太田述正コラム#9074(2017.5.5)
<皆さんとディスカッション(続x3333)>
<太田>(ツイッターより)
 「ティラーソン米国務長官は…「中国が北朝鮮に限定的な影響力しかないのか、北朝鮮への影響力行使を限定的にしかやりたくないのかを試している」…と説明した。…」
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170504-OYT1T50061.html?from=ytop_top
 僕のヨミは、習ちゃんは、1)米国を経済力で追い抜くのを米国に邪魔させないようにする、2)日本に再軍備/「独立」させるための「脅威」を北朝鮮を利用しつつ演出し続ける、という二律背反的目的を同時に達成するために、北朝鮮に核開発を実質的に続けさせつつ、あたかもそれが中断されたかのような印象も醸し出させる、という方策を既に採っている、というものだ。
 アホ米国!
自民党政綱(1955年):六、独立体制の整備 …現行憲法の自主的改正をはかり、また占領諸法制を再検討し…これが改廃を行う。…集団安全保障体制の下、…自衛軍備を整え、駐留外国軍隊の撤退に備える。
https://www.jimin.jp/aboutus/declaration/100285.html
に反する安倍私案に対する自民党内からの批判が、石破茂による、「今まで積み重ねた党内議論の中では、なかった考え方だ。自民党の議論って何だったの?」
http://news.livedoor.com/article/detail/13021954/
という微温的なもの1件のみってんだから、嘆くのを通り越してただただ呆れるのみ。
 民進党の細野豪志や前原誠司も言語道断(上掲)。
<LbqsB3PQ>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 休みを利用して政治関係のブログ等を色々物色してるけど、太田コラムに比肩するようなのは無いねぇ。
 誰かオススメとかあったら教えて欲しい。
⇒僕も!(太田)
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 どうせ、尺度がインチキなんだろうが、そもそも、日本型経済体制を正面から評価すりゃ、資本主義的尺度を用いた場合、不「自由」の極致のはずだが・・。↓
 「「経済の自由度ランキング」日本の順位が急下降 トップ5中4カ国・地域がアジア・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/money/news/%e3%80%8c%e7%b5%8c%e6%b8%88%e3%81%ae%e8%87%aa%e7%94%b1%e5%ba%a6%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%80%8d%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e9%a0%86%e4%bd%8d%e3%81%8c%e6%80%a5%e4%b8%8b%e9%99%8d-%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%975%e4%b8%ad4%e3%82%ab%e5%9b%bd%e3%83%bb%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e3%81%8c%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2/ar-BBAIygw?ocid=iehp
 よく書けている。↓
 「NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』は戦国時代の「ナウシカ」!? “歴史マニア”も納得する理由 ・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/nhk%e5%a4%a7%e6%b2%b3%e3%83%89%e3%83%a9%e3%83%9e%e3%80%8e%e3%81%8a%e3%82%93%e3%81%aa%e5%9f%8e%e4%b8%bb-%e7%9b%b4%e8%99%8e%e3%80%8f%e3%81%af%e6%88%a6%e5%9b%bd%e6%99%82%e4%bb%a3%e3%81%ae%e3%80%8c%e3%83%8a%e3%82%a6%e3%82%b7%e3%82%ab%e3%80%8d-%e2%80%9c%e6%ad%b4%e5%8f%b2%e3%83%9e%e3%83%8b%e3%82%a2%e2%80%9d%e3%82%82%e7%b4%8d%e5%be%97%e3%81%99%e3%82%8b%e7%90%86%e7%94%b1/ar-BBAIW9g?ocid=iehp#page=2
 こんな話題に菊川怜を持ち出すなんて、本人にもアラフォーの女性達にも無責任だよ。↓
 「菊川怜結婚にみるアラフォーから結婚する人・独身の人の違い・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/13020816/
 冷戦後日本じゃあるまいし、もうチョイまともな最高首脳候補者が出なきゃな。↓
 「韓国大統領選:文在寅氏38.5%、洪準杓氏16.8%、安哲秀氏15.7%・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/05/04/2017050400682.html
 中朝両国のなれ合い田舎芝居、盛り上がっとるねえ。↓
 <北朝鮮側も、やらせを含め、うまく「一般」市民を利用してるね。↓>
 「・・・最近の中国による公式・非公式の輸出制限により、北朝鮮で衣類や食料品の値段が上昇。中国が原油輸出を制限する可能性も出てきたため、ガソリン価格は4月までの1リットル=6千ウォンが、現在は1万ウォンまで値上がりしている。
 北朝鮮市民は「言い疲れるほど中国の悪口を言っている」(北朝鮮関係筋)が、関係改善の兆しは見えない。・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASK545HXFK54UHBI023.html?rm=426
 <もともと絵に描いたモチまで動員し始めた習ちゃん。↓>
 「・・・環球時報は3日、「中朝友好条約を当然維持しなければならないのか」という社説で、「2001年の更新以降、中朝間の核問題をめぐる確執が拡大しており、中国の内外では条約の有効性をめぐり『もう時代は変わった』とする声が高まっている」と指摘した。また、「北朝鮮の核・ミサイル挑発行為は米朝間の緊張を強め、戦争の脅威を高めている」「北朝鮮の行為は条約違反に該当する」としている。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/05/05/2017050500499.html
 そもそも、朝鮮戦争中に、北朝鮮一般住民を天文学的な数虐殺したことを米国人は忘れている、とさ。(アメ雑誌にしてはまともなこと書いたね。(太田))↓
 ・・・”Most Americans are completely unaware that we destroyed more cities in the North then we did in Japan or Germany during World War II… Every North Korean knows about this, it’s drilled into their minds. We never hear about it,” ・・・
http://www.newsweek.com/us-forget-korean-war-led-crisis-north-592630
 <珍しくも、日本人によるコラムから。
 なかなか面白い。↓>
 「・・・「今日頭条」に「日本人が最も崇拝する5人の中国人、あなたは誰を推す?」という記事が出た。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%ba%ba%e3%81%af%e3%80%8c%e5%a4%89%e6%85%8b%e7%9a%84%e3%81%aa%e4%b8%89%e5%9b%bd%e5%bf%97%e3%80%8d%e5%a5%bd%e3%81%8d%ef%bc%9f-%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e4%ba%ba%e3%81%ae%e8%a6%8b%e3%82%8b%e3%80%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%ba%ba%e3%81%ae%e5%b4%87%e6%8b%9d%e3%81%99%e3%82%8b%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e4%ba%ba5%e5%82%91%e3%80%8d/ar-BBAIVJX?ocid=iehp
 <次に人民網より。
 日中経済関係の発展を叫びたいほど願っている習ちゃん。なお、この記事のタイトル見合いの部分もぜひ目を通されたい。↓>
 「中国人を理解できない日本企業 消費は理性的に・・・
 中国の人件費上昇や一連の政治的問題により、日本企業の多くがかつては投資先を東南アジアに移そうとしていたが、今の日本企業界では、市場の規模、産業の配置、労働者の質など、どの点を取っても中国と比肩しうるところはないというのが共通認識になっている。」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0504/c94476-9210868.html
 <今度は、レコードチャイナから。
 ややガス抜き気味だが・・。↓>
 「・・・環球網は中国人の日本に対する蔑称である「小日本」について、日本のネット上で「言われてもそれほど悔しくない」との議論が繰り広げられていることを伝えた。
 記事によると、「小日本」「日本鬼子」は日本の軍国主義や侵略者に対する怒りと恨みに、日本人の背の低さや国土の小ささを含めた蔑称であるという。
 そんな「小日本」「日本鬼子」について、日本の著名掲示板サイトに「小日本!小日本!蔑称だけど言うほど悔しいか?」というスレッドが立った。
 記事は、このスレッドに「何とも思わん」「日本人は大とか小とか気にしてない」「面積で言うなら実際狭いし」といったコメントが続出したことを紹介。さらに「かわいい」「コンパクトって褒め言葉かと思ってた」「日本鬼子ってかっこいい」「強そう」などポジティブに捉える意見まで飛び出したことを伝えている。
 この件について中国のネットユーザーは「彼らには度量があるということ」「心が強く自己卑下しないことこそ真の強さだ」「日本人の大きな長所は、己を知る賢さを持っていること」「われわれももっと寛容になるべきだと思う。口先の快感など何の役に立つのか」など、理解を示すコメントが多く寄せられた。
 一方で「歴史が違えば、言葉の持つ意味も違う。自分で体験しなければこの意味は分からない」「中国人が寛容になるべき、って言う人の気が知れない」「日本人は恥知らずな民族だ」「言葉の意味を理解していない愚民ども」など、強い反発を示すユーザーも見られた。」
https://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_177069/
<そして、サーチナから。
 日本人の平均寿命の長さに敬意。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本人の平均寿命は中国人と比べて約10年も長い」と伝えつつ、日本人の長寿の秘訣について考察する記事を掲載した。
 記事はまず、中国の歴代王朝の各皇帝も永遠の命を欲していたと紹介し、こうした願いは時代や国を超えた人間の普遍的な願望であると主張。日本人は「世界有数の長寿国であり、その平均寿命は中国と比べて10歳も差がある」と紹介した。
 日本人が中国人に比べて長寿である秘訣として、まず「性格」を挙げ、日本人は人間関係でトラブルを避け、調和を重視する傾向にあるとし、「こうした儒教的な考え方は日本人の健康、長寿に大きく影響を与えている」とした。確かにストレスによって神経が高ぶり続けることは、血圧の上昇を始め、肉体的な健康にも悪影響を及ぼすと言われている。
 また記事は、「健康的な食事」を挙げ、和食は「塩分が少なく、高タンパクでバランスが取れている」とし、中華料理と違って油っぽい高カロリーな料理は少ないと紹介した。さらに「運動」も重要な要素だとし、日本では幼稚園から高校にいたるまで体育の授業があり、こうした影響で体を動かすことは日本国民にとって身近なことであると伝えた。
 最後に記事は、「地理的環境」を挙げた。「日本は海に囲まれた島国で、四季もはっきりしていて、じめじめとした湿気が少ない国であり、これも日本人が長寿である大きな要因だ」とした。湿気は人体にどのような影響を及ぼすのだろうか。中国の東洋医学の考え方によると、「湿気は消化不良、高血圧、便秘」につながると考えられているのだという。体を冷やすことを極端に嫌う人が多いように、中国では東洋医学の考え方が広く根付いている。
 <当局批判ってやつだな。↓>
 日本人のような生活習慣を取り入れれば、中国人の寿命はさらに伸びるのだろうか。中国人ネットユーザーからは「毒入りの食品が出回っている中国では平均寿命のさらなる伸びは期待できない」、「食品や水、大気が汚染されている中国では早死が運命」などといった自虐的なコメントが多く寄せられていた。」
http://news.searchina.net/id/1635078?page=1
 <日本のゴミ分別という定番だが、力が入っている。↓>
 「・・・捜狐はこのほど、ゴミの分別というルールがあってこそ日本の清潔さは保たれていると主張する記事を掲載した。
 記事は、日本ではゴミ分別のルールを守らないと罰金が科されることがあると紹介したほか、「ルールを守れない人」という汚名を着せられることになると説明。こうした相互監視のもとでゴミのポイ捨てが抑制され、ゴミ分別が徹底的に行われていることが、日本に清潔さをもたらしていると指摘した。
 また、日本では家庭がゴミ処理の教育の場になっていることを紹介。母親は自分の子どもに手取り足取りゴミ分別を学ばせると紹介し、この制度が各家庭に浸透しているという見方を示した。従って日本の子どもたちにとってゴミ分別は小さなころから養われた習慣であるゆえ、大人になっても手を抜かずにこの習慣を守り続けることができると説明した。
 また家庭内だけでなく、小学校においても牛乳パックを洗い、切り開いた後にまとめてリサイクルに出すという手のかかる作業を子どもたちに行わせていると紹介。人格形成において重要な時期である幼少のころから「ゴミ分別」を自ら行わせることで「誰もゴミをポイ捨てしない恐ろしい民族が形成された」と指摘し、日本の教育を高く評価した。」
http://news.searchina.net/id/1635023?page=1
 <日本の窃盗の少なさに降参。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「日本人はなぜモノを盗まないのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日本と中国の窃盗に関する違いを分析する記事を掲載した。
 記事は、日本人は性善説に基づいて暮らしており、「自分が盗まないから、ほかの人も盗まないと思っている」という見方があることを紹介。しかし、日本には本当に「泥棒がいない」のだろうか。記事は、日本に泥棒がいないわけではないが「非常に少ない」とし、その理由について、日本では貧富の差がとても小さく、学生のアルバイトでも中国のホワイトカラーより多く稼げるからだと分析した。
 別の理由として、「法律」の厳しさを指摘した。例えば、ある寺の無縁地蔵前に置かれていた賽銭10円を盗んだという罪で、1年の実刑判決が下った実例があると紹介。日本では、窃盗罪に対して10年以下の懲役または50万円以下の罰金が処せられることになっているものの、こうしたケースでの実刑判決はまれな例と言えるが、たとえ10円でも窃盗は窃盗ということだろう。
 記事は、「日本では窃盗罪に対する処罰が相当重い」、また「日本人の窃盗という行為への一切許容しない態度」が表れていると結論付け、「窃盗行為が盛んな」中国は、日本に学ぶべきだとした。」
http://news.searchina.net/id/1635052?page=1
 <ややガス抜き気味だが、やらせ人民達の貢献により、日本称賛的に。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の食品の浪費事情について紹介する記事を掲載した。
 記事は「われわれの印象では、日本はとても倹約を重んじ、至るところで資源を節約している」としたうえで、「日本では毎日1人あたり茶わん1杯、約136グラムの浪費が発生している。これは日本全体で年間632トンという数字になるが、2014年における世界の食料援助量320万トンの倍に当たる量なのだ」と伝えた。
 その背景には、小売店舗における品質保持期限の短さがあると説明。食品流通業界には期限切れ食品による健康被害の発生を避けるために、製造日から賞味期限までを3分割し、最初の3分の1を「納品起源」、次を「撤去期限」、最期を「食用期限」とする「3分の1」ルールという商習慣の存在について指摘した。
 記事は「われわれが知らず知らず捨てている期限切れ食品の多くは、実はまだ食べられるもの。日本の専門家の多くは食品廃棄税の導入を提唱し、消費者の健康を害さない前提のもとで食品の浪費を防ぐよう呼びかけている」とした。
 この記事に対して中国のネットユーザーからは「日本の浪費は生産時のもの、中国の浪費は大皿料理を食べることにある」、「中国は食卓上の浪費が一番深刻」、「中国の腐敗官僚のほうが日本よりもっと浪費している」など、日本と中国を比較するコメントが多く寄せられた。
 また「中国の食品利用率は最高だぞ」、「ドブ油を再利用するんだから、浪費なんかない」との意見も。さらに「われわれが本当に欲しているのは、浪費云々以前に食品の安全性なのだ」という切実な訴えもあった。」
http://news.searchina.net/id/1635053?page=1
 <日本の卓球界の躍進に敬意。定番的だがより切実なカンジに。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「東京五輪は中国卓球界にとって悪夢となる可能性」があると警鐘を鳴らす記事を掲載した。
 記事は、リオ五輪後に水谷選手が「2020年の東京では中国に勝つ自信がある」と述べたことを紹介しつつ、この自信は決して「たわごと」とは言い切れないと主張。なぜなら日本卓球界では打倒中国に向けて各種テクノロジーを駆使したデータの分析やトレーニングの開発が提言されていることを紹介した。
 たとえば、ボールの軌道データ、選手のバイタルデータ、移動スピードや距離といったデータに基づいたバーチャルトレーニングが提言されており、スポーツ選手は試合中のくせなどを簡単に変えられないため、こうした取り組みが本格化すれば、日本は東京五輪までに中国チームのデータを大量に蓄積することができ、「十分な対策も可能」だとした。
 卓球大国の中国も独自の選出育成プログラムがあるはずだが、日本卓球界の近年における育成は中国を上回る成功を収めていると言える。次回の五輪開催地は日本のホームであるだけに、「東京五輪は中国卓球界にとって悪夢となる可能性」があると伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1635067?page=1
 <自らのにほんでの「出世」を喜ぶ、いささかみみっちい記事。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本において中国人が大切にされるようになったことを伝える文章を掲載した。文章が紹介しているのは、北海道のある日本料理店で遭遇した出来事だ。
 文章の筆者はこの料理店に事前予約を入れて訪れたにもかかわらず、人気店だったこともあって店員から座席がないと言われたという。店員としばらくやり取りをしたが満足のいく回答が得られなかったために、直接店主に話をしたとのことだ。
 すると体調不良の店主に代わって店を切り盛りする息子が出てきて、話を聞くと直々に一卓用意してくれた。しかも、食事中にお寿司を自ら握ってくれた。これには筆者も驚いたが、店主の息子曰く「先ほどのお詫びです」とのことったという。
 店主の息子は、店主である父親から「中国の客にはしっかりサービスするようにと再三言われている」と語る。理由を尋ねると「日本の経済はますます中国なしには成り立たなくなっているのだから」と答えたという。
 文章は「中国人として本当に誇らしいと感じた。今の中国は異郷である日本でリスペクトされている。私は自分の祖国を愛している」と感想を綴っている。」
http://news.searchina.net/id/1635061?page=1
 <客観記事だが面白い。↓>
 「・・・快報は・・・日本と中国の生活上の文化の違いについて紹介する記事を掲載した。
 記事は、客人に対する「お茶を入れましょう」という表現が日本と中国では意味合いが異なると紹介。中国の一部地方では「お茶を入れる」という言葉を使いつつも、実際に供するのは単なる「白湯」であることがあると紹介した。日本では客人に白湯を出すことはまずないことで、日本人からすれば驚きにつながることだと言えよう。
 また、食事を招待された場合、日本人は出された料理はすべて食べることが礼儀だと考えるが、中国では「料理をすべて食べる」ことは「食べ足りない」という意味になってしまい、食事に招いた側は「注文不足」であるとしてメンツが潰されたと感じてしまう場合があることを紹介。中国では「十分に満足した」という意味で、料理を残すことが「礼儀」とされている。
 日本では友人や同僚同士で食事をした場合、割り勘をするケースが多く見られるが、中国では基本的に割り勘は存在しない。特に男性にとっては割り勘は「メンツの立たない」こととされ、友人や同僚という間柄でも相手のぶんまで全額支払ってこそメンツが立つと考える人が多い。」
http://news.searchina.net/id/1635029?page=1
 トランプ旦那の初外遊は、イスラム教スンニ派、ユダヤ教、キリスト教(カトリシズム)の本拠へ。
 世俗的首脳どもは呼びつけ、カミサマには巡礼に赴くって図式。↓
 President Trump, on his first trip abroad, will travel later this month to Saudi Arabia, Israel and the Vatican in an effort to unite Islam, Judaism and Christianity in the common cause of fighting “intolerance” and radical extremism, White House officials said Thursday.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/national-security/trump-plans-first-presidential-overseas-trip-to-israel-vatican-and-saudi-arabia/2017/05/04/e5de3e76-30db-11e7-9534-00e4656c22aa_story.html?utm_term=.51916fed6a6d
 トルコ待望のシリアでの飛行禁止区域導入、ロシアとイランの賛同を得て実現へ?↓
 Russia, Iran and Turkey said Thursday that they have agreed to create “de-escalation zones” across four areas in Syria・・・
https://www.washingtonpost.com/world/middle_east/turkey-russia-and-iran-agree-to-mark-de-escalation-safe-zones-in-syria/2017/05/04/122b5052-30cf-11e7-a335-fa0ae1940305_story.html?utm_term=.b9e25c69e7e9
 これは心温まる話やねん。
 英語のできる人は一読を。↓
 My son died in 1994 but his heart just stopped beating・・・
http://www.bbc.com/news/magazine-39422660
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 連休の臨時一人題名のない音楽会です。
 引き続き、古典派からロマン派への移行期の作曲家・・今回は2人・・の作品をそれぞれから1曲ずつお送りします。
Kalkbrenner(注a) Friedrich piano concerto No. 1 in d minor op. 61(1823) ピアノ:Hans Kann(注b) 指揮:? オケ:Hamburger Sinfonie-Orchester
https://www.youtube.com/watch?v=CclQ1tGmGws
(注a)フリードリッヒ・カルクブレナー(Friedrich Wilhelm Michael Kalkbrenner。1785~1849年)。ピアニスト、作曲家、ピアノ教師。ドイツ生まれだが、パリ音楽院で学び、パリに住み、そこで亡くなったので、フランスの作曲家とされる場合が多い。パリで彼の形骸に接したショパンは、自分のピアノ協奏曲第一番を彼に捧げている。
https://en.wikipedia.org/wiki/Friedrich_Kalkbrenner
(注b)1927~2005年。「ローマ・カトリックに改宗していたユダヤ人の夫妻・・・の子として・・・ウィーン<に>・・・生まれる。・・・ウィーン国立アカデミーおよび東京藝術大学、武蔵野音楽大学、上野学園、ダルムシュタット市立アカデミーにて教鞭を執る。また1977年から1995年まで、ウィーン高等音楽学校の教授に就任した。・・・東京時代に、「全音ピアノピース」のために校訂者を務めた。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%B3 
 (独語、英語のウィキペディアもあるが、日本との縁から、日本語ウィキペディアが、ある意味、一番詳しい。
https://de.wikipedia.org/wiki/Hans_Kann
https://en.wikipedia.org/wiki/Hans_Kann )
Dobrzyński(注α) Piano Concerto in A-flat major, Op.2 (1824)  ピアノ:Emilian Madey 指揮:Lukasz Borowicz オケ:Polish Radio Symphony Orchestra
https://www.youtube.com/watch?v=SPn0g-Fe598
(注α)ドブジンスキ(Ignacy Feliks Dobrzyński。1807~1867年)。現在のウクライナで生まれたポーランドのピアニスト、作曲家。ワルシャワ音楽院でショパンと同級。
https://en.wikipedia.org/wiki/Ignacy_Feliks_Dobrzy%C5%84ski
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太田述正コラム#9075(2017.5.5)
<ナチが模範と仰いだ米国(その17)>
→非公開