太田述正コラム#9214(2017.7.14)
<皆さんとディスカッション(続x3403)>
<太田>(ツイッターより)
 「…大井ふ頭…で陸揚げされ、100匹超の…「ヒアリ」が確認されたコンテナを詳しく調べた結果、新たに100匹超の働きアリと、卵や幼虫、さなぎを発見した…。女王アリも存在するとみて調べている。…」
https://mainichi.jp/articles/20170714/k00/00m/040/012000c
 こりゃもうダメじゃないかなあ。
 藤井四段の対局放映ですっかり名前が知られたAbemaTVがネット誌もやってんのね。
 熟読しちゃった。↓
 「万力で挟まれたような激痛に思わず大声が」ヒアリに刺された<人物>が証言…」
http://news.livedoor.com/article/detail/13333211/
 支那南部から来ているというが、現地の取材を誰もしないね。
 「首相、求心力低下<を>危惧<し、>予算委開催拒否<を>自ら覆す<。>…和泉洋人首相補佐官…<も>、予算委に出席させる準備に入った…」
https://mainichi.jp/articles/20170714/k00/00m/010/135000c
 「忖度」を窘め、リーダーシップを発揮する首相、という「印象操作」のための、シナリオ通りの動きだろ。
<山本>
 VALU 立ち上げてもいいかもしれない。
 仮にVALU消滅しても詐欺だったという人はいないと思う。
http://markethack.net/archives/52049399.html
http://markethack.net/archives/52049897.html
http://markethack.net/archives/52050000.html
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 「「何が悪かったの?」「相手です」藤井聡太四段の逆転勝利 解説した棋士のやりとりが反響・・・
 なお、都成四段の2017年度の成績は5勝3敗(7月13日現在)。
 この3敗はいずれも藤井四段との対戦のもので、数字の上でも“相手が悪かった”ことがくっきりと出ている。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/13331869/
 「「このハゲーーー!」豊田真由子氏に自民「ハゲ議連」の見解・・・」
http://blogos.com/article/234470/
 「・・・「豊田はウソばかり言っていますが、ひとつだけ正しい。それは、私が確かにハゲている、ということです」
 これには本紙記者もハゲましの言葉をかけることはできなかった……。」
http://news.livedoor.com/article/detail/13335949/
 いつ、トランプが決行を決断するかってカンジか。↓
 「米太平洋軍のハリス司令官が・・・核・ミサイル開発を続ける北朝鮮について、制裁や外交を通じた解決は目指し続けるべきだとしつつ、「軍事的な選択肢は常に準備されており、そのどれもがいま実行可能な状態だ」と語った。・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASK7F4W0HK7FUHMC001.html?iref=comtop_8_05
 「米国人の40%「最大の脅威はISでなく北朝鮮」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/07/14/2017071400689.html
 劉暁波死去で、英米で中共バッシング記事群が。↓
 <外国に出国させて治療を受けさせなかったのはけしからん、と。
 (それこそまさに内政干渉かつ中共医療水準の蔑視だよ。(太田))↓>
 Liu Xiaobo: China criticised over late dissident’s treatment–The Nobel peace laureate was moved from prison to a hospital last month with terminal liver cancer・・・
 China is facing international criticism for not allowing its most prominent dissident, Liu Xiaobo, to be treated abroad for terminal liver cancer.・・・
http://www.bbc.com/news/world-asia-china-40603059
 <人権を語るのなら、日系人の強制収容所送りをもっともっと「反省」しなさい!(太田)↓>
 Japanese-American internment: ‘They came for me’・・・
http://www.bbc.com/news/av/world-us-canada-40534574/japanese-american-internment-they-came-for-me
 <サンフランシスコのAirBnBでの宿主が、アジア系米人の宿泊を拒否、なんて事件が今も起こっている。↓>
 Racist AirBnB host fined for refusing Asian・・・
http://www.bbc.com/news/technology-40602926
 <欧米由来の(エッ!)民主主義は、今や日本、インドネシア、韓国、台湾でも定着してるんだから・・トランプを選出しといてエライ上から目線だな。第一、「定着」の中身が国によって違うでー。・・中共でも実現すべきだとよ。(日本型「民主主義」を継受中なんだぜ。(太田))↓>
 ・・・Far from being an alien Western import, democracy has proved to be a universal aspiration that has been embraced successfully in Japan, Indonesia, South Korea and — most dangerously for Beijing — Taiwan.・・・
 <自由主義なきところで、経済の高度化は不可能だとも。(自然科学の自由とカネと軍事上の必要性があれば、経済の高度化は可能。(太田))↓>
 The regime’s only remaining justification is that it delivers economic growth. Yet, as the economy becomes more complex, growth becomes more and more dependent on people being free to think, read, challenge and compete. The regime is caught in this paradox — and afraid.・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/global-opinions/why-chinese-leaders-are-so-afraid-of-a-man-who-died-in-their-captivity/2017/07/13/13f08a1e-67df-11e7-9928-22d00a47778f_story.html?hpid=hp_no-name_opinion-card-d%3Ahomepage%2Fstory&utm_term=.8cc21232df5c
 <そもそも、中共よっか、もっとひどい「人権」状況の国、いくらでもあるで。
 例えば、パキスタンなんか、無神論を唱えるのは文字通り命懸け。そもそも、政府が無神論等を唱えることを禁じるに至っている。↓>
 Pakistan’s secret atheists・・・
 Under a recently passed cyber-crime law, it is now illegal to post content online – even in a private forum – that could be deemed blasphemous. ・・・
 Taimoor Raza was sentenced to death for posting blasphemous content on Facebook. ・・・
http://www.bbc.com/news/magazine-40580196
 <トルコじゃ、15万人が収監されおり、うち半分は裁判抜きだし、10万人も、先般のクーデタ未遂事件がらみで解雇された。↓>
 ・・・ About 150,000 people have been detained, one-third of them formally arrested; more than 100,000 have been fired・・・
https://www.csmonitor.com/World/Middle-East/2017/0712/Turkey-s-Erdogan-says-journalists-commit-crimes-too
 カタールとサウディアラビア等との対立の核心は、ムスリム同胞団政権やエルドアン型政治体制を肯定的に捉えるか否かなんだと。
 (イスラム原理主義っててんじゃ、サウディアラビアの政治体制も五十歩百歩にしか見えないけどね。(太田))↓
 ・・・It’s the Muslim Brotherhood issue that has caused the most bitterness. Qatar has argued that the Brotherhood’s involvement in politics will defuse extremism, rather than augment it. The Obama administration took a similar view in its outreach to the Brotherhood in Egypt after the fall of President Hosni Mubarak in February 2011, and in its support for President Recep Tayyip Erdogan’s government in Turkey. Both Obama policies are now widely judged to have been failures. ・・・
 Is there a role for political Islam in the modern world? Qatar says yes. The UAE counters that Islamist agitators are the enemy of tolerance and modernity. ・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/global-opinions/the-question-about-islam-that-has-vexed-the-world-for-a-decade/2017/07/13/df7c9ede-67e9-11e7-8eb5-cbccc2e7bfbf_story.html?utm_term=.49a59c7a6ab0
 <いずれにせよ、断交されてからのカタールは、とにかくカネがあるのと、イランやトルコの「支援」もあり、全く困ってないってさ。↓>
 Arab nations may have cut ties, but Qataris are too busy shopping to notice
Qatar’s wealth, energy reserves, remaining allies, and new shipping routes have helped keep the prosperous country well supplied. ・・・
https://www.csmonitor.com/World/Middle-East/2017/0712/Arab-nations-may-have-cut-ties-but-Qataris-are-too-busy-shopping-to-noti>ce
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <まず、人民網より。
 日中交流人士モノ3題。↓>
 「劇団四季のミュージカルを中国で上演する王翔浅さん・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0714/c94473-9241720.html
 「中日高校生の「ティーンエイジ アンバサダー交流会」が東京で開催・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0714/c94473-9241730.html
 「ベストセラー作家・東野圭吾 かつては「冬の時代」も・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0713/c94473-9241242.html
 <次にレコードチャイナより。
 安倍チャンなんてほめなくていいで。↓>>
 「・・・東方ICは、「安倍首相が九州の豪雨被災地を視察、ひざまずいて被災者を見舞う」と題する記事と共に、安倍首相が膝をついて高齢の被災者を見舞う様子などを写した写真を掲載した。
 中国のネットユーザーからは「それ(膝をつく、正座)は日本人の習慣だ」「珍しいことじゃない。日本人は休む時だってこうして座るよ」「編集者はまったく教養がない。そんなことも知らないのか」など、安倍首相の姿勢を「ひざまずいて」と表現した中国メディアに対する不満が多く寄せられた。
 また、日ごろは安倍首相に対して辛らつなコメントが集まるが、今回は「良い指導者だな」「日本人にとっては、安倍首相は素晴らしい指導者」といった好意的なコメントが散見されている。」
http://news.livedoor.com/article/detail/13333346/
 <今度はサーチナより。
 定番の日本の清潔さ絶賛。日本へ行けキャンペーンでもある。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本は地球上で最も清潔な国の1つであると同時に、国民の民度も世界一と言われている」と主張する記事を掲載し、中国人の目に日本が清潔に映る理由について考察している。 
 記事はまず、「日本は世界一清潔という表現は決して言い過ぎではない」とし、中国人にとって「清潔」という言葉は現代日本の代名詞として使われていると紹介。さらに、日本を訪れたことのある中国人の多くは「恐ろしい」という形容詞を用いて、日本の清潔さや日本人の民度の高さを評価すると伝えた。 
 続けて、多くの中国人は実際に訪日するまでは「日本人の民度の高さ」を理解することができないとしながらも、実際に日本を訪れて日本人のあらゆる行動を目にすることで「中国で称賛されている日本人の民度の高さ」は嘘偽りないと実感するのだと指摘した。 
 最後に記事は、「日本のどこに魅力を感じるか」と聞かれれば、「清潔さ、一流の接客、そして国民の民度の高さ」と答えると主張し、「旅行が世界を知るための1つの手段だとすれば、中国人にとって日本は絶対に行く価値がある国である」と主張した。」
http://news.searchina.net/id/1639791?page=1
 <定番の、カネのある者は、予防・治療に日本の病院へ行けキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条は・・・中国人が日本の病院を大挙して訪れていると伝え、その理由について考察している。 
 中国人にとって、日本で受ける医療サービスは決して安いものではない。記事は「医療サービスを受けるために日本を訪れる外国人のうち、実に約9割が中国人である」と伝える一方、中国人が医療サービスを受けるために訪日するうえではビザ取得や滞在費用だけで5万8000元(約100万円)以上が必要となり、さらに医療費も600万円(約35万8000元)ほど必要だと紹介。それでも背に腹はかえられぬとして、年1万人以上も日本を訪れていることを紹介した。 
 では、なぜこれほど多くの中国人が日本の医療サービスを受けたいと思うのだろうか。記事は「日本の医療水準が世界的に見ても最先端であること、さらに重要なこととして、医療従事者の態度や考え方が非常に優れている」ことを挙げた。また、日本は医薬分業という制度を採用しているため、「医者がお金儲けのために必要のない薬を処方しない」ことや「薬局では効能が同じでも、より安い薬を紹介してくれる」ことを紹介し、こうした良心的な対応が中国人の支持を集めている理由だと紹介した。 
 さらに、中国では患者が入院した際、その家族が食事を準備するなどの基本的な世話をするのが一般的だが、「日本の病院ではそうした世話は基本的に必要なく、治療の内容を考えれば入院費を含めた医療費は相対的に安い」と紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1639835?page=1
 <医療面にも現れている、日本人の人間主義が教育によってメンテされていることを教えている。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本のお金持ちの2代目はどうして『一般人』であることを好むのか」とする記事を掲載した。 
 記事はまず、中国の親の教育観について紹介。「スタートラインで負けるな、という考え方が流行している。幼稚園の頃から、さまざまな手を尽くして子どもを特待生クラスに入れ、他人に差をつけようとする。中国の新聞ではしばしば、IQをもとに新入生のクラス分けをする小学校があることが紹介される。高い知能の子は特待生クラスに入るが、親にとってはそれが誉れなのだ。そして、中国の多くの企業が、採用時に学生の『出身』に注目するのである」とした。 
 これに対して日本では「小学生の頃より集団意識が強調され、みんなに平等のチャンスが与えられる。もし一部の子どもが他人より多くの教育のチャンスを得たならば、その学校は義務教育の平等の原則に反することになる。もし保護者が子どもの知能をさらに伸ばしたいのであれば、お金を払って塾に入れることになる。学校は特殊なサービスを提供しないのだ」と説明した。 
 また、日本人は自分の家庭環境がどうであろうとみな「普通の人」であることを好むと指摘。周囲の人から特殊だと思われれば、受け入れられず、友達になってもらえない。そして日本では個体で生きていくのはとても難しいのだ」としている。 
 そして、みんな「普通の人」であることを望み、みんなからも「普通の人」と認めてもらおうとする日本社会の特徴を示す例として、「小学校の授業でいつもわれ先に問題に答えていたら、先生から『あまり自己主張をし過ぎないように。みんなと同じようにしなさい』と注意された」という話を紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1639815?page=1
 <この前も出ていたが、日本の農業政策の成功ぶりを紹介している。↓>
 「・・・捜狐はこのほど、「日本の農家は努力次第で年収を大きく増やすことができる」ことを伝え、なかには収入が内閣総理大臣の収入を超える人も少なくないと紹介する記事を掲載し、日本の農業について紹介している。 
 まず記事は、中国の農業について「中国政府は自国の農業を非常に重視していて、様々な政策を打ち出し、給付金や補助金も支払っている」としながらも、中国の農民の生活は一向に改善せず、都市部の住民と大きな格差が生じていることを伝えた。 
 次に日本の農家について、「農業就業人口は総人口の2%ほどと非常に少なく、農業従事者の高齢化が進んでいる」といった問題点は存在するものの、日本では農業だけで生計を立てることも可能だと指摘。日本の農家の収入は「年金と農業収入、奥さんのパートを合わせた年収で約500万円にはなる」とし、これについては多くの中国人が驚く水準であると指摘した。 
 さらに記事は、10ヘクタールの水田に加え、100頭の牛とイチゴ畑を経営する50代の中年男性を紹介。記事によると、「この農家の収入は8000万円に達し、経費を差し引いた実際の収入は5000万円もある」と紹介、「この収入は日本の内閣総理大臣の収入と同等で、東京で生活するサラリーマンの年収の約10倍だ」と紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1639795?page=1
 <これも定番的だが、日本における自販機の普及・充実ぶりを紹介している。↓>
 「今日頭条は・・・中国人は日本を何度訪れても「日本の自販機の世界を全て理解するのは不可能だ」と主張する記事を掲載し、日本に存在する様々な自販機が日本人の生活を支えていることを紹介した。 
 記事はまず、「日本にはコンビニよりも圧倒的に多くの自販機が設置されていて、まるで24時間営業の小型スーパーのようだ」と指摘。そして「自販機を利用することは日本人の生活スタイルの一部と言っても過言ではない」と論じた。 
 では、日本にはいったいどのような自販機があるのだろうか。記事は、「温かいうどんやそば」、「缶入りのパン」、「お寿司」、「果物」、「卵」、「お米」、「ガム」、「雑誌」、「乾電池」、「はんこ」、「傘」、「生花」、「おもちゃ」、「ジーンズ」、「お守り」など、ありとあらゆる商品が自販機で販売されていることを写真と共に紹介した。 
 さらに日本の自販機は物を売るだけではないとし、例えば災害発生時に自分の居場所がわかるよう「自販機の側面には設置場所の住所が記されている」うえ、東日本大震災をきっかけに災害時は被災者に自販機の商品を提供するよう定めた自販機もあることを紹介した。 
 結論として記事は、「自動販売機は日本人の生活の一部となっていて、自販機がなければ日本人の生活は成り立たない」とした。」
http://news.searchina.net/id/1639792?page=1
 <日本社会に見られる人間主義性を具体的に説明している。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本は好きではないのだが、こういった細かい所には感動させられる」とする記事を掲載した。 
 記事は、日本のことが好きになれないながらも、認めざるを得ないどころか感動さえ覚えてしまうという日本の優れた事柄について22点も挙げて説明している。その中にはトイレや自動販売機などおなじみのものも多く含まれているのだが、それ以外のものをいくつか紹介しよう。 
 まずは、例えば靴の中敷きやラッピングペーパーなど、1つの品物に対して数え切れないほどの種類が存在する点を挙げた。また、種類の多さに関連して、絆創膏が部位や形状別に細かいラインナップが用意されていることについても言及している。そして、絆創膏の使用感についても「とても皮膚に近く、変態レベルに柔らかい」と絶賛している。 
 続いては、飲食店で見られる感動ポイントだ。「どんな小さな飲食店でも、子ども用のイスが用意されている」、「テーブル上に店員を呼ぶボタンが備え付けられているほか、紙ナプキンや使い捨ておしぼりが無料で使える」、「カフェではウォーターポットが用意されており、自由に水を飲むことができる」といった点を挙げた。 
 さらに、公共交通機関に関する事柄についても言及。路線バスには至る所に降車ボタンが付いていること、駅の自動券売機には「大人1人子ども2人」などの切符がまとめて買えるボタンが用意されていること、そしてどの駅にもだいたいコインロッカーが設置されていることを挙げている。コインロッカーについては大小様々なサイズが用意されている点についても評価しているが、一方で1回預けるのに300~400円かかるのは残念だとした。」
http://news.searchina.net/id/1639833?page=1
 <日本のインスタント麺を絶賛。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事には中国人ネットユーザーから・・・「日本のインスタント麺は本当に美味」、「インスタント麺が発明された国だからな。美味しくて当然だ」など、日本のインスタント麺を食べたことがあるという中国人から多くのコメントが寄せられていた。」
http://news.searchina.net/id/1639796?page=1
 <最近の日韓経済状況の対照性を描写している。韓国バッシングの一環か?↓>
 「・・・界面は・・・「天国と地獄ほど異なる日本と韓国の就活の違い」を分析する記事を掲載した。記事によれば、韓国では「就職氷河期」を迎えているという。韓国の統計庁によると、29歳以下の失業率が年々増加しており、2015年には10%にまでに上昇。これは日本と真逆の傾向だ。 
 就職活動において、日本も韓国も面接方法に違いはないものの、就職活動の期間が違うと記事は指摘。韓国の場合は大学4年生の9月から始めるが、就職できるまで何年もかかるケースがあり、そのため途中で留学する人もいるという。しかし日本では、3年生の3月から就活が始まり、卒業までに内定をもらうことができると紹介。これはひとえに年功序列制度のおかげで、就活期間が韓国のように長くなることはないと論じた。 
 さらに新卒者に対する期待が日韓の企業では異なるという。韓国では「即戦力」を求められるのに対し、日本企業は一社員として企業に適した人材に育てられるかという「可能性」を重視する傾向にあると説明した。そのため、韓国では就職活動は争奪戦と化し、学生は「勲章」をたくさん胸にぶら下げ、自身の優秀さをアピールしなければならない。しかし日本の企業はむしろ企業に入ってから成長していける「白紙」のような学生を好む傾向にあるとした。」
http://news.searchina.net/id/1639797?page=1
 <客観記事。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「中国人よりも裕福であるはずの日本人はどうして消費を躊躇するのか」と題する記事を掲載した。 
 記事は、中国の1人当たりのGDPが「日本の4分の1」に過ぎないと指摘。そのうえ、まったく同じブランドや日本車でも、中国の方が税金の関係で日本より高額になる場合が多く、所得も日本人より相対的に低いにもかかわらず、中国人は購買意欲が高いため、「中国人のほうが日本人よりお金があるように見える」のは不思議だという指摘があることを紹介した。 
 例えば、中国の若者が1日のアルバイトで稼ぐ金額の約3分の1もするのに、スターバックスでコーヒーを楽しむというのはありがちな話だ。しかし、バブルを知らない日本の若者からしたらあり得ないぜいたくに感じるという。 
 その理由について記事は、同じ年代でも育った背景が違うからだと分析。バブルがはじけてから生まれ育った日本の若者は、日本経済はだめだというニュースを毎日聞いて育ったため、国の経済に対し悲観的だと論じた。しかし、同じ年代でも中国の若者は急激な経済成長のもとで成長し、物質的に貧しかった時代を知らないため、購買意欲には目を見張るものがあり、超高級マンションを買うなどして、貯蓄どころか巨額の債務を背負うことを厭わないと指摘した。 
 このように、若い世代を中心に中国人の購買意欲は非常に高く、「日本人よりも金持ちに見える」が、これは収入が多いからと言うわけではなく、育った時代背景が関係していると言えそうだ。記事は結びに、中国の85年以降に生まれた世代は巨額の債務を抱えているため、次の世代は痛い目を見て、むしろ今の日本人のように節約志向になるかもしれないと結んだ。」
http://news.searchina.net/id/1639817?page=1
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太田述正コラム#9215(2017.7.14)
<武光誠『誰が天照大神を女神に変えたのか』を読む(その29)>
→非公開