訪れて初めて、『優れた教養とは何か』を知った」と伝える記事を掲載した。
 記事は、「人の教養とは些細な日常の行動に現れる」と指摘し、手記を書いた中国人が日本で暮らすうちに、日本人は「謙虚で礼儀正しく、いつも他人がどのように感じるかを考え、相手の気分を悪くさせたり、相手に迷惑をかけないよう配慮して行動している」ことを知ったと紹介した。
 一方、日本で暮らす前、中国の大都会で暮らしていた時は「雑然とした人混みや喧騒がごく当たり前の光景」であり、バスに乗る際には人を押しのけて我先に乗り込もうとする人がいる光景も当たり前だったと紹介。それに対して日本は、朝の通勤ラッシュ時でも人びとは静かに整然としていて、雨の日であれば道行く車は減速して水しぶきが歩行者にかからないように配慮を示すと指摘し、日本と中国には些細な出来事であっても大きな違いがあることを指摘した。
 さらに、日中の暮らしのなかで見られる些細な違いを生み出す要因こそ教養であるとし、日本を訪れて初めて、「教養とは誰かに言われなくても自然と示される美しい振舞い」であることがわかったと紹介。部屋を出て行く時は、部屋に残っている人への配慮として扉を静かに閉める、図書館で電話が鳴ったら自発的に外に出る、タバコを吸うときには同席者に一声かけるなど、「相手に配慮し、相手の心を思って誠実に行動することが教養である」と伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1634079?page=1
 <これもそう。話題性のある具体例を挙げている。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の航空会社による心温まる「神対応」のエピソードを紹介する記事を掲載した。
 記事は「ユナイテッド航空の引きずり降ろし事件が起きた一方で、日本の航空会社はこれ以上ない心温まるもてなしを行った。当事者が『神対応』と賞賛した行為は、日本全国で話題となった」としたうえで、シンガーソングライター・歌屋櫻さんが体験し、自身のブログで披露した話を紹介している。
 櫻さんが7回忌を迎える母親の遺影と位牌をスカーフに包んで飛行機に搭乗した際、出発前に客室乗務員から荷物を前席の下に入れるよう要求されたため、櫻さんはわがままを承知のうえで「中に遺影が入っているので、抱いたままでもいいでしょうか」と質問、すると乗務員は非礼を詫びるとともに遺影を隣の空席に「着席」させ、一緒に風景を楽しむよう提案してくれた、という話だ。
 離着陸の際、安全上の理由から通常はバッグなどの所持品は前の座席の下に入れることが求められる。乗務員の対応はイレギュラーなものと言え、櫻さんの要望を受け入れなくても咎められるべきものではない。記事は「櫻さんによるいささか無理な要求に対し、乗務員がむしろ先に謝罪し、さらに遺影を乗客同様に扱ったことで、彼女は一生忘れられない心温まる体験をしたのだ」と説明している。
 エピソードを知った中国のネットユーザーからは「日本が強いというのは、口先ばかりの話ではない」、「人本位のサービスが、乗客を感動させたのだ」、「サービスを語るなら、やっぱり日本だな」といった賞賛のコメントが寄せられている。」
http://news.searchina.net/id/1634086?page=1
 <必要以上にまで中共産品を貶めつつ日本産品を絶賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「どうして国産のバイクは日本のヤマハ、カワサキ、スズキ、ホンダにかなわないのか」とする記事を掲載した。記事は、国産バイクを購入した中国人ネットユーザーの体験談から、その理由を考えるヒントを提供している。
 記事はまず、「愛国心から国産ブランドのバイクを購入した」という1人目のユーザーの体験談を紹介。「後で知ったが、多くの人がそのブランドを知らなかった。そして、時速50キロメートルを超えるとガマンならないほど振動し、塗装や骨組みの作りが輸入車や合弁車とは比べ物にならないほどひどかった。全体の質が絶望的だった」としている。
 さらにこのユーザーによると、購入から1カ月後にはヘッドライトやウインカーの電球が焼き切れ、2カ月たたないうちにスタータークラッチが壊れたという。メーカー保証が受けられたものの部品がないため1カ月預かりとなった挙句、ようやく戻ってきたと思ったらまたすぐに壊れ、「別メーカーの部品がいいよ」と言われてお金を払い交換したものの、やはり2週間ほどで壊れたという。
 このユーザーは「これ以降、二度と国産ブランドのクルマを買おうと思わなくなった。自分は非愛国者ではないが、こんな品質でヤマハやカワサキ、スズキ、ホンダにかなわないのは当たり前以外の何物ではないじゃないか」と感想を述べた。
 記事はまた、別のネットユーザーが「日本のブランドがなければ日本のバイクは成り立たない。仮にエンジンが日本製だったとしても、そこに国産部品が組み合わされていればそこが弱点になる。例えば、塗装とか、ブレーキとか、タイヤとか、ケーブルとか、軸受とか・・・」と語っていることを併せて紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1634110?page=1
 <日本へ行けキャンペーン。(東京の小さな路地、ゴミこそ落ちてないけど、そんなに素晴らしかったかしら?)↓>
 「・・・今日頭条は・・・「東京の小さな路地は、用もないのに歩いていても楽しい」とする記事を掲載した。
 記事は「国の発展レベルは、その建築に直感的に表される。東京の繁華街にある高層ビルはわれわれ中国人にとって決して珍しいものではない。しかし、角を曲がってビルの背後の小さな路地に入ると、一国の発展や進歩はおもに民家や環境、伝統的な文化に対する保護ぶりの上に示されるということを感じるだろう」とした。
 そのうえで、東京の各地に存在する住宅街などの路地の風景を写真で紹介。日本の民家の多くは2階建てないしは3階建ての一軒家であると紹介。そこには、他人の家の日あたりを遮ってはいけないという法律上の制限があり、それ以上高い戸建ての家を建てられない事情があると説明した。このほか、古い平屋建ての家屋や、アパート・マンションも存在すると伝えている。
 また、満開の桜が並ぶ街並みの写真を取りあげ「もともとは何の変哲もない街も、桜があるとたちまち美景に変わる」としたほか、路地がどんなに狭くても常に清潔であり、2人が並んで歩けないような道でもとても心地よく感じるのだと評した。」
http://news.searchina.net/id/1634113?page=1
 <習ちゃん、電気自動車よさようなら、燃料電池車よこんにちは、政策を(日本のために)打ち出す?↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本で最高の価値を持つ乗用車が、今年10月に中国にやって来る」とする記事を掲載した。記事の言う「最高の価値を持つ乗用車」とは、トヨタの水素燃料電池車・ミライだ。
 記事は「これまで、トヨタは中国市場に対して友好的ではなかった。一汽トヨタも広汽トヨタも製品のラインナップが不十分だったし、レクサスは中国生産計画がないし、プリウスは中国国内で販売停止するし。そして、トヨタが最高技術を駆使した水素燃料電池車・ミライもまだ中国にやって来ていない」とした。
 そのうえで「ついに、長らく待たされたトヨタファンが心を穏やかにすることができそうだ。トヨタがミライを中国国内の小さな範囲で実証実験を行う計画を明らかにしたからだ。今年10月、2タイプのミライが中国に来る」と伝えている。
 記事によると、現在中国では北京、上海、広州などの大都市に5カ所の水素ステーションがあり、積極的に燃料電池車向けのインフラ整備を進めているという。「あと何年もしないうちに、消費者が購入を検討するのは電気自動車でもガソリン車でもなく、水素燃料電池車になるかもしれない」とのことだ。
 記事はまた「トヨタは現在中国国内でカローラ、レヴィンのハイブリッド車を主に売り出しており、販売数も徐々に増えている。ミライの到来は、トヨタの環境に優しいイメージを消費者に持たせることになるだろう。さらに、エコカー補助ばかりを目当てにして電気自動車を生産している中国メーカーを、水素燃料電池の方向に導くうえでも役立つだろう」と説明。その一方で、水素燃料を貯蔵するうえでの課題や、爆発しやすいというリスクもあることを併せて説明している。
 中国のネットユーザーからは「これこそ新エネルギーの未来。電池は過渡的なものに過ぎない」との意見が出ている。」
http://news.searchina.net/id/1634142?page=1
 <定番の客観記事。↓>
 「中国高速鉄道と日本の新幹線、どっちが快適に乗れる?・・・」
http://news.searchina.net/id/1634066?page=1
 <習ちゃん、日本をダシに、人民もヤラセで活用しつつ、THAADでの対韓制裁軌道修正を示唆?↓>
 「愛国主義と民族主義を混同するな! 日韓のドラマを楽しんでも良いじゃないか・・・」
http://news.searchina.net/id/1634167?page=1
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太田述正コラム#9047(2017.4.21)
<下川耿史『エロティック日本史』を読む(その22)>
→非公開