太田述正コラム#9180(2017.6.27)
<皆さんとディスカッション(続x3386)>
<太田>(ツイッターより)
 「…中国の農地の5分の1が許容限度を超える汚染物質を含んでおり、作物の安全性が脅かされているところもある…
 <かかる>土壌汚染は「がん村」(がんによる死亡率の高い村)のような一部の地域だけでなく、国全体に広がる問題であ<るのに>、中国政府はその真実を明らかにしてこなかった…
 世界人口の18%を抱えながら、農業に利用できる土地は世界の7%しかない中国にとって、これは大問題だ。土壌の洗浄は非常に難しく、莫大な費用がかかる。
 土壌は動かないので、汚染物質は何世紀にもわたってそこに留まり続ける。…」
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17923980R20C17A6000000/?df=2&dg=1
 見事な記事だ。
 藤井29連勝!
 世界のチェス愛好者達が将棋に乗り換えないのが前から信じられなかったんだけど、一事が万事、そんだけ、世界が日本の凄さに気付いていないわけであり、それは、日本人にとってはどうでもいいことかもしれないが、世界にとっては確実に大きな損失だ。
 習ちゃん、将棋の普及も頼むぞな。
<太田>
 中共の将棋教室の光景が出てくる!↓
 「【藤井四段29連勝】「これは・・・やはり天才の寄せかも」・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=ZYiCVnZ4cU4
 その他映像。↓
 「【速報】藤井聡太四段 29連勝 歴代最多記録 更新・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=QxHcltdjGyk
 「20170626【速報】ひふみん大絶賛!藤井聡太四段、29連勝 歴代最多連勝記録を30年ぶりに更新・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=dbEttT6QYmY
 「【海外の反応】速報 藤井聡太四段29連勝!無敗で将棋歴代単独最多記録樹立!夕食はわんたんめん【和女子さやか】・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=FrIr9M3UCfs
 記事。↓
 <とにかく口あんぐり。↓>
 「将棋の藤井四段、新記録の公式戦29連勝「幸運だった」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/13255952/
 <角換わりなんて、私の青少年時代には定跡書なかったと思う。矢倉か振り飛車かせいぜい相掛かりかってカンジ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%92%E6%8F%9B%E3%82%8F%E3%82%8A
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%8E%9B%E3%81%8B%E3%82%8A
だから、藤井四段の将棋は見慣れてないので観戦してて疲れる。↓>
 「・・・藤井将棋の特質については、指し手が早く、「角換わり」や「相懸かり」などAIが得意な戦型を好む傾向を指摘。一直線で勝負がつきやすく、一局の手数が他の棋士に比べて短い。「じっくり固めてから攻める現代将棋に慣れた目からすると、相手に隙があれば、序中盤から勝負を決めに行く積極的な指し手が目立ち、詰将棋で鍛えた終盤に持ち込むのが勝ちパターンでは」とみる。」
http://digital.asahi.com/articles/ASK6W0GHWK6VPTFC007.html?rm=397
 「・・・藤井四段の連勝時は角換わり戦になることが多かったが、増田四段は角交換を拒否してあまり前例のない進行に持ち込んだ。相手の得意を封じる作戦をあらかじめ用意してきたのだろう。・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170627/k00/00m/040/047000c
 <これも特別に無料だったかもしれないが、私の観戦した無料のニコニコ(谷川浩司解説)も視聴数40万とか50万とか言ってたな。↓>
 「対局、視聴数は740万 「将棋チャンネル」開設以来最高・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170627/spn/00m/050/004000c
 <称賛する以外ないよな。↓>
 「藤井四段が成し遂げた偉業に、先輩棋士からは次々に称賛の声が上がった。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e8%97%a4%e4%ba%95%e5%9b%9b%e6%ae%b5%e5%8b%9d%e5%88%a9%e5%85%88%e8%bc%a9%e6%a3%8b%e5%a3%ab%e3%81%8b%e3%82%89%e7%a7%b0%e8%b3%9b%e3%81%ae%e5%a3%b0/ar-BBDgTO9?ocid=iehp#page=2
 <ホント、将棋界はオモロイ人が多い。↓>
 「神谷八段「完全数の28でなくなるのは少々寂しい」・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASK6V7QH0K6VUCVL03L.html?rm=227
 <相撲だったら、いくらルーキーの平幕だって、この辺りで大関、横綱クラスにあてるだろうに・・。↓>
 「藤井四段の次戦は22歳実力派「連勝止める気で臨む」・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASK6V7VFVK6VPTFC00X.html?iref=pc_rellink
 「次戦相手は佐々木五段 “切り裂く刃”持つイケメン・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170627/spn/00m/200/008000c
 <確かに、光速である上に重い、寄せだよ。↓>
 「藤井四段、驚異の終盤力 将棋転換期の「空白」埋めるか・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASK6V050BK6TUCVL00D.html?_requesturl=articles%2FASK6V050BK6TUCVL00D.html&rm=542
 <中原自然流に言及する人いないね。中原時代も遠くになりにけり。↓>
 「・・・ブームの最大の要因。それは藤井聡太のかわいらしさにあるのではないだろうか。藤井はいつ見ても飾らず、ごく自然体でニコニコしている。羽生とか谷川浩司九段とか天才と名高い棋士も多くいたが、彼らは一様に研ぎ澄まされた刃(やいば)のような雰囲気をまとっていた。近寄りがたいといえば近寄りがたい。しかし藤井はごく普通なのだ。どこにでもいる頭のいい中学生と見た目は何も変わらない。いつもただニコニコしていて、そんな親しみやすさが放っておけない存在として注目されだしたのか>もしれない。・・・」
http://www.sankei.com/west/news/170627/wst1706270008-n1.html
 <藤井新自然流は、衆目認めるところ。↓>
 「「聖の青春」大崎善生さんが出会った、藤井将棋の原風景・・・
 羽生、谷川ら多くの天才たち特有の閃(ひらめ)きや切りつけるような感性の刃のようなものは感じない。賢い中学生。そのままの姿である。しかししばらく話しているうちに、逆にだから凄(すご)いのだと思いついた。それこそが凄みなのだ。・・・
 藤井は感想戦で、「この局面はどう指せばいいか解(わか)らなかったので、あとでコンピュータに教えてもらいます」。・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASK6V3RKXK6VUCLV00B.html?iref=comtop_latestnews_05 <愛敬が少しはなきゃーな。↓>
 「「若いのに老獪」「一瞬で急所突く」「唯一、中学生らしいのは…悪手を指してしまったときに感情をあらわにする<ところ>・・・」–対戦相手が強さを証言・・・」
http://www.sankei.com/life/news/170626/lif1706260052-n1.html
 <????↓>
 「・・・「将棋の場合、才能が遺伝するケースは少ない」と鈴木さん。「谷川、羽生、藤井に共通するのは、親が将棋をしなかったこと。将棋ができる親が子供に練習を強制して、やる気を失わせる例も多い。3人とも出過ぎない親だったのがよかった」・・・」
http://www.sankei.com/life/news/170626/lif1706260039-n1.html
 <当然のこと。↓>
 「タクシー送迎、対局は土日活用…連盟が対策・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170627/k00/00m/040/050000c
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 代表理事の小林りん君、私の大学、大学院の後輩なんだね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E3%82%8A%E3%82%93
 日本における、世界から生徒が集まる高校のモデルになるといいな。
 例の加計の獣医学部も、地域振興なんてセコイんじゃなく、アジアの獣医教育センターを目指して欲しいもんだ。↓
 「軽井沢にアジアのための全寮制高校を作ります!–生徒の1割が「ギャップイヤー」を選ぶ・・・開校から3年、初の卒業生を輩出・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/216911/061500003/?n_cid=nbpnbo_ml
 一見もっともらしいが、間違い。
 東大法に在籍したり、官僚界で仕事をしたりすれば、・・彼女の留学先のハーヴァード公衆衛生大学院在籍に関しては分からんが・・自分の「成績が常に1番とか、・・優秀」などという観念は吹き飛ばされるはずなのであり、それが吹き飛ばされないまま、「自分に自信があり、プライドが高い」ままであり続けたとすれば、彼女はよっぽど「バカ」か「異常」だ、ということにならざるをえないが、むしろ、話は逆であり、彼女、真面目過ぎて、大学生時代か官僚時代にひどいコンプレックスに陥ったままなんじゃないかな。
 このコラムの筆者
https://systemincome.com/name/%E5%AE%89%E8%97%A4%E4%BF%8A%E4%BB%8B
では、彼女を分析するのはいささか荷が重すぎたようだ。↓
 「豊田真由子議員が抑えられなかった怒りの元凶は?・・・
 豊田議員の怒り方や経歴を見る限り、彼女はいわゆる「威風堂々タイプ」に分類されると思います。これは、幼い頃からチヤホヤされ、学校の成績が常に1番とか、会社でも優秀とされ、出世するタイプに多く見られます。
 つまり、自分に自信があり、プライドが高い人だといえます。
 こうしたタイプの人は、常に「勝者の視点」で他人や物事を見ています。本人にとってみれば、できることが当然なので、「できない人の気持ちが分からない」という共通点が見られます。
 そのため、頼んだことが思うように進まなかったり、欲しいモノが手に入らなかったりすると、それがストレスとなりイライラします。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170623-OYT8T50013.html?from=ytop_os1&seq=03
 最新装備に故障はつきもの。↓
 「海自最新鋭機、仏にたどり着けず 関係者「恥ずかしい」・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASK6V4JD1K6VUTIL02H.html?iref=comtop_8_03
 中身読んでるヒマなかったが・・。↓
 Japanese inventions that changed the way we live・・・
http://edition.cnn.com/2017/06/13/world/gallery/japanese-inventions-changed-how-we-live/index.html
 北朝鮮で拘束され送還されて米国で死亡した学生について、大学特任教授の白人女性が、当然の報いだしそもそも両親の教育が悪かったと書いてクビに。↓
http://www.bbc.com/news/world-us-canada-40408916
 <その教授、Kathy Dettwylerってこーゆーヒト。↓>
https://en.wikipedia.org/wiki/Kathy_Dettwyler
 <その教授、リベラル代表みたいな言われ方してるね。リベラルは黒人の味方を気取り、白人を憎んでる、と。彼女、トランプ批判者でもあり、トランプ支持者のホンネが下掲コメントに表れている。↓>
7. Many, many liberals also feel this young guy deserved what he got because they hate white people.
8. Liberalism is a mental disorder.
http://heavy.com/news/2017/06/katherine-dettwyler-otto-warmbier-deserved-fired-delaware-professor/
 トランプは、米国第一だから、韓国、特にソウル、が受ける戦災など気にせず、北朝鮮核施設攻撃を敢行するかもしれない、とさ。
 (そうして欲しいんだけど・・。(太田))↓
 North Korea and the dangers of America First–The Trump administration may put Seoul at risk to protect the US・・・
https://www.ft.com/content/88ba9f52-5a4b-11e7-b553-e2df1b0c3220
 プーチンの米大統領選干渉にオバマがぬるい対応しかとらなかったのは、クリントン当選を期すためだとこのコラムニストは言っているが、その反対だろ。↓
 For once, Trump is right about Obama・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/for-once-trump-is-right-about-obama/2017/06/26/5b297954-5aa1-11e7-9fc6-c7ef4bc58d13_story.html?utm_term=.e9b58857e50c
 トランプの不人気が、米国そのものの不人気へと転化しつつある、とさ。
 (いや、まだまだ米国人気が高過ぎらあ。(太田))↓
 ・・・across the 37 countries surveyed, a median of just 22 percent had confidence in Trump to do the right thing when it comes to international affairs. Seventy-four percent said they had no confidence in the Republican. ・・・
  A median of 49 percent now have a favorable opinion of the U.S., down from 64 percent at the end of Obama’s presidency.・・・
http://www.newsweek.com/trump-approval-rating-putin-global-629195
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網より。
 教科書にしたいような日本文化礼賛であることよ。↓>
 「・・・日本文化は世界で広く発信されている。渡辺淳一や村上春樹などの小説は世界中で人気があり、ドラえもんは各国の子供たちに夢を与えている。また、宮崎駿監督のアニメや歌手・中島みゆきの歌、作曲家・喜多郎、インストゥルメンタルユニットS.E.N.S.(センス)のオリジナル楽曲も、世界各地で愛されている。日本のお茶の袋に描かれている浮世絵は、ゴッホを含むヨーロッパの印象派の画家にも影響を与えた。
 文化に優劣はない。一国の文化の発信力と影響力を向上させるためには、たゆまずPRを続 ける努力が欠かせず、文化の保護や継承とも密接な関係がある。
 日本はこれまで、海外の文化を積極的に吸収してきた。古代は中国の唐(618-907年)に学び、近代は欧米を手本とするなど、日本はスポンジのように海外の文化の精華を吸収し、それを大和民族の特徴と組み合わせて「新たな文化」を形成してきた。中国の「唐傘」は日本で「和傘」となり、三国時代の「呉服」は日本で「和服」となり、「緑茶」は「抹茶」として日本で人気を博している。長年、日本は海外の文化をローカライズし、新しい文化へと変身させて、それを海外へと発信している。そのようなスタイルは非常に興味深いものがある。
 また、社会各界は文化を慎重に保護し、「文化」にとって、日本は肥沃な土地となっている。例えば、人口400万人以下の横浜に、シルクや陶器、能楽、クルーズ、鉄道模型、さらにはインスタントラーメンなどの博物館、記念館が28ヶ所以上ある。フードテーマパーク・新横浜ラーメン博物館の壁では日本全国約30都市それぞれの独特なラーメンが紹介されている。一杯のラーメンが「文化」となるというのは、日本人が生活を楽しんでいることのほか、日本人が現地の文化を敬い、大切にしていることを示している。
 日本人は文化を大切に、それを守っているだけでなく、それをライフスタイルに取り込むことにも長けている。「すしの神様」と言われる寿司職人・小野二郎さんは70年以上寿司を握り、「飯炊き仙人」と呼ばれる村嶋孟さんは50年にわたり極上の銀シャリを炊いている。日本の文化はこのように、日常生活の一コマと伝統文化が組み合わさって形成されている。そこには、日本人の一つのことをとことん極める「匠の精神」が詰まっており、日本の一部の商品は海外で好評を博する「文化発信ツール」となり、クオリティへのこだわりが、多くの人の日本に対するイメージとなっている。
 慎重に保護し、心を込めて完璧さを目指すことで初めて、推敲を重ねても鑑賞にたえる文化的作品を作り出すことができる。クオリティの高いコアを有する文化を、それを時間をかけてじっくりと海外にPRすることで、日本の文化は独特の地位を築いている。」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0626/c94473-9233327.html
 <ここからはサーチナより。
 定番的な日本へ行け、そして、日本から学べ、キャンペーン。↓>
 「日本を訪れ、感情が一変する中国人は多い!「素直になって日本に学ぼう」・・・」
http://news.searchina.net/id/1638591?page=1
 <これも定番。↓>
 「・・・点資迅はこのほど、日本で行われているゴミの分別回収について紹介する記事を掲載し、「日本のゴミ分別はとうてい真似できるものではなく、その水準はもはや変態の域」にまで達していると主張した。・・・」
http://news.searchina.net/id/1638538?page=1
 <これもそう。日系車礼賛その1。↓>
 「中国で日系車が「一人勝ち」、なぜ販売が伸び続けているのか・・・」
http://news.searchina.net/id/1638555?page=1
 <これもまたそう。日系車礼賛その2。↓>
 「日系車の頑丈さをこの目で見たぞ、修理の過程を見学して・・・」
http://news.searchina.net/id/1638571?page=1
 <知らなんだー。そこまで日本人気が高まってきた、と肯定的に捉えよう。↓>
 「外国人観光客が急増した結果、成田空港が簡易宿泊所状態に・・・毎晩泊まりに来る人も・・・」
http://news.searchina.net/id/1638552?page=1
 <一見客観記事だが、日本の起業家、ひいては日本に対する敬意が感じられ、しかも、中共当局批判が内包されている記事。↓>
 「・・・捜狐はこのほど、中国の企業家に比べ、日本の企業家があまり表舞台に出たがらないことを取り上げる記事を掲載し、その理由について考察している。 
 まず記事は、「日本の企業はそのほとんどが個人で起業した民間企業である」ことを紹介し、「経営者の言葉や振る舞いが企業の名声や売り上げに直接影響する」ゆえに、多くの企業家は表舞台にあまり出ないことを紹介している。そして「まず1人の人間として誠実であることが日本社会における基準であると共に社会の要求である」とした。 
 次に、日本では富をひけらかすことを良しとしない風潮があるため、経営者の私生活を世間に公開した場合、企業の知名度がある程度は上がるかもしれないが、好ましく思わない人も少なからずいることを説明し、「企業にとって経営のリスクを増すことになる」と紹介している。 
 さらに記事は、「言葉が多ければ失敗は免れられない」ことが理由の1つであると指摘。日本には言論の自由こそ存在するが、経営者が表舞台で失言すれば、失ってしまった信頼を取り返すことは非常に骨の折れることであることを紹介した。 
 中国では政治家や有力者とのコネクションこそが企業家にとって最大の武器になるが、記事は、日本では「政界に近づくことは利益につながるものではない」と指摘。法治国家で政治に比較的透明性がある日本であっても、政治に関与したり、政治家に転身したことで業績が低下した企業は数多く存在すると伝えた。
  記事は、こうした理由ゆえに、日本の多くの企業家は人前に出たがらないとしている。」
http://news.searchina.net/id/1638614?page=1 
 <高速鉄道で日本を称賛だけした珍しい記事。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は、世界で高速鉄道インフラが存在する国は中国や日本のほか、ドイツ、フランス、イタリアなど16の国と地域であると紹介し、多くの中国人は「世界最長の高速鉄道網を構築した中国こそ、今後の高速鉄道産業を引っ張っていく国」と考えていると紹介した。 
 だが、世界には優れた高速鉄道規格が中国以外にもあるとし、まずその代表的存在として新幹線を挙げた。新幹線は1964年に開業した世界初の高速鉄道であることを指摘し、「今なお世界で最も先進的な高速鉄道である」と伝えた。 
 また、日本は2015年、超電導リニアの有人走行試験で、時速603キロメートルという世界最高記録を叩き出していることを伝えたほか、新幹線のダイヤが極めて短い間隔で運行が可能であるのは「それだけ優れた制御技術があるためだ」と指摘した。 
 さらに、中国には世界最長の高速鉄道網があり、技術も向上しているとは言え、日本が次世代の高速鉄道として、リニア中央新幹線の開業に向けて建設を進めているなか、「中国高速鉄道こそ世界の高速鉄道産業を牽引する存在」とは言い切れないことを伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1638606?page=1
 <うって変わって、かつて技術を盗んだロシア、最近技術を盗んだ日本、をどちらも高速鉄道で見返すことができた、というガス抜き記事。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は・・・日本メディアは日本の高速鉄道の方が中国よりも数段優れているとの見方を示しているが、われわれはもはや鼻で笑うしかない。中国の高速鉄道は世界をリードする地位を獲得しているのだ・・・としたうえで、先日中国企業とロシアの高速鉄道会社が鉄道建設の協力合意書に署名したと伝えた。・・・
 ソ連時代に自動車や戦車、飛行機などの技術を教えてもらっていた中国が、今や逆に高速鉄道の技術を教える立場になったとし、「元の教え子に指導されるというのは、ロシアにとっては受け入れ難いことだろう。中国の高速鉄道ができて長い時間が経つのに、ロシアが今になってようやく中国に協力を求めてきた。きっとメンツが許さなかったのだろう。ロシアから求められるようになったことは、中国人として非常に誇らしいことではないだろうか」としている。」
http://news.searchina.net/id/1638551?page=1
 「・・・中研網は・・・日本は「匠の精神」を追求し、品質を過剰に追求するあまり、・・・日本の電化製品は消費者の真のニーズを見失っていると指摘。日本と経済水準の違う国が求めているのは「まずまずの品質の商品」であり、「過度に品質の高い商品」ではないゆえ、日本の「高品質な商品」は海外うけせず、日本の製造業は孤立していると論じた。」
http://news.searchina.net/id/1638579?page=1
 <これは客観記事で、まあまあの出来。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は「仕事のやり方や仕事への態度において、中国人と日本人では大きく異なる。日本の同僚と中国の同僚と長年付き合ってきたことで、自分の思考パターンにも大きな変化が生まれた」と語る日本人が挙げた、両者の間に存在する大きな違いを4点紹介している。
  1つ目は「日本人は会社に帰属し、中国人は会社に個人の能力を提供するだけの関係」という点だ。日本人は自己紹介で「○○社の△△です」という名乗り方をするほど会社への帰属意識が高い一方、中国人は希望の給料を出してもらえなければすぐに別の会社へと移っていくと説明した。 
 2点目は「中国人は仕事より個人の事情を優先する」点。例えばみんなで遅くまで残業するなか、プロジェクトリーダーが「ごめん、今日は子どもの誕生日だから帰る」と言って帰るのは、日本人にとってみれば極めて無責任な話であると解説している。 
 3つ目は「日本人は上下関係を重んじ、中国人は個人の感情を大事にする」ことを挙げた。上司に対する不満を持っていても往々にして黙っているのが日本人で、中国人はたとえ上司であっても自分より能力が低いと判断すれば命令に従わないうえ、時には上司を批判することすらあるとした。 
 そして4つ目は「日本人はルールを守り、中国人は結果のみを重視する」ことだ。記事は、この日本人が「結果が同じであればルールに沿ったプロセスであるかどうかを気にしないのが中国人。ルールを破壊するにもなるが、中国人の知恵には確かに敬服せざるを得ない」と感想を述べたことを伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1638558?page=1
 <これもそう。↓>
 「日本の自動車はどうして左側通行・右ハンドルなの? 武士に関係するって?・・・
 中国では戦前は日本同様、車両は左側通行だったという。しかし、戦後に米国車が大量に輸入されたことで当時の国民政府が右側通行に改められ、現代に至っている・・・」
http://news.searchina.net/id/1638594?page=1
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太田述正コラム#9181(2017.6.27)
<武光誠『誰が天照大神を女神に変えたのか』を読む(その19)>
→非公開