太田述正コラム#9148(2017.6.11)
<皆さんとディスカッション(続x3370)>
<太田>(ツイッターより)
 25連勝!
https://www.youtube.com/watch?v=wegTIdquPTM
 ニコニコじゃ有料でプロ棋士が解説してるらしいが、このタダのサイトで、強いアマが将棋ソフトを使って解説してくれるだけで十分だ。
 もう解説にはプロ棋士は不用。
 ということは、もうすぐ解説者そのものが不用に。
 そして、棋士もまた・・。
https://www.youtube.com/watch?v=wegTIdquPTM
<太田>
 関連記事だ。↓
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20170610-OYT1T50136.html?from=ytop_top
https://news.infoseek.co.jp/article/postseven_561364/
<太田>(ツイッターより)
 揚げたじゃが芋(フレンチフライ、ハッシュトポテト等)を、45歳以上の人が週2回以上食べていると、それが含んでいる脂肪と塩により、死亡率が2倍超になるが、茹でたじゃが芋なら全く問題なし、とさ。
http://time.com/4811136/fried-potatoes-mortality-study/?xid=homepage
 ジャーマンポテトなんてのは最悪ってことか。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 フィリピンまでやってきたIsis問題は、同国の人口比5%のイスラム教徒の問題であり、南部のミンダナオ島固有の問題である、と見てよさそうだね。↓
 Philippine Leader, Focused on War on Drug Users, Ignored Rise of ISIS・・・
 The Islamic State has urged fighters who cannot reach Syria to join the jihad in the Philippines instead, said Sidney Jones, director of the Institute for Policy Analysis of Conflict. Fighters from Indonesia, Malaysia, Chechnya, Yemen and Saudi Arabia were among those killed in the battle for Marawi.・・・
 Muslims make up only about 5 percent of the country’s population over all but a larger proportion, estimated at 20 to 40 percent, on Mindanao.・・・
https://www.nytimes.com/2017/06/10/world/asia/duterte-philippines-isis-marawi.html?hp&action=click&pgtype=Homepage&clickSource=story-heading&module=first-column-region&region=top-news&WT.nav=top-news&_r=0
 米国政府の、カタール村八分問題調停の意向を、自らのツイッターで踏みにじったトランプ。↓
 Qatari capital brims with fear, uncertainty and resilience as Arab crisis intensifies・・・
 On Friday, Secretary of State Rex Tillerson urged the Saudi-led bloc to immediately ease the blockade, saying it has led to “unintended consequences” including food shortages, separated families and children being “pulled out of school.” He added that the blockade was also harming American and international businesses, while “hindering U.S. military actions in the region and the campaign against the Islamic State.”
 Less than an hour later, President Trump appeared to undermine Tillerson’s plea by telling reporters in Washington that Qatar has historically been a “funder of terrorism at a very high level”・・・
https://www.washingtonpost.com/world/middle_east/qatari-capital-brims-with-fear-uncertainty-and-resilience-as-arab-crisis-intensifies/2017/06/10/bf1b2060-4d4b-11e7-987c-42ab5745db2e_story.html?utm_term=.2e74ebbb4363
 <クウェートとトルコが調停に乗り出している。↓>
 Kuwait extends helping hand to Qatar in effort to ‘restore the normal relations’・・・
 <トルコが同国のカタール内駐留軍の増勢を決定。
 中東は、サウディアラビア対イランの抗争に、オスマントルコ復興を目指すトルコが加わり、三つ巴の抗争へ?↓>
 Turkey’s parliament approved sending troops to an existing Turkish base in Qatar as a sign of support.・・・
http://www.csmonitor.com/World/Middle-East/2017/0608/Kuwait-extends-helping-hand-to-Qatar-in-effort-to-restore-the-normal-relations
 Turkey demands an end to Qatar blockade as humanitarian crisis deepens・・・
https://www.theguardian.com/world/2017/jun/10/turkey-erdogan-end-qatar-blockade
 英国では、保守党内部からのメイ首相の退陣を求める声が高まりつつある。↓
 Pressure in Britain builds on Theresa May to step aside as her top aides resign, her party plots her possible ouster・・・
https://www.washingtonpost.com/world/pressure-in-britain-builds-on-theresa-may-to-step-aside-as-her-party-plots-her-possible-ouster/2017/06/10/e5755a08-4d52-11e7-987c-42ab5745db2e_story.html?utm_term=.a3d770ccb7d8
 <英保守党には、労働党とは違って、サッチャー、キャメロン等、党首の首を挿げ替える前例が少なくない。↓>
 Theresa May could be toppled by her own party. She would not be the first Conservative leader to meet this fate.・・・
 If May is forced to resign in the coming days, her defeat will be due to a mixture of all the factors that led to the downfall of Duncan Smith, Thatcher, Cameron and others.・・・
https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2017/06/10/theresa-may-could-be-toppled-by-her-own-party-she-would-not-be-the-first-conservative-leader-to-meet-this-fate/?utm_term=.d3a89c3ea2e1
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網より。
 どうでもよかろ。↓>
 「中国版「深夜食堂」と日本のドラマ版の違いとは?・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0610/c206603-9226866.html
 <ここからはサーチナより。
 水上の鳥居を例に、日本へ行けキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「美しくて涙が出る! 日本の幻想的な水上鳥居」という記事を掲載した。記事は「日本人は、鳥居が人間界と天界を分ける入口になっており、鳥居をくぐれば神の領域に入る」と紹介。広島にある厳島神社の鳥居は水上にあることで有名であり、毎年多くの観光客がやってくるが、水上鳥居は他の場所にもあり、それぞれ異なる自然と宗教観が融合した静謐な風景を味わうことができるのだと説明した。
 記事が厳島神社のほかに紹介したのは、茨城県の大洗磯前神社、滋賀県の白須神社、神奈川県の箱根神社、静岡県の弁天神社だ。9世紀に家内安全と商売繁盛を願って建造された弁天神社は日の出の真っ赤な空と海に映える鳥居の景色が神秘的かつロマンティックであるとした。白須神社の鳥居は琵琶湖の中に建てられており「近江の厳島神社」と称されていることを伝えた。
 戦後の日本の独立と今上天皇の立太子を記念して1952年に建立した箱根神社の「平和の鳥居」は、穏やかで青い湖水と眼前に迫る山の緑によって「他の水上鳥居とは異なる雰囲気を持っている」と評した。そして、浜名湖に位置する弁天神社については日没の眺めが絶景であり、太陽が地平線に落ちる瞬間に湖水が幻想的なオレンジ色に染まると紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1637497?page=1
 <日本で不動産を買え/日本へ行けキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本で不動産を購入したという中国人男性を紹介する記事を掲載し、「同じ房奴なら、日本で不動産を購入したほうがよっぽど幸せだ」と論じる記事を掲載した。
 記事が紹介している日本で不動産を購入したという中国人男性は、高校卒業後に日本に留学し、そのまま日本で就職し、35年ローンを組んで広さ80平米の中古マンションを購入したのだという。
 中国人男性が購入にあたって内覧をした際には壁や天井など汚れがある箇所はわかりやすいように目印がついていて、購入後のトラブルが起きないよう配慮がなされていたと紹介し、「この1点だけでも日本人のビジネス上の誠実さが見て取れる」と論じた。
 記事は、この中国人男性が購入したマンションについて、写真を複数掲載しているが、ホテルのようなモダンな内装が特徴的であり、「日本のマンションは中国国内のマンションとは大違いだ」とし、何より日本では「違法建築物をつかまされる心配がない」と指摘。また、共用部を勝手に占有する住民やゴミを放置する人も少ないとし、その住環境の良さから「同じ房奴なら、日本で不動産を購入したほうがよっぽど幸せだ」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1637496?page=1
 <定番の、日本は進んでいる、トーク。↓>
 「え? 日本のトイレでは使用済みの紙を流すの? 「紙詰まりを恐れていないのか?」・・・」
http://news.searchina.net/id/1637498?page=1
 <中華料理論を紹介しつつ日本人へのリスペクト。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本料理が中華料理よりも世界的に評価されているとの情報に対する日本のネットユーザーの反応を紹介する記事を掲載した。
 記事は、以前中国のネット上で紹介された文章を見た日本のネットユーザーのコメントを紹介。文章には、ある国際団体が実施した世界の食に対する国際世論調査で、中華料理に対する評価が低かったこと、一方でミシュランガイドには日本のレストランが多数掲載されていること、そして、両者に対する評価の差を生んでいる背景について書かれていた。
 そこでは「安全性」、「素材を生かす」、「余白にこだわる」、「細部にこだわる」という点で日本料理が中華料理よりも世界的な人気を集めているとの論理が展開されている。
 記事は、この文章に対して日本のネットユーザーが「中国はとても謙虚だ」、「中華料理はとても人気がある」、「中華料理は世界どこにでもあるし、クオリティが安定しているではないか」、「世界的にスタンダードになっているから評価されていないように見えるだけ。かーちゃんのメシみたいなもの」といったコメントを残したことを伝えている。
 「日本料理も世界に誇るレベルではあるが、やはり世界的な知名度や普及度では中華料理が一番だ」という日本のネットユーザーの態度に、中国のネットユーザーからは「そこが日本人の民度の高さ」、「日本人の態度は、尊敬に値するライバルと感じさせるものだ」、「日本人の恐ろしいところでもある」といった感想が少なからず見受けられた。」
http://news.searchina.net/id/1637494?page=1
 <客観記事だが面白い。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本に存在する奇妙な文化」について紹介する記事を掲載した。
 記事は「日本は奇妙なところと言える。世界トップレベルの経済規模を持ちながら、とても孤独であり、その文化はしばしば外から誤解されるのである」としたうえで、日本独自の文化をいくつか紹介している。
 まずは「フライドチキンが大好き」という文化。「米飯に豆腐、新鮮な野菜など日本の食事は健康だと思われがちだが、実は日本人はフライドチキンが大好き。クリスマスをはじめ、パーティーの時にはみんなでフライドチキンを食べる」と説明した。フライドチキンばかりではなく、から揚げも好きな人が多い。そもそも日本人は、鶏肉が大好きなのだ。
 続いては「食べ物に特殊な意味を持たせる」文化だ。簡単に言えば、食べ物で縁起を担ぐということ。記事は和風フレーバーの商品が日本土産として外国人に人気のチョコレート菓子「キットカット」について、日本では「きっと勝つ」という言葉の音に似ていることから、受験の際の縁起物として人気があると紹介している。・・・
 記事はさらに「固定の宗教を持たない一方で、神社にお参りし、クリスマスを祝い、教会で結婚式を挙げ、葬式でお坊さんが経を読む文化」、「男性や女子児童まで化粧をする文化」、「主婦がへそくりを貯める文化」を挙げている。」
http://news.searchina.net/id/1637495?page=1
 <これもそう。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「近ごろ日本で流行りだしているという中国風のストリートファッション 中国風を大いに誤解しまくっている」とする記事を掲載した。記事は、日本で発行されているファッション雑誌のストリートファッションコーナーを紹介。そこにはさまざまな「中国風」の服装に身を包んだ女性モデルの写真が載っていた。
 そのファッションはとても一言では表現できないのだが、「チャイナドレス、お団子頭、パンダといった要素にゴスロリなどの別要素を混ぜ込んだ個性的なもの」とでも言うべきだろうか。元の「チャイナドレスにお団子頭」というイメージからはだいぶかけ離れるが、それでも日本人が見れば「ああ、中国風というのも分かる」と思う服装である。
 しかし、中国ネットユーザーの心境は複雑なようだ。「これが中国風などとは認めない。中国ではこんな変な服は着ない」、「中国風を侮辱するな。われわれはこんな醜い格好はしない」、「みんなめちゃくちゃじゃないか」、「そしてこれは中国風ではない。満州族の清朝風だ」といった否定的なコメントが少なからず見られた。一方で「自分は彼女たちの格好が美しくファッショナブルだと思った」と理解を示すユーザーも一部にはいた。」
http://news.searchina.net/id/1637493?page=1
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太田述正コラム#9149(2017.6.11)
<武光誠『誰が天照大神を女神に変えたのか』を読む(その12)>
→非公開